ネイティブの英語が聞き取れない?4つの原因と効果的な対策を紹介

英語を勉強すればいつかはネイティブの英語を聞き取れるかもしれません。

ですが、留学経験者でもネイティブの英語を完璧理解するのは難しいです。

では、なぜ難しいのでしょうか。

今回は、ネイティブの英語が聞き取れない理由と聞き取るための対策を紹介します。

目次

ネイティブとは

ネイティブとは

まずネイティブとは?から説明します。

A native speaker is someone who learned to speak a language as part of his or her childhood development. A native speaker’s language is usually the language their parents speak and/or the language of their country of origin. It is the only language of a monolingual person, and likely the first language of a multilingual person which is acquired naturally in their native environment. 

引用:Wikipedia

Wikipediaの引用を意訳すると、以下の感じ。

  • 両親の母国語が英語
  • 育った国の第一言語が英語

つまり、

ネイティブとは幼少期から自然に英語を身につけてきた人といえます。

なので、日本に住んでいても、

  • 両親がアメリカ人
  • 幼少期より英語を学んでいる

の場合はネイティブになれる可能性があります。

なぜネイティブの英語が聞き取れないのか

なぜネイティブの英語が聞き取れないのか

では日本人はなぜネイティブの英語を聞き取ることができないのでしょうか。

  • 発音の違い
  • 語彙力の違い
  • 英語を和訳して理解している
  • リエゾン・リダクション

それぞれサクッと解説します。

発音の違い

言語には母音と子音があり、以下は日本語と英語の数です。

  • 日本語: 母音が5種類、子音は14種類
  • 英語:母音15種類、子音は24種類

このように、英語には日本語とは母音と子音の数がかなり違います。

音を正しく知らないと聞き取ることは難しいです。

たとえば、令和(れいわ)は、Leiwa か Reiwa になります。日本語では2つの音は同じに聞こえますよね。ですが、英語で別です。

こうなるので、発音の音が違うと、正しく聞き取ることができません。

語彙力の違い

ネイティブが使う語彙はたくさんあります。

以下が平均的な英語のネイティブとノンネイティブの単語数といわれています。

  • ネイティブ:2万語~3万語
  • ノンネイティブ:5000語

なので、ネイティブが話す単語を知らなければ、正しく発音を聞き取ることができません。

あとは、スラングやイディオムは増え続けています。

語彙力を増やしていかないと聞き取れない語句がどんどん増えていきます。

英語を和訳して理解している

ネイティブの英語は早いです。

なので、頭の中で和訳していると、そもそもすべての単語・フレーズを聞き取ることができません

ネイティブの英語を聞き取るためには、英語をイメージで理解できるようにならないといけません。

イメージというと、たとえば、

こんな感じの「情景」を想定するかもしれませんが、ここまでは必要なくて、

単に和訳しなくても頭で理解できている状態、のことです。

まだ英語のイメージ化ができていない人も、リスニング学習を続けていけば、なんとなくいってることが理解できるようになると思います。

リエゾン・リダクション

リエゾン(音が繋がる)、リダクション(音が抜ける)もネイティブの英語を聞き取りづらくしている要因です。

たとえば、以下の感じです。

フレーズネイティブの発音ノンネイティブの発音
What’s up?(ワサップ?)(ワッツ アップ)
I got it(アィガーリッ)(アィ ガットイット)
going to(ゴナ~)(ゴーイング トゥー)
take it easy(テイキッジー)(ティク イット イージー)

比較的簡単な表現ですが、

ネイティブの英語は音がつながったり、抜けて聞こえます。

そうすると、すでに知っている音と結びつかず聞き取れない、ということになります。

ネイティブの英語を聞き取るには

上記をふまえると、以下を実践できれば、ネイティブの英語を聞き取ることができると思います。

  • 正しい発音を理解すること
  • 語彙を増やすこと
  • 英語を英語で理解すること

次に、その対策を説明します。

ネイティブの英語を聞き取るための対策

ネイティブの英語を聞き取るための対策

上記の3つを身に着けるために効果的な方法は「ディクテーション」です。

ディクテーションをご存知の人もいると思いますが、簡単に説明します。

ディクテーションとは

ディクテーションとは

ディクテーションとは、「 英語音声を聞く→一語一句書き取る→音声の内容を正しく聞き取れたか確認する」を繰り返す学習方法です。

ディクテーションが良い理由

ディクテーションが良い理由は以下の3つです。

  • PCがあればできる
  • 発音、語彙、英語での理解を同時に訓練できる
  • ライティングの練習もできる

それぞれサクッと解説します。

PCがあればできる

まずはPCがあればできます

英語の音源はYoutubeなどでもOK。字幕付きも多いです。

あとは、TEDやPodcastですね。

発音、語彙、英語での理解を同時に訓練できる

「英語の音源を聞く → 文章で書き出す」ことで、発音理解や語彙力を深めることができます

あとは、前述のイメージ化の訓練にもなります。

ディクテーションは英語で聞いて英語で書き出すので、和訳を挟まないからです。

ライティングの練習もできる

最後に、英語で書き出すので、ライティングにも役立ちますよね。

まとめ

今回は、ネイティブの英語が聞き取れない原因と対策を紹介しました。

繰り返しになりますが、

ネイティブになるには幼少期の環境がとても大切です。

なので、大人になってからネイティブになることは難しいです。

とはいえ、ネイティブの英語を聞き取ることは可能です。

僕も最初は聞き取れなかったですが、いまではネイティブの英語を聞き取れます。というか、基本的にほとんどの人は最初聞き取れません。ですが、努力することで聞き取れるようになっています。

学習継続するのみですね。

それでは本日は以上です。

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