こんにちは。
最近、本当に外国人が増えましたよね。政府も2019年4月に入管法を改正し、今後ますます外国人が増えることは間違いないです。
それにともない、日本語能力試験は年々受験者数が増えており、今後日本語教育の需要増加が見込まれてますよね。
日本語を教える教育機関として日本語学校がありますが、日本語学校で教えるには日本語教師の資格が必要であったり、一般人がすぐに始めるには少しハードルが高いです。
そんなときに、日本語教師の資格がなくても、お金を稼ぎながら日本語を教えることができるサービスがあります。それは「italki」です。
実は、私も2019年にitalkiで日本語を教えていたので、その時の経験をふまえitalkiで日本語を教えるメリット・デメリットを紹介します。
italkiとは
最初にitalkiについて簡単に説明します。
italkiは語学チューターのマーケットプレイスで、香港の企業が2009年より運営しています。
マーケットプレイスとは、アマゾンや楽天のような仕組みで、講師が直接生徒に1時間のレッスンを販売します。1時間10ドルで日本語のレッスンしますよ、という感じです。レッスン料は自分で設定します。
italkiの特徴として、講師は、プロ教師とコミュニティーチューターの2つに分けられています。
冒頭のとおり、italkiでは日本語教師の資格がなくても有料で生徒に教えることができますが、これはコミュニティーチューターにあたります。
簡単ですが、次はitalkiで日本語を教えるメリット・デメリットを説明しますね。
italkiで日本語を教えるメリット
まず、italkiで日本語を教えるメリットは以下です。
- 自宅にいながら教えることができる
- 1時間単位で教えることができる
- お金もそれなりに稼げる
上記だけみると、めちゃくちゃいいサービスにみえますね。簡単にそれぞれ説明します。
メリット①:自宅にいながら教えることができる
italkiのレッスンはビデオ通話を利用するため、自宅でレッスンができます。
ビデオ通話なのでカフェなどどこでもできるのですが、安定した通信環境が必要なので、あえて「自宅」としています。
通常、日本語学校やボランティアで教える場合は移動コスト/時間がかかりますが、一切必要ないので、気持ち的にも楽ですね。
最近のPCはヘッドフォーンやマイクも内蔵されているので、PCがあれば、特に追加で準備するものはありません。
メリット②:1時間単位で教えることができる
次に、1時間単位で教えることができる点もメリットです。
よく語学学校では午前中あるいは午後の数時間授業で拘束されてしまうこともありますが、そんなことはありません。自分の予定にあわせて教えることができます。
たとえば、日曜日の朝1時間だけとか火曜日の夜1時間だけというようなスケジュールもできます。
とはいえ、あまりにピンポイントでレッスンの空き時間(スケジュール)を登録しておくと、マッチングする生徒の母数が少なくなるため、ある程度余裕を持ったスケジュールを登録しておくと良いです。
メリット③:お金もそれなりに稼げる
日本語を教える際に、一番気にするポイントかもしれませんね。
以下は、italki日本語教師の時給別講師数です(2020年1月10日時点)。
時給区分 | コミュニティーチューター | プロ教師 | 合計 |
---|---|---|---|
<=10ドル | 84 | 7 | 91 |
>10ドル <=15ドル | 96 | 42 | 138 |
>16ドル | 51 | 121 | 172 |
合計 | 231 | 170 | 401 |
レッスン単価
レッスン単価は1時間あたりのレッスン料です。
コミュニティチューターでも、1時間10ドル(約1100円)より多くもらっている人は77%います。
時給1100円が高いか低いかは個人によって異なると思いますが、
東京でアルバイトするくらいの時給はもらえると思っていいです
とはいえ、自宅でできる分、普通のアルバイトに比べて時給以上のメリットはありそうですね。
ただし、アルバイトのように同日に長時間入れるとは限らないので、実際に稼げるかを判断するにはレッスン回数が重要になってきます。
レッスン回数
italkiのレッスンは生徒側からリクエストがあってはじめて成立します。
そのため、生徒からリクエストがないと、数ヶ月まっても1件もレッスンができない、ということもあります。
それでは、まったく稼げないため、
とにかく最初はレッスン料を安くして、良いレビューを集めることです。
地道にレッスンをこなしていけば、かならずレッスン回数は増えます。
あとは、自分の体力とモチベーション次第ですね。
ちなみに、私は2019年1月~2019年2月頃にitalkiで日本語を教えていましたが、実際に94ドル稼ぎました。
私の場合、最初はレッスン料を5ドルにしていたので、20回くらいレッスンしてこの金額ですね。
5ドルだと生徒からのリクエストはたくさんきます。
とはいえ、5ドルで受け続けることは難しいので、その後金額を上げる必要がありますが、本業も忙しくなったため、このあたりでやめてました。
なお、italkiで稼いだレッスン料を引き出すためにはpaypalアカウントが必要なので忘れずに作っておいてください。そして、運営側に対して15%の手数料が発生するため、Paypalには85%が振り込まれます。
italkiで日本語を教えるデメリット
上記のとおり、italkiにはメリットも多いですが、デメリットもあります。
- 英語力が必要
- 紹介動画の公開が必要
簡単に説明しますね。
デメリット①:英語力が必要
italkiでは、日本語を上手に話せる生徒も多いですが、中にはあまり日本語が話せない生徒もいます。
日本語が話せない生徒は基本的に基礎ができていないので、教材を使うことが多いです(私の場合、生徒が使っていた教材で教えていました)。
とはいえ、わからないことなどの説明は英語なので、一定の英語力は必要です。
具体的にどのくらい英語力があればよいかを説明するのは難しいのですが、
少なくとも自分の考えていることを英語で伝える意識がない人や、英語に自信がないと思っている人はやめておいた方が良いかもしれません。
あとは、italkiの日本語の先生は、プロフィールに紹介動画をあげているので、他の人の英語力を確認できます。
それをみて、いけそうだと思えば、OKです。
デメリット②:紹介動画の公開が必要
繰り返しになりますが、italkiのプロフィールでは自分の紹介動画をアップロードすることが必要です。
プロフィール動画は一度YoutubeやVimeoなどの動画サイトにアップロードします。なので、基本的には世界中のユーザーが閲覧可能な状態になります。
このプロフィール動画は必須なので、それはちょっと、、と思う方は、italkiで先生になることができません。
生徒側も、講師を選ぶ際に紹介動画があると安心ですからね。仕方ないと思います。
まとめ
今回は、italkiで日本語を教えるメリット・デメリットを紹介しました。
私も実際にitalkiで日本語を教えていましたが、基本的にメリットが多いです。
頑張ってレッスン回数を増やしていけば、それなりにお金も稼げますが、あくまでもアルバイトの水準なので本業にはなりえないかなと、いう感じです。
なお、私は日本語教師の資格を持っていませんが、日本語教師の資格があった方が有利なのは間違いないと思います。
というのも、コミュニティチューターだと時給をあげづらいからです。
プロ講師として登録すれば、italkiのレッスンだけで生計を立てることも可能だと思いますよ。
日本語教師の資格をとりには、アルクの「日本語教師養成講座」がおすすめです。
日本語教師になるには「日本語教育能力検定」に合格することが一番の早道ですが、同講座受講者の検定合格率は70%近くあり、とても高いからです。
以下から申込ができます。
鉄は熱いうちに打てです。
少しでも興味があれば、ぜひチャレンジしてみてください!
それでは本日は以上です。