こんにちは。
留学から帰国しても、英語を話していますか?
なかなか英語を話す機会が見つからず、せっかく覚えた英語も日に日に忘れていると感じる人も多いと思います。
英語を忘れること自体は悪いことではありません。
とはいえ、将来、ふたたび英語が必要になることもあると思うので、なるべくなら維持したいですよね。
今回は、なぜ英語を忘れてしまうのか、そして忘れないためにはどうしたら良いかを説明します。
なぜ英語を忘れるのか
以下はエセックス大学の言語学者であり、言語損失の専門家でもあるモニカ・シュミッド氏の見解です。
「ある単語を何度も認識する場合、回数を重ねるほど脳は前回よりも脳へのアクセスに必要な神経刺激が少なくて済むようになる」とのこと。長い間、ある単語を聞かずに過ごしていると、その単語を思い出すのに必要なエネルギーが高くなる、つまりは思い出すのが困難になるというわけ。また、外的刺激に対して反射的に起きる言語を思い出す作業とは異なり、実際に「話す」となると単語を頭の中で思い出すことはさらに困難になるため、「理解」よりも「話すこと」の方が難しくなってしまうものと考えられます。
引用:Gigazine – なぜ脳は言語を忘れてしまうのか
簡略すると、次の通りです。
- 英語を話すには、まずは脳にアクセスして単語を思い出す必要がある
- 長い間単語を聞かないと、脳へのアクセスに必要エネルギーが大きくなる
- 結果、単語を思い出すことが困難となり、話せない
実は、本当に英語を忘れてしまったというよりも、長期間英語を放置することで、脳へのアクセスが難しく思い出すことができないということが考えられます。
いずれにしても、長い間英語を使わないと、話すことが、難しくなることは間違いないといえます。
英語を忘れないための対策
結論、特別な方法はありません。
地道に英語の「読む、聞く、話す、書く」の学習が必要です。
とはいえ、日本にいると、英語を忘れても特に困らないため、モチベーションの維持が難しいです。
裏を返せば、英語学習のモチベーションを維持することが英語を忘れないための一番の対策といえます。
では、どのようにモチベーションを維持すれば良いのでしょうか。
モチベーション維持の対策
英語学習のモチベーションを維持するための対策は以下です。
- 外資系企業に就職
- 英語学習の目標を持つ
- オンライン英会話をはじめる
- 学習仲間をみつける
ひとつずつ説明します。
対策①:外資系企業に就職
1番良いのが、外資系企業に転職することです。
日常的に英語を使うことができる
外資系企業に転職すると、日常的に英語を使うことができます。
空気を吸うたびに英語を話さないといけません。
なので、そもそも英語学習におけるモチベーションが不要になります。
スピーキング力も伸びる
いくらモチベーションがあっても、スピーキング力は伸ばし辛いです。
というのも、日常生活では英語を話す機会がないからです。
一方、外資系企業であれば、英語ネイティブの社員もいます。
ネイティブの上司や同僚との会話の機会があればスピーキング力はどんどん向上します。
対策②:英語学習の目標を持つ
海外駐在や社会人留学を目指してみる
実際に転職しなくても、海外駐在や社会人留学の機会はあるかもしれませんね。
もちろん企業や業種にはよると思いますが、もし可能性があればこれらを目標にするものアリです。
私も海外駐在経験がありますが、高待遇で海外で仕事ができます。
人生で一度は経験しておいて損はないですよ。
なお、目標を立てる場合は、「〇〇年までに海外駐在する」と明確化した方がいいです。
というのも、英語試験のスコアも必要になるので、現在の英語力から逆算して考えることが必要だからです。
英語試験のスコアを目標にする
日本ではTOEICが絶大な効果を持っています。
転職する・しない、海外駐在する・しない、に関わらず、TOEICのスコアを持っておいて損はないです。
TOEICで900点以上あれば、選択肢に不自由しないと思うので、せっかくなら900点を目標にしてください。
対策③:学習仲間を作る
Meetupイベントに参加する
Meetupでは毎日たくさんの英語勉強会やランゲージエクスチェンジイベントが行われています。
そういったイベントに参加することで学習仲間を見つけることができます。
実際に会うのはしんどいという方はSNSを活用すればOKです。
Twitterを活用する
オンラインで学習仲間を作るために良いのが、Twitterです。
こんな感じで、みんな学習内容を投稿しています。
あとは気になった人をフォローするだけです。
タイムラインにフォローしたユーザーの投稿が流れてくるので、刺激になると思います。
まとめ:英語は使わないと必ず忘れるのでモチベーション対策が必要
留学時に英語を頑張っても、帰国して使わないと必ず忘れてしまいます。
これは、人間の仕組みなので特効薬はありません。
一方、英語学習はモチベーション維持が難しいので、上記の対策が参考になれば幸いです。
また、英語コーチングもおすすめです。
英語コーチングは、レッスンをするわけではなく、毎日、独学やモチベーションの維持をサポートしてくれ、英語学習を習慣化するのに役立ちます。
最近はビジネスマンの間で話題になっており、たくさんの人が受講していますよね。
以下に英語コーチングの選び方やおすすめサービスをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
本日は以上です。