こんにちは。
海外留学先を決める際、せっかくなら語学(英語)だけではなく、専門スキルも学びたいと思いますよね。
私も大学時代に1年間休学してカナダ(バンクーバー)に留学しました。最初の3ヶ月間は語学学校で英語を学び、そのあと、Sprott Shaw Collegeで国際貿易のディプロマを取得。当時は漠然と商社に就職したいと思っていたんですよね。
とはいえ、実際の就職活動では金融機関へ就職しました。自分の例に限らずですが、帰国後の就職活動を考えると、結論「大学生には専門留学はおすすめしない」です。
大学生に専門留学はおすすめしない理由
大学生にカナダの専門留学をおすすめしない理由は次のとおりです。
- 学生に専門性は不要
- 専門留学はネームバリューが不明確
- 志望業界の変更可能性
ひとつずつ簡単に説明します。
企業は専門性をもとめていない
まず、大前提として、企業側は学生に専門性をもとめていません(エンジニアやプログラマーの理系職は別ですよ)。
下記は経団連のレポートの抜粋ですが、企業側が学生に求める資質、能力で「専門分野の知識・経験」の位置づけは低いです。
企業が見ているのは、学生の主体性や実行力を中心とした「ポテンシャル」です。
なので、大学の専攻以外に、新しく専門分野を持つ必要性はないです。
企業側が専門学校・ディプロマを知らない
企業の人事はカナダの専門学校やディプロマに精通していません。
たとえば、カナダの専門学校「〇〇」で「△△」のディプロマをとりました、といっても、企業の人事でその価値を理解できる人はほとんど思います。
実際、自分は商社もいくつか受けましたが、取得したディプロマを知っている人はいませんでした(ただし、10年前なので現在は認知度は上がっているかもしれません)。
そのため、大学生の就職活動において、専門留学の学費を回収できるだけのコストパフォーマンスがあるのかは疑問です。
志望業界が変わる可能性がある
留学先を決める段階で、「専門留学したい」ということは、かねてより志望業界があると思います。
とはいえ、留学前に、商社に行きたいと思って国際貿易を専攻しても、留学中あるいは帰国後の就職活動で志望業界の変更は全然ありえます。
就職活動でいろいろな企業や先輩に会ううちに、将来の夢や考えがかわるのはよくあることです。
志望業界が変われば、専門留学で取得したディプロマはかならずしも必要ではなくなります。
もし、専門留学するのであれば、「本当にその業界にいきたいのか」、「そこで将来何をしたいのか」を突き詰めた方がいいと思います。
専門留学以外ではなく本当にすべきこと
上記のとおり、大学生が専門留学をする必要はないと思います。
むしろ、せっかく留学するのであれば、汎用的かつ就職に有利な資格を取得した方がいいです。
それは、TOEICとスピーキング力です。そのため、語学学校後は以下に注力したほうがいいです。
- TOEICの点数を限りなくあげる
- 英語のスピーキング力をあげる
TOEICの点数は就職に有利
TOEICは日本企業で就職する上で、「英語力の証明」として高く評価されています。
これは業界を問いません。金融だろうが、メーカーだろうが、物流業界だろうが、すべてTOEICで英語力を判断します。むしろ、現状は、TOEIC以外に英語力を測る手段がない、といえます。
とはいえ、そのTOEICで高得点をとることは、企業の評価が高いことは確かです。
TOEICで「900点以上」は英語学習者のなかで上位数%と希少性が高いため、それを学生時代に取得しているとうことは、企業側に強くアピールできます。
一方、大学生が留学先で本格的にTOEICの勉強をすれば、900点は十分狙えると水準です。
そう考えると、TOEICは実際の英語力以上に評価される傾向にあるため、就職活動においてはコストパフォーマンスは高いといえます。
より実践的な英語力を身につける
上記のとおり、TOEICは、日本の就職活動において、実際の英語力以上に高く評価される傾向があります。
実際の英語力とは「スピーキング力」です。
TOEICはスピーキングとライティングの試験もありますが、通常試験ではリスニングとリーディングのみです。企業に提出するのは後者のスコアで十分です。
そのため、TOEICの勉強ばかりしていると、スピーキング力が磨けません。
なので、お金に余裕があれば、スピーキング力向上ができる学校を探すことをおすすめです。
もしくは、現地のMeetupやランゲージエクスチェンジに参加して、ネイティブの友達を作ってもいいですね。
ちなみに、もし、TOEICのスピーキング/ライティング試験のスコアも取得していれば鬼に金棒です。
というわけで、今回はカナダ専門留学は大学生には不要と話しました。
実際に自分もカナダでディプロマを取得しましたが、就職活動に限っていえばあまり効果はなかったかな、というのが本音です。
とはいえ、TOEICの勉強ばかりしていても、飽きますよね。そんなときは環境を変えて見ても良いと思います。バンクーバーからトロントへ、もしくは他の国でもいいですね。頑張ってください。