ここ10年くらいで、日本のスポーツ選手が海外のクラブチームに移籍するニュースは増えたと思います。一方、スポーツはある種の共通言語といえど、はじめて海外チームに移籍する際には語学の壁はあるのではないでしょうか。
また、海外挑戦したスポーツ選手でも語学の習得がうまくいかずに、思うようなパフォーマンスを発揮できなかったという話も聞きます。
その一方で、流暢な英語力を身につけて活躍するスポーツ選手もいます。
では、英語が得意なスポーツ選手はどのように英語を勉強しているのでしょうか。
今回は有名スポーツ選手の英語学習法について紹介します。
英語が得意なスポーツ選手
ダルビッシュ有選手
まずはダルビッシュ有選手です。
ダルビッシュ選手は2012年に渡米していますが、驚くことにこれまで一切、机の上で英語を勉強していないとのこと。生まれ持った語学の才能があるのかもしれませんね。
上記の動画でダルビッシュ選手は自身の英語学習法を紹介しています。
ダルビッシュ選手の英語学習のポイントは大きく以下の2つです。
- インプットよりもアプトプット
- カタカナ英語をやめ、正しい音で発音する
インプットよりもアウトプット
まずは、なによりもアウトプットです。
日本人でも英会話で週1回話している、という方もいるかもしれませんが、ダルビッシュ選手は「それだと圧倒的にアウトプットが少なく、またこっちの語学学校でも勉強(インプット)をしていても、プライベートでは日本人同士でつるんでいて、数年いても英語が話せない人も多い」、と指摘しています。
なので、間違ってもいいから、とにかくたくさんアウトプットすることが大切といっていますね。
カタカナ英語をやめ、正しい音で発音する
これは英単語をカタカナ読みするのではなく、正しい音で発音をする、ということです。
たとえば、Bostonは、日本語だとボストンですが、英語だと「ボォストゥン」みたいな感じになると思います。
このように、英単語をカタカナ読みするのではなく、正しい音を理解して発音することの重要性を指摘しています。
上記がダルビッシュ選手の英語学習法です。
当たり前と言われればその通りかもしれません。
ただし、日本にいると英語を使う機会が限られるため、単語の暗記やリーディングなどインプットに比重がよりがちですが、インプット以上に、積極的にランゲージエクスチェンジに参加したり、外国人の友達を作ったり、といったアウトプットを心がける必要がありますね。
本田圭佑選手
本田選手は英語コーチングで有名な「プログリッド」の公式アンバサダーになり、自身もプログリットを通じて英語を勉強していますね。
本田選手の英語学習方法のポイントは大きく以下の2つです。
- 朝2時間勉強
- 口頭英作文
朝2時間英語を勉強
本田選手は朝5時45分から2時間英語を勉強しています。
英語の勉強もサッカーの練習も決して楽しいものではない。毎朝しんどいなあと感じているし、サボりたいと思うこともある。だからこそ午前中にやるのだ。肉体というバッテリーがフル充電になった状態だから、つらくても毎日乗り切れる。
引用元:Goetheweb
上記引用の通り、本田選手には、苦手なことから先に片付けるルールがあり、朝起きてすぐに英語学習を片付けてしまうそうです。
シャドーイングと口頭英作文
次に、本田選手がプログリットで実践しているシャドーイングと口頭英作文です。
これらを朝6時からやるなんてハードですよね。
上記が本田選手の英語学習法です。
本田選手の場合は英語の勉強法もそうですが、むしろ時間の使い方ですよね。
英語の勉強はすぐに飽きてしまうので、いかに習慣化することが大切かを実感しますね。
まとめ
今回は、英語が得意なスポーツ選手として、ダルビッシュ有選手と本田圭佑選手の英語勉強法について紹介しました。
2人の英語勉強法や考え方は対照的ですよね。
どちらが優れているというわけではなく、「毎日アウトプットの機会をつくる」と「英語学習の時間を確保する」の両方を実践することで、より効率的に英語をにつけることができるかもしれませんね。