バンドックのソロティピー 1 TC BDK-75TCSBや二股ポールを徹底レビュー!実際に使用した感想を紹介!

最近のキャンプブームの中でも大きなジャンルを形成するソロキャンプに向けて、各メーカーからは各種のギアが発表されています。

中でもテントは激戦区で、人気の商品は納品まで数ヶ月待ちということも少なくありません。

今回はそんなソロテントの中でも人気の「BUNDOK(バンドック) ソロティピー」を取り上げ、専用の二股ポールを使用したレビューをお送りします。

  • ソロ用にちょうどいいテントを探している
  • バンドック ソロティピーの使用感を知りたい
  • バンドック ソロティピー二股化の有効性を知りたい

そんな方はぜひ最後までお付き合いください。

目次

BUNDOK(バンドック)のソロティピーとは?

より手軽に快適なアウトドアライフを楽しめる商品が数多くそろったブランド「バンドック」で、ソロベースと人気を二分するテント「ソロティピーTC(カラー:サンドベージュ)

現在入荷まで最低でも2ヶ月近くは待つ必要のある大人気商品です。

ポール1本で自立・設営ができる手軽なワンポールテントで、ポリコットン混紡のTC素材を使用しているため、焚火の火の粉にも強いテントとしてキャンパーに支持されています。

ソロティピー用フタマタを使用するとさらに快適に

ポールがテントの中心に立っている仕組み上、居住スペースの活用に制限があるというワンポールテントの弱点を補うために、ポールの二股化を実現する専用ツールです。

バンドックソロティピーのスペック

コットン混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%)のフライシート本体の耐水圧は5000mmという高水準。

前後にジッパーでが付くので、両方を開ければ風通しも抜群です。

ポールは細めのアルミ合金製ですが、メインポールだけでなく前室用のサブポールもついています。

ペグはペラペラの心もとないものなので、やはり別途購入する必要がありそうです。

セット内容

フライシート(本体)×1
インナーシート×1
メインポール×1
サブポール×1
ペグ×14
ロープ×5
収納ケース×1

※ フタマタ(別売品):アルミ合金製ポール×2、接続パーツ×1、結束ロープ×1

サイズ・重量

  • 床面サイズ(本体/インナーテント):2400×2400mm/2200×1000mm
  • 高さ(本体/インナーテント):1500mm/1350mm
  • 本体重量:約4.8kg/フタマタ重量:約790g
  • 収納サイズ:440×240×240mm

※ 本体の収納ケースが少し大きめに作られているため、フタマタのパーツも一緒に収納することができます。

バンドックソロティピーの張り方

それではソロティピーの張り方とフタマタの設置方法を、実際の設営写真とともにご紹介します。

STEP1:フライシートをセットする

収納ケースから中身を取り出し、ケースに縫い付けられた説明書を見て作り方を確認しておきます。

フライシート(ケースと同色のもの)を設置場所に広げて、正方形にまとめます。

この時「BUNDOK」のロゴがある部分が正面となりますので、風向きや地形を考慮して玄関を決めてください。

フライシートを広げたら四隅に付いたベルトをペグで固定します。ベルトにはアジャスターが付いているので、とりあえず止まっていればOKです。

ペラペラのペグは力加減を間違えるとすぐに曲がってしまうのでご注意を。

写真は実際に曲がってしまったペグです。

STEP2:ポールを立てる

正面入口の二重ファスナーを開いて中に入り、フライシート中央の設置場所にセンターポール当て、テントを立てます。

基本的にはこれで完成です。

STEP3:前室を作る

次に正面部分の幕体を開き、ポールで支えて付属の張り綱で固定すれば前室が完成します。

ちなみに付属のポールですが、2本を比べた場合長く( 5本継ぎ)先が細くなっているのが前室用、両面フラットで短い(4本継ぎ)方がセンターポールです。

前室は日差しや風向きによって片側だけを開くこともできますので、簡易タープのようにすることもできます。

その後四隅につけられた張り綱と、左右の壁面中央にあるベルトをペグで固定すれば、よりしっかりと安全なフライシートの設営が完成です。

STEP4:インナーテントを設置する

天井につけられたバックルにインナーテントをつなげます。

その後インナーテント四隅のバックルをフライシートとつなぎ、ガイドの留め金をフライシート側の円形ゴムに通すだけです。

この時の注意点として、インナーテントの両側につけられたファスナーの「長い方」が後部入り口側にくるように設置しないと、正しく取り付けることができません。

STEP5:センターポールをフタマタに変える

以上でソロティピーの設置は終了ですが、ここから別売りオプションのフタマタを使って、ワンポールテントの弱点である居住空間の狭さを解消してみましょう。

とはいえ設置はテントの外でフタマタを組み立て(ポールをつなぎ固定ベルトのピンをそれぞれ両サイドに差し込むだけ)、そのままテントの中に入れて元々のセンターポールと入れ替えるだけです。

これにより室内の居住空間が大幅にアップします。

↑ センターポール状態でコットを入れた状態

↑ フタマタを使いコットを入れた状態

バンドックソロティピーを使用して感じたメリット

それでは、実際にバンドックソロティピーを使ってみて感じたメリットについてご紹介します。

まずはなんと言っても、立てるのがかんたんで慣れれば前室からフタマタ設置まで合わせて、10分もあれば完成できるはずです。

コンパクトでかんたんな作りながら、前室など必要十分な機能がついているため、ミニマムキャンプならこれさえあれば快適な滞在が約束されます。

両面開口のため風通しは抜群で、メッシュのインナーテントが標準装備されているのも夏場の利用時には嬉しいですね。

さらに巻き上げられるスカートに加え、両面2箇所にベンチレーションも付いていますし、元々の室内スペースがコンパクトなため、冬場もちょっとした熱源があるだけで地面からの断熱対策さえすれば快適に過ごせそうです。

バンドックソロティピーを使用して感じたデメリット

コンパクトにまとまり設置もかんたんなソロティピーですが、当然ですがそれなりのデメリットもあります。

まず第一に感じた点は、「思ったより居住スペースは小さい」ということです。

特に天井高の1500mmというのは男性ならまず直立はできませんし、ローチェアを利用しても余裕があるとは言い難いです。

広さに関しては特にノーマルのワンポールでインナーテントを張った状態だと、荷物を入れ込んだら室内を動くのも少々窮屈であり、インナーテント内でのコット利用も少々狭さを感じます。

また、難燃性・防水性にもすぐれたTC素材がゆえに、コンパクトにまとまるとはいってもそれなりの重量があり、徒歩キャンプの方が気軽に持ち歩ける重量ではないでしょう。

バンドックソロティピーはこんな人におすすめ

これらのメリット・デメリットを踏まえて考えると、バンドックソロティピーをおすすめできるキャンパーさんは次のとおりです。

車かバイクで行くソロキャンパー(もしくはソログルキャン)

バンドックソロティピーの重量は、徒歩キャンパーでは少々持て余します。できれば車、最悪でもバイクが必要です。

しかし、運搬さえクリアすればソロキャンプに必要十分な機能がそろったソロティピーは、快適なおしゃれキャンプを約束してくれます。

グラウンドスタイルorローチェアスタイルのキャンパー

天井高1500mmということで、ハイスタイルは向きません。

地面に直接座るグラウンドスタイルか、ローチェアを使ったキャンプスタイルでなければ、頭がつかえてしまって実質的には楽しめないでしょう。

個人的には、ローチェア&ローコットを使ったスタイルで、焚火をのんびり楽しみながら1人の時間を楽しむソロキャンパーには、まさにうってつけのテントなのではないかと思いました。

就寝時もフタマタを利用したローコットスタイルであれば、頭や足の部分に余裕はありますし、荷物を室内に入れても両サイドからの出入りができるので便利です。

コット派にはフタマタの利用はマストですね。

バンドック ソロティピーはミニマムと快適性を求めたい方におすすめ!

今回は現在人気のバンドックソロティピー、そして室内空間をさらに快適にするフタマタのレビューをご紹介しました。

かんたん設営ができ必要十分な居住空間を有したソロティピーは、ミニマムかつ快適に過ごしたいソロキャンパーにはまさにうってつけなテントです。

人気ゆえ納品待ちの可能性があるのは確かに厳しいですが、待つ価値のあるテントだなと感じたのは間違いありません。

クライマーやブッシュクラフトのようなミニマリストスタイルではなく、適度におしゃれなキャンプを楽しみたいソロキャンパーにこそ使ってもらいたいテント。

それが、バンドックソロティピー&フタマタのタッグです。

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この記事を書いた人

多数のジャンル案件を手掛けるWebライター。

趣味のソロキャンプを活かしたアウトドア案件は特に得意とし、取材を兼ねた愛車のジムニーJA-11改でキャンプ場ワーケーションに出かけることも多い。

元飲食店主の経歴もあるためキャンプ飯にはこだわりたいタイプ。

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