こんにちは。
英語学習でもっとも辛いことのひとつは英単語を覚えることですよね。
何度も繰り返し暗記したつもりでも、「あれ、なんていう意味だったっけ?」ということはよくありますが、ひとつひとつの英単語が聞き取れ、意味がわからないと、英語をきちんと理解することはできません。
私は学生時代に「TOEFLテスト英単語3800」を利用していました。ノートと赤シート使って地道に覚え、ランク4まで覚えきりました。
とはいえ、今は楽しく面白く英単語を覚えられるアプリがたくさんあります。学生ならスマホを持っていなかったり学校でノートが推奨されていますが、社会人は別です。
結論、社会人が英単語を覚えるには、ノートではなく、アプリの方がいいです。
英単語を覚える際の注意点
まず最初に英単語を覚える際の注意点です。
3つあります。
- 発音と一緒に覚える
- コロケーション
- 忘却曲線を意識
発音と一緒に覚える
英単語を覚える際は、必ず音を聞いて、発音と一緒に覚えます。
とはいえ、日本の英語教育では、基本的に文字と意味だけを暗記すればある程度テストで点数がとれてしまいます。
ですが、リスニングやスピーキングを考えると、英単語を正しく聞き取れたり発音できないないと致命的です。
コロケーション
コロケーションとは、単語と単語のつながりのことです。
コロケーションは少しわかりづらいかもしれないので、いくつか例をあげます。
たとえば、improve や amend はともに「改善する、改める」のような意味ですが、英語力を改善するは「improve my English skills」 とはいいますが、amend my English skills とはいいません。
もうひとつ例をあげると、ファーストフード店は、fast food とはいいますが、first foodとは使いません。
ようするに、一単語だけ覚えるのではなく自然な単語の結びつきもあわせて「ひとかたまり」として覚えた方がより実践的に覚えることができる、ということです。
忘却曲線を意識
忘却曲線とは、「一度暗記したことをどれだけ記憶できるか」を示した曲線で数値化したものです。ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱。
以下、Wikipediaの引用です。
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
引用:wikipedia
ここでいう節約率とは「覚え直す際、最初に覚えた時と比べてどのくらい節約して覚えることができるか」を示しています。
噛み砕いていうと、1ヶ月後に覚え直す場合は「最初に覚えた時の21%しか効率的に覚えることができない」ということですね。
下図は、上記をグラフ化したものです。
グラフ化するとわかりやすいですが、時間が経つとほとんど忘れてしまう、ということです。
とはいえ、脳科学的に忘れることは避けられないため、記憶力が悪いというわけではありません。
むしろ、完全に忘れ切る前に繰り返し復習することで、徐々に英単語を定着させることできます。
上記のとおり、適切なタイミングで復習することで忘却曲線が徐々にゆるやかになります。
少しでも効率的に定着させるために意識したいですね。
英単語アプリの良さ
なぜノートよりも英単語アプリがいいか
今回のテーマである「社会人にはなぜ英単語アプリの方が良いか」を簡単に解説します。
理由はシンプルで、社会人の場合、通勤など移動時間が長く、移動時間中に英単語を覚えた方が時間を効率的に使えるからです。
そうすることで、仕事後に集中できる時間はリスニングやリーディングの勉強時間にあてることができますよね。
特に電車内では、ノートを広げて書ける時間は限られています。そのため、英単語はアプリで勉強した方がいいです。
次は、具体的な英単語アプリのメリットです。
英単語アプリのメリット
英単語アプリには以下のメリットがあります。
- 画面タップだけなのでサクサク学習できる
- 持ち運びが楽でスキマ時間に勉強できる
- 暗記済/未暗記の区別が楽
- 毎日の学習管理できる
実際にはアプリを使って試してもらった方がいいので、次はおすすめの英単語アプリを紹介します。
おすすめの英単語アプリ
おすすめは「英単語アプリmikan」と「スタディサプリENGLISH TOEIC L&Rテスト対策(以下、スタディサプリENGLISH)」です。英単語アプリはほかにもたくさんありますが、使いやすさの面でこの2つは圧倒的にいいです。
英単語アプリ mikan
mikanは英単語の暗記に特化したアプリです。簡単に特徴を記載します。
目的にあった学習ができる
- TOEIC、大学受験などの目的を選択
- 1日に暗記する単語量を選択
効率的な学習ができる
- 英単語はすべて音声付き
- 間違った英単語のみを復習できる
学習の習慣化サポート
- 毎日、学習開始をリマインド
- 学習時間の見える化
前述のとおり、英単語は繰り返して学習することが必要ですが、Mikanは1日の単語量や学習のリマインドなど、ユーザーの「継続学習」と「英単語の定着」をサポートしてくれる機能が手厚いです。
唯一、欠点をあげるとすれば、単語の例文がありません。そのため、コロケーションがうまく覚えられない、可能性はあると思います。
スタディサプリEnglish
スタディサプリENGLISHは総合的に英語を学べるアプリですが、もちろん英単語の学習にも役立ちますよ。特徴は以下です。
目的にあった学習ができる
- TOEICで高得点をとることに特化したアプリ
効率的な学習ができる
- 英単語はすべて音声付き
- 間違った英単語のみを復習できる
学習の習慣化サポート
- 自分で1日の目標設定ができる
- 学習時間の見える化
英単語だけに限って言えば、基本的な特徴はmikanと同じです。
とはいえ、スタディサプリはTOEICの想定問題集にあわせて文法、リーディング、リスニングも総合的に学べるため、例文も豊富です。
そのため、mikanでは少し不足しがちなコロケーションの練習も問題ないでしょう。
というわけで、社会人が英単語を覚える時はノートよりもアプリの方がいいよ、という話でした。
絶対自分はノートと紙で覚えるという方がいい!という人も一度試してみてください。アプリをダウンロードするだけなので、試すのは簡単なので。それでもしアプリでも覚えられそうだったら、ぜひ継続してみてください。