昨今アウトドアブームやキャンプブームにあとおしされ、SUV(Sport Utility Vehicleスポーツ・ユーティリティ・ビークル、スポーツやアウトドア用の多目的車)が人気です。その中でもジムニーは、本格的なオフロード走行を楽しめるばかりでなく、キャンプやアウトドアにも向いているクルマとして人気が沸騰しています。
そんなジムニーには、軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラの2種類があるのをご存知ですか。見た目はほとんど同じですが、ジムニーとジムニーシエラにはエンジンなど異なる部分がいくつかあります。もちろん車体価格や維持費も違います。
そこで今回は、軽自動車ジムニーと普通車ジムニーシエラの特徴を説明するとともに、それぞれの長所や選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。
軽自動車ジムニーと普通車ジムニーシエラのどっちを買うか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
大人気のジムニー実は2つある?
ジムニー(左)とジムニーシエラ(右)出典:スズキ公式サイト
大人気のジムニーには、2つの種類があります。軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラです。
2つのジムニーの外観はとても似ています。路上で見かける遠くからやってくるジムニーは、ぱっと見どちらか分かりません。現在、軽自動車の4代目ジムニー(JB64)を所有している筆者は、ジムニー購入を検討し始めたころは違いが分かりませんでした。
ジムニーを検討する際は、軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラの違いをよく理解しておくことが大切です。
参照:スズキ公式サイト
最大の違いはエンジンです。上の表をご覧ください。軽自動車ジムニーのエンジン排気量が658ccであるのに対し、普通車ジムニーシエラは1,460ccです。排気量の違いを念頭において比較検討しましょう。
ジムニーJB64は軽自動車
出典:スズキ公式サイト
現行型の4代目ジムニー(JB64)は軽自動車です。660ccの直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載しています。
インタークーラーターボとは、排気ガスの流れを利用して圧縮した空気をエンジンに送り込む装置であるターボ(ターボチャージャー・過給機)と、ターボで圧縮された空気をエンジンに送り込む前に冷却する装置であるインタークーラーを組み合わせたエンジン機構です。
インタークーラーターボには、パワーがアップするというメリットと、燃費が悪くなるというデメリットがあります。
軽自動車であるジムニーは、インタークーラーターボエンジンを搭載することでパワー不足を補い、力強い走りができるように設計されています。
車体は日本の軽自動車規格に適合するサイズに設計されており、非常にコンパクトです。
【主要諸元】
駆動方式:パートタイム4WD
トランスミッション:4ATまたは5MT
全長(mm):3,395
全幅(mm):1,475
全高(mm):1,725
ホイールベース(mm):2,250
トレッド(mm)前:1,265
トレッド(mm)後:1,275
最低地上高(mm):205
車両重量(kg):1,050
乗車定員(名):4
エンジン:水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ
弁機構:DOHC12バルブVVT
内径×行程(mm):64.0×68.2
総排気量(L):0.658
最高出力:47kW/6,000rpm
最大トルク:96N・m/3,500rpm
燃料タンク容量(L):40
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
普通車のジムニーシエラ
出典:スズキ公式サイト
現行型のジムニーシエラ(JB74)は普通車です。1,500ccの直列4気筒ノンターボエンジンを搭載しています。
普通車であるジムニーシエラは、余裕のある走りを楽しむことができます。軽自動車のジムニー(JB64)と基本設計が同じ車体に1,500ccのエンジンを搭載しているので、余裕のある走りが生まれます。
外観はほとんど同じですが、軽自動車のジムニーに比べタイヤ幅が大きいタイヤを装着しています。そして、タイヤ幅が大きいタイヤを納めるために、車体にはオーバーフェンダーがついています。
車体の基本設計は同じですが、オーバーフェンダーを装着しているので、横幅(全幅)が軽自動車のジムニーより大きくなっています。
軽自動車ジムニーと普通車ジムニーシエラの外観を見て分かる違いはナンバープレートの色(軽自動車ジムニーは黄色、普通車ジムニーシエラは白)と幅広タイヤを納めるためのオーバーフェンダー(ジムニーシエラにのみ装備)だけです。
【主要諸元】
駆動方式:パートタイム4WD
トランスミッション:4ATまたは5MT
全長(mm):3,550
全幅(mm):1,645
全高(mm):1,730
ホイールベース(mm):2,250
トレッド(mm)前:1,395
トレッド(mm)後:1,405
最低地上高(mm):210
車両重量(kg):1,080
乗車定員(名):4
エンジン:水冷4サイクル直列4気筒
弁機構:DOHC16バルブVVT
内径×行程(mm):74.0×84.9
総排気量(L):1.460
最高出力:75kW/6,000rpm
最大トルク:130N・m/4,000rpm
燃料タンク容量(L):40
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
新型ジムニーとシエラはどっちがいい?
ジムニー(左)とシエラ(右)出典:スズキ公式サイト
ここまで、軽自動車のジムニー(JB64)と普通車のジムニーシエラ(JB74)の特徴を解説してきました。
それでは、新型ジムニーとジムニーシエラはどっちがいいのでしょうか。悩みますよね。あなたの好みだけでなく、それぞれの長所や短所を理解し、あなたの日常的な使い方もよく考えて検討しましょう。
普通車シエラのほうがすぐれているポイント
スズキ公式サイトを参考に筆者が作成
普通車のジムニーシエラ(JB74)はトータルバランスが軽自動車のジムニー(JB64)よりすぐれています。1,500ccのエンジンを搭載しているので走りに余裕があり、クルマを楽しむという点においてジムニーシエラのほうがすぐれているのです。
AT車の市街地での燃費は、普通車のジムニーシエラのほうが軽自動車のジムニーよりややすぐれている点も注目すべきポイントです。軽自動車のジムニーに比べて、排気量が倍以上あるジムニーシエラのほうが燃費がよいのは驚きですね。
スズキ公式サイトを参考に筆者が作成
ちなみに普通車シエラMT車の燃費は、軽自動車ジムニーに比べやや劣ります。しかし、WLTCモードで計測した燃費の差は1.2km/Lなので、実用的には大差ないレベルです。
軽自動車ジムニーのほうがすぐれているポイント
軽自動車ジムニーのほうがすぐれているポイントは税金などの維持費(ランニングコスト)です。軽自動車であるジムニーは、税金(重量税や自動車税)が普通車に比べて安くなります。自動車税は普通車ジムニーシエラと比較して約1/3です。
年間で計算すると、軽自動車ジムニーの税的ランニングコストは普通車ジムニーシエラより低く抑えることができます。
価格で見る軽自動車ジムニーと普通車シエラの比較
ジムニー(左)とシエラ(右)出典:スズキ公式サイト
価格についてはどうでしょうか。価格は自動車を購入するときに、一番気になるポイントですよね。
価格で見る軽自動車ジムニーと普通車シエラについて、新車と中古車の両方を比較してみました。
軽自動車ジムニー新車の値段
出典:スズキ公式サイト
軽自動車ジムニー新車の値段は、グレードとトランスミッション(ギア)により違います。MT車XGグレード1,555,400円(税込)から、AT車XCグレードの1,903,000円(税込)まで幅があります。グレードの内容やトランスミッション(ギア)の違いをよく理解し、あなたの用途と照らし合わせて検討しましょう。
軽自動車ジムニー中古車価格の相場
出典:グーネット公式サイト
軽自動車ジムニーの中古車価格の相場は、年式やグレード、走行距離により変わります。軽自動車のジムニーは初代から現行型の4代目まで、4種類の型式が存在します。
年式が古く走行距離が多い軽自動車の中古車ジムニーは、年式が新しく走行距離が少ないジムニーに比べ、価格は低い傾向です。軽自動車ジムニー中古車の相場は、15〜400万円超(本体価格)まで、かなり幅があります。高価なパーツなどでカスタマイズしている軽自動車ジムニーの中古車価格は、年式が古くても高くなりがちです。
昨今のレジャーブームでジムニーの人気が高まり、軽自動車ジムニー中古車価格の相場は、ほかのクルマに比べ、全体的に高くなっています。需要が供給に追いついていない状態です。
軽自動車の中古車ジムニーを選ぶ際は、年式や走行距離、車両の状態をよく吟味しましょう。
普通車シエラ新車の値段
出典:スズキ公式サイト
普通車シエラ新車の値段も、グレードとトランスミッション(ギア)により違います。値段はMT車JLグレード1,863,400円(税込)から、AT車JCグレードの2,084,500円円(税込)まであります。グレードの内容やトランスミッション(ギア)の設定は軽自動車ジムニー新車と似ていますが、普通車ジムニーシエラは軽自動車ジムニーより全体的に高くなります。
普通車シエラ中古車価格の相場
出典:グーネット公式サイト
普通車シエラ中古車価格の相場は軽自動車ジムニー中古車の相場と似ています。年式やグレード、走行距離により価格が変わります。
普通車シエラは1993年に登場しました。軽自動車ジムニーより遅いデビューです。型式は初代普通車シエラから現行の3代目シエラまで、3種類の型式があり、価格は軽自動車ジムニーと同様で、年式(型式)・走行距離・カスタムパーツの有無により価格が変動します。
普通車シエラの中古車も人気があるので、全体的に価格は高い傾向で、500万円オーバーの中古車まであります。
軽自動車と普通車の維持費
参照:国土交通省公式サイト
「軽自動車ジムニーのほうがすぐれているポイント」の章でも触れたように、維持費については税金をはじめ、年間合計では軽自動車ジムニーのほうがおおむね安い傾向です。
ただし燃費(カタログデータ)については、普通車ジムニーシエラのほうが軽自動車ジムニーのAT車よりややすぐれているので、年間合計の走行距離や乗り方によっては維持費の差が縮まる場合があります。
ちなみに筆者が所有する軽自動車ジムニー4代目(JB64、AT車)の平均燃費は11.4km/Lとメーターパネルに表示されています。ガソリン満タン時に満タン法(走行距離を給油したガソリン量で割る方法)で計算した場合、実燃費の最高記録は13km/Lでした。ジムニーは軽自動車ですが、インタークーラーターボエンジンを搭載しているので、燃費はよくありません。
また、車検については軽自動車ジムニーのほうが普通車ジムニーシエラより安い傾向です。車検時の法定費用は、軽自動車のほうが普通車より安いからです。ただし、古い型式のジムニー中古車は車検時の法定整備や交換部品に費用がかかる場合があります。
そのほか、任意保険料も維持費として考えましょう。事故の際、任意保険に加入しておけば補償の面で安心です。任意保険は、補償内容、保険加入者の年齢、事故歴、免許の種類(グリーン・ブルー・ゴールド)、年間走行距離などにより変わります。保険会社のオンライン見積もりなどで調べてみましょう。
ちなみに筆者は自動車共済保険に加入しており、保険料は約6,000円(月額)です。筆者の場合は4代目軽自動車ジムニー(JB64)を所有し、補償対象年齢は30歳以上、免許はゴールド、年間走行距離は10,000km以内という内容で自動車共済保険に加入しています。
販売台数で比較するジムニーとシエラの人気はどっちが上?
参照:4×4 ESPOIR公式サイト
販売台数で比較すれば、軽自動車ジムニーのほうが人気は上になります。やはり税金などのランニングコストが安いことが魅力のようですね。
確かに税金の面では軽自動車ジムニーのほうが有利ですが、維持費の章で述べたように、燃費についてはさほど変わりません。排気量が大きいけれど、普通車ジムニーシエラのほうが燃費がよい場合もあります。
比較する際は、人気面だけを見るのではなく、あなたのライフスタイルに合わせた用途(乗り方)や運転フィーリング、税金などの固定維持費、燃料代などの変動維持費も合わせて吟味しましょう。
あなたには軽自動車ジムニーと普通車シエラどっちが向いてる?
出典:スズキ公式サイト
では、あなたには軽自動車ジムニーと普通車シエラ、どっちが向いているのでしょうか。あなたの好みはもちろん、あなたのライフスタイルや使い方(乗り方)など、ジムニー(またはジムニーシエラ)を買ったあとのあなたのカーライフをイメージしてみましょう。
軽自動車のジムニーか、普通車シエラか、悩む場合はあなたの未来を想像すると答えが出やすくなりますよ。
軽自動車ジムニーが向いている人
出典:スズキ公式サイト
軽自動車ジムニーが向いている人は、本格的にオフロード走行を楽しみたい人です。悪路走破性にすぐれる軽自動車ジムニーは、日本だけでなく世界の林業や山岳地帯でプロが使用しています。軽自動車ジムニーを対象にしたクロスカントリー大会は各地で開催されています。
年間の維持費を安くしたい人にも軽自動車ジムニーは向いています。特に自動車税は普通車ジムニーシエラの約1/3(10,800円)です。
また、かわいい4駆に乗りたい人にも軽自動車ジムニーは向いています。軽自動車ジムニーを「かわいい」という人をSNSで多く見かけます。
直線的で無骨なイメージのあるジムニーですが、軽自動車ジムニーをかわいいと思っている人は多いようです。
ちなみにうちの車はジムニーさんです。
黒いから見た目がちょいごついけど、かわいいですよ。— 景色2 (@Qaword) November 10, 2023
シビックはカッコいいって感じだけどジムニーはカッコかわいい感じ pic.twitter.com/IqU5y27FD5
— ムナさん (@mnkn_fd2) November 2, 2023
普通車シエラが向いている人
出典:スズキ公式サイト
普通車シエラが向いている人は、長距離ドライブや高速道路を走る機会が多い人です。軽自動車のジムニーに比べて排気量が大きく、力強くパワーのあるエンジン(1,500cc、軽自動車ジムニーの倍以上)は、長距離ドライブや高速道路を運転する際の疲労やストレスを軽減し、余裕の走りを楽しめます。軽自動車ジムニーより横幅が大きいタイヤを履いており、トレッド幅も軽自動車ジムニーと比べて広いので、コーナーリングや高速道のレーン変更も安定しています。クルマとしての完成度が高いと感じる人が多いのは、普通車シエラです。
走るのはオンロードがメインで、クルマとしての走りを楽しみたい人は、普通車シエラがよいかもしれません。
おはようございます🌞
帰省という名の長距離ドライブを楽しんでいます。
スピード測定アプリが、思いのほか役に立っています😌#ジムニーシエラ#ブリスクブルーメタリック#ぼくの夏休み pic.twitter.com/RRbr1TLLAO
— 青の74タンタン麺 (@lexus_ux_sierra) August 11, 2023
今日は秋晴れ
ジムニーでドライブ日和です♪#ジムニー#シエラ#Jimny#Sierra#秋晴れ#秋#ドライブ pic.twitter.com/twfvuFCTHL— K.Craft JB74 (@KCraftJB74) November 3, 2023
ジムニーの納車が待てないあなたへ!
出典:スズキおよびダイハツ公式サイト
超人気のジムニー、特に軽自動車ジムニー(JB64)の新車は、現在(2023年11月)も予約から1年以上待たないと納車できません。
出典:Sotopia「ジムニー中古やめたほうがいい理由と買って良かった理由」より
「そんなに待てない!」というあなたへ、ジムニーやシエラに似ているクルマを紹介します。ジムニーやシエラを待てないのであれば、納車までの期間が短いクルマを選ぶという選択肢もあります。
筆者も軽自動車ジムニーを購入する際、カテゴリーやコンセプト、ジムニーと似ている車を検討しました。この章で紹介する4台を比較検討の対象として参考にしてください。
ジムニーと似てる軽自動車
出典:スズキおよびダイハツ公式サイト
軽自動車ジムニーと似ているのは、ハスラー(スズキ)とタフト(ダイハツ)です。ともに軽自動車のSUVとして人気があります。
ハスラー(スズキ)
出典:スズキ公式サイト
ハスラーは、スズキから2014年に発売された軽クロスオーバーSUVです。2023年11月現在、2代目ハスラーが販売されています。
ハスラーは、丸みを帯びたフォルムと遊び心のあるカラーリングが特徴で、若い人を中心に人気です。ドライブはもちろん、アウトドアやレジャーなど、さまざまなシーンで楽しむことができます。
5ドアのハスラーは軽自動車ながら広々とした室内で、居住性はジムニーより快適です。燃費についても25.0km/L(WLTCモード、HYBRID X、2WD車)と低燃費で、ジムニーに比べすぐれています。
ハスラーはアウトドアやレジャーをアクティブに楽しみたい人や、安全で快適なカーライフを送りたい人、燃費や居住性などの実用性を重視する人におすすめのクルマです。
タフト(ダイハツ)
出典:ダイハツ公式サイト
タフトは、2020年に発売されたダイハツの軽クロスオーバーSUVです。タフトのデザインはスクエアなフォルムが特徴で、力強さと安定感を演出し、タフな印象を与えます。
タフトの室内空間は、軽自動車ながら広々としています。5ドアで実用性にすぐれ、多彩なシートアレンジも可能です。
高い走破性も特徴で、最低地上高を190mmに設定し、悪路走破性を高めています。悪路走破性がさらに高い4WDタイプを選択する事も可能です。これらの特徴が評価され、発売以来高い人気があります。
タフトもハスラーと同じように、使いやすさなどの実用性を重視する人に向いているクルマです。
ジムニーシエラと似てる普通車
出典:スズキおよびダイハツ公式サイト
ジムニーシエラと似ている普通車としてよく紹介されているのは、クロスビー(スズキ)とロッキー(ダイハツ)の2台です。どちらも実用性にすぐれる5ナンバーのSUVとして、人気があります。
クロスビー(スズキ)
出典:スズキ公式サイト
クロスビー(Xbee)はスズキが2017年から販売を開始したクロスオーバーSUV型のコンパクトカーです。外観とデザインがハスラー(スズキ)によく似ています。
クロスビーは大人5人が乗れるワゴンで、SUVらしい走破性も両立させた新しいジャンルのクルマとして開発されました。1,000ccのエンジンを搭載しています。外観がハスラーと似ていますが、ハスラーと共通のパーツは使われていません。
ドライビングや快適性を追求しているクルマなので、ロングドライブや長距離ドライブが多い人に向いているクルマです。
ロッキー(ダイハツ)
出典:ダイハツ公式サイト
ロッキー(ROCKY)は、ダイハツから販売されている小型SUVタイプの自動車です。2019年に登場しました。過去に同じ名前のクルマがダイハツから販売されていますが、現行のロッキーは過去のロッキーとは外観もコンセプトも異なります。
1,200ccのエンジンを搭載した2WDタイプと1,000ccターボエンジンを搭載した2WDタイプの2種類があります。燃費はPremium Gグレードで20.7km/L(WLTCモード:国土交通省審査値)です。
ダイハツ・ロッキーは低燃費で居住性がよく実用的なので、普段の生活はもちろんロングドライブにも向いています。
ジムニーの軽と普通車どっちを買うか迷ったら価格で選ぼう!
軽自動車ジムニーや普通車ジムニーシエラと似たクルマはあるものの、本格的なオフロード走行を可能にしている構造の小型4駆、特に軽自動車のオフロード4駆は、国内外を探しても他にはありません。唯一無二の存在ということも、人気の理由です。
唯一の存在である軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラ、どっちにするのか悩みますよね。どっちを買うか迷ったら価格で選ぶのはいかがでしょうか。
パワーにこだわりがなく、価格を優先するのであれば、選ぶのは車体価格と維持費が安い軽自動車ジムニーです。
軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラは、この記事で述べてきたように車体と内装はほとんど同じで、居住性はジムニーもシエラもほとんど変わりません。
「居住性がほとんど同じなら、車体価格と年間維持費が安いほうがいい」という軽自動車ジムニーのオーナーは多くいます。軽自動車ジムニーを所有する筆者も、車体価格と維持費の安さを優先して軽自動車ジムニーを選びました。筆者が以前乗っていた普通車(フィールダー)に比べると、税金の面でラクです。筆者の場合は、軽自動車ジムニーを選択したのは正解でした。
考え方や好み、使い方は人それぞれなので、買ったあとに後悔しないよう何を優先するのかよく考えて選びましょう。
この記事が軽自動車ジムニーと普通車シエラを検討している人のお役に立てば幸いです。読者の皆様のアウトドアライフを応援しています。