新型ジムニー燃費悪すぎ?3つの原因と5つの解決法を徹底解説

フルモデルチェンジ以降、今も人気を保ち続けているスズキの新型ジムニーですが、SNSなどではよく「新型ジムニーの燃費が悪すぎる」という声を見かけます。
新型ジムニーに乗っているオーナーの中には、燃費の悪さに悩んでいる人や「新型ジムニーの燃費はあきらめて乗るしかないのかな?」と悩んでいる人も少なくないようです。
2023年3月から新型ジムニーに乗っている筆者も、新型ジムニーの燃費に関する悩みには共感します。
そこで今回は、新型ジムニー(JB64)の燃費が悪い原因と、燃費を改善するための解決策を徹底解説します。
これから新型ジムニーの購入を検討している人や、旧型ジムニーの燃費で悩んでいる人にも役立つ内容が盛りだくさんです。
この記事を最後まで読んで、ジムニーの燃費を改善するヒントにしてください。

目次

新型ジムニーの燃費は悪すぎる!その噂の真相

「新型ジムニーの燃費は悪すぎる!」との声をよく聞きます。噂は本当なのでしょうか?
この章では「新型ジムニー燃費悪すぎ」という噂の真相に迫ります。

新型ジムニーの燃費が悪くて後悔したSNSの証言

出典:X公式サイト

「燃費こんなもん?」と嘆くオーナーがいます。

購入直後の慣らし運転でエンジンをぶん回してないのに、燃費が10.5km/Lだったオーナーもいます。

平均燃費が6.6km/Lだったオーナーもいます。

実際、新型ジムニーを所有する筆者も「燃費は悪い」と感じています。筆者の新型ジムニーの燃費は平均して11〜12km/Lほどです。

新型ジムニーとジムニーシエラのカタログ燃費

燃費比較表(カタログデータ)
メーカースズキダイハツ
車名ジムニーシエラタフト
型式JB64JB74Gターボ4WD
4AT14.3km/L14.3km/L21.1km/L
5MT16.6km/L15.4km/L
車両重量1,040kg1,080kg890kg

※燃費はWLTCモード(国土交通省審査値)
参考:スズキ・ダイハツ公式サイト

ジムニーとシエラのAT車はともに14.3km/L。ジムニーは軽自動車なのに、シエラと燃費が同じです。
ジムニーのエンジンはインタークーラーターボを装備しているので、軽自動車なのに燃費が悪いですね。
ライバル車として比較したのはダイハツのタフト4WD(Gターボ)。タフトの燃費は21.1km/Lで、ジムニーより燃費がよいことがわかります。
タフトの方がジムニーより燃費がよいのは、タフトの車両重量が軽いからです。ジムニーの車両重量が1,040kgであるのに対し、タフトは890kg。タフトの燃費がよいのは、タフトの方がジムニーより150kgも軽いことが理由の一つです。
ジムニーは軽自動車としては、異常に燃費が悪すぎますね。

新型ジムニーとジムニーシエラの実燃費

筆者のジムニーのメーターパネルに表示された平均燃費は、11.8km/L

新型ジムニーとジムニーシエラの実燃費を紹介します。

新型ジムニーの実燃費

筆者が所有する新型ジムニー(JB64:2023年式、4AT)の実際の燃費は11〜12km/Lです。
このときの詳細は、以下の通りです。

  • メーター表示の(ジムニーが自動計測した)燃費は11.8km/L
  • 実際の燃費は11.72km/L(満タン法による計算)
  • 満タン時の状況:走行距離300.1km、給油量25.59L
  • 九州(熊本)在住で、街乗りと郊外走行が半々
  • 家内も運転することが多く、エンジンはぶん回さない
  • 春先でエアコンは入れたり入れなかったり
  • この日の満タンで、航続可能距離は407kmの表示

街乗りも多いとはいえ、正直燃費が悪いと思います。

ジムニーシエラの実燃費

街乗りメインで11.1km/Lのシエラオーナーの投稿

こちらのシエラオーナーの平均燃費表示は、なんと18.4km/L!

乗り方や走る場所、状況で燃費は大きく変わりますね。

新型ジムニー/ジムニーシエラの燃費が悪すぎる3つの原因

この章では、新型ジムニーとジムニーシエラの燃費が悪い3つの原因について詳しく解説します。

車重が重い

出典:スズキ公式サイト

ジムニーの燃費の悪さの原因の一つとして、車重の重さが挙げられます。

車重比較
車名ジムニーシエラ
型式JB64JB74
車両重量1,040kg1,080kg

ジムニー、シエラともに1トンを超えてます。

  • オフロード性能を高めるための堅牢なラダーフレーム構造
  • 本格的な四輪駆動システム
  • エアバッグやサイドインパクトビームなどの安全装備が充実している
  • ボディ素材に頑丈な鋼板を使用している
  • バックドアにスペアタイヤが標準装備されている

オフロード走行性能や安全性を向上させるために必要な装備の数々が、重量増加の原因です。

大径タイヤの影響

出典:スズキ公式サイト

ジムニー(JB64)の大径タイヤも燃費悪化の原因です。

  • 大径タイヤは接地面積が大きいため、転がり抵抗が大きくなる
  • 大径タイヤは空気抵抗が増加する
  • 大径タイヤは重い

大径タイヤは燃費悪化の一因ですが、オフロード性能や悪路走破性を向上させるために必要です。

オフロードタイヤを装着した場合、燃費はさらに悪くなります。マッドテレーンタイヤ、オールテレーンタイヤなどのオフロード走行を重視しているタイヤは、転がり抵抗がさらに大きくなるため燃費が悪化する傾向です。

ジムニーの車輌特性

出典:スズキ公式サイト

ジムニーの燃費の悪さは、ジムニーの車輛特性によるものです。
悪路走破性能に適したギア比や低速域でのトルクを重視したエンジン特性など、開発コンセプトや設計思想が、燃費や乗り心地を優先している車ではないため、結果として燃費は悪くなります。

歴代ジムニーの燃費事情

出典:スズキ公式サイト

歴代の旧型ジムニーは燃費が悪いのでしょうか?この章では歴代ジムニーの燃費事情を解説します。

旧型ジムニーも燃費は悪いのか?

出典:スズキ公式サイト

旧型ジムニーも燃費は悪いのでしょうか?実際のところ、悪いようです。
Sotopiaの所属ライター「サケサカ」さんは平成4年製のJA-11Vオーナーですが、この記事執筆のためにきいてみたところ『むちゃくちゃ悪い』と嘆いていました。
その原因はインチアップした大径タイヤです。大径タイヤを履いているため、ノーマルのジムニーより燃費が悪くなっており、実燃費は街乗りで約7km/L、高速に乗っても8km/Lぐらいだそうです。

歴代ジムニーの燃費ランキングベスト5

歴代ジムニー燃費ベスト5(5MT車)
型式・年式・外観エンジン形式排気量燃費(60km/h)
1位JB64
2024年

出典:スズキ公式サイト

水冷4サイクル
直列3気筒DOHC
インタークーラーターボ
658cc27.0km/L
2位JB23
1998年

出典:スズキ公式サイト

水冷4サイクル
直列3気筒DOHC
インタークーラーターボ
658cc24.1km/L
3位JA12
1995年

出典:スズキ公式サイト

水冷4サイクル
直列3気筒DOHC
インタークーラーターボ
658cc23.2km/L
4位JA11
1990年

出典:スズキ公式サイト

水冷4サイクル
直列3気筒SOHC
インタークーラーターボ
657cc18.7km/L
5位JA71
1986年

出典:スズキ公式サイト

水冷4サイクル
直列3気筒SOHC
ターボ
543cc18.5km/L

上記の表は、スズキのカタログデータを参考にした、新型ジムニーを含む燃費のランキングベスト5です。新型ジムニー(JB64)が1位でした。
年式が古くなるほど、燃費ランキングの順位が下がる傾向です。JA71の排気量は550(543cc)であるにも関わらず、紹介したベスト5の中では最下位でした。
なお、一覧表の燃費は、比較しやすくするため、60km/h定地走行値に換算して表示しています。比較する条件を同じにするため、5MT車の燃費で調査しました。
「新型ジムニーの燃費は悪い」といわれますが、こうしてみる限り歴代ジムニーの中では断然いいですね。

ジムニーの燃費をよくする5つの解決法

新型ジムニーも旧型も、燃費をよくするための方法は似ています。この章では燃費をよくするための解決法を5つ紹介します。

エコドライブを心がける

出典:スズキ公式サイト

お金をかけずに、すぐに実行できるのがエコドライブです。エコドライブを心がけるだけで、燃費が向上する場合があります。
ここでは、燃費を向上させるためのエコドライブ術を紹介します。

スムーズな発進・加速を心がける

急発進や急加速は燃費悪化の原因です。信号停車からの発進や車線変更時は、ゆっくりていねいにアクセルを踏み込みましょう。
アクセルを踏み込みすぎないことも大切です。

車速に合った回転数にシフト(ギア)チェンジする(5MT車)

5MT車の場合は、エンジン回転数が低すぎると燃費が悪化し、高すぎるとパワーロスが発生します。エンジンは回し方が足りなくても、回しすぎてもいけません。
車速とエンジン回転数を意識し、車速にあった回転数を心がけるようにしましょう。

一定速度で巡航する

街中では、できる限り一定速度で走行しましょう。急加速・急ブレーキを繰り返すと燃費が悪化します。

タイヤの空気圧を適正にする

タイヤ空気圧が低いと燃費が悪化します。空気圧が低いと、タイヤの転がり抵抗が増え、燃費に影響するので、定期的にタイヤ空気圧をチェックし、適正な空気圧を維持しましょう。
タイヤの空気圧が低いと、最悪の場合バースト(破裂)の恐れがあります。

道路渋滞を回避する

道路の渋滞は燃費悪化の原因になります。可能であれば、渋滞を避けて走行しましょう。
スマホや車のカーナビなどを活用すれば、道路の渋滞情報がわかります。

アイドリングストップ機能を活用する

アイドリングストップ機能は、停車時にエンジンを自動的に停止し、燃費を向上させる機能です。アイドリングストップを装備している車種の場合は、積極的に活用しましょう。

定期的なメンテナンスを実施する

エンジンオイルやエアフィルターなどの定期的な交換は、エンジンの調子を整え、燃費向上に効果があります。車検や点検をきちんと受け、車のコンディションを良好に保ちましょう。

燃費計を活用する

新型ジムニーの場合は、燃費計に表示される「瞬間燃費」を表示して活用しましょう。瞬間燃費が低下しないよう運転方法を改善することは、燃費の向上につながります。
燃費計が装備されてない旧型ジムニーの場合は、満タン法で手計算して燃費を算出し、実燃費を常に把握しましょう。実燃費は下記の計算式で算出できます。
燃費(km/L)=前回の満タンから給油するまでの走行距離÷給油したガソリンの量(リットル)

これらのエコドライブ術を参考に、あなたに合った方法で燃費向上を目指してみてください。

エアコンの使用を抑える

出典:スズキ公式サイト

エアコン(A/C)の使用を抑えることで、燃費が向上する場合があります。春や秋など、温度調整の必要がない季節はエアコンを停止し、外気導入の送風を使いましょう。
暑い夏などは、駐車時に日よけやサンバイザーを活用し、車内温度の上昇を抑えることも燃費改善に効果があります。

使わない荷物は載せない

出典:スズキ公式サイト

車内に不要な荷物を積載していると、車重が増加し燃費が悪化します。使わない荷物は、車に載せない、載せっぱなしにしないようにしましょう。
トランクやルーフキャリアにキャンプ道具を載せっぱなしなどはNGですよ。
Sotopiaの所属ライターであるサケサカさんも、キャンプ用品を載せっぱなしにしていたら、ただでさえ悪い燃費がさらに悪くなったそうです。やはり、不要な荷物はマメに降ろす方がいいみたいですね。

パーツや消耗品を変える

出典:スズキ公式サイト

パーツや消耗品を変えるのも有効です。ここではタイヤ、ホイール、オイル、添加剤を紹介します。

タイヤ

純正タイヤ、エコタイヤ、オフロードタイヤの重量について比較しました。
結論からいえば、重量はさほど変わりません。燃費を優先したいのであれば、純正タイヤやエコタイヤがおすすめです。

ジムニー用タイヤ重量比較表(サイズ:175/80R16)
タイヤ種別メーカー商品名重量

出典:スズキ公式サイト

新車時
装着タイヤ
ブリヂストンDUELER H/T684Ⅱ8.4kg

出典:ダンロップ公式サイト

エコタイヤダンロップGRANDTREK PT39.0kg

出典:ヨコハマ公式サイト

ATタイヤヨコハマGEOLANDAR A/T G01510.1kg

出典:ヨコハマ公式サイト

MTタイヤヨコハマGEOLANDAR M/T G0039.7kg

エコタイヤとは、燃費向上と環境貢献を両立したタイヤです。低燃費性能と環境性能を兼ね備え、転がり抵抗を低減し、燃費向上とCO2排出量削減に貢献します。

AT(オールテレーン)タイヤとは、オンロード・オフロード問わず快適な走りを追求しているタイヤです。舗装路と未舗装路の両方に対応し、オンロードでの快適性とオフロードでの走破性を兼ね備えています。

MT(マッドテレーン)タイヤとは、悪路走破性を最優先したタイヤです。オフロード性能に特化し、泥道や岩場などの悪路で抜群のグリップ力を発揮します。

ATタイヤとMTタイヤはエコタイヤに比べ転がり抵抗が大きく、純正タイヤやエコタイヤより燃費が悪くなりがちです。

ホイール

出典:JAOS公式サイト

ホイールの軽量化も燃費向上に一定の効果があります。バネ下荷重が軽くなるからです。

【ホイール軽量化のメリット】

  • ホイールを軽量化することで、タイヤやブレーキなども含めたバネ下重量が軽くなる
  • バネ下重量が軽くなることで、加速性能が向上する

一方で、ホイールの軽量化にはデメリットもあります。

【ホイール軽量化のデメリット】

  • 軽量なホイールは、高価なものが多い
  • 軽さを優先しているため、強度が低いものもある
  • 軽量化優先のため、デザインが限られる

ホイール軽量化は、燃費向上効果以外にもさまざまなメリットがありますが、デメリットもあります。
ホイールの軽量化を検討する際は、メリットとデメリットをよく理解しておきましょう。

給排気関連パーツ

出典:ショウワガレージ

燃費の向上に効果があるとされる給排気パーツが多く市販されています。ここではさまざまな給排気に関するパーツを紹介します。

  • サブコン:サブコンピューターの略称で、吸入空気量を感知するセンサーに装着し、コンピューターに送られる数値を変化させて燃料の噴射量を変化させるパーツ
  • オイルキャッチタンク:エンジン内部で発生したブローバイガスを捕集し、オイル成分を分離・回収するパーツで、燃費が向上する可能性がある
  • RESPONSE RING(レスポンス・リング):吸気部分に装着するリング状のパーツで、吸気流を整流するため、燃焼効率と燃費の向上が期待できる
  • マフラーアース:車のマフラーと車体を電気的に接続するパーツで、マフラーに溜まった静電気を除去し、静電気によるノイズやスパークを抑制するため、スパークプラグの点火効率と燃焼効率が向上する
  • センターパイプ:センターパイプとはマフラーの中間部分にあるパイプで、排気効率と燃費が向上する場合がある
  • サイレンサー:マフラーの消音器部分に内蔵されている排気音を消音する装置で、サイレンサーの交換により排気効率と燃費がよくなる可能性がある
  • ハイパーフローフィルター:エアクリーナーボックス内に装着する、高性能エアクリーナーフィルターで、燃焼効率の向上と燃費向上が期待できる

ここで紹介するパーツについては下記の点に注意し、自己責任で取り付けてください。

  • 各種パーツの取り付けには専門知識が必要で、専門業者に相談する方がよい
  • パーツによっては、車検不適合となる場合がある(車検に適合するパーツを選ぶ)

オイル

出典:Amazon公式サイト

新型ジムニー(JB64)のメーカー推奨オイルの規格は、5W-30です。粘度の低いオイルに交換することで、燃費が向上する場合があります。理由は下記の通りです。

【年度が低いオイルのメリット】

  • 0W-20のような柔らかいオイルは、低温時の粘度が低いため、エンジン始動時に必要なエネルギーを減らし、燃費向上に貢献する可能性がある
  • 特に、冬場の寒い時期には効果が期待できる
  • 粘度が低いほどエンジン内部の抵抗が少なくなり、燃費向上につながる可能性がある

【粘度が低いオイルのデメリット】

  • 高温時の粘度が低いため、高温での潤滑性能が低下する可能性がある(夏季、長距離走行、高負荷での走行時には注意が必要)
  • 純正オイルよりも流動性が高いため、オイル漏れが発生する恐れがある(古い車、エンジンオイルシールが劣化している車の場合は要注意)
  • 純正オイル(5W-30)より、エンジン音が大きくなる場合がある

デメリットもよく理解して柔らかいオイルを検討しましょう。

添加剤

出典:Amazon公式サイト

燃費向上を目指す、多くの添加剤が市販されています。

【主な添加剤の種類】

  • 燃焼促進剤:燃料の燃焼効率を向上させる
  • 洗浄剤:エンジン内部の汚れを洗浄する
  • 潤滑剤:エンジン内部の摩擦を低減する
  • 金属表面処理剤:エンジン内部の金属表面を処理し、摩擦を低減する

【添加剤のメリット】

  • 安価:パーツ交換に比べ安く済む
  • 手軽に使える:添加剤は、エンジンオイルに混ぜるだけ
  • 効果が表れるのが早い:使用後すぐに効果を実感できるものもある

【添加剤のデメリット】

  • 効果が持続しない:使用開始から数ヶ月で効果が消失してしまう場合がある
  • 効果が分かりにくい:車種やエンジンの状態により効果が異なる
  • エンジン内部への悪影響:使い方を間違えると、エンジン内部に悪影響を及ぼす恐れがある

添加剤は、商品に記載されている使用方法をよく読み、理解したうえで使用しましょう。

ECUを書き換える

出典:ショウワガレージ

ECU(Electronic Control Unit)の書き換えで燃費が向上する場合があります。ECUとは、エンジンを制御するコンピュータです。ECUの書き換えとは『ECUのプログラムを変更することで、エンジンの動作を調整すること』を指します。
ECU書き換えで燃焼効率が向上し、燃費がよくなる場合があります。

【注意点】

  • 書き換え内容によっては車検不適合となる可能性がある
  • 専門知識のない業者が行うと、エンジン内部に悪影響を与える恐れがある

ECUの書き換えを検討する際は、信頼できる業者を選び、車種に合った書き換え内容を行いましょう。書き換え後のアフターフォローが充実している業者を選ぶことも重要です。

新型ジムニーは燃費の悪さを覚悟して「たのしむ」車

新型ジムニーの燃費は、確かにほかの車と比べると燃費が悪いです。

悪路走破性を重視したコンセプトによる車体設計や大径タイヤなど、究極の四輪駆動車としての性能を追求し開発された結果、燃費が犠牲になっています。

燃費を重視するユーザーにとっては、確かにデメリットとなるかもしれません。しかし悪路走破性や遊び心、個性といったジムニーの魅力を理解し、それを楽しめる人にとって、燃費の悪さは決して大きな問題ではないはずです。

むしろ、燃費の悪さを覚悟して購入し、ジムニーならではの走りを堪能し、思う存分その魅力をたのしむ工夫をしたり、パーツ選びやカスタマイズをたのしんだりする方が、充実した「ジムニーライフ」を送れるのではないでしょうか。

新型ジムニーは、燃費の悪さを覚悟して「たのしむ」車です。その魅力と特性をしっかりと理解し、存分にジムニー「らしさ」を堪能してください。

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この記事を書いた人

熊本県在住、バイクが趣味のWebライター・ライダー。

外メシと外昼寝が大好きで、愛機 Kawasaki 250TR に道具を積み、ツーリングに行く。

スズキ・ジムニー(JB64)を最近購入。アウトドアグッズを少しずつ買い揃え、キャンプに行くことを目論んでいる。

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