【現役駐在員妻が語る】突然の赴任でも焦らず身につける英語勉強法

駐在員の妻となると、出発前の準備や手続きなど非常に大変なイメージがあります。そんな中で将来の不安として真っ先に浮かぶのが「言語」の不安ではないでしょうか。

実際、私の周りにいる駐在員の妻も赴任国が決まって真っ先に行ったのが言語を調べ、学ぶということでした。それだけ、言語は重要になってきます。

目次

英語ができないとどうなるか

英語ができないとどうなるか

コミュニケーションがとりづらい

赴任する場所にもよりますが、英語はできた方がコミュニケーションは取りやすくなります

英語を母語としている国であればもちろんのこと、英語を母語としない国であっても第二外国語で学んでいるのは英語という国が非常に多いためです。よって、現地の言葉を習得するまでは英語を利用して、なんとかコミュニケーションを取っていくことができれば生活が非常に便利になります。

公的な手続きが正確に理解できない

では、赴任するときどんなことに困るのか実体験から紹介します。

まず、最初に困るのが日本での手続きです。意外かもしれませんが、海外への赴任準備は日本からスタートをします。

ここでまず必要になってくるのが滞在許可(ビザ)を取得するための書類作成、銀行口座の開設などを行っていきます。当然、ビザ取得のための書類は現地の言葉と英語であり、銀行口座も現地の銀行であれば現地語と英語です。

これらの手続きを円滑に進めていくためにはある程度の英単語知識がないと書類を書くことができません。

現地に到着してからも手続きはたくさんあります。そのたびにたくさんの書類を読み、書くことになるので、基礎的な単語力が必要になります。

駐在前の英語対策

日本で準備するもの

では、駐在が決まって日本でできる英語の準備にはどんなものがあるのでしょうか。

まず、初めに考えなければいけないのが道具の用意です。

例えば、海外に出てしまうと英和辞典や和英辞典、電子辞書といったものが手に入りにくいです。最近ではスマートフォンのアプリを利用して辞書代わりに使うこともできますが、スマートフォンは海外で見ると非常に高級品で、盗難や強盗に合うリスクがあります。

さらにインターネットに接続をしていなければ使うことができないものも多いです。

すぐに単語を調べることができるように、辞書類や簡単な会話帳などを用意しておきましょう。

日本で英語を勉強するメリット・デメリット

駐在の妻が日本を出発する前に英語を勉強することに関してはメリットとデメリットがあります。

メリット

まず、メリットとして挙げられるのが比較的時間に余裕があるうちに勉強できるということです。

海外に行くと赴任直後は非常に忙しく、駐在員である旦那さんも同じような状況に置かれます。また、生活環境が劇的に変わることによって、それがストレスにもなります。

ここにさらに英語の勉強が加わるというのは、大きな負担です。赴任して数か月もたてば時間に余裕も生まれてきますが、それまでが大変です。もちろん赴任する前も忙しいですが、赴任後に比べると余裕があるので、そこで勉強できます。

デメリット

デメリットは、スタンダードな英語しか学ぶことができない点です。

英語は世界中に伝わっていくときにそれぞれの国で少しずつ変化しています。例えば、英語を母語としているオーストラリアでも「August」を一般的な「オーガスト」と発音せず「アーガスト」と発音します。

あいさつや言い回しも国によって変化しているので、赴任国の実情に即した英語を学ぶことができないデメリットがあります。

駐在先でのおすすめの勉強法3選

駐在先でどのように英語を勉強するのがよいか 【おすすめの勉強法3選】

文法よりも語彙力を増やす

英語を話そうとするときに、できるだけきれいな文章にしようとする人がいますが、実際に話をする時はきれいな文章にしなくても十分に通じます。では、何が必要かというと語彙力です。

まずは、知っている単語の数を増やし、単語を並べて伝えることが大切になります。そのため、辞書や単語帳を使って知っている言葉の数を増やしましょう。

ここで注意したいのが言葉を正確に書くのではなく、単語を読むことを意識することです。さらに英語が苦手な人はいろいろな言葉を覚えるのではなく、生活に必要な単語から先に覚えましょう。例えば、買い物のときに使う言葉、レストランで使う言葉などのように自分で使いやすいように単語帳を作っておくと生活の中で非常に役に立ちます。まずは、必要な言葉から増やしていくことが一番楽なやり方です。

家庭教師をつけてもらう

2つ目の方法は、できる・できないがありますが、企業によっては現地の家庭教師を紹介してもらえます。紹介してもらえない場合は、既に駐在している人に聞いて紹介してもらうのもよい方法です。

家庭教師は、自分自身が勉強することもできますし、前述した現地の言葉や言葉の使い方の癖を学ぶことができます。さらに、いざというときには通訳としても活躍してもらうことができるので、安心感を得ることができます。

外に出て使う・聞く

これが一番大切なことになると思いますが、外に出て実際に英語を使うことが学ぶことに繋がります

特に耳を英語に慣れさせることで聞き取る力が大幅に向上します。話すことは単語を覚えれば簡単ですが、耳を育てるには英語を聞いて慣れさせないといけません。

英語に触れる、英語を話しているものを聞く、それをするだけでも爆発的に知識を増やし、英語脳を作ることができるようになります。

以上です。

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