こんにちは。
ここ数年で、「グローバル人材」というワードが増えてきましたね。
日本は人口低下に伴い、グローバルで経済を考えるのは必須です。
とはいえ、グローバル人材を育成することは辞めた方がいいです。
なお、僕は人事・採用のプロではないですが、会社員時代にボストン駐在を経験しているので、人材側の目線で解説します。
グローバル人材とは
最初にグローバル人材の定義を確認します。
グローバル人材の定義・要件
グローバル人材の定義は幅広いです。
以下は、少し古いですが、経済産業省が公開している定義です。
要素Ⅰ:語学力・コミュニケーション能力
要素Ⅱ:主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感
要素Ⅲ:異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー
引用:グローバル人材育成戦略(グローバル人材育成推進会議 審議まとめ)
つまり、ひとことでいうと、「海外ビジネスを推進できる日本人」です。
グローバル人材はなぜ必要か?
日本は人口減少が予想されています。
引用:総務省「情報通信白書平成30年版」
一方、海外では人口増加が予想されています。
引用:世界人口推計 2019年度「データブックレット」
つまり、
国内人口が減れば、モノを買う人も減るので、売上成長のためには海外で売るしかないということです。
そこで、グローバル人材が必要になっており、企業はグローバル人材の育成に力をいれています。
グローバル人材の育成方法
さて、本題です。
冒頭のとおり、グローバル人材の育成は辞めた方がいいです。
なお、ここでいう「育成」とは日本での教育プログラムなどを指しています。
グローバル人材育成プログラムは意味がない
理由は以下のとおり。
- 日本で現地の文化・風習は学べない
- 英語は独学でOK
それぞれ簡単に解説します。
日本で現地の文化・風習は学べない
海外ビジネスを行うためには、現地の文化・風習を理解する必要があります。
とはいえ、それらを日本で体験することはできません。
たとえば、僕がボストンにいたとき、現地スタッフは
- 確認作業は雑(割とミス多め)
- ミーティング少ない
- 業務時間外で働かない
ザックリですが、こんな感じ。
日本みたいにしっかり、キッチリという感じは全然ないです。
そんなとき、日本人はあれこれ催促してしまいますが、それはNG。
うまく伝えないと関係性が悪くなることもあります。
繰り返しになりますが、こういったことは実際に経験しないとわかりません。
英語は独学でOK
グローバル育成プログラムの多くは、ほとんど英語力の向上メニューになっています。
とはいえ、英語は独学で十分学べます。あえて、高いお金を払ってプログラム化する必要ないです。
そうはいっても、、、と思う人はこちらの記事を参考してください。
というよりも、はっきりいってしまうと、
英語くらい独学で勉強できない人はグローバル人材なんてなれません。
なので、英語力向上を目的とした育成プログラムは間違いです。
英語は必要最低限でOK
グローバル人材の育成方法としては、次の要件があれば、あとは現地に送り込むのが手っ取り早いです。
- 最低限の英語力が身についている
- 海外ビジネス推進の意識が強い
僕も駐在を経験してわかりますが、
「習うより慣れろ」
です。
周囲の駐在者をみても、かならずしも英語バリバリではないです。
海外ビジネス推進の意識さえあれば、割となんとかなるものだと思います。
グローバル人材の採用
グローバル人材の採用
前述のとおり、最低限の英語力があり、海外ビジネスへの意識も高ければ、あとは現地に送り込む方がいいと思います。
とはいえ、社内に最適な人材がいない場合もあります。
その場合は、外から連れてくるしかありません。
おすすめの採用エージェント
グローバル人材の採用には、エージェントを利用した方が確実です。
- 転職者が当社サイトをみているとは限らない
- 最新の転職候補者情報が得られる
以下のおすすめの採用エージェントです。
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
- JAC Recruitment
- ビズリーチ
- ロバート・ウォルターズ
参考までにどうぞ。
というわけで、本日は以上です。