コーヒーケトルはハンドドリップに欠かせないアイテムのひとつです。
しかしコーヒーケトルといっても種類が多く、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
この記事ではおすすめのコーヒーケトル10選をご紹介します。
コーヒーケトルの種類や価格帯についてもまとめましたので、参考にしてみてください。
コーヒーケトルの種類について
コーヒーケトルは大きく次の2種類に分けられます。
- 直火(IHクッキングヒーター)でお湯を沸かすタイプ
- 電気でお湯を沸かすタイプ
直火やIHヒーターでお湯を沸かすタイプは最も種類が多く、おしゃれなデザインや使いやすい容量などお好みで選ぶことができます。
電気式コーヒーケトルはお湯の温度調整や保温ができるタイプが多く人気がありますが、比較的値段が高めです。
コンロを使わずにコーヒーを淹れたい方や手軽に温度調整したい方は電気式、アウトドアなどさまざまな使い方をしたい方は直火式など、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
アウトドアでオススメのコーヒーケトルは?
コーヒー好きならアウトドアでも美味しいコーヒーを飲みたいですよね。
アウトドアにおすすめなのは、焚火でも使用できるステンレス製や銅製のコーヒーケトルです。
コーヒー以外の用途にも使えるやかんタイプや寸胴タイプもありますが、湯量をコントロールしてドリップしたい場合は注ぎ口の細いコンパクトなタイプを選ぶとよいでしょう。
大人数でのキャンプなら1ℓ以上、ソロキャンプなら300㎖~500㎖程度のケトルがあれば、人数分のコーヒーを淹れることができますよ。
その人に合ったコーヒーケトルの選び方
コーヒーケトルには「細口タイプ」と「鶴口タイプ」の2種類があり、注ぎ口の形状が異なります。
それぞれ特徴があるため、使う人のドリップの技術に合わせることが選び方のポイントといえるでしょう。
ドリップ初心者の方はお湯を一定量で出せる「細口タイプ」がおすすめです。
ただしケトルが大きすぎたり重すぎたりするとうまく扱えない可能性があります。
慣れないうちは重すぎないコンパクトなタイプを選ぶとよいでしょう。
ドリップに慣れている方であれば、ケトルの傾け方しだいで湯量をコントロールできる「鶴口タイプ」もおすすめです。
購入前に実際に持ってみてハンドルの握り具合やバランス感覚などを確かめると、自分にピッタリのコーヒーケトルを選べますよ。
コーヒーケトルの一般的な価格帯について
コーヒーケトルの価格帯は、直火・IH対応タイプの場合2,000円~5,000円前後が相場です。
電気式コーヒーケトルの場合は5,000円~9,000円前後が相場で、比較的高めのものが多くなっています。
ただし素材やデザインによっては直火・IH対応タイプでも1万円~2万円以上するコーヒーケトルもあるので、使いやすさやデザインで選んでみてはいかがでしょうか。
おすすめのコーヒーケトル10選
ここでは人気のコーヒーケトルを10種類ご紹介します。
カリタ、ハリオ、タカヒロなど老舗メーカーの直火式コーヒーケトルや、電気式コーヒーケトルなどをまとめました。
商品ごとの特徴もご紹介しますので、コーヒーケトル選びの参考にしてみてください。
10位 ユキワ M型コーヒーポット
新潟のステンレス専門メーカー三宝産業のコーヒーポットで、シンプルでありながら高級感のある美しいデザインが特徴です。
注ぎ口の根本が太く、傾け方によって湯量をコントロールすることができます。
ふたには蝶番がついており、ドリップ中に落ちてしまう心配はありません。
取っ手部分は中空なので熱くなりにくいのもポイントです。
ただしやや厚みがあるため比較的重く、お湯を入れた状態ではかなりずっしり感があります。
ドリップに慣れている上級者向きのコーヒーケトルといえるでしょう。
サイズ | 直径10cm×高さ17.5cm |
重量 | 539g |
注ぎ口 | 鶴口タイプ |
熱源 | 直火・ヒーター(IH不可) |
素材 | 本体・フタ:ステンレス |
容量 | 750㎖ |
9位 竹井器物製作所フィーノ コーヒードリップポット
金属加工で有名な新潟県燕市に本社を置く竹井器物製作所のコーヒードリップポットです。
本体は丁寧な鏡面処理を施されており、美しい輝きを放ちます。
フタはスッと取り外すことができますが、深く傾けても落ちることはなく安心してドリップできますよ。
フタの取っ手とハンドル部分は樹脂製なので、火にかけても熱くならず持ちやすいです。
ボトムが広めの形状のため安定性はありますが、注ぎ口部分の幅があるため狭いところには置きにくいかもしれません。
やや湯量のコントロールにコツがいるため、上級者の方におすすめのコーヒーケトルです。
サイズ | 長さ28.6cm×幅14.6cm×高さ16.5cm |
重量 | 408.23g |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 直火・IH・ヒーター |
素材 | 本体:ステンレス ハンドル・フタの取っ手:フェノール樹脂 |
容量 | 1ℓ |
8位 ボナヴィータドリップ電気ケトル
コーヒーの抽出技術を競う世界大会でも使用された、世界のトップバリスタたちが愛用するボナヴィータ社の電気式コーヒーケトルです。
湯温は60℃~100℃まで1℃単位で調整可能で、前回設定温度を記憶することもできます。
LEDディスプレイで温度を表示するため、湯温を一目で確認できますよ。
またハンドル部分には出っ張りがあり握りやすく、安定したドリップが可能です。
並行輸入品もありますが、1年間のメーカー保証と日本語の取り扱い説明書付きの日本仕様・国内正規品を選ぶとよいでしょう。
サイズ | 長さ27.3cm×幅19cm×高さ18.2cm |
重量 | 1.34kg(台含む) |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 電気 |
素材 | 本体:ステンレス ハンドル他:ABS樹脂 |
容量 | 1ℓ |
7位 FELLOW STAGG EKG 電気ケトル
FELLOW STAGG EKG電気ケトルは国際的なプロダクトデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞したコーヒーケトルです。
スタイリッシュでありながら本体も電源ベースもコンパクトなため、どんなキッチンにも溶け込んでしまうでしょう。
湯温は57℃~100℃まで1℃単位で設定可能、最大60分間の保温ができます。
やや重量はありますが、人間工学に基づいて設計されたハンドルは持ちやすく、思ったほど重さを感じません。
注ぎ口はややカーブしているため、湯量コントロールしやすいのも大きな特徴です。
サイズ | 長さ27.7cm×幅24.4cm×高さ23.4cm |
重量 | 1.274kg(台含む) |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 電気 |
素材 | 本体・フタ:ステンレス |
容量 | 約900㎖ |
6位 カリタ ステンレス細口コーヒーポット
コーヒー関連器具専門の老舗メーカー、カリタのコーヒーポットです。
二重になったハンドルなど全体的なフォルムが美しく、シンプルで飽きのこないデザインといえるでしょう。
本体は軽めで女性でも扱いやすく、ドリップ中にフタが外れる心配もありません。
ただし加熱するとハンドルやフタの取っ手が熱くなるので注意が必要です。
注ぎ口は細めで初心者でもドリップしやすいのですが、細かい湯量コントロールをしたい上級者の方はやや扱いづらいと感じるかもしれません。
サイズ | 長さ20.1cm×幅10.4cm×高さ17.5cm |
重量 | 460g |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 直火 |
素材 | ステンレス |
容量 | 700㎖ |
5位 メリタ コーヒーケトルプロ
メリタジャパン株式会社のコーヒーケトルプロは、ドリップ初心者からプロの方まで満足できる扱いやすいデザインが特徴です。
ノズルは湯量とお湯を注ぐスピードを一定に保ちやすい形状、ハンドルはドリップ専用に設計されているため、持つと自然にドリップすることができますよ。
フタの取っ手やハンドルもすべてステンレスのシンプルな設計で、どんなキッチンにもなじみます。
プロ仕様のコーヒーケトルの多くは直火対応ですが、メリタのコーヒーケトルはIH(100Vまで)にも対応しているため、IHキッチンの方にもおすすめです。
サイズ | 長さ24.2cm×幅12.4cm×高さ17.1cm |
重量 | 470g |
注ぎ口 | 細口 |
熱源 | 直火・IH(100Vまで) |
素材 | ステンレス |
容量 | 1ℓ |
4位 タカヒロコーヒードリップポット雫0.9ℓ
ドリップポット雫は、昭和50年代に世界で初めてドリップポットを開発した新潟県燕市の老舗メーカー「タカヒロ」の人気シリーズのひとつです。
S字にカーブした注ぎ口の直径は約7㎜という超極細で、まるで雫がしたたり落ちるような点滴ドリップを維持できる設計になっています。
レストランなど飲食店向けの業務用ドリップポットですが、自宅でドリップコーヒーを楽しみたい初心者の方にもおすすめです。
開口部は85㎜と広いため、フタを外すと手を入れて中までしっかり洗うことができますよ。
サイズ | 直径12cm×高さ15.5cm |
重量 | 約375g |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 直火・IH |
素材 | ステンレス |
容量 | 900㎖ |
3位 ハリオV60ドリップケトル・ヴォーノ
耐熱ガラスの老舗メーカーハリオのドリップケトル・ヴォーノは、世界のバリスタからも好評の扱いやすいコーヒーケトルです。
ウェーブ状のおしゃれなデザインの本体はコンパクトで軽く、ハンドルもなみなみの形状で持ちやすくなっています。
注ぎ口は細口で湯量のコントロールをしやすいため、初心者でも安心してドリップを楽しめるでしょう。
ただし全体的に横幅があり注湯口がやや低い位置にあるため、縦長のコーヒーケトルに慣れている方は違和感を感じるかもしれません。
サイズ | 幅29.5cm×奥行14.4cm×高さ13cm |
重量 | 375g |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 直火・IH |
素材 | 本体・フタ:ステンレス ハンドル・フタつまみ:フェノール樹脂 |
容量 | 600㎖ |
2位 TIMEMOREタイムモアfish youthプアオーバーケトル
上海のコーヒー器具ブランドTIMEMORE社のコーヒーケトルです。
シンプルでおしゃれなデザインも魅力ですが、細口のノズルが上に伸びており真下の狙ったところに注ぎやすいことからも人気があります。
お湯を注ぐスピードをコントロールするための「濾過穴」があるなど内部構造にもこだわっており、安定したドリップが可能です。
さらに注ぎ口の先端が極めて細いため、点滴ドリップなど思い通りの注湯をすることができますよ。
比較的コンパクトなのでアウトドアでコーヒーを楽しみたい方にもおすすめです。
サイズ | 長さ27cm×幅14.5cm×高さ13cm |
重量 | 542g |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 直火・IH不可(沸騰したお湯を注いで使用) |
素材 | 本体:ステンレス銅、ハンドル:木 |
容量 | 700㎖ |
1位 三洋産業ドリップポットTUBAME PRO
三洋産業のドリップポットTUBAME PROは、高品質なステンレス加工で有名な新潟県燕市で作られています。
注ぎ口の先端は驚きの6㎜という超極細で、お湯がスクリューになることもなく狙った所に確実に注湯でき、もちろん点滴ドリップも可能です。
またノズル上部がカーブしており、ゆっくりと細く真下に注ぐことができます。
「誰でも理想の注水ができるポット」なので、ドリップ初心者の方にもおすすめです。
燕市の世界最先端の職人技術によって生まれたドリップポット、一度試してみてはいかがですか。
サイズ | 幅25cm×奥行13cm×高さ12cm |
重量 | 480g |
注ぎ口 | 細口タイプ |
熱源 | 直火・IH(100V・200V対応) |
素材 | ステンレス |
容量 | 750㎖ |
まとめ
この記事ではおすすめのコーヒーケトル10選をご紹介しました。
直火式 | 電気式 | 熱湯を注ぐタイプ |
ユキワ M型コーヒーポット | ボナヴィータドリップ電気ケトル | TIMEMOREタイムモアfish youthプアオーバーケトル |
竹井器物製作所フィーノ コーヒードリップポット | FELLOW STAGG EKG 電気ケトル | |
カリタ ステンレス細口コーヒーポット | ||
メリタ コーヒーケトルプロ | ||
タカヒロコーヒードリップポット雫0.9ℓ | ||
ハリオV60ドリップケトル・ヴォーノ | ||
三洋産業ドリップポットTUBAME PRO |
コーヒーの味はドリップの仕方、特にお湯の注ぎ方によって大きく変わります。
あなたの手にフィットするドリップしやすいコーヒーケトルを選んでみてください。