腎臓にコーヒーは悪いのか?腎臓に良いオススメの飲み物や食べていけないものを紹介

テレビやネットでコーヒーは腎臓に良くないと見たことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は腎臓の状態は日々の食生活が大きく影響しています。
そこで今回は腎臓にコーヒーは悪いのか、そして腎臓に良いオススメの飲み物また避けた方が良い食べ物について紹介していきます。

 

目次

腎臓にコーヒーが悪いのは本当か

コーヒーは腎臓に悪い飲み物ではありません。
しかし飲み方を間違ってしまうと悪影響をもたらす為、飲み方や選び方に注意が必要です。
コーヒーにはカフェイン成分が含まれています。
カフェインは利尿作用がある為、トイレに行く回数が増えます。
本来腎臓は体の水分を一定に保つ役割を果たしていますが、カフェインが入る事で利尿作用が働き水分を体の外に出そうとしています。
その為コーヒーを飲む回数が多いと、カフェイン接種量も増える為身体の水分がどんどん外へと出て行ってしまいます。
排尿量が多いと体に必要な水分量が足りなくなり、腎臓は水分を貯蓄しようと働き続けるので結果的に負担がかかってしまいます。
具体的には1日2~3杯以上飲むのは避けましょう。

また腎臓が弱っている時にコーヒーを飲んでしまうと、腎臓を刺激してしまう事があります。
腎臓の機能が弱るとカリウムを体の外に排出する事ができません。
その状態でカリウムが含まれているコーヒーを飲むと、体の中に必要以上のカリウムが溜まってしまいます。
その結果高カリウム血症・不整脈などの症状が発症しやすくなってしまいます。
コーヒーの中でもインスタントコーヒーと缶コーヒーには特にカリウムが多く含まれています。
カリウムが気になる人はこれらを避け、ドリップパックのコーヒーなどを飲むようにした方が良いでしょう。

コーヒーはガンのリスクを下げる事でも知られています。
コーヒーに含まれているポリフェノール・抗酸化物質が働き、がんの成長を遅らせ発症を防ぎます。
炎症を抑える効果もコーヒーにはあり、がんに関連するホルモンのエストロゲンレベル減少にも効果があります。このようにコーヒーに含まれている成分は体に良い効果をもたらす物もあります。
その為コーヒー自体が腎臓にとって悪い飲み物ではありません。
コーヒーの飲み方や飲む量が重要で、飲み方に気を付けることが大切です。

腎臓に良いオススメの飲み物

腎臓は尿を作る働きをしていて、体の中でも大切な臓器の1つです。
日々の健康を維持するためには、腎臓に良い飲み物を摂取する事が大切です。
腎臓に良いオススメの飲み物は以下の通りです。

人間が健康を維持するために一番必要な水分は水です。
水は1日2Lを目安に飲むことが推奨されています。
水分補給が足りないと腎臓に負担をかけてしまうことになります。
その為こまめに水分補給を行うことが大切です。
冬場などの寒い時は少し温めて白湯として飲むのもおすすめです。

ほうじ茶

腎臓は体の水分を一定に保ち、尿を作り体のバランス調整を行います。
尿中の電解質であるナトリウムやカリウムの量を調整する役割も備えています。
お茶はカリウムの量が多いので飲むならほうじ茶がおすすめです。
ほうじ茶はカリウムの量が少なく、リンの量も少ないので腎臓への負担が少ないです。

ザクロジュース

腎臓にはホルモンを作る役割もあります。
赤血球を作るホルモンを分泌するので貧血を防ぐことができます。
ザクロは血の点滴と呼ばれ貧血やめまいなどの症状に効果的です。
ジュースの中でもザクロジュースは腎臓に優しいのでおすすめです。

乳酸菌飲料

腎臓は骨を丈夫にするホルモンを分泌し、カルシウム吸収を促してくれます。
乳酸菌飲料は腎臓にあまり良くないとされるリンが少ないです。
腎臓だけではなく、腸へも良い働きをしてくれるのでおすすめです。

ノンカフェインコーヒー

ノンカフェインコーヒーにはカフェインが入っていません。
その為コーヒーを飲みたいけれど腎臓への影響が気になっている人や、腎臓病の治療をしている人にはノンカフェインコーヒーがおすすめです。

 

腎臓の為に避けた方が良い食べもの

腎臓を傷つけてしまうと腎臓病を始め急性腎不全などを引き起こしてしまいます。
特にカリウム・リン・塩分が多い食べ物は注意が必要です。
腎臓の為に避けた方が良い食べ物は以下の通りです。

和菓子・洋菓子

ヘルシーで体に良さそうに見える和菓子も、豆や黒砂糖を使って作っている物はカリウムが多く含まれています。
あんこもこしあんより粒あんがカリウムが多く、おなじあんこでもカリウムの量は変わってきます。
またケーキやシュークリームなど、クリームが沢山入った甘い洋菓子にはリンとカリウムが多く含まれているので、できるだけ食べるのは避けましょう。
代替えとしてういろう・水羊羹・ゼリー・キャンディーなどは塩分が少なくオススメです。
糖分が低下して甘いものが食べたくなっている事もあるので、その時はこれらのおやつを小分けにして複数回たべるのも良いでしょう。

ラーメン

腎臓は食事で摂取した塩分を尿として体の外に出す働きをしています。
塩分を取りすぎてしまうと、腎臓に負担をかける事になってしまうので、塩分の過剰摂取には注意が必要です。
ラーメンは味問わず多くの調味料や塩分が含まれているので、スープを全部飲むのは避けましょう。
またラーメンを食べたい場合は、つけ麺に変えると塩分摂取量を抑えることができるのでおすすめです。

干物・練り物

干物と練り物にも多くの塩分とリンが含まれています。
減塩タイプの物であれば腎臓への負担を減らす事ができるので、どうしても食べたい場合には減塩タイプを食べるのが良いでしょう。
またできれば生魚中でも白身魚を選ぶようにしましょう。
練り物も塩抜きすれば塩分量を減らす事ができます。

納豆・味噌汁

納豆と味噌汁は大豆たんぱく質で体にも良いですが、両方ともカリウムと塩分が多く含まれています。
また豆類はリンが多く含まれているので食べる量にも注意が必要です。
減塩タイプの物を選んだり、納豆はタレなしで食べるなど工夫して食べましょう。
同じ豆類の中でも豆腐や油揚げはカリウムとリンが少ないです。
豆類を食べたい場合には豆腐や油揚げをたべるのもおすすめです。

きゅうり・バナナ・キウイフルーツ

野菜の中ではきゅうり、フルーツの中ではバナナとキウイフルーツにカリウムが多く含まれています。
生野菜や果物はカリウムが多く含まれている物も、茹でる事でカリウム量を減らす事ができます。
しかし生で食べる時は1回当たりの量を減らして食べるのがおすすめです。

加工品

ソーセージ・ベーコン・ハムなどの加工品には多くの食塩が使われています。
これらは塩抜きする事も難しい為、腎臓の調子が悪い人は食べるのを避けた方が良いでしょう。

 

これらの食べ物は塩抜きをしたり、1回当たりの量を減す事が大切です。
完全に食べてはいけなく、食べ方を変えたり、少し調理すれば食べることができます。
腎臓が気になる人や腎臓の調子が悪い人は、普段の食生活を少し工夫して食べるようにしましょう。

 

まとめ

コーヒーは腎臓に悪いと思いがちですが、飲む量や頻度に気を付ければ腎臓への負担は少ないです。
またコーヒー自体は発がんリスクを避ける成分も含まれています。
その為腎臓への負担を考慮しながら飲み方に気を付けることが大切です。
この記事では腎臓にオススメの飲み物、避けた方が良い食べ物をそれぞれ紹介しました。
腎臓への負担を軽減する食べ方も紹介していますのでぜひ参考にしてください。

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