外国人にとって、日本はさまざまな料理、ファッション、自然、親切な人々であふれている魅力ある国です。
多くの人が文化やメディアへの関心から日本で働くことに興味を持っており、長期ビザを確保するために英語教師・ALT(Assistant Language Teacher)は人気の職業です。
また、英語教師の仕事は、都心・地方に関わらず募集されており、自分の居心地の良い場所を選べるでしょう。
では、外国人が日本で英語教師になるために必要や注意すべきことはなんでしょうか。
実際にいま、日本で英語教師として働いている実体験をもとに解説します。
外国人が日本で英語教師になるためには
外国人が日本で英語教師になるために主に必要なことは以下です。
- ネイティブ
- ビザ
- 4年制大学の学位
ひとつずみ見ていきましょう
ネイティブ
まずは英語のネイティブスピーカーであることです。
外国人でも母国語が英語以外の場合、日本でESL(語学スクール)の英語先生になることはとても難しいです。
それほど、多くの英会話スクールや企業にとって、英語教師がネイティブであることの優先度は高いです。
ビザ
日本で英語教師をするにはビザを取得しなければなりません。ただし、英語教師としての採用が決まれば、企業やプログラムがビザ取得をサポートしてくれます。
4年制大学の学位
あとは、4年制大学で学位を取得している必要もありますね。
ただし、専攻は英語である必要はなく、また必ずしもTEFLなどの英語教育資格を保有している必要はありませんが、これらの資格を持っていると採用時にポジティブに働くことは間違いありません。
ほかには、犯罪履歴がないことや年齢が60歳以下であることも影響しますね。
一方、わたしは実際に英会話スクールやインターナショナルスクールで英語を教えていますが、日本語スキルはそれほど重要ではないですね。
とはいえ、英語教師として日本で生活するので、日本語を理解することや話すことは日常生活で大いに役立ちますよ。
日本での仕事の見つけ方
わたしは、最初は3ヶ月ビザで日本にきました。
ですが、これは全員におすすめできるやり方ではありません。以下のような方法で事前に下調べをしておくべきです。
求人サイト
いまはインターネット上にたくさんの求人サイトがあります。わたしの同僚の間でも有名だったのは、Interac (interacnetwork.com)です。
Interac はサイト上で、応募から合否までの一連のプロセスが詳細設計され備わっています。応募の際も企業のページで“how to apply”をクリックするだけで、OKですし。とても使いやすいですね。
企業のホームページ
いくつかの大手英会話スクール(ベルリッツ、Gaba、イーオンなど)の場合は、企業のページから直接応募する方法もありますよ。
JETプログラム
あとは、JETですね。
日本政府は、JETという「海外の優秀な学生をALTとして向かい入れる」プログラムも推奨しています。
JETで検索するとすぐにみつかるので、興味がある人はぜひサイトをみてくださいね。
メリット・デメリット
日本で英語教師になることには、次のメリットとデメリットがあります。
ただし、どの英会話スクールや企業で働くかによって違うため、あくまでも個人の意見としてとらえてください。
メリット
- 日本で英会話やALTのニーズは大きい
- モラトリアム期間に取り組む仕事としては潰しが効く
- 英語教師は短期的キャリアとしてすばらしい
- 休みも多いので日本中旅行できる
- 日本語学習ができる良い機会
デメリット
- 候補者も多く応募しても選ばれるとは限らない
- 将来のキャリアの選択肢が限られる
- ALTの労働時間は29時間/週の制限がある
- 英語教師の仕事は過小評価されがち
まとめ
わたしにとって、日本での英語教師はとても良い経験です。
一方、英会話スクールよりもインターナショナルスクールで教えているときの方が楽しいですね。
日本で英語教師をするにはいくつかのオプションがありますが、決断する前によく考えることをおすすめします。
実際の仕事は休みも多いし、旅行する時間や勉強する時間もあるので、特に大学卒業後のファーストキャリアを迷っている方には良い選択肢だと思いますよ。