現在受講中のオンライン英会話で「予約がとれない」、「講師が微妙」などの不満があり、「掛け持ち」を考えている人もいるかもしれませんね。
とはいえ焦って掛け持ちしても良いことはありません。
以下で具体的に解説します。
オンライン英会話の掛け持ちは不毛な対処
はっきりいって、オンライン英会話の掛け持ちは不毛な対処です。
理由は以下のとおり。
- 金銭的負担が重くなる
- 正直、似たような講師が多い
ひとつずつ解説します。
金銭的負担が重くなる
全体の出費が増える
オンライン英会話の掛け持ちは、複数の月額利用料がかかります。
サービスにもよりますが、だいたい1サービスあたり5000-10000円くらい増えることになります。
そのため、まず単純に全体の出費が増えます。
1レッスンあたりの単価も割高になる
オンライン英会話を掛け持ちしても、自分の空き時間が増えるわけではないのでレッスンは割高になります。
詳しく説明します。
たとえば、ひと月に自分の空き時間が30レッスン分あるとします。
それに対して、オンライン英会話A(月額5000円)、オンライン英会話B(月額5000円)を掛け持ちし、それぞれ以下のとおりレッスンを受けました。
- オンライン英会話A:20レッスン
- オンライン英会話B:10レッスン
そうすると1レッスンあたり、
- オンライン英会話A:250円
- オンライン英会話B:500円
となります。
すなわち、
掛け持ちすると、かならず1レッスンあたりの単価が割高になってします。
どうですか、結構微妙じゃないですかね。
正直、似たような講師が多い
オンライン英会話は正直どこも似たような講師が多いです。
メジャーどころはフィリピン講師です。もちろん講師ひとりひとりをみると、良し悪しはあると思います。
とはいえ、僕はこれまでいくつかのオンライン英会話を受けてきましたが、全体をみたときに、大きな違いがあるとは感じません。
つまり、オンライン英会話を掛け持ちするメリットは少ないといえます。
ただし、
現在受講中のオンライン英会話がフィリピン講師中心であれば、「ネイティブ講師のオンライン英会話」または「スポットのオンライン英会話」との掛け持ちはあり
だと思います。
「ネイティブ講師のオンライン英会話」を掛け持ちするメリット
オンライン英会話でネイティブ講師のレッスンを受けるメリットは以下のとおり。
- 正しい英語で指摘が受けられる
- アメリカ・イギリス英語でリスニング → 試験対策にもなる
- ネイティブ英語を体験できる
正しい英語で指摘が受けられる
フィリピン講師の英語力は高いですが、日本人と同じく学校教育で英語を身につけてきました。そのため、ネイティブとは言い切れません。
フィリピン講師に比べ、ネイティブ講師からは以下の点で正しい指摘がもらえます。
- 発音の正しさ
- 文法の正確さ
発音の正しさ
次の動画がわかりやすいですが、フィリピン講師の英語には訛りがあります。
もちろんネイティブでもアメリカ、イギリス、オーストラリアなどで英語の発音や単語などは違ったりはしますが、世界ではネイティブの英語として広く認知されています。
文法の正確さ
実際にオンライン英会話を受けててわかりますが、フィリピン講師が話す・使う英語には文法ミスがところどころあります(もちろん講師によって個人差はあります)。
そのため、自分のスピーキングやライティングをしっかり添削してほしい場合はやはりネイティブの方がいいです。
アメリカ・イギリス英語でリスニング → 試験対策にもなる
オンライン英会話でネイティブと会話すればリスニングの勉強にもなります。
特に英語試験のリスニング。
TOEIC/TOEFLはアメリカ英語、IELTSはイギリス英語が中心です。
オンライン英会話でアメリカ英語・イギリス英語に慣れることができれば、英語試験にも役立ちます。
ネイティブ英語を体験できる
ネイティブ英語で特徴的なのは、「リエゾン」です。
ネイティブは単語・単語をつなげて流れるように話するので、慣れていないと聞き取ることはかなり難しいです。
もちろん、レッスンなので、講師にはゆっくり話してもらえばいいだけですが、
フィリピン講師はひとつひとつの単語をはっきりと話すので、結構違いを感じます。
それぞれ良し悪しがありますが、ある程度オンライン英会話に慣れてきて、ネイティブ英語を聞いてみたいという人はぜひチャレンジすべきです。
スポット制オンライン英会話を掛け持ちするメリット
スポット制オンライン英会話にはネイティブ講師が多く登録しています。
なので、上記のネイティブ講師のメリットは基本的にあります。
それにくわえ、
一番のメリットは「1回単位でレッスンが受けられる」ことです。
一般的なオンライン英会話は月額制です。
これだと、
十分なレッスン回数をこなすことができずに費用がもったいです。
一方、スポット制だと、お金を無駄にすることなく効率的に受講することができます。
日本だと、月額制のオンライン英会話が中心でスポット制はそれほど浸透していない気もしますが、italkiという有名なサービスがありますよ。
というわけで、今回はオンライン英会話の掛け持ちについて解説しました。
結論、掛け持ちするなら、「ネイティブ講師のオンライン英会話」または「スポットのオンライン英会話」です。
以下にそれぞれをまとめた記事を貼っておきます。
本日は以上です。