外国人が日本語を勉強する3つの理由

わたしは、普段、WeNativeというランゲージエクスチェンジの会話予約プラットホームで外国人とビデオチャットを行なっています。そこで、たくさんの外国人に「なぜ日本語を勉強しているのか」、を聞いてきました。

述べ50人以上に確認していると思います。

外国人が日本語を勉強する理由はおおよそ3つに絞られます。

今回は、外国人が日本語を勉強する3つの理由を紹介します。

目次

日本語を勉強する外国人の数

まず、世界にはどれくらい日本語を勉強している外国人がいるのでしょうか。

2018年度「海外日本語教育機関調査」結果(速報)によれば、約384万人といわれています。

ただし、これは学校や大学などの教育機関で日本語を勉強している外国人の数であって、独学で日本語を勉強している人やインターネット上の教育教材などを使っている人の数を含んでいません。

わたしは、以前italkiという語学チューターのマーケットプレイスで日本語を教えていましたが、本当にたくさんの外国人が日本語を勉強しています。

一方、日本語はグローバルな言語としての位置付けはまだまだ弱いと思います。

たとえば、海外で日本語だけでビジネスができるかと言えば、そうではないです。

では、外国人はなぜ日本語を勉強するのでしょうか。

外国人が日本語を勉強する理由

外国人が日本語を勉強する理由は大きく以下の3つです。

  • 日本で働くため
  • 日本のアニメ・文化への関心
  • 日本人の友達がいる

ひとつずつみていきましょう。

理由①:日本で働くため

まず、外国人は日本で働くために日本語を勉強しています。

日本では基本的に日本語で物事が進むため、外国人が日本で働くためには一定水準の日本語レベルが求められます。

一般的に、日本で就職するためには、日本語能力試験でN2以上が必要と言われています。

在日外国人の労働状況の変化

では、日本の外国人の労働状況はどのように変化しているのでしょうか。

下記の通り、日本で働く外国人の数は年々増えています。

2019年には146万人に達しました。

この背景には日本の深刻な労働力不足があります。

2019年4月に入管法も改正あり、今後外国人労働者は益々増えていくことが予想されています。

なので、日本語需要もどんどん大きくなりますね。

なお、これらの大半はアジア圏の人々です。

日本は安全で賃金も高いため、毎年多くの外国人が日本で働くために来日しています。

理由②:日本のアニメ・文化への関心

外国人が日本語を勉強する2つめの理由は、日本のアニメや文化への関心です。

特に、アニメの影響が大きいです。

というのも、

日本の有名なアニメである、ワンピース、Naruto、スラムダンクなどは英語を含め多言語翻訳され、海外ではリメイクや吹き替え版を含め、たくさん再放送されています。

また、Youtubeでも簡単に見ることができるので、外国人の間で日本のアニメファンはとても多いです。

https://www.youtube.com/watch?v=4KbiK-rbCHc&loop=0

外国人に「なぜアニメが好きな理由で日本語を勉強するのか」を聞くと、日本語でアニメを理解したい、という回答が多いです。

日本人の英語学習者でいうところの、字幕なしに映画をみたい、感覚に近いのかもしれませんね。

理由③:日本人の友達がいる

最後に、日本人の友達がいて、日本語でコミュニケーションをとりたい、という理由です。

とはいえ、個人的に、単純にこの理由だけで、ただでさえ難しい日本語の勉強を続けられるのかは疑問です。

でも、たしかに、相手の母国語を話せるようになると、一気に距離が縮まりますね。

まとめ

今回は、外国人が日本語を勉強する理由を紹介しました。

一般的に、日本人が英語を勉強する理由は、仕事や留学など自分のキャリアのためが多いと思います。

一方、外国人が日本語を勉強する場合はかならずしもそうではないです。

特に、日本のアニメの影響が大きく、そう考えると日本のアニメのクオリティのすごさを再認識せざるを得ませんね。


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それでは本日は以上です。

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