ジムニー中古やめたほうがいい理由と買って良かった理由

アウトドア向きの車はたくさんありますが、その中でもジムニーは本格派の4駆として人気の軽自動車です。しかし、中古ジムニーを買って後悔している人が多いのも事実です。

そこでこの記事では、中古ジムニーはやめたほうがいいといわれる理由や事例など、旧型ジムニーのオーナーさん達のさまざまなケースをご紹介します。

また、この記事には、2023年3月に現行の4代目ジムニー(JB64)を買った筆者が、乗りはじめて感じた走行フィーリングや使用感、買ってよかった理由など、ジムニーオーナーならではの率直な感想もご紹介しますので、どうぞご参考にしてください。



目次

現行ジムニーの中古はやめたほうがいい理由

出典:MOTA公式サイト

2018年7月にフルモデルチェンジした現行の4代目ジムニー(JB64)を中古で買うのは、必ずしもおすすめしません。理由は、販売価格が新車より高く設定されているジムニーが多いからです。
「納車待ちすることなく新型ジムニーが欲しい」という客の心理を逆手にとり、新車価格より高い価格で販売している業者には注意しましょう。
もちろん、すでに現行ジムニーの発売から数年が経った現在(2023年11月時点)では、新車価格より安い中古車が出回っているのは事実ですが、極端に安い車両にはなんらかの問題があることも少なくないのです。

どうしてジムニーの中古車は新車より高いのか

出典:カーセンサー公式サイト

ジムニーの中古車が新車より高いのは、「需要に対して供給が追いついていないから」というのが一番の理由です。登場以来、長い歴史のあるジムニーには、多くのファンがついています。ジムニーに限らず、キャンプ用品や自動車のように個人の趣味が強く現れる製品の場合は、多少の出費を惜しまないのがファンの心理ですよね。

特に人気が爆発した2018年のフルモデルチェンジ直後は、新車ジムニー(JB64)の納車が1年以上かかってしまう状態でした。そんなに待てない人や少しでも早く手に入れたい人が、新車価格より高いお金を払ってでも新型ジムニーの中古車を購入していたということも、中古ジムニーの高騰に拍車をかけていました。
実際、新車のジムニーのオーナーに向けて、新車価格より高値で買い取りますよとセールスしている中古車ショップも見かけたほどです。

また、ジムニーにはライバル車が存在しません。
パジェロミニのような、外見が似ている車はありますが、ラダーフレーム(ハシゴの形をしたフレームで強度に優れ、大型車や4輪駆動車に多く採用されているシャーシ)や前後リジッドアクスルサスペンション(車軸式懸架装置の一種。左右の車輪を車体に繋ぐ形式で悪路走破性に優れるサスペンション)を装備している軽自動車の4駆はジムニーだけです。
ジムニーは軽自動車で唯一本格的クロカン(クロスカントリー:オフロードを走る競技)を楽しめるクルマといっても過言ではありません。こうした「オンリーワンのクルマ」であることも、ジムニーの中古車が高い理由の1つです。
もともとジムニーは、林業や山岳地帯などの悪路が多い現場で働くクルマとしても使えるよう開発されましたが、世界的にみてもこうしたコンパクトサイズの4駆は例をみないため、日本のみならず世界的に人気を集めているというのもこの傾向に拍車をかけています。

そのほか、高価なパーツなどで外装や内装をカスタムしてあるジムニーは、年式が古くても販売価格は高い傾向にあります。

ジムニー新車の実売価格

出典:スズキ公式サイト

ジムニー新車のメーカー実売価格(車両本体)は1,555,400〜1,903,000円(税込)です(2023年11月現在)。
ただし、グレードや色、ミッション(ATまたはMT)など、注文内容により価格は変わります。

ジムニー新車の納期

画像は、筆者が実際に新車でジムニーを購入したときの注文書です。2021年10月に予約して、2022年の11月に契約をしました。そして納車は2023年3月。予約してから納車までは実に1年半もかかりました。
元々ジムニーは本格的クロカン4駆で複雑な工程が多く、製造がカンタンではないクルマです。根強い人気にあとおしされて納期は以前から遅れる傾向にありましたが、現行のジムニー(JB64)が発表されて以降は、新型コロナウィルスのまん延による工場閉鎖や世界的な半導体不足の影響により、その傾向に拍車がかかりました。
現在、ジムニー新車の納期は、1年から1年半程度が多いようです。納期は居住地域により状況が変わります。

上記の表は、実際に各地のスズキ正規ディーラーに、筆者が直接電話して納期をたずねた結果(2023年11月9日調査)です。2022年よりも状況は改善されつつあるようですが、現行の4代目ジムニー(JB64)を新車で買うとなると、まだまだ時間はかかりそうですね。

また、総じてAT車の方がMT車より納期がかかるようです。どのディーラーも口を揃えて、人気のAT車に予約注文が殺到していると答えてくれました。

そのほか、ジムニーはグレードにより、納期が変わる場合があります。人気の上級グレードは、ほかのグレードよりも納期が遅いと答えたディーラーが1件ありました。
また、かつてはオプションで純正のナビを注文した場合、納期が遅くなる傾向がありましたが、現在は改善されてます。これは、世界的な半導体不足が、かなり改善されていることが原因のようです。

出典:スズキ公式サイト

納期遅延については、スズキも公式サイトで上記のような投稿をしています。

ジムニーの中古車を買って後悔した話

ジムニーの中古車を買って後悔している話は、よく耳にします。売れているクルマだからといって安易に買ってしまうと、居住性がよくない(狭い)、加速が悪い(遅い)、荷室が狭い、後ろに人を載せるときは面倒などの理由で後悔することになってしまっているようです。
では、どのような後悔が多いのでしょうか。実際に多いのは「型落ちの中古なのに、現行型とさほど変わらないくらい高い値段だった」という内容です。
ジムニーは、型落ちの中古車(現行よりも前のモデル)でも高値で取引されています。これは、新車の人気にあと押しされて古いモデルも人気が高まり、需要に対して供給が追いついていないからと考えられるからです。
次に多いのは「ボロだった」という内容です。特に年式が古いジムニーや、オフロードを多く走った履歴のあるジムニーを買ったオーナーから多く寄せられています。
そのほか「狭い」「重い」「遅い」「燃費悪い」など、ジムニー特有の特徴を挙げているオーナーも多くいます。
ジムニーの中古車を買う際は、しっかりリサーチしてジムニーの特性をよく理解し、後悔しない買い方をすることが重要です。
SNSで見かけた、ジムニーの中古車を買って後悔した事例をご紹介しておきますね。

ジムニーの中古車を買ってよかった話

逆に「ジムニーの中古車を買って良かった」という話もよく聞きます。肯定的な話をするのは、「自分と相性がよい」と思っている中古ジムニーのオーナーです。
人気のジムニーを手に入れたよろこびが、肯定的な評価につながっていると思われます。「カッコいい」「カワイイ」という意見は、老若男女を問わず、中古車ジムニーのオーナーからよく聞こえてきます。
十分リサーチして短所をよく理解し、中古車ジムニーの状態をよく把握したうえで納得して買ったオーナーは「買って良かった」という感想を持つことが多いのでしょう。
ジムニーは、中古車も新車もその特性をよく理解して買う必要があるクルマなのです。
https://twitter.com/JwyjHm/status/1529438544821100546?s=20

安い中古車がほしいなら旧車を選ぶのもおすすめ

出典:スズキ公式サイト

安い中古車のジムニーがほしいなら、旧車を選ぶのもおすすめです。特に1998〜2018年の間に生産された3代目ジムニー(JB23)は歴代のジムニーの中で最も販売期間が長く、現行の4代目ジムニー(JB64)の直前の型式なので中古車も多く販売されています。

1981〜1998年の間に生産された2代目ジムニー(JA11、JA12、JA22など)も根強い人気を誇りますが、生産終了から20年以上経過しているので、状態が良い中古車は少なくなりつつあります。

エンジンが2サイクルの初代ジムニー(1970〜1981年、LJ10など)は、さすがに見なくなりました。メンテナンスや整備などの維持管理に時間と費用がかかりますし、なにより程度のいい初代ジムニーを探すのは非常に困難でしょう。

あくまで筆者の個人的な主観ですが、中古ジムニーはカッコいいと思います。筆者の自宅近く(熊本県内)に、2代目ジムニー(JA11)を再塗装して、キレイに乗っているオーナーさんがいます。もはやビンテージともいえる2代目ジムニーを、きちんと整備してカッコよく乗っているオーナーさんには好感が持てますね。

買ってはいけない旧型ジムニー中古車の注意点

出典:CARTUNE公式サイト

旧型ジムニー中古車の中には、買ってはいけない車があるのも事実です。型式(年式)が古い中古車の旧型ジムニー(生産終了して20年以上経過する、初代や2代目のジムニー)は、エンジンや足回りが劣悪なものも存在します。旧型ジムニーの中古車を買う際は、エンジンや足回りなど確認しなければならない点がたくさんあるのです。
ジムニーはオフロードを走るための車です。当然、オフロードをガンガン走った中古車もあります。ないよりも、ジムニーはオフロード車であり、そういった荒っぽい乗り方をされた可能性があるクルマだということを理解しておきましょう。
本章では、買ったあとに後悔しないための注意すべきポイントをご紹介します。

旧型ジムニーのポイント

出典:スズキ公式サイト

ジムニーは1970年の登場以来、マイナーチェンジとフルモデルチェンジを繰り返してきました。現行のジムニーは、通称4代目と呼ばれています。
初代ジムニー以降の大きな特徴の変化は、次のとおりです。

  • 初代:2サイクルエンジン搭載。無骨で角ばったデザインの外観。
  • 2代目:4サイクルエンジンに変更。
  • 3代目:丸みを帯びたデザインに変更。居住性向上。
  • 4代目:再び直線的で角ばったデザインの外観に変更。

あまりにも古いジムニーは多くの場合、メンテナンスと整備に時間と費用を要します。旧型ジムニーの購入を検討する際は車検証を見て、型式や年式、車両登録年などに注意しましょう。

価格

出典:カーセンサー公式サイト

2018年から生産されている現行の4代目ジムニー(JB64、XCグレード、AT車)を新車で買う場合、税込車両価格は1,903,000円です。一方、中古ジムニーの価格帯は20万円前後〜400万円台までいろいろあります。年式、走行距離、状態、装備品、修復歴などにより価格は変わりますが、あまりに安すぎるジムニーには注意が必要です。
激安のジムニーは、型式(年式)が古かったり、修復歴(事故歴)ありの場合があります。また、正規ディーラー認定の中古車は、ディーラーの基準を満たす整備を施されており、購入後一定期間(または規定走行距離)内の保証付きが多いので安心ですが、販売価格はおおむね高い傾向です。

走行距離

出典:みんカラ公式サイト

中古車ジムニーの走行距離もさまざまです。20,000前後〜500,000kmオーバーまでいろいろ販売されています。走行距離が多い中古車ジムニーは、特にエンジンと足回りに注意しましょう。

ボディ周り

出典:カーセンサー公式サイト

中古車ジムニーを検討する際は、最初に外観(ボディ周り)をよく観察しましょう。キズ、ヘコミ、色あせ、塗装ハゲの有無を確認してください。
ボンネットを開けて、ボンネットと本体をつなぐボルトの色にも注意が必要です。ボルトの色は、通常ボディカラーと同じ色で塗装されています。しかしこの部分の色が違う場合は、事故など何らかの原因により、ボンネットを修理や交換している可能性があります。ボディ周りは外観と共に内装やボンネットの中もしっかりと確認するようにしてください。

整備状況

出典:Gulliverフリマ公式サイト

中古車ジムニーを買う際に、最も重要といっても過言ではないのが整備状況です。整備状況が悪いと、走行性能や乗り心地が悪くなるばかりか、最悪の場合故障や事故につながってしまいます。
購入の前には、整備手帳などで整備の履歴や記録をよく確認しましょう。中古車ジムニーを、外観だけで判断してはいけません。

修理・交換の有無

出典:グーネットピット公式サイト

中古車ジムニーを検討するときは、修理や部品交換の有無も確認が必要です。軽微な修理であればよいですが、事故車を修理したのであれば避けた方が無難でしょう。
修復歴や修理の履歴、交換の記録を整備手帳などでよく確認してください。修理や修復の履歴がわからない、または教えてくれない販売店からは買わないようにしましょう。
そのほか、水没(冠水)歴にも注意が必要です。冠水車はエンジントラブルに発展する恐れがあるので、やめておきましょう。

エンジンの調子

出典:CARTUNE公式サイト

旧型の中古車ジムニーを検討する際、可能であれば、エンジンをかけてもらいましょう。エンジンをかけて、音をよく聞いてください。できれば、ボンネットを開けて聞く方がよいです。異音が聞こえる場合は買うのをやめましょう。
ボンネットを開けたら、オイルの状態も確認してください。オイルレベルゲージを抜いてオイルの色やオイル量を確認しましょう。オイルもれにも注意が必要です。
ボンネットを開けてエンジンルームを見る際は、ついでにバッテリーも確認してください。バッテリーの電極に白や青の固形の汚れがある場合は要注意です。白や青の固形の汚れがついたバッテリーは、古い恐れがあります。

足回り

出典:車選びドットコム公式サイト

旧型の中古車ジムニーを買う際は、タイヤやサスペンションなどの足回りにも注意してください。タイヤやサスペンションは、地面と車体をつなぐ重要なパーツです。タイヤやホイール、ブレーキなどの足回りに異常があると、最悪の場合 事故につながります。
確認する箇所は、タイヤの残り溝(減り具合)、スリップサインが出ていないか、タイヤのサイドウォール(側面)にヒビが入ってないか、タイヤが偏摩耗していないか、などです。サスペンションの場合は、サビや割れがないかにも注意が必要です。
そのほか、ホイールの傷や変形、ブレーキパッドやディスクの損耗にも注意しましょう。

各部のサビ

出典:CARTUNE公式サイト

旧型ジムニーの中古車を選ぶ際は、ボディはもちろん、各部のサビに注意してください。サビがあると、完全に処置してない場合はサビが広がり、ジムニーの寿命が短くなります。
特に下回り(フレームや足回り)は、下側から覗き込んで確認してください。サビがあるジムニーはやめておいた方が無難です。
特に、雪国で使われていたジムニーは融雪剤の影響でシャーシの下側にサビが出ている場合があります。また、オフロード走行の履歴が多いジムニーも泥や水でサビが発生していることがありますので、十分な注意が必要です。

AT車の場合

出典:レスポンス公式サイト

旧型ジムニーの中古車を検討する際は、AT車(オートマチック車)のオートマチック不良(オートマ不良)に注意が必要です。オートマチックミッションに不具合があると、最悪の場合まともな走行ができなくなってしまいます。
特に、リコールが発生した2代目ジムニーのAT車には注意してください。1998年~2004年の間に6万台以上のジムニーがリコールの対象となっています。リコール対象のジムニーである場合は、改善処置を受けているかどうかの確認をしてください。
また、オートマチックオイルの交換履歴(整備記録)も確認しておきましょう。

MT車の場合

出典:モーターファン公式サイト

旧型ジムニーの中古車がMT車の場合は、特にギアの入りやすさを確認してください。ギアの入りがスムーズでないと、走行中のトラブルに発展する恐れがあります。必ずエンジンをかけて、ギアの入り具合を試してみましょう。
可能であれば、試乗させてもらい、クラッチのつながり具合も確認してください。パワーが伝わってないような感じがある場合は、クラッチの滑りが原因かも知れません。
ギアが入りにくい場合や、クラッチが滑るようなジムニーは買うのをやめましょう。

エアコンの不良

出典:グーネットピット公式サイト

旧型ジムニーの中古を買う際は、エアコンにも注意が必要です。旧型ジムニーの電装関連では、エアコンの故障が大きな問題点として数えられています。
展示されている中古車ジムニーのエンジンをかけてもらい、エアコンが正常に作動するかどうかを確認してください。冷房に設定し、エアコンの吹き出し口から冷たい空気が出てくればOKです。冷房の次は暖房も確認してください。風量の強弱調整も確かめましょう。
エアコンが正常に作動しない場合はエアコン用コンプレッサーの焼き付きなど、深刻な故障が原因の場合があります。エアコンが作動しない旧型の中古ジムニーの購入は見送りましょう。

【筆者体験談】現行ジムニーの買ってよかったポイント5選

出典:スズキ公式サイト

この章では現行(4代目)ジムニーの買ってよかったポイントについて筆者の所感を述べます。筆者は、現行型ジムニーを2023年の3月から所有していますが、ジムニーオーナーならではの感想を、5つのポイントに絞って解説いたします。

【筆者が所有するジムニー】

  • 型式:3BA-JB64W(4代目)
  • グレード:XC
  • ミッション:AT
  • 排気量:660cc(軽自動車)
  • 色:ブルーイッシュブラックパール3(黒)
  • 年式:2023年式
  • 納車:2023年3月
  • 注文(予約)時期:2021年11月
  • 注文から納期まで:約1年6か月

ポイント1:意外に速い

出典:GAZOO公式サイト

ポイントの1つ目は「ジムニーは意外に速い車だった」ということです。ジムニーの初速(出足の加速)については、一部のモータージャーナリストや車専門誌が酷評しています。そのため、筆者は初速や加速についてはあまり期待してなかったのですが、なかなかどうして、結構速いです。
確かに出足の初速は重い感じですが、途中からの伸びがあります。ターボの効果でよい加速をしてくれます。

ポイント2:予想より快適

出典:スズキ公式サイト

「予想より快適」というのが、筆者が感じている、現行ジムニーの2つ目のポイントです。まず乗り心地が快適です。車重が重く、硬めのサスペンションなので車体が安定しており、軽自動車にありがちなフワフワ感がありません。ジムニーは高速道路走行時も、横風の影響をあまり受けず、安定しています。
筆者は4代目ジムニーを購入後に、初代ハスラー(2014年式)のレンタカーを運転した経験がありますが、ハスラーは車重が軽く道路の凹凸の影響をモロに受けて揺れるので、ジムニーよりかなりフワフワしていると感じました。
そして4代目ジムニーは、防音対策もしっかりしています。以前、友人の初代ジムニーに乗ったことがありますが、会話が聞き取れないほどうるさい車内でした。初代ジムニーに比べると、隔世の感というか、技術の進歩を感じます。
また、ジムニーは車高が高いので見通しがよく運転しやすい車です。ホイールベースが短く後ろも見やすいので、バック駐車もラクにできます。

ポイント3:コーナーリングが楽しい

出典:CarMe公式サイト

現行4代目ジムニーのポイント3つ目は、コーナーリングが楽しいところです。車高が高いし、4駆なので、コーナーリングは苦手なのかと思いきや、意外にも安定した走りをしてくれます。やはり、重い車重と硬めのサスペンションが、よい走りを生み出しているようです。
コーナーリングの最中もブレずにタイヤとサスペンションが踏ん張って、どっしり安定したままコーナーを抜けていきます。現行ジムニーは、コーナーリングも楽しい車です。

ポイント4:パーツが豊富でイジる楽しみがある

出典:Amazon公式サイト

パーツが豊富でイジる楽しみがあるというのが、4つめのポイントです。これは、長い歴史のあるジムニーならではですね。現行の4代目ジムニーは2018年に登場しているので、内装も外装も、純正品以外にいろいろなカスタムパーツがさまざまなメーカーから販売されています。
外装をイジってカッコよくしたり、内装には便利グッズをつけてみたりと、楽しみ方はいろいろありますよ。

ポイント5:カッコいい!

出典:スズキ公式サイト

最後のポイントとして、現行ジムニーはカッコいい! といわせてください。あくまで筆者の主観ですが、現行の4代目ジムニーは直線的で角ばったデザインに戻ったこともあり、カッコいいと思います。筆者の嫁はもともと特にジムニーに興味などありませんでしたが、「カワイイ、カッコいい」といってくれています。
街中で見かけるほかのジムニーもカッコいいと思います。趣味やライフスタイルによりカッコいいかどうかの評価は分かれますが、旧型も新型も総じて素敵ですね。
人気があって売れているということは、筆者と似た考えの方が多いのではないでしょうか。

買って後悔しないように中古ジムニーは十分な吟味を!

ジムニーはよくも悪くも、特殊な車です。唯一の存在だからこそ、不動の人気があります。頑丈な基本設計なので、古くて距離を走っている中古ジムニーも、きちんと整備をすれば所有する価値は十分あります。
ただし、中古ジムニーを買う際は、買ったあとに後悔しないよう、十分な吟味をしましょう。十分なリサーチと吟味をして購入すれば、失敗や後悔を防ぐことができます。
また、現行ジムニーの中古車についても、購入を検討する際は、旧型と同じようにポイントを押さえて十分な吟味をしてください。新しくても油断をしてはいけません。特に新車と比べてあまりに安い金額がつけられている場合、修復歴(事故歴)のある現行ジムニーが、なに食わぬ顔で販売されているかもしれません。
この記事が、中古ジムニーを検討されている方のお役に立てば嬉しいです。あなたのライフスタイルに合う中古ジムニーを探す際の参考にしてください。読者の皆さまのアウトドアライフを応援しています。



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この記事を書いた人

熊本県在住、バイクが趣味のWebライター・ライダー。

外メシと外昼寝が大好きで、愛機 Kawasaki 250TR に道具を積み、ツーリングに行く。

スズキ・ジムニー(JB64)を最近購入。アウトドアグッズを少しずつ買い揃え、キャンプに行くことを目論んでいる。

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