バトニングや薪割りにおすすめの最強ナイフ10選!バトニングの方法や選び方も徹底解説!

今回はバトニングとは何か?、バトニングや薪割りにおすすめのナイフ10選を紹介いたします。

あわせてナイフに関する基本的な知識から、選び方まで情報をまとめました。

ブッシュクラフトやバトニングで使用するナイフの購入を考えている方は是非参考にしてください!

目次

バトニングとは?

バトニングとは「ナイフを使用して太い薪を細く割ること」を指し、ブッシュクラフトに欠かせない焚きつけ作りの手法です。

「バトニング」は英語で”batoning”と表記し、リレーなどで使われるバトン”baton”が語源となっています。

その名の通り、薪にナイフを当てて、棒で叩くことで太い薪を細くします。

バトニングは主に、斧では割ることが難しい、細い焚きつけを作る際に使用します。

ナイフでバトニングをするメリットは?

ブッシュクラフトナイフでバトニング をするメリットは以下の3点が挙げられます。

バトニングをするメリット
①斧と比較して携帯性に優れる
②斧よりも安全性が高い
③初心者でも作業ができる

斧は軽いものでも600g以上、重たいものだと数kgにも及ぶモデルもあります。

そのため持ち運びが大変だったり、初心者の方では怪我をしてしまう危険性も高いです。

ナイフでのバトニングは刃物を振り回さないので、比較的安全であり、コツをつかめば簡単に薪を割ることができます。

大きな薪を割ることができない、ナイフの切れ味が低下してしまうといったデメリットもありますが、初心者の方はナイフでのバトニングから始めることをおすすめいたします。

バトニングの方法

次にバトニングの方法を紹介いたします。

バトニングの方法は大きく3つのステップとなっています。

①木の土台を用意する
②薪にナイフを当て、棒でナイフの背(スパイン)を叩く
③ナイフの先端(ポイント)を叩いて薪を割る

①木の土台を用意する

まずは、なるべく平らで安定した木の土台を用意しましょう。

木の土台がないと、ナイフで叩い際に、力が地面に吸収されてしまい、うまく薪を割ることができません。

また、不安定な場所でバトニングを行うと、思わぬ怪我に繋がる原因ともなりますので注意してください。

②薪にナイフを当て、棒でナイフの背(スパイン)を叩く

薪にナイフを当て、棒でナイフの中心を叩き、ナイフの背(スパイン)がちょうど隠れるまで薪に食い込ませます。

薪にナイフを当て、棒でナイフの中心を叩き、ナイフの背(スパイン)がちょうど隠れるまで薪に食い込ませます。

ナイフを叩くための棒は、叩いた際に折れないような握りやすくしっかりとしたものを選びましょう。

③ナイフの切先(ポイント)を叩いて薪を割る

最後はナイフの切先(ポイント)を叩いて、薪を最後まで割ります。

綺麗に割るコツとしては、しっかりと上から垂直に棒を振り下ろすことです。

こうして焚きつけや細い薪を作ることができます。

以上がバトニングの方法となります。

バトニングを行う前に知っておきたいナイフの基礎知識

次にバトニングを行う前に知っておきたいナイフの基礎知識を紹介いたします。

ナイフの各部名称

①柄:ハンドル
②背:スパイン
③切先:ポイント
④刃:ブレード
⑤柄尻:バット
⑥鞘:シース

ナイフの各部の名称は上記の通りです。

紹介した以外にも、チップやヒルトなど名称があるのですが、今回はナイフを購入する上で必要最低限覚えておくべき部位に限定しました。

ナイフのタングの種類

ナイフは基本的に上の画像のように、金属部分を柄(ハンドル)材で挟むことで作られています。

この金属部分の内、柄(ハンドル)材で挟まれた部分のことを「タング」と呼びます。

柄(ハンドル)の中のタングの形状によって重量やバランス、強度が変わるため、ナイフの使い勝手に大きな影響を与えます。

使用目的に応じて、適したタングを選ぶことも、ナイフ選びでは重要な要因となってきます。

タングの代表的な種類は下記のようなものが挙げられます。

・フルタング
・エクステンディッドタング
・スケルトンタング
・ナローイングタング
・スティックタング
・パーシャルタング

今回紹介する形状意外にも、タングの種類は複数存在します。

・フルタング

フルタング」はタングの形状が柄(ハンドル)同じ形状になっているナイフのことです。

非常に頑丈で衝撃や捻れにも強いため、バトニングにも適しているタングの形状であると言えます。

デメリットとしては金属部分が多いため、重量が重く、バランスが悪いという点が挙げられます。

・エクステンディッドタング

エクステンディッドタング」とは、タングが柄(ハンドル)よりも長く、飛び出している形状のことです。

こちらもフルタングと同様に、頑丈で衝撃や捻れに強い形状となっています。

柄(ハンドル)からはみ出した金属部分をハンマーで叩いて使用することができるといった、使い勝手の良さがメリットです。

デメリットとしては金属部分が多いため、重量が重く、バランスが悪いという点が挙げられます。

また、タングに使用できる材料が限定されるというデメリットも挙げられます。

刃(ブレード)の素材

刃(ブレード)の素材は主に「炭素鋼(カーボンスチール)」と「ステンレス鋼」の2種類が多く使用されています。

・炭素鋼(カーボンスチール)

炭素鋼(カーボンスチール)は炭素と鉄でできている素材です。

焼き入れをすることで硬度を高くすることができるため、ステンレスよりも強度が高いというメリットを持っています。

一方で、サビが生じやすいというデメリットがあるため、ナイフのメンテナンスをしっかりと行う必要があります。

・ステンレス鋼

ステンレス鋼は鉄をベースにクロムやニッケルを含有した合金です。

耐食性に優れ、サビにも強いためメンテナンスが楽というメリットがあります。

炭素鋼(カーボンスチール)と比較すると強度はやや劣りますが、一般的な使用方法では大きな問題はありません、

ナイフの形状

ナイフの形状も上の画像の非常に多くの種類があります。

よく用いられる形状としては「ノーマルストレート」や「クリップポイント」、「ドロップポイント」が挙げられます。

①ノーマルストレート

ノーマルストレートは背(スパイン)が直線的で、ブレードが先端(ポイント)に向かってカーブを描いている形状です。

伝統的に使用されている形状で、切る・剥ぐ能力が優れているので、狩猟によく使用されます。

背(スパイン)が直線的なので頑丈で叩きやすく、バトニングに適している形状と言えます。

②クリップポイント

クリップポイントは背(スパイン)の先端(ポイント)が湾曲しており、切る・刺すを目的とした形状です。

バトニングの際は先端(ポイント)を叩くため、クリップポイントのような形状はあまり適していません。

先端は細く強度が落ちるため、無理にバトニングを行うと欠けや折れに繋がる可能性が高いです。

③ドロップポイント

ドロップポイントは背(スパイン)が緩やかにカーブしており、先端(ポイント)がわずかに落ちている形状をしています。

切る・剥ぐを主な目的として使用します。

折りたたみ性能

たみや、搭載している機能によっても、ナイフは大きく「シースナイフ」、「フォーロディングナイフ」、「ツールナイフ」の3種類に分けられます。

・シースナイフ

シースとは鞘のことなので、シースナイフとは「鞘に入れて収納するタイプ」のナイフのことです。

一般的な折りたたみができず、鞘に収納するナイフはシースナイフに分類されます。

他の形状と比較して強度が強いというメリットがありますが、収納性という点に関しては他の2つに劣ります。

・フォールディングナイフ

フォールディングナイフは英語のFOLD(折る)からきており、2つに折ることで刃(ブレード)を収納します。

携帯性が高いという点がメリットですが、強度はシースナイフに比べると劣ります。

・ツールナイフ

ツールナイフはフォールディングナイフの一種で、ナイフ意外に缶切りやドライバーなど多くの機能が搭載されたものをいいます。

十徳ナイフなどもフォールディングナイフに分類されます。

メリットとしては1つで幅広いシーンに使用できることですが、デメリットとしてはナイフとしての機能性や強度が低いという点が挙げられます。

バトニングに適したナイフの形状は!?

次に、先ほど紹介した様々なナイフの形状の中から、バトニングに適したナイフの形状をまとめました。

・タングの種類:フルタング
・ブレードの素材:ステンレス鋼or炭素鋼
・ブレードの形状:ノーマルストレートorドロップポイント
・折りたたみ性能:シースナイフ
・刃の厚さ:厚い
・長さ:10~12cm程度

タングの種類

バトニングはナイフの強度が重要となるので、タングの種類としてはフルタングエクステンディッドタングがおすすめです。

刃(ブレード)の素材

刃(ブレード)の素材に関しては一般的に使用されているステンレス鋼と炭素鋼どちらでも問題はありません。

どちらかと言えば強度の高い炭素鋼の方がおすすめです。

ナイフの形状

ナイフの形状はドロップポイントトレーリングポイントなどの直線的な形状がバトニングに適しています。

クリップポイントは先端が欠ける原因にもなるため、あまりおすすめできません。

刃(ブレード)の厚さ

刃の厚さは強度に大きく影響を与えるため、厚めのものをおすすめいたします

刃が厚いほど、割れたり欠けたりする危険性はなくなります。

また、薪を押し広げて割る力も強くなるため、バトニングに適していると言えます

刃(ブレード)の長さ

バトニングでは、薪から飛び出した切先(ポイント)を叩いくことで、薪を割ります。

そのため切先が薪から飛び出していないとバトニングがしにくいです。

逆に長すぎると、強度が下がり、折れたりする危険性もあるため注意してください。

一般的に売られている薪の太さは10cm以下のものが多いので、刃の長さは10〜12cm程度が理想的です。

バトニングや薪割りに適したおすすめナイフ10選!

先ほど紹介した事柄をふまえて、バトニングや薪割りに適したナイフ10選をご紹介いたします。

ナイフ選びに迷っている方は是非参考にしてください。

UNIFLAME(ユニフレーム):ブッシュクラフトナイフ

出典:Amazon

国産アウトドアメーカー「UNIFLAME」が、薪の取り扱いも含めたブッシュクラフトに特化したナイフです。 新潟県燕三条の職人がていねいに作り上げた刃厚3.5mm刃は、バトニングや薪割りにも適したフルタング製を採用しています。


錆びにくいステンレス鋼の刃や、握りやすいグリップ、必要以上に威圧感のないデザインなどは、日本製ブランドらしく日本での使用に適した商品デザインを考え抜いて作られているのでしょう。 持ち運びに便利なシースがついており、さらに刃部の背は角が立っていますので、メタルマッチの使用も可能です。


まさにこれさえあればブッシュクラフトが楽しめるといった1本に仕上がっています。

Kauhavan Puukko Paja(カウハバン プーコパヤ):ヴィサペトシ90

出典:Amazon

日本人にはなじみのない発音のメーカー「カウハバン プーコパヤ」は、「カウハバのナイフ職人」という名を持つ、ブッシュクラフト用ギアを数多く発売する北欧はスカンジナビアのブランドです。

刃厚3mm、刃渡り90mmと小ぶりながら、日本の切り出し小刀のような形をしたこのナイフは、バトニングや薪割りはもちろん、フェザースティック作りにも活躍してくれる形状をしています。 ただし、刃には本格的な炭素鋼を使用しているため、手入れをおこたるとすぐに錆びてしまいますが、その分じっくりと使い込むごとに愛着がわいてくるはずです。

「ナイフは森の必需道具」と認識され、義務教育でナイフを作る授業があるほど刃物に慣れ親しんだ国の本格的ナイフを、末長く愛用の品としてみるのはいかがですか?

VICTORINOX(ビクトリノックス):アウトドアマスターL

出典:Amazon

キャンプ業界では赤色のマルチツールナイフでおなじみのスイスブランド「VICTORINOX」が発売する、アウトドアでの取り扱いに特化したフルタングナイフです。

中でもLサイズのアウトドアマスターは、バトニングや薪割りには使いやすい10cmの刃長(全長22cm)を持ち、刃そのものも防錆加工が施されています。

さらに、耐熱・耐水・耐摩耗性にすぐれたハンドルの底部は、ハンマーとしても代用可能。ナイフを保護するカイデックス製シースには、ファイヤースターターが付属しています。

出典:Amazon

当然、ナイフの背はファイヤースターターを削りやすい一定の角度を持っていますので、これ1本で火起こしまで可能なため、キャンプだけでなくいざというときの防災用品として1本持っておくのもよさそうです。

Helle knife(ヘレ・ナイフ):Tamagami CA

出典:Amazon

美しい山々やフィヨルドに囲まれた、ノルウェー西部オルメンダールにあり、1930年代初頭に設立されたナイフメーカー(設立当時は農具製作がメイン)「Helle」のナイフは、その美しさから世界中のアウトドアマンから愛されています。

近年は自動化され大量生産されるナイフが当たり前となっていますが、Helleではすべてのナイフをクラフトマンシップに則り、45もの定められた工程にしたがって作られています。 そのデザインはHelle周辺の美しい山々やフィヨルド、海岸線といった自然環境にインスピレーションを与えられているという通り、有機的で美しいデザインであるだけでなく、厳しい自然環境に立ち向かえるようデザインされているのです。

まさに、ノルウェーでしか生まれない、ノルウェー産の1本を大切な相棒としてみてください。

鍛冶屋トヨクニ:晶之作 土佐アウトドア剣鉈120

出典:Amazon

創業1946年、土佐(高知)の和式刃物ブランド「鍛冶屋トヨクニ」は、ヨーロッパ全域よりカスタムナイフメーカーが集結したアウトドアナイフショーにおいて、名誉ある大賞を年連続受賞を果たしています。

四代目「晶之」が作った本製品「土佐アウトドア剣鉈」は、小枝の伐採や薪割り・バトニング、さらには調理といったキャンプでの利用だけでなく、狩猟解体作業などハードな使用まで想定されて作られているため、あらゆるフィールドで活躍してくれるはずです。 ダマスカス青鋼を使用した厚み4mmの刃は、木に突き立てるような利用シーンでも抜群の安定感をもたらしてくれます。

しかも、刃とハンドルの間には、真鍮製のツバもついているので、初心者でもハードな使用が可能です。 すべての商品が1本1本手作りとなっているため、デザインやサイズは若干の個

体差が生じる可能性はありますが、丈夫なシースと共に持っているだけでも満足できる、憧れの1本といえるでしょう。 ただし、使用後は砥石と刃物専用の油でメンテナンスをして、シースから出して保管するようにしてください。

モーラ・ナイフ:「ガーバーグ」

まず初めに紹介するのがスェーデンを代表するナイフメーカーであるモーラ・ナイフが販売する「ガーバーグ」です。

ガーバーグはバトニングに適したフルタングのナイフで高い強度を持っています。

ブレードはステンレス製で錆びにくいため、お手入れが簡単です。

形状はストレートに近いドロップダウンでこちらもバトニング向きの形状です。

ナイフのスペックは刃長:約109mm、全長:約229mm、刃厚:約3.2mm、重量:約170g(ナイフのみの重量)となっています。

鞘(シース)がプラスチックのマルチマウントと、レザーでできたものの2種類があり、自身の使い方によって選ぶことができます。

また、ブレードの素材がステンレスではなく、炭素鋼(カーボンスチール)のモデルも2018年に新たにラインナップに加わりました。

高い強度を持ったモデルなので、ガーバーグシリーズはバトニングにおすすめのモデルとなっています。

ONTARIO(オンタリオ): 「RAT-5」

刃厚5mmで、薪にも力強く食い込んで行くモデルがONTARIO(オンタリオ)の「RAT-5」です。

ブレードの形状はフルタングのドロップポイントで、素材は炭素鋼(カーボンスチール)となっており、強度は十分です。

まさに叩くために作られたような刃厚と形状で、バトニングに適したモデルとなっています。

ONTARIO(オンタリオ):「 RAT-7」

先ほど紹介したRAT-5よりも刃長が長いモデルが「RAT-7」です。

刃長は180mmと非常に長く、大きな薪も割ることができ、背(スパイン)を叩きやすいため簡単にバトニングをすることができます。

刃厚や材料はRAT-5と同様で、高い強度を持っています。

刃長が長いため、細かな作業にはあまり適していませんが、なるべく力をかけずにバトニングしたい方にはおすすめモデルです。

ESEE(エシー):「Model 6」

刃厚が5mmと厚く、ブレード長も165mmと長いのがESEE(エシー)の「Model 6」です。

厚さ5mmの刃で、薪をしっかりと押し広げながら割ることができます。

また、刃長さが165mmと長いため、太めの薪でも余裕を持ってバトニングすることができます。

ブレードの素材は炭素鋼(カーボンスチール)で高い強度を持っています。

比較的大きな薪をバトニングで割りたい方にはおすすめのモデルです。

 

(KA-BAR)ケーバー:「 BK2 コンパニオン」

まさに、バトニングに特化したナイフと言っても過言ではないモデルが(KA-BAR)ケーバーの「BK2 コンパニオン」です。

その大きな特徴は非常識なまでの厚さを持ったブレードです。

公式スペックによると刃厚は0.25インチ(6.35mm)で、衝撃や割れに対しては最高峰の耐久性を備えています。

その分厚い刃厚によって、薪をメリメリと広げながら割ることができます。

タングの種類はフルタングですが、柄の中の一部がくり抜かれているため、スケルトンタングにも分類されます。

ブレードの形状は背(スパイン)が直線的なドロップポイントで、バトニングにも向いています。

ブレードの素材は炭素鋼(カーボンスチール)で、クロムとバナジウムを添加した、KA-BAR社オリジナルの1095Cro-Van鋼が使われており、強度も問題ありません。

細かな作業や料理などにはあまり適していませんが、バトニングに関しては最強と呼べる程のナイフです。

バトニングを行う際の注意点

次にバトニングを行う際の注意点を3点紹介いたします。

バトニングの注意点を理解しておかないと、思わぬ怪我やナイフの故障に繋がるので、事前にチェックしておきましょう。

節がある薪はバトニングに適していない

節がある薪を割る際は注意をしてください。

節は硬くナイフで切ることは難しいので、思い切り上から叩くとナイフの方向が逸れて、思わぬところから割れて怪我をする危険性があります。

また、ナイフが欠けてしまう原因にもなります。

節があるような薪はバトニングに向いていないので、しっかりと選別してから行うことをおすすめします。

怪我防止にグローブは必須

バトニングはナイフを使用し、力も必要とするのでグローブは必ず着用しましょう。

グローブを着用していれば、手や指を切ったりなどの事故は防ぐことができます。

寒い環境下でのバトニングはナイフが欠けやすい

寒い環境下ではナイフの靭性が低下するため、バトニングの際に刃がかけてしまうリスクが高くなります。

冬の薪ストーブや焚き火でバトニングを行う際は、過度な力を加えないように、よりいっそう注意をしましょう。

バトニングや薪割りに便利なその他のギア

バトニングや薪割りは、ナイフ1本と予備の薪などがあれば行えますが、ナイフだけで行うよりも次のような道具があると、もっと便利に、もっと快適に行うこともできるのです。 ここでは、バトニングや薪割りの際に、あると便利な道具を5つピックアップしてご紹介します。

バトニング台

バトニングや薪割りは刃物を使った作業のため、まずなにより安全性の確保が必要です。 そのために革製のグローブをはめて作業するわけですが、それにも増して薪がしっかりと固定されるよう、薪割り台を用意して土台の安定性を確保することをおすすめします。

]薪割り台は、直径20~30cmほどの丸太を適当な厚みに切ったものも雰囲気がありますが、購入するのであれば、できるだけコンパクトで取っ手付きのものが取り回しを考えた上ではおすすめです。

ただし、あまり薄手の製品では、薪割り中に台自体が割れてしまうことも考えられますので、ご注意ください。

出典:Amazon

バトニング棒

バトニングの際は割る前の薪のうち、握り心地のよいものを1本選んで使用すると思いますが、必ずしも手頃な薪があるとは限りません。

そんなときでも、専用のバトニング棒を用意しておけば安心です。

専用のバトニング棒は握りやすいグリップがついていますし、素材そのものも硬い広葉樹で作られていますので、普通の薪を使ってバトニングをするより、はるかに効率的かつ安全に行なえます。

出典:Amazon

鉈(なた)

バトニングはナイフを使って行うものですが、実はナイフよりはるかに効率的にバトニングや薪割りを行える刃物には、鉈(なた)があります。

鉈はナイフより刃長が長く、太めの薪でも比較的楽に割ることができますし、細めの薪であればのこぎりなどを使わずとも、叩き割ることができます。

鉈には片刃タイプと両刃タイプがありますが、バトニングに使うには、薪に刃がまっすぐ入る両刃タイプの製品がおすすめです。

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手斧

「薪を割る」ということに特化して考えれば、数ある刃物の中では、キャンプ用の手斧がもっとも効率的です。 あまり細かい薪を割るには適していませんが、もともと刃がナイフや鉈よりはるかに厚く重いため、薪に刃を食い込ませて重量をかけるだけで、太い薪でも比較的かんたんに薪を割ることができます。 ただし、取り扱いには独特の注意点もあり初心者には難しいところもありますので、詳しくは下記の記事を参考としてください。

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キンドリングクラッカー&ハンマー

ナイフ1本で薪を割るのは、スタイリッシュで格好も良いものです。

しかし、ナイフを使ったバトニングや薪割りは、誰もができるというわけではありません。 女性やお子さんなど力の弱い方が薪を割る場合には、比較的かんたんに薪割りできるキンドリングクラッカーをおすすめします。

キンドリングクラッカーは、上部のリング中央に割りたい薪を差し込み、中央で上を向いた刃部に叩きつけることで、大した力を入れずとも薪をきれいに割ってくれるすぐれものです。

その形状と重量ゆえ荷物にはなりますが、大量の薪割りが必要なグループキャンプでは重宝してくれること間違いなしですので、車に積んでおくのもよいでしょう。

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また、キンドリングクラッカーを利用する際には、上から重量のあるハンマーを振り下ろすことで、お子さんでもかんたんに薪割りができますので、ファミリーキャンプで親子で薪割りもできますね。

その場合は、ヘッド部分の重量がある程度確保されたハンマーを一緒に揃えておくことをおすすめします。

出典:Amazon

【まとめ】ナイフの世界は奥深い!基本的な知識を身につけてバトニングに適したナイフを選びましょう!

以上、今回はバトニングの方法やナイフの基本的な知識、選び方を解説いたしました。

また、合わせてバトニングに適したナイフおすすめ5選も紹介いたしました。

ナイフはタング形状やブレードの素材、刃厚、刃長など様々な要素が複雑に絡み合った奥深い世界となっています。

自身に適したナイフを選ぶには基本的な知識を身に着ける必要があります。

今回の記事を参考に、ナイフの知識を身につけた上で、適切なナイフ選びにお役立てください。

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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