冬キャンプに必須のシュラフは他のシーズンに比べて値段が高く、中には5万円を上回るモデルもあり、初心者の方や人数が多いファミリーキャンパー、学生キャンパーにとってはなかなか手軽に購入出来ないのが難点です。
しかし冬用シュラフで重要なのは値段の高さよりも、使用する場所やシーンに合わせたスペックのモデルを選ぶことなので、値段が安いものでもスペックによっては十分冬のキャンプでも使用できます。
そこで今回は冬用シュラフの選び方や手軽に購入できる1万円以下のコスパに優れたモデルをご紹介していきます!
冬用シュラフの選び方
冬用シュラフは他の3シーズンとは異なり、誤ったモデルを選んでしまうと、凍えながら眠る最悪な夜を過ごす可能性もあります。
そこでまずは冬用シュラフの選び方のポイントをご紹介しますので、用途やシーンに合わせて参考にしてみてくださいね。
形状
シュラフには、主に封筒型とマミー型の2種類があり、冬用シュラフのオススメは保温性が高いマミー型です。
マミー型は頭から足先まで、ピタッと体を包み込むことで、隙間が出来にくく冷気の侵入を防いでくれます。
また封筒型に比べるとコンパクトに収納できるものが多いのも特徴としてあげられます。
中綿の素材
中綿の素材は大きく分けて2種類あります。
中綿がダウンの場合は重量が軽く、収納がコンパクトになるものが多いですが、水に弱く値段も比較的高いモデルが多いのが特徴です
化学繊維を使用したシュラフの場合は水に強く、コスパが高いモデルが多くなります。
しかしダウンに比べると重量があり、収納時も大きめ。
そのため、バイクでのツーリングや登山などでは携帯性や収納性に優れたダウン素材を選び、化学繊維の場合は車中泊やオートキャンプなどの持ち運ぶ距離が短い場所でのキャンプでの使用がオススメです。
保温性
保温性に関しては中綿の量が関係してくるので、それぞれの製品の快適温度を参考に選ぶようにしましょう。
メーカーによっては「快適温度」「下限温度」「限界温度」と表記の仕方も異なることがありますが、以下の定義を参考に、使用する場所やシーンに合わせて選ぶようにしましょう。
下限温度:成人男性が体を丸めて8時間眠ることができる温度域。これよりも低い温度は、低体温症などを引き起こすリスクが高まります。
極限温度:成人女性が体を丸めて6時間までなら耐えることができる温度ですが、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険を伴います。
1万円以下で買える!コスパ最強の冬用シュラフ10選!
それでは1万円以下で購入できる、コスパ最強の冬用シュラフを10品ご紹介していきます。
コールマン sleeping bag Mummy Style
有名アウトドアメーカーでお馴染みの「コールマン」のマミー型シュラフは、 頭から首まですっぽりと覆われるので、外から冷気が入ってくるのを防いでくれます。
使用温度は-18℃の環境まで対応できるとのことですが、使用するなら-10℃までがオススメ。
中綿は化繊なので収納時は嵩張ってしまいますが、商業洗濯機であれば洗うこともでき、値段は8000円以下とコストパフォーマンスに優れています。
【スペック】
使用サイズ | 約208 x 81cm |
収納時サイズ | 約直径28×43cm |
重量 | 2.63kg |
中綿素材 | 化学繊維 |
適温レベル | -18度~ |
ベアーズロック センタージッパー 4シーズン対応 FX-451G マミー型シュラフ
広島県に本社を構えるベアーズロックは使用する人が、気持ちよくアウトドアを楽しめるような、コスパの高い製品が多いのが特徴です。
特にシュラフは化学綿が2層構造となっており、一般の寝袋よりも空気含有量が増え、保温力に優れ、使用可能温度域は-15℃となっています。
また3Dファイバー製の中空化学繊維を使用しているため、型崩れがしにくく、洗濯しても伸び縮みしにくいのも嬉しい特徴です。
【スペック】
使用サイズ | 約210×80cm |
収納時サイズ | 約40×25cm |
重量 | 1.75kg |
中綿素材 | 中空化学繊 |
適応温度 | 20℃~0℃~-15℃ |
ホークギア マミー型シュラフ
HAWK GEAR(ホークギア)のマミー型シュラフは大阪の五星館株式会社が展開しているアウトドアブランドが販売し、実写版△ゆるきゃんにも登場した人気のモデルです。
人気の理由は冬キャンプでも使用できる適応可能温度-15℃であるにも関わらず、なんと5000円以下で購入できるというコストパフォーマンスの高さがあげられます。
中綿は断熱性と軽量性を備えた中空繊維を使用し、丸洗いも可能。
カラーバリエーションも豊富なため、お気に入りのデザインを選ぶこともできます。
【スペック】
使用サイズ | 約210×73cm |
収納時サイズ | 40×35×23cm |
中綿素材 | 中空繊維 |
重量 | 1.6kg |
ウミネコ(Umineko) UM-SH-01 耐寒-25度 本格 マミー型 ダウン シュラフ
福岡県に本社を構えるウミネコ商事合同会社から販売されたダウンシュラフは「急な気温の変化にも対応できるダウンの寝袋を安く手に入れたい!」という消費者の要望に応えたモデル。
値段は8000円以下と価格を抑えながら、600FPのフホワイトダックダウンをたっぷりと充填しているため、-15℃までのアウトドア環境に対応できます。
また消費者の満足度にも重視しているため、『お試し返品保証』や『初期不良への30日間完全対応』『メーカー保証1年』付き。
「安いシュラフでも大丈夫なの?」と心配な方でも気軽に購入することが出来るのも嬉しいポイントです。
【スペック】
使用サイズ | 約210×80×50cm |
収納サイズ | 約40×20cm |
重量 | 約2.3kg |
中綿素材 | 600FPホワイトダックダウン90% 約1500g |
耐寒温度 | -25℃ |
快適睡眠温度 | -15℃〜 |
YOGOT 冬用マミー型 ダウンシュラフ
YOGOTのシュラフは1000gのダウンを使用し使用可能温度は-15℃までとなっており、外気温が0℃程度の環境であれば快適に過ごせます。
顔を出す部分にはロープが付いており、顔が外気に触れる面積も少なく保温性にも優れ、ネット上でもコスパ優秀アイテムとしても口コミも広がっています。
中華ギアになるのでダウンの動物臭のニオイが気になるところですが、そこまで気にならないという口コミも多数あり、手軽に購入したい方にオススメです。
【スペック】
使用サイズ | 約210×80cm |
収納サイズ | 約38×20cm(収納ケースを圧縮時:30×20cm) |
重量 | 約1.6kg |
中綿素材 | 1000gダウン |
温度範囲 | -15℃~0℃~15℃ (快適温度0℃) |
Fengzel Outdoor 封筒型寝袋
Fengzel Outdoor のシュラフの特徴はホワイトダックダウンを使用し、充填量は400g〜2000gまで種類があります。
1万円以下で購入するなら快適温度-5〜-15℃の羽毛1500gがオススメです。
封筒型シュラフのため、寝ている時も手足が自由に動かせるので、楽な体勢でゆったりと睡眠をとることができます。
ダウン2000gを購入する場合でも1万円台で購入でき、コスパに優れた製品となっています。
【スペック】
使用サイズ | 約210×80cm |
収納サイズ | 約23×35cm |
重量 | 2kg |
中綿素材 | ダウン1500g |
極限温度 | 約-25℃ |
快適温度 | 約-5〜-15℃ |
LMR マミー型ダウンシュラフ
当製品はボックスキルト構造を採用し、1000gのダック羽毛を使用した保温性に優れた製品のため、-10℃の環境でも使用できます。
外生地は防水に優れた400Tナイロンクロスを使用し、中生地は肌触りの良い320Tポンジーを採用。
ダウンにはダック特有のニオイを感じるという口コミがあるものの、問題なく使用できているというキャンパーも数多く、コスパに優れた製品としの評価も高め。
ニオイが気になる方は返品も可能なため安心して購入することが出来ます。(寝袋を洗浄した場合は返品不可)
【スペック】
使用サイズ | 約 210×80×50cm |
収納サイズ | 約36×20cm |
重量 | 1.6kg |
中綿素材 | 1000gダウン 100% |
使用限界温度 | -15℃ |
使用快適温度 | -10℃~5℃ |
TOOGE ダウンシュラフ 2.3kg
本製品は8000円以下と低価格ながら、ダック羽毛を1500g充填し、快適使用温度-5℃〜-10℃と高スペック。
ファスナーの開きの向きが左と右の二つのタイプがあり、それぞれ購入すれば連結して使用できます。
その際の大きさは幅160cm×長さ210cmと広く、子どもと一緒に使用し添い寝することもできるので、ファミリーキャンパーにもおすすめです。
【スペック】
使用サイズ | 約80×210cm |
収納サイズ | 約20×20×40cm |
圧縮収納サイズ | 約20×20×25cm |
重量 | 2.3kg |
中綿素材 | ダッグ羽毛1500g |
下限外気温度 | -25℃ |
快適外気温度 | -10℃~5℃ |
archi XCROSS XW1500
当製品は横幅約90cmとシュラフの中でもゆったり寝られるワイドなサイズが特徴的な封筒型タイプ。
中綿は保温性の優れた中空フォローファイバーを1500g使用し、快適使用温度は-5℃〜0℃と冬場でも十分活躍してくれます。
フード部分にはドローコードを採用し、顔周りからの冷気を防いでくれます。
ファスナーを全て外すとフルフラットにすることもでき、キャンプだけでなく車中泊にもオススメです。
【スペック】
中空フォローファイバー1500g使用サイズ | 約220×90cm |
収納サイズ | 約90×220cm |
中綿素材 | 中空フォローファイバー1500g |
重量 | 2.2kg |
限界使用温度 | -15℃ |
快適使用温度 | -5℃〜0℃ |
ロゴス(LOGOS) 丸洗いやわらか あったかシュラフ
当製品は表地、肌面全面にやわらかいフランネル素材を使用した肌触りの良い柔らかいシュラフとなっており、中綿には軽量で暖かいダイナチューブファイバーを使用。
適正温度-2℃まで使用でき、秋冬の平地キャンプ場や車中泊にもオススメで、同一シュラフで連結して使用すれば親子で使用することもできます。
万が一汚れても大型洗濯機で丸洗いすることもでき、お手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。
【スペック】
使用サイズ | (約)75×190cm |
収納サイズ | (約)33×41cm |
中綿素材 | ダイナチューブファイバー |
重量 | (約)2.5kg |
適正温度目安 | -2℃まで |
コスパ最強の冬用シュラフで冬キャンプを快適に過ごしましょう!
今回は1万円以下で購入できる冬用シュラフをご紹介しました。
値段が安いから質が悪いというわけではなく、製品のスペックやキャンプシーンによっては冬キャンプでも十分活用できるので、気軽に冬キャンプを楽しんでみたいと思っている方は、ぜひご紹介した製品を手に入れて冬キャンプを楽しんでみてくださいね。