こんにちは。
僕はこれまで何十人のランゲージエクスチェンジパートナーとメッセージしたり、直接会話してきました。
ランゲージエクスチェンジにはMeetupやWebサイトなどたくさんのサービスがありますが、おすすめはランゲージエクスチェンジアプリです。
そこで今回はランゲージエクスチェンジのアプリについて詳しく解説します。
ランゲージエクスチェンジアプリのメリット・デメリット
まずは、アプリのメリット・デメリットです。
先に結論をいうと、アプリにはデメリットもありますが、圧倒的にメリットが大きいです。
では、詳しく解説します。
メリット
- ユーザー数が多い
- 無料でも十分な機能
- 英文を添削してもらえる
メリット①:ユーザー数が多い
ランゲージエクスチェンジのアプリは、とにかくユーザー数が多いです。
どれくらい多いかというと、
メジャーなアプリだと、月間で数百万〜数千万のユーザーが利用しています。
ユーザー数が多いと、自分にあった相手を見つけられる確率も上がります。
そして、どんどん英語の投稿がされるので、見ているだけで、勉強にもなります。
メリット②:無料でも十分な機能
基本的にアプリは無料で使えます。
もちろん有料プランもありますが、無料でもユーザー検索・メッセージといった基本機能は使えるので、あえて有料にする必要もないと思います。
僕もずっと無料プランで使っていますが、特に不便はないです。
メリット③:英文添削してもらえる
アプリで一番便利なのは、ネイティブが英文添削してくれることです。
たとえば、HelloTalkだと、
こんな感じで、サクッと添削してくれます。
最近のアプリはUI(ユーザーインターフェース)もイケてるので、添削前後が視覚的にもとてもわかりやすいですよ。
くわえて、文章の長さや内容次第ですが、僕が使っている限りでは、基本的に数時間以内で添削されることが多いです。
なので、いったん投稿だけしておき、数時間後に確認するかたちで全然問題ないです。
ちなみに、
英文添削を外注すると、月額〇円、1文字あたり○円っといった感じで結構お金がかかります。
外注すると、100%添削されるので安心感や確実性はありますが、納品に時間がかかったりします。
なので、費用をかけずにとりあえずサクッと添削してほしいとき、アプリはめちゃくちゃ便利です。
デメリット
デメリットはこんな感じです。
- 詐欺や出会い目的のユーザーも多い
- 会話力を向上したい人には向かない
デメリット①:詐欺や出会い目的のユーザーも多い
アプリは誰でも簡単に利用できます。
そのため、不特定多数のユーザーが利用しており、なかには詐欺や出会い目的のユーザーも実在します。
Twitterでもいろいろツイートされてます。
ちなみに、
FacebookやWeChatなど、他のSNSアプリのアカウントを要求しているユーザーは要注意です。
というのも、基本的にアプリ内のテキストチャットで連絡できます。
なので、他のSNSアプリに誘導してくる相手は、「何か特別な意図がある」可能性が高いです。
たとえば、アプリの利用規約で定められている禁止行為などを行ってくることが想定されます。
SNSアカウントを共有してしまうと、後々面倒なので、そういう相手はさっさとブロックしてしまった方が良いです。
デメリット②:会話力を向上したい人には向かない
繰り返しになりますが、アプリが便利なのは間違いないです。
ですが、あくまでもテキストチャット中心のため、
実際に「英語を話して会話力を上げたい」という人には向きません。
たとえば、はじめての相手には毎回「Hello」といったメッセージからはじまります。
こんな感じです。
正直、結構めんどくさいことも多いです(少なくとも僕はかなり億劫に感じます)。
しかも、英語でのテキスト入力に慣れていないと、短い文章でも10分単位で時間がとられることもあります。
なので、
テキストのやりとりが億劫になり、数回メッセージを続けるだけでどちらかがフェードアウトすることも多いです。
以上がアプリのデメリットです。
とはいえ、最初に結論をいいましたが、圧倒的にメリットの方が大きいと思います。
なので、まずは実際にアプリを使って自分に合うか試してみるのがいいと思います。
では、いよいよおすすめアプリを紹介します。
ランゲージエクスチェンジのおすすめアプリ5選
ランゲージエクスチェンジのおすすめアプリは以下の5つです。
- HelloTalk
- Tandem
- Speaky
- HiNative
- Lingbe
それぞれ特徴や価格が違うので順番に紹介します。
HelloTalk
HelloTalkとは
HelloTalkは、1500万人以上のユーザーをかかえる世界最大規模のランゲージエクスチェンジのSNSアプリです。
2015年のユーザー数は100万人だったので、ここ数年で急速に成長していることがわかります。
HelloTalkにはたくさんの機能がありますが、
特に、前述で説明したテキスト添削機能がとても便利です。
また、音声も投稿ができるので、発音に関するアドバイスももらうことができます。
発音は通常、オンライン英会話でしか指摘してもらえないため、コストパフォーマンスはめちゃくちゃ高いです。
もうひとつ付け加えると、実は日本人と相性がいいです。
以下はHelloTalkのCEOのコメントですが、
「日本人のユーザーにはとくに感謝しています。実は、ハロートークで、英語の次に人気のある学習言語は日本語であり、日本の皆さんがとても素晴らしい対応をしてくれるので、対するユーザーもマナーがとても良い。相乗効果が生まれています。桜のシーズンには、世界中からお花見の投稿が、日本語でアップされていました」
引用: ForbesJAPAN
このように、HelloTalkには日本語学習者が多いため、日本人はランゲージエクスチェンジパートナーを見つけやすいというわけです。
価格
HelloTalkは、基本的には無料で利用することができますが、月額6ドルのVIPプランもあります。
VIPプランでは、以下の機能などが使えます。
- 多言語学習
- 広告排除
- 無制限の翻訳機能
- ビデオ通話
- VIPステッカー
繰り返しになりますが、無料プランで良いと思います。
とはいえ、VIPプランにすべきかは、アプリの利用頻度と目的によります。
たとえば、翻訳量が多い、ビデオ通話したいという場合は有料プランを試してにもいいかもしれませんね。
なので、とりあえず無料プランではじめて、もっと使いそうだなと思ったら、VIPプランにアップグレードする感じでいいと思います。
なお、HelloTalkについては以下の記事で詳しく解説しています。よければ参考にしてください。
Tandem
Tandemとは
TandemはHelloTalkと同じランゲージエクスチェンジのSNSアプリです。
基本的な機能はHelloTalkとほとんど同じです。
ですが、
ユーザー登録は審査制のため、全員が利用できる訳ではありません。
つまり、せっかく登録してもアプリを利用できないことがあります。
これは、運営側がユーザーの国毎比率を考慮したり、不適切なユーザー排除に力をいれているためです。
なお、承認プロセスについて、運営側は以下のように答えています。
さらに承認プロセス中には、不適切な行動をとるとどうなるかということがハッキリと伝えられる。基本的なルールとしては、他のユーザには敬意を持って接する、ナンパは禁止、スパムも禁止、さもなければアクセスを禁じられる(さらにある程度テキストでのやりとりをしないと、音声・動画メッセージは送れないようになっている)。
引用: TechCrunch Japan
というわけで、詐欺や出会い目的のユーザーがめんどくさい、あるいは不安な方はまずはTandemから利用してみることをおすすめします。
価格
基本的には無料で利用することができますが、月額7ドルのTandem Proプランもあります。
Tandem Proプランでは、以下の機能などが使えます。
- 無制限の翻訳機能
- 近くにいるユーザーの検索
- プロフィールのトップ表示
- 広告削除
- プロフィール閲覧者へのメッセージ
Proプランには「近くにいるユーザーの検索」機能があるので、もし、オンラインのやりとりだけではなく、カフェなどで直接会うランゲージエクスチェンジパートナーを探したい場合は、Proプランを使っても良いかもしれませんね。
以上がTandemの解説になります。
Speaky
Speakyとは
Speakyはランゲージエクスチェンジのメッセージアプリです。
SNSアプリのようなタイムライン機能はなく、基本的には相手とのメッセージのやりとりで言語学習を行います。
とはいえ、
オンライン直後から不特定多数のユーザーからたくさんメッセージが届くため、一定数のさくらユーザーが存在している可能性は高いです。
おー、たくさんメッセージが来ると思って浮かれながら、メッセージのやりとりを続けていると、いきなり詐欺メッセージがくることも。僕は何回かありました。
ただし、とりあえず外国人とたくさんのメッセージのやりとりをして、英語を勉強したいという人は試してみる価値ありです。
価格
基本的には無料で使えますが、月額6ドルのプレミアムプランもあります。
プレミアムプランでは、以下の機能が使えます。
- 性別によるフィルター検索
- 広告非表示
- 無制限の翻訳機能
- プレミアムバッチ
性別フィルターが有料ということからも、少し出会い系の匂いがしますね。
あとは、翻訳もGoogle翻訳でまかなえるので、あまりプレミアムプランに加入するメリットはないかもしれません。
以上がSpeakyの解説です。
HiNative
HiNativeとは
HiNativeは語学学習のQ&Aアプリです。HelloTalk、Tandem、SpeakyのようなSNSのインターフェースではなく、掲示板のようなものです。
ユーザーが学習言語に関する質問を投稿すると、その言語のネイティブスピーカーが回答してくれます。
また、以下の引用の通り、
たとえば、「〇〇は英語で何と言う?」などと質問すると、その言語のネイティブスピーカーが回答してくれる。テキストでの回答のほか、音声で回答する機能もある。また、そのように語学学習に直接つながる質問だけではなく、日本語を学ぶ外国人が「(就活の)合同説明会では履歴書は必要ですか?」など、その国の文化や慣習についても盛んにQ&Aが行われているのが特徴だ。
引用: TechCrunch Japan
HiNativeでは、文化や慣習に関する質問回答も活発に行われているので、異文化交流の総合的なQ&Aアプリといえそうです。
もうひとつの特徴として、ユーザーは回答する毎にポイントが付与されます。
ゲーム感覚でどんどん答えていくと、ポイントが積み上がりレベルがあがります。
なので、ロールプレイングゲームのような感覚で回答することが多いです。
なお、ユーザー間で直接メッセージを送ることはできないため、不適切なユーザーからメッセージが送られてくることはありません。
価格
基本的には無料で使えますが、月額12ドルのプレミアムプランもあります。
プレミアムプランでは、以下の機能が使えます。
- 他のユーザーの音声/動画回答の再生
- 質問の優先表示
- 広告非表示
- 質問テンプレートの利用
- 検索・ブックマーク機能
HiNativeのプレミアムプランは、他のアプリに比べ少し高いですが、内容も充実しています。
特に音声に関する質問は、ネイティブに発音の質問ができたり学習の幅がかなり広がりそうですね。
以上がHiNativeの解説です。
Lingbe
Lingbeとは
Lingbeは、1タップでランゲージエクスチェンジパートナーと電話ができる通話アプリです。
他のランゲージエクスチェンジアプリとは異なり、スピーキングの練習ができます。
1タップでの部分がわかりづらいですが、補足すると、
アプリ内で、通話ボタンを押すとすぐに世界中の誰かにつながるという仕組みです。
ただ、「誰か」といっても、言語は一応考慮されています。なので、学習言語に「英語」を設定しておけば、英語ネイティブのユーザーにつながります。
こんな感じで、結構ドキドキ感ありのユニークなアプリです。
価格
Lingbeは無料で使えますが、無料だと通話時間が決まっています。
なので、たくさん話したい人は有料コインを購入する必要があります。
100円で6分、500円で40分といった金額感です。
なお、Lingbeについては以下の記事で詳しく解説しています。よければ参考にしてください。
というわけで、ランゲージエクスチェンジのおすすめアプリを紹介しました。
一方、繰り返しになりますが、アプリには、
会話力を向上したい人にはかならずしも向かない
というデメリットがあります。
基本的にオンライン上のやりとりになるからですね。
僕の経験上も、直接話したいという場合は、サイトの方がいいです。
ランゲージエクスチェンジのアプリとサイトの違い
最初に、簡単にアプリとサイトの違いを整理します。
下表のとおり、機能面はアプリの方が断然優れています。
メッセージ | ビデオ通話 | 添削機能 | |
---|---|---|---|
アプリ | ○ | ○ | ○ |
サイト | ○ | × | × |
これだけみると、サイトを使う意味がわからないかもしれませんが、サイトはオンライン上の機能が不十分ということもあり、
むしろ、オフラインで直接会話したいひとが集まっています。
実際、僕もランゲージエクスチェンジで数十人のパートナーと話してますが、すべてサイト経由です。
そんな僕がおすすめするランゲージエクスチェンジのサイトは次です。
ランゲージエクスチェンジのおすすめサイト3選
ランゲージエクスチェンジのおすすめサイトは以下の3つです。
- Conversation Exchange
- My Language Exchange
- WeNative
それぞれ特徴や価格などを簡単に紹介します。
Conversation Exchange
Conversation Exchangeとは
Conversation Exchange は2006年頃より運営されている老舗サイトです。
サイト内で、ランゲージエクスチェンジパートナーを言語別・地域別に探すことができます。
気になるパートナーがいたら、メッセージを送り、直接会うもしくはビデオ通話の予定を調整する仕組みです。
価格
無料です。有料プランなどもありません。
>> Conversation Exchangeのサイトはこちら
なお、Conversation Exchangeについては以下の記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。
My Language Exchange
My Language Exchangeとは
My Language Exchangeとは老舗のランゲージエクスチェンジのサイトです。
累計300万人以上の会員が利用しています。
サイト内に気になるパートナーがいたら、メッセージを送り、直接会うもしくはビデオ通話の予定を調整します。このあたりはConversation Exchangeと同様です。
ただし、下記のとおり、こちらからメッセージを送るには課金が必要です。
価格
会員登録は無料ですが、こちらから相手にメッセージを送る場合は、月額6ドルのゴールドメンバーになる必要があります。
無料だと相手からの連絡を待つしかないので、正直、課金しないと使えません。
なお、僕は以前数ヶ月間課金していました。
課金すると結構メッセージの返信はあり直接会って話すことができたので、個人的には課金する価値はあるかなと思います。
>> My Language Exchangeのサイトはこちら
My Language Exchangeについては以下の記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。
WeNative
WeNativeとは
WeNativeはランゲージエクスチェンジの会話予約プラットホームです。
オンライン英会話のように、「相手の空き時間に直接リクエストを送り、ランゲージエクスチェンジ(ビデオ通話)が予約できる」サービスです。
サイト内でビデオ通話でき、自動的に録画されるため、あとで振り返りが可能です。
テキストのやりとりはめんどくさくて、最初からビデオ通話で会話練習がしたいという人におすすめです。
価格
会員登録は無料ですが、こちらからリクエストを送る場合は、月額9ドルのメンバーシップが必要です。
ただし、14日間の無料トライアルがあるので、試してみていまいちなら解約すれば問題ありません。
なお、WeNativeについては以下の記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。
まとめ
今回は、ランゲージエクスチェンジのおすすめアプリを紹介しました。
アプリは多くのユーザーに利用されており、基本的に無料で利用できます。
また、気軽に質問したり、英文添削を受けることもでき、オンライン上の学習ツールとしての利便性は高いです。
一方、僕の経験からも直接会って話をする場合は、サイトの方が確実性が高いと思います。
いくつかおすすめのサイトも紹介しているのでぜひ使ってみてください。
それでは本日は以上です。