30歳前後のいわゆるアラサーになると、今後の人生や仕事について悩むことも多いと思います。
原因のひとつは「やらなかった後悔」です。
たとえば、学生時代に「留学」したいと思いながら10年近く経ってしまった、というもの。
一方、「アラサー留学」でググると、留学失敗、お金なし、ニートなど、ネガティブなワードがたくさん出てきますよね。
では、本当にアラサー留学は人生にマイナスの影響があるのでしょうか。
結論から先にいうと「アラサー留学はポジティブ」です。
それでは理由をみていきましょう。
アラサー留学がポジティブな理由
以下のとおりです。
- 転職市場の変化
- 仕事環境の変化
- 情報源の変化
こんな感じで、世の中の変化がプラスに働きます。ひとつずつ説明します。
転職市場の変化
以下はマイナビからの引用です。
少子高齢化の進行によって若者の母数が減少傾向にあり、20代の人材を採用しにくくなっています。そのため、30代以上の人材を採用したいと考える企業が増えているのです。
また、人材育成に割ける経費や時間がない企業の間で「中途採用によってスキルを持っている年代を採用したい」という機運が高まっていることも、転職者の、平均年齢上昇理由のひとつです。
出所:マイナビ
まず、日本では少子高齢化の影響で、転職者の平均年齢は上昇しています。
一昔前は35歳を過ぎると転職できない説もありましたが、現在はそんなことはありません。
むしろ、アラサーは企業側によって、即戦力として希少価値が高い世代になっています。
仕事環境の変化
また、働き方改革により、仕事環境も変化しています。
これからは、正社員にとらわれない働き方や、リモートワークなどが進むことが予想されています。
少し極端な言い方をすると、万が一、留学帰国後の就職活動がうまく行かず、正社員になれなくても、問題ありません。
今は色々な「稼ぐ」方法があります。
たとえば、留学の経験があれば、翻訳や留学に関する記事の仕事を得ることもできます。
それに、英語のいいところは、
- ファッションや飲食などと違い、流行り廃りがない
- グローバル化の影響でニーズは高まっている
です。
なので、長期スパンでみて、英語力のニーズは高いです。
情報源の変化
そして情報源の変化です。
インターネットやSNSが普及していない時代は、留学エージェントからしか情報は得られませんでした。
一方、
今は、留学経験者からの情報をダイレクトに得ることもできます。
たとえば、TwitterやYoutubeです。
こういった内容がたくさんツイートされているので、同じアラサー世代で留学した人と情報交換したりすることもできます。
YouTube
Youtubeも同じ。
これらの使い方はさまざまです。
単にアラサー留学の情報収集だけではなく、自分のモチベーションアップにつながります。
以上が、アラサー留学がポジティブな理由です。
ここからは、少し精神論的な話です。
アラサー留学のネガティブと対峙する方法
これまで、アラサー留学がポジティブな理由を解説しましたが、それでも失敗・不安が過ぎるかもしれませんね。
失敗の本質
少し哲学的な話ですが、失敗とはなんでしょうか。
ここでいくつか素晴らしい実績を残した人の言葉を拝借します。
成田緑夢
挑戦をして、失敗してもまた次の挑戦のデータ
イチロー
僕は決して「打率4割」とは言わないんです。6割の失敗は許してやるわ、と。いつもそう言っているんです
本田宗一郎
私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある
出典:まるチョン名言
ようするに、
失敗は、捉え方です。
捉え方次第で良くも悪くもなります。
失敗自体は「過去」のことなので、覆ることはありませんが、それをポジティブにとらえ「将来」に活かす材料にすることはできます。
もし、失敗したことがなければ、将来に活かす材料も得られないので、成長もありません。
後悔しないために
もうひとつ。
繰り返しになりますが、「やらなかった後悔」です。
留学したいと思いながら、留学を諦めると、必ず後悔します。
きっとモヤモヤした気持ちが残ります。
以下は、米コーネル大学の心理学者Gilovich氏のコメントです。
コーネル大学の新しい研究で、人が最も後悔し苦しむのは、義務や責任に関してではないことがわかりました。
米誌『Emotion』に掲載された「The Ideal Road Not Taken」の筆頭筆者で心理学者のTom Gilovich氏によると、私たちがを最も苦しめる後悔は、「理想の自己」として生きることができなかった後悔なのだそうです。
つまり、間違いをおかしたことや、すべきことをしなかったことは、本当になりたかった自分になれなかったことほどは、心を悩ませはしないということです。
出典:Lifehacker – 死ぬ前に人が最も後悔するのは「挑戦しなかったこと」
ようするに、
人間死ぬ時に後悔するとは、やりたいことに挑戦しなかったこと。
そう考えると、留学帰国後のことを考えて、チャレンジしないことの方がリスクです。
繰り返しになりますが、今の時代、アラサー留学はポジティブです。
留学したいと思った今がチャンスです。
まとめ
今回は、アラサーの留学がポジティブな理由や失敗や後悔に対する考え方について紹介しました。
まとめると、
- アラサー留学はポジティブ
- 世の中は変化している
- 失敗は成長の糧
- やらなかったら後悔が残る
こんな感じです。
思い立った今がチャンスです。
留学したいと思っているなら、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは本日は以上です。