海外に移住することに憧れている人も多いはず。昔に比べると、移住もしやすい環境が整っている国もあり、ますます海外移住が身近になっていますよね。
しかし実際にまだ海外移住の準備をしていない人は、どうやって移住すれば良いのかと頭を悩ませているのではないでしょうか。特に仕事の面は大きな問題ですよね。
そこで今回は海外移住と仕事についてまとめてみました。これを参考にして、海外移住を叶えてみてくださいね。
海外移住の方法
海外移住をするには、その国に滞在するためのビザが必要です。ビザの種類は国によりさまざまですが、移住するためのビザというと、下記のような種類や方法があります。
- 長期学生ビザ
- ワーキングホリデービザ
- 日系企業からの派遣による就労ビザ
- 現地企業に就職する際の就労ビザ
このうち、学生ビザやワーキングホリデービザは、取得要件さえ満たしていれば取得できます。ただしどちらも期間限定です。学生ビザならその学校に通っている間だけですし、ワーキングホリデーだと1年〜2年の滞在となります。
そこで本格的に海外移住を考える人は、やはり日系企業からの派遣か現地企業での就職といった形で就労ビザを取得したいはず。仕事ができれば、本格的に現地で生活を営むことができますし、「移住」という感じがしますよね。
日系企業からの派遣だと、派遣先を選べないかもしれません。
しかし現地企業での就職なら、最初から移住を希望する国で就職活動をすればいいので、好きな国に住むことができます。国によってはハードルが低い国もあるので、日本人向けの求人がたくさん出ている国なら移住が難しくありません。例えば、東南アジアの国々やメキシコなんかは、日本人向けの求人が多めです。
ビザなしで海外移住
ビザなしで海外移住をすることもできます。日本人はビザの申請をしなくてもある程度滞在ができる国が非常に多く、しかも長期間滞在できる国もあります。
例としては下記のとおりです。
- 1年間:
- ジョージア
- 半年程度(国により日数に若干の違いがあります):
- イギリス、オーストリア、カナダ、メキシコ、ペルー、アルメニア、スリナム
- 3ヶ月程度:
- 韓国、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、イスラエル、モロッコ、チュニジア、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、中南米・ヨーロッパの多くの国々
「移住」というと長期のことなので、ジョージアの1年間がそれっぽいでしょうか。しかも2020年2月現在、ジョージアではビザラン(一度出国してもう一度入国すること)に対しての規制はないようですから、1年の間に海外旅行をしてしまえば、実質移住のような形になります。
ビザが厳しいイギリスが半年なのは意外ですが、こちらはビザランへの規制は厳しい国です。その他の国々も、ビザランは年間の回数が決まっていたりするため、なかなかビザなしで「移住」というのは難しいのが現状です。
ただ、移住ではなく移動生活ならあまり問題ありません。たとえば、メキシコに半年いたあとに南下して中南米の国々に滞在しつつ、今度はペルーに半年というラテンアメリカ巡りはOKですし、イギリス半年滞在後にヨーロッパのシェンゲン加盟国と非加盟国を半年程度渡り歩く…なんてこともできます。
東南アジアも陸続きなので、そういうことがしやすいですよね。
ただそんな生活をしようと思ったら、ネックになるのが金銭面。ビザなしだと仕事はできないので、お金を稼ぐ方法がありません。
パソコンとインターネットさえあれば出来る仕事
ビザなしで海外滞在をする場合、上記でご説明したとおり一定期間長くいられる国にいるか、色んな国に中期滞在をしながら過ごすという手があります。
そんな生活を支えることができるのが「パソコンとインターネットさえあれば出来る仕事」です。
たとえば、以下のような仕事についていれば、そんな生活が可能です。
- フリーランスの翻訳家
- 映像編集
- ライター
- プログラマー
- ウェブデザイナー
すでにこれらの職種で企業で働いたことがある人なら、フリーランスにもなりやすいでしょう。
また、最近ではランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングに登録し、仕事を取ることもできます。それまで経験年数のない人でも、スキルと営業力さえあれば、クラウドソーシングを使って生計を立てることができるんです。
しかも物価の安い国にいれば、日本ほど稼がなくてよくなるので、ハードルが低くなります。
フリーランスとしてやっていこうと思うと、確定申告のことや簿記のことについて学ぶ必要があるため、少し面倒かもしれませんが、これができるようになるとビザなしでも多くの国に一定期間滞在できるようになります。
住みたい国に日本人向けの求人があまりない人は、パソコンとインターネットさえあれば出来る仕事に挑戦してみましょう!
まとめ
今回は海外移住とそれを支える仕事についてご紹介しましたが、どんな移住をするべきかイメージはできたでしょうか。
以前に比べると本当に簡単に海外移住ができるようになっています。海外に住んでみたいという人は、ぜひあなたに合った方法で海外移住に挑戦してみてくださいね。