こんにちは!LingoTimesライターのタナユウです。
「海外に留学したいけれど、どの国に行けばよいのか分からない」と悩んでる方は多いです。英語を学習したい方であれば英語圏の国を初めに思い浮かべる人が多いことでしょう。
英語圏の国と言えば、アメリカやイギリス、カナダやオーストラリア等、先進国として知られる国々が数多く挙げられますが、その中でも
「アメリカに留学してみたい!」
と熱望されている方は多いのではないでしょうか。
私は学生時代、2015年から2016年にかけて大学の交換留学制度を利用し、アメリカ・ミネソタ州に1年間留学していた経験があります。
そこで今回は、私の留学経験をもとに
「アメリカ留学のメリット・デメリット」
を紹介していきたいと思います。
アメリカを留学先として検討されている方、どの国に行くべきか迷われている方は参考にしてみてください。
アメリカ留学のメリット
では初めにメリットについて紹介します。私が考えるアメリカ留学のメリットは
- 多種多様な人々との交流ができる
- アメリカ英語に触れることができる
- 最先端の技術やカルチャーを体感できる
- あらゆる選択肢が豊富
上記の4つです。それでは各項目について詳しく紹介していきます。
多種多様な人々との交流ができる
アメリカと言えば多民族国家として代表的な国のひとつです。
単に『アメリカ人』といっても見た目だけでは判別が難しく、欧州にルーツを持つ人、アフリカやアジアにルーツを持つ人、幼いころに移民し生まれは他国だがアメリカ人として育ってきた人など、簡単に括ることが出来ません。
それゆえ、日本にいては想像もつかない、体験したことのない文化や習慣が他者にとっては当たり前であることが、日常の小さなことも含めて本当にたくさんあるのです。
そのような【人種のるつぼ】の中に自身も混じって生活をする体験は、アメリカ以外では中々難しいでしょう。
また、自身のルーツについて語る人々を見て、
「自分のアイデンティティとは」「日本という国をどう説明すればよいか」
など、自分自身に関しても興味が湧いてくることかと思います。
さらに、あなたが生活する州が何処なのかによっても文化や生活様式、ひいては使う言葉(方言)さえ異なってきます。
白人の多い州から移民の多い州まで、その違いを楽しめる、受け入れられる(受け入れざるを得ない)と感じるレベルにマインドが達すれば、人間的に一回り成長したと実感を得られるはずです。
アメリカ英語に触れることができる
英語、といっても国によって使われる単語や発音が異なることは英語学習者の皆さんであれば何となく聞いたことがあるのではないでしょうか。
特に英語界隈ではアメリカ英語とイギリス英語の違いについて語られることがよくありますが、アメリカに留学すれば当然ながらアメリカ英語に触れることとなります。
ハリウッド映画やアメリカ人セレブリティのインタビューなど、日本に流入してくる海外エンターテインメントの多くにはアメリカ英語が使われており、ある種日本人に最も馴染みのある英語と言っても過言ではありません。
また、中学・高校で学んできた単語がそのまま応用できるという点においてもアメリカ留学を選択することはメリットと言えるでしょう。
最先端の技術やカルチャーを体感できる
『シリコンバレー』と呼ばれる地域がサンフランシスコに存在しているのを知っている方は多いでしょう。
AppleやGoogle、Facebook等、世界中のインターネットインフラを生み出しているIT企業が集う場所、それがシリコンバレーです。
当然ながらそこで生み出された最新のテクノロジーやアプリは、実験段階も含めアメリカでローンチされ、世界中で一番先に利用することができます。
また、音楽や映画、スポーツや芸術に関しても新たな文化がアメリカから生まれる事は珍しくなく、各分野において文字通り世界の最先端を体感できるのです。このような体験はアメリカならではと言って間違いありません。
あらゆる選択肢が豊富
土地も規模も心意気も大きいアメリカという国に住むだけで、あなたは膨大な選択肢を手にします。
まずは学校選びについて、英語を学びに語学留学する場合でも語学学校が大量にあります。
授業のレベル、環境、生活費など安い地域もあれば高品質で高額なものもあり、自分の身の丈に合った生活様式の選択肢が多いことは確実にメリットと言えるでしょう。
また食事をする場合、世界各国から移民が来ていることもあり、都市部へと繰り出せば欧米風チェーン店からアジア風、アフリカ風のレストラン等、選択肢が多すぎて困ってしまうほどに点在しています。
その他の分野においても、多民族国家らしくあらゆる人が適応できる選択肢が用意されていると感じる場面が多く、自らにあったスタイルを選べるのは大きなメリットです。
アメリカ留学のデメリット
それでは次にデメリットについて紹介します。私が考えるアメリカ留学のデメリットは
- 費用が高い
- 車がないと不便
- 留学生同士で固まりがちになる
上記の3つです。それでは詳しく紹介します。
費用が高い
学費や生活費に関して、私費留学をする場合はその全てを支払わなければならず、各々が高額であるため留学生の負担は大きくなります。
日本と違い国民健康保険等が整備されているわけではないため、医療費のかかる場面においては大きな負担を強いられる可能性もあります。
また、「留学中にアメリカ旅行しよう!」と考えている方も注意です。日本の国内旅行と同じ規模で考えているとアッという間に予算オーバーです。土地が広ければそれだけ交通費、宿泊費もかさむため、その点も考慮して留学前に資金を蓄えておきましょう。
私は大学の交換留学を利用したため留学先大学の授業料免除、奨学金の給付などによるサポートを受けることができました。「なるべく金銭的な負担を少なく留学したい」と考えている方は交換留学のような選択肢を探すのも手です。
交換留学の利点については別の記事でも紹介していますので、合わせてご覧ください。
車がないと不便
住む地域や通う学校周辺の状況によっては、生活用品の買い出しに行くのにも徒歩では少し時間がかかってしまう距離になる場合があります。交通の便も日本と比較するとどうしても劣ってしまう部分があり、
- 車を持つ
- 車を持っている友人に載せてもらう
のいずれかが無ければ生活するのにも一苦労するかもしれません。
ただ、『車を持つ』に関しては国際免許証の取得や車の購入など超えるべきハードルが高く、あまり現実的ではないかもしれません。
幸い、現地の学生は車を持っている場合が多く、親しくなれば車に乗せてドライブや遊びへ連れてってくれる可能性があります。もちろんバスや電車の利用も可能ですが、アメリカらしい生活をしたいのであれば、車のある生活を目指すのも一つの手でしょう。
留学生同士で固まりがちになる
アメリカは日本人のみならず世界中の英語学習者が希望する留学先です。
それゆえ英語上達を目指しに留学したはずが、気付けば同じ英語レベル程度の留学生とばかり過ごしてしまい、望んでいた結果が得られない場合があります。
もちろん多様な文化に触れる/様々な国の人と交流することは重要ですし、僕にとっても世界中に友人が出来たことはかけがえのないことだと思っています。
しかし『英語力強化』という点にフォーカスすれば、ネイティヴスピーカーもしくは自分よりも英語が明らかに上手な留学生との交流を図ることも重要です。
個人的には、留学先でネイティヴの恋人を作ったことが自分の英語力向上に最も起因していると自覚しているので、チャンスがあれば積極的に交流しましょう。
まとめ
私が考えるアメリカ留学のメリット・デメリット、お分かりいただけたでしょうか?
私の考え方としては、金銭的な負担等生活にかかわる事以外の苦労であれば、一般的にデメリットと考えられることであっても『良い経験』と思うようにしています。
そのため、私がメリットと考えることであっても、誰かにとってはデメリットと捉えられる場合もあり、その逆も然りです。
なので、本記事もあくまで一つの例として捉えていただき、他にも様々な記事や動画で情報を集めて、自分なりの留学プランを立ててみてください。
きっとその計画通りに行かない事もたくさんあるかと思いますが、その経験さえも『留学』の一部として楽しむ心の余裕を持てるよう、試行錯誤してみてください。
それでは、素晴らしいイングリッシュライフを!