ジムニーを買って後悔する原因と色で後悔する理由【JB64オーナー体験談】

アウトドア人気にあとおしされ、スズキの軽自動車「ジムニー」の人気は、相変わらず衰えることを知りません。しかし、その中にはジムニーを買って後悔している人はいないのでしょうか。
残念ながら、買って後悔している人がいるのは事実です。人によっては、選択した色について後悔している場合もあるようです。
では、ジムニーを買って後悔しているオーナーは、どのような点を後悔しているのでしょうか。また、どうすれば買ったあと後悔せずにすむのでしょうか。
結論からいえば、ジムニーを買う前にジムニーの特性や欠点をよく理解し吟味しておけば、買って後悔するのを防ぐことは可能です。
そこでこの記事では、ジムニーを買って後悔している事例や後悔する原因・理由について、実際に現行の軽自動車4代目ジムニー(JB64)を2023年3月から所有している筆者が、実体験も交えながら詳細に解説します。
これからジムニーを買おうと思っている方の参考になる情報を紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

※ジムニーについての記事はこちらにもあります。ぜひ参考にしてみてください。↓

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目次

ジムニー買って後悔した!ネット上の事例10選

出典:ジムニーハック

世の中に、ジムニーを買って後悔した!という人は少なからずいるようです。この章では、実際にジムニーを買って後悔している人の話しや、ネット上にみられる事例を10個選んで紹介します。
実際に4代目ジムニー(JB64)に乗っている筆者の意見も述べているので、参考にしてください。

その1:ジムニー乗りは頭おかしい?

出典:YouTube

「ジムニー乗りは頭おかしい」と聞いて、4代目ジムニー(JB64)に乗っている筆者は「 なんだとぉ!」と激高しかけましたが、よくよくその理由を聞いてみると「なるほどね」と妙に納得してしまいました。
なぜって、そこには自虐的なジムニーへの愛があふれていたからです。ネット上にあふれる「ジムニー乗りは頭おかしい」という事例の数々は、ジムニーへの愛が自虐的に描かれており、笑えるものばかりです。

  • オフロード走行(クロスカントリー)に全力をかけている
    ジムニーのオーナーの中には、オフロードを走行して横転させてしまったり、新車で買ったジムニーでオフロード走行やクロスカントリー大会に出場し、ジムニーをボコボコにしている人がいます。そして、修理費で金欠になるオーナーもいる。
  • カスタム沼にハマる
    長い歴史のあるジムニーのカスタムパーツは、多くのメーカーからたくさんの種類が販売されています。ボディ関連や足回り、内装など、カスタムパーツの種類はキリがありません。中には、もう一台新車のジムニーを買えるくらいカスタムにお金をかけたオーナーも多い。
  • 熱い仲間意識
    ジムニー乗り同士の仲間意識は強いです。ジムニー乗りのイベントは、全国各地で開かれています。そしてジムニー乗りが集まれば、すぐに始まるのがマニアックなジムニー談義です。同じジムニーに乗っているというだけで、強い仲間意識が生まれる。

ジムニー乗り自身が「ジムニー乗りは頭おかしい」といっているのは、ジムニーを愛してやまないからに他ならないのです。

その2:ジムニーの乗り心地は最悪?

出典:スズキ公式サイト

「ジムニーの乗り心地は最悪」という話も、実際にジムニーを所有するオーナーからよく聞きます。
ジムニーは、クルマの構造上路面の凹凸を拾いやすいので、たしかにその乗り心地はゴツゴツした感じです。実際に一般道を走っていても、ちょっとした段差などでガクンとショックを感じることもありますね。
ただしこれは、ジムニーというクルマがもともとオフロード(悪路)走行を前提として設計されているのが原因です。そもそも論として、乗り心地の快適性を追求している一般的な乗用車とは、サスペンションの構造そのものからして異なっています。
つまり、ジムニーの乗り心地の悪さは、それそのものがジムニーというクルマの特性を表しているのだといってもよいでしょう。

その3:ジムニーに乗る男はダサい?

出典:スズキ公式サイト

SNSなどには、「ジムニーに乗る男はダサい」という意見もみかけます。その理由は「ジムニーが軽自動車だから」ということにありそうです。
しかし一方で、軽自動車は経済的で実用的なので、軽自動車をダサいと思わない人が増えており、そうした人たちにはジムニーも好意的に受け入れられています。中には、「彼氏や旦那に乗ってほしい軽自動車はジムニー」という調査結果もあるほどです。
レジャーブームやアウトドアブームの影響で、ジムニーの人気は年々高くなっています。現行ジムニーは発売から約5年が経っているにも関わらず、新車の予約から納車まで、1年以上待たなくてはならない現状があるというのがその証拠ですね。
実際、筆者の嫁はジムニーを「カッコいい」といってくれています。私がジムニー購入を最終決定したのは、嫁が賛成してくれたからです。
また、最近ではカップルでジムニーに乗っているオーナーも、街中でよく見かけます。筆者の個人的な意見ですが、「ジムニーに乗る男はダサい」といわれても、あまり気にしなくてよいのではないでしょうか。

その4:ジムニーの助手席に好んで乗る女はいない?

出典:FUDGE.jp

確かに、ジムニーの助手席に好んで乗る女性は、少数派かもしれません。これは、ジムニーがオフロードやクロスカントリー向きのクルマなので、「男が乗るクルマ」というイメージが強いからでしょうか。
しかし近年、ジムニーは女性ファンが急増しています。

ジムニーの発売元であるスズキの関係者によれば、ジムニー購入者のうち女性の比率は2018年の段階でも約3割を占めていたといいます。しかし、2022年にはその比率が、なんと5割を超えたとされています。これはスズキの軽自動車では、史上初とのこと。(参考:VAGUE)
ジムニー購入者の半数以上が女性というデータは、「ジムニーの助手席に好んで乗る女はいない」というウワサの信憑性を疑う論拠にはなりそうです。
ただ、今や「ジムニー女子」という言葉もあるように、ジムニーを好む女性は助手席より運転席を好んでいるということなのかもしれませんね。

いずれにしろ今のジムニーは、女性にも好感度が高いクルマなのです。
それに筆者の嫁は、我が愛車ジムニーの助手席に喜んで乗ってくれますよ。好き嫌いは誰にでもありますので、あまり気にしすぎなくてもよいのではないでしょうか。

その5:ジムニー女子のほとんどは後悔してる?

出典:AUTOMOTIVE JOBS

「ジムニー女子のほとんどは後悔している」という人がいます。買って後悔する理由は、ジムニーのことをよく理解せずに買ってしまうことにあるようです。
見た目が小さくてかわいい
なんだか流行っているらしい
人気があるので男子(女子)受けするかも
なんていう理由だけで買ってしまうと、後悔することになりかねません。

ジムニーはオフロードを走ることを前提として設計されたクルマです。オフロードや悪路を走破するために設計されているので、乗り心地があまりよくなかったり、居住性が悪かったりなどのデメリットがあります。
確かにジムニーはかわいいクルマですが、他の一般的な乗用車と比べて見た目の印象だけでジムニーを買うと、その癖のある乗り心地に辟易(へきえき)し、後悔することになりかねません。
老若男女を問わずジムニーを買う時は、ジムニーの特性やメリット・デメリットをよく理解しておくことが重要です。

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その6:ジムニーは買ってすぐ売る人が多い?

出典:グーネット

ジムニーを買ってすぐ売る人は多いのでしょうか。残念ながら、買ってすぐジムニーを売ってしまうオーナーがいるのは事実です。
これは、ジムニーをよく理解せず、流行りに乗って外観のカッコよさで買ってしまったオーナーが、イメージが違いすぎることに悩んで、買ってすぐのジムニーを売ってしまうケースがあるのでしょう。
ただし、ジムニーを買ってすぐに売ってしまう人が多いのは、別の理由もあります。
それは、ジムニーの人気が高いために、買ってすぐの新車であれば、売却価格のほうが高くつく場合があるからです。
実際、2021年にとある中古車ショップのオーナーに聞いた話があります。それは、その店で販売していた新車のジムニーを「そのまま売ってくれればプラス30万円上乗せしますよ」なんていったことがある、という話でした。それにネットには、ジムニーの転売ヤーが横行しているのも事実です。
ジムニーはリセールバリュー(売却価値)が高いことでも有名なクルマですので、そこまでジムニーにこだわりのないオーナーであれば、価値が下がる前(買取価格が高いうち)に売ってしまおうと思うこともあるのでしょう。

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その7:ジムニーシエラは最悪?

出典:スズキ公式サイト

ジムニーシエラは最悪という人は、「1,500ccの普通車で、自動車税や維持費が普通車価格なのに、軽自動車と大きさや内部のサイズが変わらない」ということを問題にしているようです。普通車なのに定員が4人というのも、「ジムニーシエラは最悪」といわれる一因かもしれません。
しかし、軽自動車ジムニー(JB64)に乗っている筆者は「シエラもありだな」と思います。それは、燃費が軽のジムニーと大差ないからです。
シエラはエンジンの排気量が軽自動車ジムニーの倍以上あり、タイヤ幅が軽自動車ジムニーより大きくトレッド幅も広いので安定していますので、余裕の走りを楽しめます。エンジンの排気量が軽自動車とは段違いなので、高速走行では特にその価値を感じられるでしょう。
それなのに燃費が変わらないから「シエラもありだな」と思うのです。
筆者個人的には、幅広のタイヤを収めるためのシエラのオーバーフェンダー(タイヤハウス)が車体を大きく感じさせ、迫力があるので、シエラもカッコいいと思っています。

その8:ジムニーで街乗りだけしかしないヤツはアホ?

出典:CarMe

「ジムニーで街乗りだけしかしないヤツはアホ」と聞いて、筆者は「ギクっ」としました。筆者は軽自動車ジムニー(JB64)を2023年3月に納車して以来、ほぼ街乗りしかしたことがないからです。
街乗りメインのジムニーオーナーに対し「アホ」という人は、おそらく「せっかくジムニーを買ったのに、なんでオフロードを走らないの?」といいたいのでしょう。
これは、ジムニーでオフロードをガンガン走行している人や、クロスカントリーなどの大会に出場している人の意見として多く見られます。
似たような意味合いで「スポーツカーなのに、サーキットを走らないヤツはアホ」ということをいう人もいますが、クルマは趣味嗜好や自己満足で買うことが多い乗り物です。
筆者的には、「本人が楽しく乗れればそれでいいんじゃない?」と思うのですが、みなさんの考えはいかがですか。

その9:ジムニーのATは買うもんじゃない?

出典:レスポンス

本格的なオフロード走行やクロスカントリーをする人が、「ジムニーのATは買うもんじゃない」というようです。たしかにそういった競技には、微妙なコントロールができるMT車の方がAT車より多く参加しています。競技に参加するようなクルマ好きは、ATよりMT推しの人が多いのでしょうね。
また、一般的にATは燃費が悪いので「ジムニーのATは買うもんじゃない」といわれるのかも知れません。
でも、街乗りや生活の足としてジムニーに乗るのであれば、AT車の方が圧倒的にラクです。
確かにジムニーはオフロードを走ることを追求しているクルマであり、オフロード走行にはMTが適しています。しかし、生活の足として乗る場合や街乗りメインであれば、ATのほうがはるかにラクです。特に、現行4代目ジムニー(JB64)のAT性能は旧モデルから比べて大きく向上しており、使い勝手も格段によくなっています。
筆者はMTが大好きなのですが、生活の足としてジムニーに乗っているので、AT車を選択したのは正解だったと思っています。

その10:ジムニーはしょせん二人乗り?

出典:Motor-Fan

確かにそうです。ジムニーはしょせん二人乗りだと思います。筆者も、実際に乗ってみて分かりました。2ドアなので、後部座席に人を乗せるのは面倒だし、なにより後部座席は人が乗るには狭すぎます。子どもならともかく、大人4人が乗るのはムリがあります。そして、トランクスペースもわずかしかないため、大人が4人乗ったら荷物をのせるスペースはほぼありません。
しかし、ひとりまたは二人しか乗らないという想定であれば、あまり不便は感じません。筆者の場合、愛車の軽自動車ジムニー(JB64)に乗るのは筆者と嫁だけの場合がほとんどです。後部座席に人を乗せることはほとんどありません。
筆者のように「二人でしか使わない」というような想定で買うのであれば、ジムニーを選んでも後悔せずに済みますよ。

ジムニーを買って後悔する5つの理由

出典:スズキ公式サイト

買う前や検討している頃は分からなかったけど、「ジムニーを買って後悔した」という話しを聞くことがあります。この章ではジムニーを買って後悔する理由について、代表的な5つの理由をご紹介します。
買ってから後悔しないよう、この章の内容をぜひお役立てください。

納車まで時間がかかる

ジムニーの新車は、納車までに時間がかかります。筆者の場合、現行車のジムニー4代目(JB64)を予約してから納車まで、1年半もかかりました。
上の表は、各地のスズキ正規ディーラーに筆者が実際に電話をかけて調査した結果です。
この納期の長さは、新型ジムニーを勢いで予約したものの、納期が長すぎて実際に納車されるころにはジムニーへの熱が冷めている、なんて残念な結果になりかねません。
現行型軽自動車ジムニー(JB64)の新車を買うのであれば、1年以上待たなければならないことをあらかじめ覚悟して、そこまでして本当にこのジムニーという「オンリーワンのクルマ」が欲しいのかをご自身に問いかけてみましょう。

軽なのに燃費が悪すぎる

実際、ジムニーは軽自動車なのに燃費が悪すぎます。筆者のジムニー(4代目、JB64、AT車)のメーターパネルには、上の画像の通り平均燃費が11.4km/Lと表示されています。
ジムニーの燃費が悪いのは、軽自動車なのに車両重量が約1トンに達するためです。さらに、この車重を660ccのエンジンで推進するために、パワーを底上げするためのインタークーラーターボエンジンを搭載しているのも燃費が悪い原因になっています。インタークーラーターボエンジンはパワーがあるかわりに、燃費が悪くなってしまうのですね。
ガソリンを満タンにしたときに「満タン法」で計算すれば、もう少しよい数値になりますが、それでも筆者の軽自動車ジムニーの燃費最高記録は13.0km/Lです。
ただ、MT車はAT車に比べ燃費が少しだけ向上しますので、燃費が気になる人はMT車を選ぶのも選択肢のひとつですね。

スズキ公式サイトを参考に筆者が作成

細部に高級感がない

出典:スズキ公式サイト

ジムニーは細部に高級感がないとよくいわれます。ドアがいきおいよく開くところや内装がチープなところは、たしかにあまり高級感はありません。
しかし、これは仕方のないことでもあります。なぜなら、ジムニーはもともとオフロードを走るために設計開発されたクルマだからです。もっとも優先しているのは悪路の走破性であり、高級感を必要とするクルマではありません。
とはいえ、現行型の4代目ジムニー(JB64)の内装は、過去のジムニーに比べ「安っぽさ」がずいぶん軽減されました。ドアがしまるときの音も「バスッ」という感じの重みのある音がします。
買ってから後悔しないためにも、ジムニーは高級感を優先しているクルマではないことを理解しておきましょう。

乗り心地がトラックみたい

出典:スズキ公式サイト

ジムニーの乗り心地は、ゴツゴツしていてトラックみたいです。その原因は、悪路の走破性を追求するために「リジッドアクスルサスペンション」を採用しているからです。
リジッドアクスルサスペンションとは、左右の車輪を1本の車軸でつなぐ車軸式懸架装置のサスペンションです。地上最低高を高くできるので悪路の走破性にすぐれていますが、路面の凹凸を拾いやすく、乗り心地はゴツゴツした感じになってしまいます。トラックみたいな乗り心地になるのはそのためです。
ちなみに多くの乗用車は「独立懸架式サスペンション」を採用しています。独立懸架式サスペンションとは、左右の車輪が独立して動くサスペンション形式です。路面の凹凸に対する追従性が高く乗り心地がよいのですが、地上最低高が低く、悪路走行には向いていません。
「悪路の走破性」を追求して設計・開発されたジムニーなので、乗り心地がトラックみたいになるのは仕方のないところですね。

とにかく狭い

出典:WEB CARTOP

ジムニーの車内は、とにかく狭いです。本当に狭い。4代目ジムニー(JB64)に実際乗っている筆者がいうのだから、間違いありません。
それに荷室がほとんどないので、荷物はたくさんのりません。荷物をたくさんのせたいときは後部座席を倒して、後部をフラットにする必要があります。
まあ、後部座席に人を乗せるのも面倒です。ドアが2枚しかないので、後部座席に人を乗せる際は助手席シートを前に倒し、助手席を一番前にスライドさせなければ後部座席に入れません。そして、後部座席の足元はとても狭いです。
天井も(ハイトワゴンなどに比べれば)低いです。買ってまもない頃は、筆者も嫁も乗るときによく頭をドアのフチにぶつけていました。さすがに最近はぶつけませんが……。
ジムニーに乗り換える前のホンダN-BOXと比べると、ジムニーは本当に狭く感じます。N-BOXは天井が高くて車内も荷室も広く、乗り降りしやすく荷物もたくさん積める快適なクルマでした。
しかしこの理由も、くどいようですがジムニーの開発コンセプトが悪路の走破性を追求しているクルマだからです。
居住性や快適性を追求しているほかのクルマとジムニーを比べるのは、ジムニーがかわいそうな気がします。

後悔しないジムニーの色選び

出典:スズキ公式サイト

人気のジムニーには最上グレード(ジムニーXCおよびシエラLC)で8色のモノトーンカラー、2トーンカラーでは4色(シエラは3色)の設定があります。買ったあとで後悔しないよう、ジムニーを買う際はよく吟味して、慎重に色選びをしましょう。

ジムニーで選べる車体色

出典:スズキ公式サイト

ジムニーで選べる車体色には、数色のバリエーションがあります。モノトーンカラーについては、軽自動車ジムニー(JB64)と普通車ジムニーシエラ(JB74)は同じです。グレードによる色の設定も似ています。
違うのは2トーンカラーの選択肢です。最高グレードの2トーンカラーが軽自動車ジムニー(XC)は4パターンであるのに対し、普通車ジムニーシエラ(LC)は3パターンになります。

XCグレード

軽自動車ジムニーのXCグレードで選べるのはモノトーンカラー8色のほか、2トーンカラー4色です。

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

XLグレード

軽自動車ジムニーのXLグレードで選べるのは下記のモノトーンカラー8色です。

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

XGグレード

軽自動車ジムニーのXGグレードで選べるのは下記の4色です。

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

シエラJCグレード

普通車シエラのJCグレードで選べるのはモノトーンカラー8色のほか、2トーンカラー3色です。

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

シエラJLグレード

普通車シエラのJLグレードで選べるのは下記のモノトーンカラー8色です。

上図:スズキ公式サイトの画像出典により筆者が作成

ジムニーのリセールバリューを考えるなら人気色を選ぼう

出典:スズキ公式サイト

では、どの色が人気なのでしょうか。この章では、ジムニーの人気色ベスト3を紹介します。ジムニーのリセールバリューを考えて、人気の色を選ぶのもひとつの選択肢です。

人気色ベスト3は下記の通りです。

1位:ジャングルグリーン
2位:ブルーイッシュブラックパール3
3位:シフォンアイボリーメタリック
参考:カルモマガジン

1位は自然に溶け込むようなアーミーイメージのジャングルグリーンです。
2位は定番ともいえるブルーイッシュブラックパール3。
3位は最近のトレンド色で若い女性にも人気のシフォンアイボリーメタリックでした。
これら3色は街中でもよく見かけます。

では逆に、不人気色はどの色でしょうか。
答えは「シルキーシルバーメタリック」のようです。傷が目立ちにくく、従来のクルマでは定番の色なのですが、ジムニーではあまり人気がありません。
現行の4代目ジムニー(JB64)は特に若い男女に人気がありますが、ジムニーを検討している若い人にはシルバーは地味な色に映るようですね。
そのほか、派手なキネティックイエローもあまり売れていないようです。

買ってから色の変更はできる?

出典:スズキ公式サイト

「悩んだ末に色を決めたけど、やっぱり色を変更したい。」ジムニーを買った(注文した)あとでそう思う人もいることでしょう。ジムニーを買ってから(注文してから)色の変更はできるのでしょうか。
答えは、「正式な注文書にサインしたあとは変更できない」です。筆者の場合、ディーラーに「色の変更を希望するなら、注文書にサインする前ですよ」と念押しされました。ディーラー次第のようですが、色の変更を希望した場合、注文書にサインする前であっても納期がさらに遅くなると説明されました。
ジムニーを買うときは、よく吟味・検討して色を決めましょう。

また、ジムニーはオプションパーツが豊富なクルマであるということもあって、オーナーの中には自分好みのカスタムをほどこしている人も多くいます。
そうしたジムニーオーナーたちは、自分のクルマが他の人とはかぶらない「オンリーワンのジムニー」にするのを好む傾向にあるようです。
こうした人たちは、買ってから車体色を好みの色に塗り替える(オールペイント)する人も少なくありません。
中には、自宅でDIYして、自分で車体を全塗装する猛者もいるようですよ。そうしたノウハウを撮影したYouTubeなども、最近はたくさんみかけますね。

ちなみに筆者のジムニーはブルーイッシュブラックパール3(黒)です。基本的に後悔はしていませんが、雨が降ったあとは汚れが目立って最悪です。雨が乾くと、ジムニーがヒョウ柄になっています。そして黒は、ボンネットの上にうっすら積もったホコリが分かる(見える)ので気になります。洗い立てはとてもカッコいいのですけどね。
汚れ対策として、筆者のジムニーにはディーラーオプションで「ウルトラグラスコーティングNFX(撥水コーティング)」を施しています。雨などで汚れても、水洗いだけで汚れが落ちてツヤが戻り、水をはじく効果も復活するので施して正解でした。

買ってよかったジムニーJB64

出典:スズキ公式サイト

筆者の個人的な見解になりますが、筆者はジムニーを買ってよかったと思っています。それは筆者の好みとライフスタイルにマッチしているからです。
筆者はアウトドアが大好きです。本格的なオフロードを走らなくても、悪路などを走る可能性のあるキャンプでは役に立ちます。
また、ジムニーはキャンプ場や自然の中でも映えます。そして筆者の場合、地元熊本の田舎道や荒れた道路を走ることも多いです。
我が愛車ジムニーは、そういった筆者の好みとライフスタイルにとても合っています。
しかし、後悔している点がないわけでもないです。MT車にしとけばよかったと思うことがあります。AT車は燃費が悪いし「操ってる感」が希薄です。とはいえ、筆者は年齢的にあと数年で還暦なので、先々体力的な面で「やっぱAT車にしといて正解だった」と思うであろう未来も見えています。筆者の嫁も運転するので、運転がラクなATは現実的な選択肢です。
いろいろ思いはありますが、結論は「ジムニーを買ってよかった」と心から思っています。
本サイト「Sotopia」の読者であれば、この気持ちを少しはわかってくれるのではないでしょうか。

結論!ジムニーを知れば買って後悔することはない

買って後悔したという話を聞くことがあるジムニーですが、買う前によく吟味してジムニーの特性をよく知れば、「買って後悔することはない」というのが結論です。
ただし、単に流行や見た目のカッコよさだけで買ってしまうと、かなり高い確率で後悔することになるでしょう。
買って後悔しているオーナーの多くは、ジムニーを買う前の下調べや吟味が足りず、ジムニーとはどういうクルマなのかをあまり理解していなかった人たちです。ジムニーを買うのなら、よいところばかりではなく、短所にもちゃんと注目しましょう。

  • ジムニーは悪路走行用に設計されている
  • 乗り心地はゴツゴツしていてあまりよくない
  • 車重が重く燃費が悪い

それでも、ジムニーは2023年の現在も、人気が衰えないクルマです。この記事でも何度も触れたように、こうしたジムニーの特性や短所もよく理解したうえで買えば、買って後悔することはないし、乗るほどに愛着もわいてくるでしょう。
筆者は愛車ジムニー(JB64)に、この先20年以上は乗り続けたいと思っています。



※ジムニーについての記事はこちらにもあります。ぜひ参考にしてみてください。↓

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この記事を書いた人

熊本県在住、バイクが趣味のWebライター・ライダー。

外メシと外昼寝が大好きで、愛機 Kawasaki 250TR に道具を積み、ツーリングに行く。

スズキ・ジムニー(JB64)を最近購入。アウトドアグッズを少しずつ買い揃え、キャンプに行くことを目論んでいる。

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