外資系企業は優秀な人材が多く、給与も高いことから、憧れている方は多いのではないでしょうか。
しかし外資系企業で働くには、どの程度の英語力が必要か分からないと感じていませんか?
また英語を勉強したいけど、どんな方法が良いのか分からず手探りになっていませんか?
今回は実際に外資系企業で働いている僕が、必要な英語力や英語の勉強法を説明します。
外資系企業で必要な英語力とは?
外資系企業で必要な英語力は、業界や職種によって異なります。
日本人が9割を占める職場であれば、日常的に英語を使わないケースもあります。
一方で外国人社員が多く、電話やテレビ会議を頻繁に行う環境であれば、高度な英語力は必須です。
決して英語ができないし話せないからと言って、外資系企業に入社できないわけではありません。
とはいえ日系企業より英語を使う機会は増えるので、外資系企業に入社したいなら、英語の勉強は必須です。
TOEICで800点以上が望ましい
外資系企業で働きたいなら、TOEIC800点以上の取得が望ましいです。
TOEIC800点は、受験者の中でも上位12%に位置する好スコアです。
もしTOEICを受験するなら、TOEIC800点を目標に設定してください。英語力を理由に、書類選考で落とされる可能性を劇的に減らすことができます。
もし英語が苦手なら、TOEIC600点を目指しましょう。TOEICの平均点は580点(2018年度)なので、まずは日本人の平均以上の英語力を身に付けてください。
英語力のアウトプットはどの程度必要か
外資系企業では、自らの仕事ぶりを社内外問わず、積極的にアウトプットすることが求めれられます。
会話する際にはリスニング&スピーキング力を問われますし、文書を扱う際にはリーディング力&ライティング力を問われます。
前述の通り、外資系企業で必要な英語力は、業界や職種によって異なりますが、英語が話せないと苦労するかもしれません。
僕の経験から思うに、外資系企業で働く上で大切なのは、自らの意見を英語で発信しようとする姿勢です。
もし英語が出来なくても外資系企業で働けるのか?
英語ができなくても外資系企業で働くことは可能です。
ただし入社後に積極的に英語を勉強し、努力を継続する意志を持ってください。
一方で今後も英語を勉強する気が無く、英語が話せないままだと、外資系企業で働くのは難しいでしょう。
英語でコミュニケーションが取れないと致命的
英語でコミュニケーションが取れないと、仕事どころか些細なやり取りすら難しくなります。
自分が考えていることを伝えられず、相手が何を話しているのか聞き取れないので、全く仕事になりません。
外資系企業で働きたいのに英語が話せないなら、危機感を持って英語の勉強に取り組みましょう。
英語ができないと最悪クビもあり得る
外資系企業は成果主義を導入している会社が多く、成果を出せないとクビも十分にあり得ます。
英語ができないせいで、仕事のパフォーマンスに悪影響が出ると、クビを免れるのは困難です。
しかしいきなりクビを宣告されるわけではありません。人事部に呼び出されて、業務改善命令を出される流れが一般的です。それでも改善されない場合は、会社から解雇通告を出されてしまいます。
外資系企業(特に米国)では競争を煽るために、仕事で活躍していない人には去ってもらうという文化があります。クビになりたくないなら、英語を勉強して、常に高い競争意識を持ち続けましょう。
外資系企業で働くための効果的な英語勉強法
僕の経験を踏まえて、外資系企業で働くための効果的な英語勉強法を紹介します。
TOEICの公式問題集
TOEIC公式問題集はリスニング力とリーディング力を鍛えるのに最適な勉強法です。
リスニングは基礎的な問題が多く、英語が苦手な人でも取り組みやすい内容です。またリーディングは単語・文法・長文読解をバランス良く学べる形式になっています。
特にPart7ではメール・チャット・レターなど、実際のビジネスシーンでそのまま使われそうな問題が揃っています。
「TOEIC対策をしたいけど、何をすれば良いか分からない…」という方は、まずはTOEICの公式問題集を解いて、自分の想定スコアを算出するところから始めてみましょう。
オンライン英会話
オンライン英会話はスピーキング力の向上に効果がある勉強法です。英語が話せないなら、必ず取り組みましょう。
瞬発的なアウトプットを求められるので、書籍等の独学では味わえない経験が積めます。また外国人と会話をすることで心理的なハードルが下がるのもメリットです。
教材も豊富なので初心者から上級者まで、飽きることなく学習を継続できます。
まずは無料体験を行い、自分に合ったオンライン英会話スクールを探してみましょう。
自由英作文
自由英作文はライティング力を鍛えるのにうってつけです。大学受験をイメージされるかもしれませんが、社会人にも効果がある勉強法です。
自由英作文では文法はもちろん、知識と想像力、全体の構成力を必要とされます。与えられたテーマでどんな文章を書くかをイメージして、内容に一貫性を持たせることで、厚みのある文章が完成します。
例文を暗記すれば、使える英文のパターンを広げていけるので、まずは頻出の構文から覚えていきましょう。
まとめ
今回は実際に外資系企業で働いている僕が、必要な英語力や英語の勉強法を説明しました。
今英語ができないことは決して問題ではありません。大切なのは英語ができないことを認めて、勉強に取り組もうとする意志です。
僕が紹介した勉強法を参考に、外資系企業への入社を目指してみてください。