ハリケーンランタンではフュアーハンド276とデイツ76ではどちらが明るいのか?徹底比較!

最初にハリケーンランタンを買うなら、やはり品質の良いメジャーブランドから選ぶことをオススメします。

2021/2/13 加筆修正とお詫び

以前こちらの記事はフュアーハンド 276とデイツ78の比較記事としてあげていたのですが、読者の方から「そのランタンはデイツ76の間違いではないか?」とのご指摘がありました。

私はてっきりデイツ78を海外から取り寄せたつもりでいたのですが、実際に届いていたのはデイツ76だったようです。刻印もされているので気づくはずですが、思い込みとは恐ろしく、私は”6″を”8″に脳内変換して使用していました。読者の方に指摘されて初めて気付きました。まったくお恥ずかしい限りです。

というわけで、記事内容を大幅訂正しました。フュアーハンド 276のライバルとしてデイツ78を比較したかったのですが、こうなるとそもそも、この記事の必要性自体が問われる結果となってしまいました・・・すみません。

これまで私の勘違いで、誤情報を掲載していたことで、それを参考にされた読者の皆様に心よりお詫びいたします。またメーカーのデイツ様、取り扱い販売店様にもご迷惑をかけたと思いますので、この場を借りてお詫びいたします。申し訳ございませんでした。


ハリケーンランタンは大きさの種類がいくつかあるんですが、4分芯のスタンダードなランタンが、明るさ、コンパクトさ、燃焼時間のバランスが取れておりオススメです。

そこで今回は4分芯の代表的なハリケーンランタンである、フュアーハンドベビースペシャル276デイツ78徹底的に比較検証した結果をご紹介します。

2大メジャーブランド

フュアーハンド

ドイツでハーマンさんとニーアさんの会社「ハーマンニアー社」が1914年に生み出した商標がフュアーハンドです。小さなランタンとして開発されたベビースペシャルは1933年から製造が始まったそうです。

第二次大戦中は軍への供給がメインだったそうです。いまでも各国軍隊で使用されていることこからもその性能の確かさが伺い知れますね。

2006年以降、経営難で破産手続きなどを経て、2014年からはペトロマックスグループに買収されているようです。

今回は一番人気のフュアーハンド ベビースペシャル276をピックアップします。呼び名が長いので適当に略称を使いますが、ご了承ください。

DIETZ デイツ

1840年にアメリカで生まれたメーカー。生産コスト削減のために1956年には香港に、1988年に中国に生産拠点を移転。

調べてみましたけど、現在は中国に拠点があるせいか、あまり濃い情報が集められませんでした。もとはアメリカのメーカーなのにちょっと残念でした。

まあ過去の歴史より現在のスペックが大事なので気を取り直していきましょう!

今回は扱いやすい4分芯ランタンのデイツ76ピックアップしました。

フュアーハンド276とデイツ76を徹底比較!

それではさっそく徹底比較を開始しましょう!

比較その1 大きさ(コンパクトさ)

キャンプはなるべくコンパクトな方がいいですからけっこう重要です。

左がフュアーハンドベビースペシャル273

右がデイツ76です

 フュアーハンド276デイツ76
大きさ高さ26cm
幅15cm
高さ26cm
幅15cm

これはメジャーで測りましたが、まあスペックに偽りなく、どちらも同じ大きさでした。

※本ページで紹介する写真は廃盤となった錫メッキバージョンですが、現行品はもっと色がマットな感じの「ジンク」というカラーになっています!!

比較その2 重さ

 フュアーハンド276デイツ76
重さ520g456g

これは若干デイツ76が軽いですね。でもまあ、ほとんど同じと言っていいでしょう。ハリケーンランタンってホント見た目より軽くて扱いやすいです。

比較その3 見た目の明るさ

さて茶番はこの辺にして(笑)本題に行きましょうか。一番気になるのが明るさですよね。

下の写真はススが出ないギリギリ最大限まで芯を上げた状態です。燃料は灯油を使っています。

どちらも綺麗に燃焼してますね!ぱっと見ほとんど同じですが、若干フュアーハンドのほうが明るいかなといった印象を受けました。

ハリケーンランタンの明るさの性能差は芯の太さと、炎を安定させるバーナーなどの設計の良し悪しなんですが、

今回のランタンはどちらも同じ4分芯、バーナー性能も長い歴史を経て限界まで進化してると思われ、差はないと思います。

どちらも素晴らしく綺麗な炎ですね。チラつきもなく、ロウソクとは決定的な明るさの違いがあります

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比較その4 正確な明るさ測定

ほとんど同じだとは思いますが、今回は徹底的に比較すると決めたので、照度計で明るさを測定します。

まずはフュアーハンド276です

こんな感じでテントの中で測定器の親機を、ランタンにぴったりつけた距離で、かつ一番数値が高くなる高さで測定します。

結果は220ルクス前後でした。

お次はデイツ76

こちらも220ルクス前後で振れ幅あり、一瞬230ルクスに行くこともありました。

デイツの方がホヤが大きく、またホヤをガードしてるワイヤーもフュアーハンドより細いせいかなと思います。

でもまあフュアーハンド276とデイツ76の明るさはほとんど同じと考えていいでしょう。

※ちなみにルクスと言うのは光源そのものの明るさではなく、照らされた部分の明るさを測定した単位ですので、光源との距離が変わると数値はまったく変わってきますので、ご注意ください。

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比較その5 燃料タンクの大きさ(つまり燃焼時間)

さて、明るさが同じと判明しましたので、つぎに重要な燃焼時間を比較してみましょう。

 フュアーハンド276デイツ76
タンク容量340ml240ml

デイツ76は燃料容量が少ないですね。

タンクを横から見てもフュアーハンドと比べて小さいし、燃料キャップの位置も低いです。

やはりタンク幅も、タンクの深さもフュアーハンド276の方が大きいです。

比較その6 燃料タンクの容量

先ほどのタンクのメジャー採寸でも明らかですが、念の為突っ込んだ測定をしてみました。

まずはフュアーハンド276

灯油を入れられるギリギリのライン、給油口の付け根付近まで灯油を慎重に入れました。

で、今度はそれを、全部計量カップに移し替えます。

するとフュアーハンドベビースペシャル276のタンク容量は約MAX400mlということがわかりました。

普通は給油口ギリギリまで入れるのは、灯油をこぼす危険がありますから、もう少し量を減らして給油します。

それを考えるとカタログスペック340mlと言うのは非常に実用的で良心的な表記だと思います。

お次は問題のデイツ76

同じように給油口ギリギリまで入れた灯油を、計量カップに移し替えます。

やはり少ないですね。

MAX250mlでした。カタログスペックに偽りなしですが、実用安心して使える容量だと200mlくらいじゃないでしょうか。

比較その7 燃焼時間はどうなる?

というわけで、お次は燃焼時間です。

今回は実験が面倒臭いので、フュアーハンドのスペックを信じて、デイツの燃焼時間を算出します。計算すると、灯油1ml当たり0.058時間燃焼するっぽいので、下の表のようになります。

 フュアーハンド276デイツ76
本当の燃焼時間灯油340ml入れると20時間灯油200ml入れると11.7時間

デイツ76の燃焼時間はカタログスペック通り11時間くらいということです。というわけで燃焼時間はフュアーハンド276の圧勝ですね

ランタンに灯油を入れるのってけっこう面倒なんですよ。こぼさないように慎重に作業しないといけないですし、何度もやりたくはありません。

ペトロマックスのHL1ストームランタンなんかもタンク容量150mlと小さくて給油が手間に感じます。

比較その8 おまけ ボディの作り

どうせ買うなら作りもしっかりしたハリケーンランタンを買いたいですよね。

今回細かく検証してボディの完成度も微妙に違うことがわかりましたので、気になったいくつかのポイントをご紹介しておきます。

 フュアーハンド276デイツ76
燃料キャップ問題なし問題なし
ホヤ(ガラス部分のこと)デイツより若干小ぶりだが文句なしの品質若干大きいのは良いが、品質は個体によってバリなどあり。ロゴの印字もかすれやすい。
芯調節つまみ飾りっ気はないが問題なし動きは問題ないが、ハンドルにバリが残ってるものがある、ヤスリで削れば大丈夫
持ち手回すのに前側だけ若干引っ掛かりがある問題なし
ホヤの保護ワイヤーホヤにジャストサイズでカッコいい。ワイヤーも硬くて丈夫。ホヤよりだいぶ大きめに作られていてワイヤーも若干細めで柔らかい。前向きに捉えればショック吸収性能は高いと言えるかも。
レバーによるホヤの上げ下げ動作問題なしたまにホヤが傾くことがあるので手で直さないといけない
ボディ質感現行のジンクはちょっとマットな感じのシルバー。前の錫メッキの方がかっこよかった。クロームメッキっぽい感じで艶がある

 

フュアーハンドの廃盤となった錫メッキよりも光沢は強い。

どちらもちゃんと使えるんですが、細かく見ると、ドイツ製のフュアーハンドはやはり細かいところの完成度が高いです。対してデイツはちょっと雑かな・・・という印象です。

とくに個体差はあるもの、デイツのホヤのバリは「これはないなぁ〜」と思いました。

まとめ フュアーハンド ベビースペシャル276とデイツ76どっちがいいのか

ここまで詳しく見てきましたので、ざっとまとめてみましょう。当初はほとんど同じとスペックだと思っていましたが、

 フュアーハンド276デイツ76
大きさ高さ26cm
幅15cm
高さ26cm
幅15cm
明るさ4分芯 7カンデラ4分芯 7カンデラ
燃焼時間20時間11時間
ボディの作り完成度高いちょっと雑

スペック重視ならフュアーハンド ベビースペシャル276

検証してみると、やはりデイツ76の燃料タンクの容量は小さいので燃焼時間もすくない。細かな完成度もドイツ製フュアーハンド276のほうが高かったです。

以上の点から私はフュアーハンド ベビースペシャル276をオススメします。

ピカピカシルバーが好きならデイツ76か?

ただしボディーカラーは完全に好みなので、クロームメッキみたいな艶が好きな人はデイツを選べばいいと思います。

燃焼時間が短いと言っても11時間持つなら充分夜はしのげます。燃料切れたら給油すればいいだけのこと。品質の雑さに関しても致命的な欠陥と言うわけではないので、気にしなければ実用に支障はないです。

おわり

いかがでしたでしょうか?長くなりましたがハリケーンランタンのオススメ2大製品フュアーハンド ベビースペシャル276とデイツ76を徹底的に比較してみました。

購入の際の参考になれば幸いです。

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