こんにちは。
英語のスピーキング練習に「シャドーイング」が効果的という話はよく聞くと思います。
とはいえ、毎日シャドーイングを続けることはとても大変です。
そこで今回はシャドーイングを長く続けるためのコツを紹介します。
シャドーイング
シャドーイングとは
シャドーイングとは、「英語で音声を聞く→聞いた音声を声にだす」を繰り返すことです。
音声のあとを影のように追いかけることから、シャドーイングと言われます。
シャドーイングに必要なものも以下の2つだけです。
- ヘッドフォン
- オーディオプレイヤー
ヘッドフォンは音声を聞くため、そしてオーディオプレイヤーは録音・再生のために必要です。
なお、オーディオプレイヤーはスマホでもOKです。音源もYoutubeやPodcastで十分です。
シャドーイングがおすすめの理由
ショドーイングがスピーキング練習におすすめな理由は以下のとおり。
- ひとりで練習できる
- ネイティブのアクセントやリズムを模倣できる
- 口周りの筋肉を鍛えることができる
それぞれ簡単に解説します。
理由①:ひとりで練習できる
一般的に、スピーキングの練習は英語話者の会話相手が必要です。
とはいえ、普通の日本人であれば、そんなひとを見つけることは簡単ではないです。また、オンライン英会話もお金がかかります。
一方、
シャドーイングはひとりでできるので、移動中や暇な時間などでサクッと練習することが可能です。
そしてお金もかかりません。
ただし、歩きながらつぶやいていると不審者にもみえるので、その辺は注意してくださいw
理由②:ネイティブのアクセントやリズムを模倣できる
日本人が英語を話す上で、発音やリズムはボトルネックになりがちです。
ジャパニーズイングリッシュやジャパニーズアクセントという言葉があるくらいです。
参考までにひとつ動画を貼っておきます。
ジャパニーズアクセントを直すためには、ネイティブの英語をコピーします。
シャドーイングは、音声を聞いた直後に話すので、ネイティブのアクセントやリズムを理解し真似るのにもっとも効果的な方法です。
理由③:口周りの筋肉を鍛えることができる
日本語と英語は口の動かし方が違うので、英語用に口周りの筋肉を鍛えないといけません。
しばらく英語を話さないと筋肉が落ちて、全然口が動かず話せない、っということはよくあります。
僕も久しぶりに英語を話すとよく感じますが、頭ではわかっていても、口が動かない感じです。
一方、シャドーイングは繰り返し英語を話すので、口周りの筋肉を継続的に刺激することができます。
いわば、口の筋トレです。
以上が、シャドーイングがスピーキング練習に効果的な理由です。
ここからはシャドーイングのポイントに少しふれます。
シャドーイングのポイント
- スクリプトを十分理解していること
- 難しい教材を選ばないこと
それぞれサクッと解説します。
ポイント①:スクリプトを十分理解していること
シャドーイングを正しく行うためには、スクリプトを単語・フレーズベースで正確に理解していることが大切です。
単語・フレーズを理解していないとリスニングできない、またアウトプットの際も正しく発音できないからです。
なので、このまま続けたとしても、シャドーイングの効果は半減してしまいます。
ポイント②:難しい教材を選ばない
上記と関連しますが、自分の英語力以上に難しい教材を選ばないこと、も大切です。
難しい教材だと、まずは「単語を覚えることから始める必要がある」からです。
正直、知らない単語・フレーズは覚えるだけで結構時間がかかります。
なので、シャドーイングでは新しい単語を覚えることよりも、アウトプットを優先した方がいいです。
というわけで、以上がシャドーイングのポイントです。
ここからはシャドーイングを長く続けるコツを紹介します。
シャドーイングを長く続けるコツ
シャドーイングを長く続けるコツはひとつだけ。
習慣化することです。
習慣化することで、モチベーションに左右されずに、続けることができます。
なお、習慣化によりなぜモチベーションが不要になるかは長くなるのでここでは割愛します。
習慣化の方法
習慣化の方法は、
- 早朝・移動時間を利用
- 最適なデバイスを準備
- 歌を口ずさむように楽しむ
方法①:早朝・移動時間を利用
まずは、朝起きてからシャドーイングをするようにします。
- 朝ベットを起きる→顔を洗う→シャドーイング開始
こんな感じ。
「なぜ朝?」って思うかもしれないので、メンタリストDaigoさんの見解を拝借します。
なぜかというと、新しい習慣をつくりだしたり自制心を司る前頭葉の意志力は朝が最も多いということがわかっています。
引用:Mentalist DaiGo Official Blog「挫折終了のお知らせ!習慣化を成功させるには」
すなわち、
朝が新しい習慣を行うための意志力が一番強いので、続けやすいということです。
もし、早朝が難しい場合は、通勤時間にシャドーイングです。
毎日、ほぼ同じ時間にできます。
電車の中ではあまり大きな声は出せませんが、口を動かすだけでも効果はあります。
方法②:最適なデバイスを準備
繰り返しになりますが、シャドーイングを続けることは大変です。
なので、環境がよくないといけません。
そこで、自分がもっともシャドーイングをしやすいデバイスを選択しましょう。
スマホなのか、レコーダーなのか。
どちらでも大丈夫ですが、シャドーイング音声の再生⇄戻しは結構手間なので、個人的にはこの作業がやりやすいデバイスを選んだ方がいいと思います。
方法③:歌を口ずさむように楽しむ
最後に、シャドーイングは楽しくないと続きません。
英語をリズミカルに口ずさんでいる自分がかっこいいと思い込んでください。
筋トレでマッチョな自分がかっこいいと思うのと同じです。
英語を話している自分を好きになる。
以上が、シャドーイングを長く続けるためのコツです。
まとめ
今回は、シャドーイングを長く続けるためのコツを紹介しました。
シャドーイングは大変ですが、スピーキング力を上げる方法として効果的です。
ただし、続けることが大変なので、
習慣化できるかが大きなポイントです。
習慣化の方法がわかれば、あとは始めるだけです。
ぜひ明日朝から始めてみてください。
それでは本日は以上です。