誰でも簡単!?家庭にあるものだけでアルコールストーブを自作!自作方法や構造を紹介!

今回は家庭にあるものだけで、アルコールストーブの自作に挑戦いたしました!

「アルコールストーブの自作に興味があるけど、やり方がわからない…」

「なるべく簡単にアルコールストーブを自作したい」

そんな方は是非今回の記事を参考に、アルコールストーブの自作に挑戦してみてください!

目次

アルコールストーブ の自作方法を解説

それでは早速アルコールストーブの自作方法を詳しく解説していきます。

用意するもの

・アルミ缶×2
・ハサミ
・ホチキス
・ラジオペンチ
・カッター
・画鋲
・油性ペン
・定規
・コンパス
・紙
以下必要であれば
・やすり
・ドリル
・作業用手袋

アルコールストーブの自作に必要な道具は以上の通りとなっており、一般的な家庭にあるものだけで作ることができます。

①アルミ缶の下部を切り出し、本体を作る

まずはアルコールストーブの本体部分を作るために、アルミ缶の下から3.8〜4.0cmの高さで切っていきます。

アルミ缶の切り方は2×4材にカッターを固定し、缶を手で回しながら切る方法をおすすめいたします。

缶に刃を当てて、何度も回していると、少しづつ傷がついていき、写真のように手で押すことで切ることができます。

こうしてアルミ缶を切り出して作った部品を2つ作成します

片方はアルコールストーブ本体、もう片方は火の吹き出し口を作る際に使用します。

缶の切り口は尖っており、手を切る事故に繋がる可能性があります。

心配な方は、やすりで事前に角をとっておくことをおすすめいたします。

②アルミ缶の横をハサミで切る

次はアルコールストーブの内部を作成するために、アルミ缶の横をハサミで切っていきます。

この時、太さは4.5cm以上になるように切ってください。

次に切り出したアルミを幅4.5cmにカッターで切ります。

③長さを調整し、内部構造を作る

切り出したアルミは写真のように、内部の構造に使用します。

アルミ内側底面の膨らみに合わせて筒を作成します。

内側の膨らみとぴったりと合う太さに調整したら、油性ペンでラインを付けます。

次に、下から5mmのところにラインを引き、約3.7cm間隔で写真のように切り込みを4つ入れていきます。

この4つの切り込みは本体全体にアルコールを行き渡らせるために必要なので、忘れずに入れましょう。

先ほど付けたラインに合わせて、ホチキスで留めて筒状にします。

長すぎて余った部分は、カッターでカットしましょう。

これで、内部の構造は完成です。

④火の吹き出し口を作成する

次に、アルコールストーブの火の吹き出し部分を作成していきます。

缶のフチに穴を開けたり、アルコールの注ぎ口を作っていきます。

キレイに炎を出すために重要な工程なので、慎重に行いましょう。

まずは、穴を均等に開けるために、台紙を作成します。

コンパスを使用して、半径2.2cmで紙を切り出します。

4回折りたたんで跡をつけ、跡をなぞって写真のように線を引きます。

底面の凹みに、作成した台紙をはめて、セロテープで固定します。

台紙の線に沿って、アルミ缶のフチに穴を開けるための目印をつけていきます。

最後に目印に沿って、画鋲で穴を開けていきます。

ポイントとしては、穴が小さいと火が吹き出さないため、穴を広げるように画鋲を動かしながら穴を開けることをおすすめいたします。

⑤底面を切り取って穴をあける

先ほど穴を開けたアルミ缶の中心部分を、カッターでくり抜き、アルコールの注ぎ口を作ります。

一度で切る事はできないので、何度も繰り返しなぞり、くり抜いていきます。

底面はアルミが厚いので少し苦労すると思いますが、根気強く繰り返していると、くり抜くことができます。

この穴の大きさは自由で、大きくすると火の勢いが大きく、小さくすると火のお勢いが弱いアルコールストーブとなります。

お好みで穴の大きさを調整しましょう。

100円均一で販売されている、カッター付きのコンパスを使用すると、より簡単かつキレイに穴を開けることができます。

写真のようにくり抜くと、火の吹き出し部分は完成です。

⑥本体と吹き出し部分を合体させて完成!

最後に本体と火の吹き出し部分を合体させて完成です。

そのままでは上手く合体することが難しいため、ラジオペンチを使用してヒダを作ると簡単に合体することができます。

本体部分に、火の吹き出し口を上から被せて完成です!

自作アルコールストーブを使用してみた!

次に、自作アルコールストーブを実際に使用した様子を紹介いたします。

まずは燃料用のアルコールを注ぎ口から2/3程度まで入れます。

燃料はドラッグストアなどでも購入できる「ケンエーの燃料用アルコール」がおすすめです。

中心のアルコールに火をつけると、穏やかに燃え始めます。

火をつけたばかりでは、吹き出し口から火は出てきません。

火をつけて数分経過すると、ストーブ内のアルコールが気化し、吹き出し口から炎が出てくるようになります。

自作したアルコールストーブでも、しっかりと火力を得られ、使用することができました。

ただし、アルコールストーブは風が強いと火が安定せず、外で使い際には風防の使用をおすすめいたします。

また、吹き出し口から火が出てこない場合は、穴が小さすぎることが原因として考えられるため、そういった場合は穴を拡張してみてください。

アルコールストーブを自作して感じたメリット・デメリット

最後にアルコールストーブを自作して感じたメリット・デメリットを紹介いたします。

メリット

・費用が安い
・慣れてしまえば簡単に作ることができる
・複数のアルコールストーブを作ることができる
・好みの大きさで作れる

アルコールストーブを自作して感じた最も大きなメリットは費用が安いという点です。

家庭にあるものや、アルミ缶だけで自作することができるので、費用はほとんどかかりません。

また、慣れてしまえば、簡単に複数個作ることができるのもメリットです。

メスティンを複数個同時に使いたい方は、アルコールストーブを複数作成すると良いと思います。

また、火の吹き出し口や缶のサイズを変えることで、使い方に合わせた好みのアルコールストーブを作成することができます。

デメリット

デメリット・構造が脆い
・火力の調整が難しい
・販売品よりも風の影響を受けやすい
・燃料を入れて持ち運びができない

アルコールストーブを自作した際の大きなデメリットは構造が脆いという点です。

アルミ缶は強度も弱く、長期間使用するにはあまり適していません。

また、販売品のように、蓋がないためめ火力調整が難しかったり、風の影響を受けやすいというデメリットも実際に使用して感じました。

本格的なシーンでの使用を考えている方はやはり、市販品を購入することをおすすめいたします。

【まとめ】アルコールストーブは家庭にあるものだけでも作れる!

以上、今回は家庭にあるものだけでアルコールストーブを自作してみました!

慣れるまでは作業が難しかったところはあるものの、初めてでも問題なく自作することができました。

なるべく皆様が挑戦しやすいように、簡単な方法を紹介いたしましたので、興味のある方は是非、自分でアルコールストーブを自作してみてください!

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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