ノルディスクのタープ!カーリ12とカーリ20、vossシリーズなどおすすめ10選

テントとタープに統一感があると、何だかキャンプ上級者のような気がしませんか?

ノルディスクのタープはテントと同じ素材や色で展開されているため、ノルディスクユーザーの多くはテントとタープを合わせて、統一感のあるサイト作りをしているのが特徴です。

この記事では筆者も使っている、テントと並んで大人気のコットンタープ「カーリ」や、超軽量で野営やブッシュクラフトにも最適な「voss」シリーズをご紹介します。

ノルディスクのタープに関する疑問にもユーザー目線でお答えしていきますので、ノルディスクタープ選びの参考にしてくださいね。

目次

ノルディスクのおすすめタープ10選

出典:Nordisk

ノルディスクのタープは、コットン素材の「カーリ」と軽量ポリエステルの「voss」、2つのシリーズがあります。

それぞれのシリーズからおすすめを5つずつピックアップしました。

ノルディスクKari(カーリ)シリーズ

出典:Nordisk

テクニカルコットン製のカーリシリーズは、ノルディスクのコットンテントと相性抜群です。

長方形でレクタタープ型の「カーリ」と、変形でヘキサタープ型の「カーリダイヤモンド」があります。

「カーリ12」などに見られる商品名の後ろの数字は、コットンテント同様に平米数を表しています。

ノルディスクタープ「カーリテックミニ」

出典:Nordisk

「テックミニ」は軽量でソロキャンプにおすすめのシリーズで、テントの「アスガルド」とタープの「カーリ」で展開されています。

軽量で持ち運びやすい小さなパックなので、キャンプツーリングでもノルディスクのコットンテントとタープでおしゃれキャンプを楽しむことができますよ。

【基本情報】

  • サイズ:300×250cm
  • 収納サイズ:50×20×6cm
  • 重量:1.5kg
  • 耐水圧:350mm
  • 素材:テクニカルコットン
  • 付属品:収納袋

カーリテックミニは、ガイロープやポール、ペグは付属していないので注意してください。
別売りの「カーリテックミニ カラーパック」を購入する必要があります。

カラーパックは「チェリーピンク」「チョコレート」「マスタード」の3色展開。テントのAsgard Tech Mini カラーパックと色を合わせてスタイリングするとよいでしょう。

出典:Nordisk

ノルディスクタープ「カーリ12」

出典:Nordisk

「カーリ12」は、コットンテントの「アスガルド7.1」や「アスガルド12.6」、「 ウトガルド13.2」と合わせるのに、ちょうどよい大きさのコットンタープです。

使いやすい12平米の長方形で、デュオキャンプでゆったり使うのに適しています。

【基本情報】

  • サイズ:300×400cm
  • 収納サイズ:15×78cm
  • 重量:7.5kg
  • 耐水圧:350mm
  • 素材:テクニカルコットン
  • 付属品:ガイロープ10本、ポール2本、ペグ10本、収納袋

ノルディスクタープ「カーリ20」

出典:Nordisk

「カーリ20」は大型のコットンタープで、「アスガルド19.6」や「ウトガルド13.2」と合わせるのにちょうどよい大きさです。

筆者も使っていますが、大きな長方形で居住スペースが広く、調理台やツーバーナー、ラックなどを並べても、真ん中で囲炉裏テーブルを使って4人座ることができます。

タープとしては重量があるので設営に力は必要ですが、広々リビングを作りたいファミリーやグループでのキャンプに重宝します。

【基本情報】

  • サイズ:400×500cm
  • 収納サイズ:18×78cm
  • 重量:9.0kg
  • 耐水圧:350mm
  • 素材:テクニカルコットン
  • 付属品:ガイロープ10本、ポール2本、ペグ10本、収納袋

ノルディスクタープ「カーリ41」

出典:Nordisk

大型のため、区画サイトでテントと合わせるには難しいタープです。

テントと合わせるなら、ノルディスクで1番大きな「ヴァナハイム40」がおすすめ。フリーサイトで、3世代キャンプやグループキャンプを楽しむのにピッタリです。

【基本情報】

  • サイズ:550×750cm
  • 収納サイズ:23×80cm
  • 重量:16.5kg
  • 耐水圧:350mm
  • 素材:テクニカルコットン
  • 付属品:ガイライン14本、ポール3本、ペグ14本、収納袋

ノルディスクタープ「カーリダイヤモンド10」

出典:Nordisk

人気のヘキサ型タープ「カーリダイヤモンド」は、カーリに比べて少ない本数のロープで設営も楽なので、ソロキャンプにもおすすめのタープです。

個人的に、タープの曲線がノルディスクのワンポールテント「アルフェイム12.6」の傾斜に1番しっくりくると感じます。

【基本情報】

  • サイズ:400×510cm
  • 収納サイズ:14×87cm
  • 重量:6.5kg
  • 耐水圧:350mm
  • 素材:テクニカルコットン
  • 付属品:ガイライン6本、ポール2本、ペグ6本、収納袋

ノルディスクvoss(ヴォス)シリーズ

出典:楽天市場

「voss」シリーズは軽いポリエステル製で、荷物を最低限に抑えたいコンパクトキャンプに最適なタープが揃っています。
1kg未満のタープも多いので、バックパックキャンプにもおすすめです。

vossシリーズはポールが付属していないため、別途用意する必要があるので注意してください。

ノルディスクタープ「voss Teck」

出典:Nordisk

タープがハンモックにもなる、ブッシュクラフト好きにはたまらないアイテムです。
990gと軽量にもかかわらず、250kg以上の耐荷重テストをクリアしているため、耐久性も問題ありません。

「voss Tech」と最低限のギアだけ持って、野営をするのも楽しそうですね。

【基本情報】

  • サイズ:260×220cm
  • 収納サイズ:15×20×8cm
  • 重量:990g
  • 耐水圧:2,000mm
  • 素材:ポリエステル
  • 付属品:ウェビングスリング×4、XLフック×2、ハンモックスリング×2、収納袋

ノルディスクタープ「voss5 ULW」

出典:Nordisk

世界最軽量タープの1つに数えられる「voss5 ULW」は、なんと240g。コンビニのアイスコーヒーとほぼ同じくらいの重さです。
ガイロープなどの重さは入れず、タープ(フライシート)だけの重さなら170gで、漫画本1冊よりも軽いことになります。

収納サイズもとてもコンパクトなので、とにかく荷物を少なくしたいソロキャンパーにおすすめです。

【基本情報】

  • サイズ:250×200cm
  • 収納サイズ:18×10cm
  • 重量:240g
  • 耐水圧:2,000mm
  • 素材:ナイロン
  • 付属品:ガイライン6本、収納袋

ノルディスクタープ「voss9 PU」

出典:Nordisk

デュオキャンプにちょうどよい大きさの「voss9 PU」は、耐水性にすぐれたポリエステル製により、雨の日のキャンプでも安心です。

1kg未満の軽量設計で女性でも楽に設営でき、2人でも居住スペースは十分なので、女子キャンプにもおすすめですよ。

【基本情報】

  • サイズ:300×300cm
  • 収納サイズ:24×41cm
  • 重量:850g
  • 耐水圧:3,000mm
  • 素材:ポリエステル
  • 付属品:ガイライン6本、収納袋

ノルディスクタープ「voss20 PU」

出典:Nordisk

ファミリーサイズのポリエステルタープ「voss20 PU」は、「カーリ20」と同じ平米数にもかかわらず、重さは4分の1以下で扱いやすいのが特徴です。

レクタタイプは、ポールの位置や本数を変えることによって色々なアレンジができますよ。

【基本情報】

  • サイズ:460×430cm
  • 収納サイズ:33×24cm
  • 重量:1.75kg
  • 耐水圧:3,000mm
  • 素材:ポリエステル
  • 付属品:ガイライン6本、収納袋

ノルディスクタープ「vossダイヤモンドPU」

出典:Nordisk

ヘキサタイプの「vossダイヤモンドPU」は、ノルディスクのトンネル型テントの多くに適合するように設計されています。

サイズ的にちょうどいいということもあるのか、SNSでは、ソロテントと組み合わせているキャンパーが多いようです。

【基本情報】

  • サイズ:300×310cm
  • 収納サイズ:35×22cm
  • 重量:660g
  • 耐水圧:3,000mm
  • 素材:ポリエステル
  • 付属品:ガイライン6本、収納袋

ノルディスクタープに関するいろんな疑問

ここでは、ノルディスクタープの色々な疑問について、カーリ20を所有するノルディスクユーザーの筆者が、ユーザー目線で回答していきます。

ノルディスクタープの購入を考えている方は、参考にしてくださいね。

ノルディスクタープのポールは十分使える?

出典:Amazon

カーリに付属しているポールは太めのスチール製で、重いコットンタープでも問題なく使えます。

汎用性のある市販のポールはアルミ製が多いのですが、安全安心のためにスペアや追加のポールは、スチール製で太めのものを選びましょう。

風が吹く日は、想像以上にポールへの負荷がかかります。
強風でポールが折れたという話もよく聞きますし、ポールが折れてタープが煽られたはずみで抜けたペグが、タープに刺さったり飛んでいったりするので、非常に危険です。

強風の場合にはタープをたたむ選択をすることも重要ですが、ノルディスクの純正スチールポールは、多少の風が吹いても耐えられる頑丈なポールです。

一方、vossにはポールが付属していないので、ポールを別途準備する必要があります。
voss9PUやvoss20PU、vossダイヤモンドPUは、スチールポールを使ってもよいでしょう。

voss Techとvoss5 ULWはバックパックでのキャンプ向きなので、スチールポールでは重くなってしまいます。
軽量のタープは、アルミ合金のポールを使うのが一般的です。
スチールより強度は若干劣りますが、比較的軽量でコンパクトにまとまります。
ノルディスクでは、通常のポールよりも強い強度と耐腐食性に優れたアルマイト加工の「Extendable Pole」も発売されているのでチェックしてみてください。

ノルディスクタープの遮光性は問題ない?

夏の強い日差しの下でタープは必需品ですが、遮光性の有無によってタープ下の温度はかなり変わります。

より涼しく過ごすためには遮光性のあるタープを選びたいところですが、はたしてノルディスクのタープには遮光性があるのか、気になりますよね。

ポリコットンのカーリシリーズは、コットンならではのやさしいオフホワイトの色味で、タープの下でも暗くなりません。
晴れた昼間のタープ下は明るく、快適に過ごすことができます。

明るいなら光を通しているということだから、遮光性はないのでは?と思われがちですが、ポリコットンは遮光性にすぐれた特性を持ち、厚手なため高い遮熱率も持っています。明るいけれど眩しくなく、日差しの熱も軽減してくれるカーリは、夏のタープとしておすすめです。

一方、ポリウレタンやナイロン製のvossシリーズは、残念ながらカーリほどの遮光性はありません。
軽量化に特化したvossシリーズでは、布地が重くなる遮光ピグメント加工は採用されていないためです。

夏に出番が多いならカーリ、夏以外で使うならvossと使い分けるのもよいですね。

ノルディスクタープは雨の日でも大丈夫?

晴れた日の遮光性と同じように気になるのが、雨の日の撥水性です。
強い雨の日に、雨漏りしてくるようでは困ってしまいます。

テクニカルコットンのタープ、カーリシリーズの耐水圧は350mmです。
一般的なポリエステルタープの耐水圧は2,000〜3,000mmですから、テクニカルコットンの耐水圧の低さに心配を隠せない人もいるのではないでしょうか。

テクニカルコットンは水や湿気を含むと膨張し、隙間がなくなることで水を通さなくなります。
この特徴により、耐水圧は低くても雨漏りしないのです。

また、カーリシリーズのテクニカルコットンには特殊な撥水加工が施してあるため、雨をよく弾きます。

筆者も雨キャンプでカーリ20を使ったことがありますが、タープを内側から触って濡れていても、水滴が落ちてくるということはありません。

ポリエステルやナイロン製のvossシリーズの耐水圧は2,000〜3,000mmで、一般的なポリエステル製のテントと同等です。
防水加工がされているので、雨でも安心して使えます。

さらに防水スプレーを吹きかけておくことで、より撥水効果が期待できますよ。

ノルディスクタープは焚き火と一緒に使える?

雨の日でも焚き火がしたいと思うことはありませんか?
でも、タープの下で焚き火をしたら、火の粉で大切なタープに穴が開いてしまう心配もありますよね。

カーリシリーズなら、火に強く燃えにくいコットンが65%含まれているテクニカルコットン製のため、タープの下で焚き火をすることが可能です。

ただし、注意点が2つあります。

  • 燃えにくいが、煙でタープが燻製のように茶色っぽく変色する可能性がある
  • 焚き火の臭いがついてしまう

タープの下で焚き火をすると、タープが屋根になり煙がぶつかります。
煙に含まれる成分で、タープが燻製のように茶色っぽく変色する可能性があることを覚えておいてください。

良い状態で長く使い続けるために、変色してしまったらテントクリーニングを利用して汚れを落とすことも検討しましょう。

また、タープ全体が煙臭くなってしまう覚悟も必要です。
市販のテント用の消臭スプレーも使いながら、うまく付き合っていきましょう。

ノルディスクタープとノルディスクテントは連結できる?

出典:Nordisk

ノルディスクのテントとタープは、同じ素材で連結することで一体感が出ます。

たとえば、アスガルドなどのコットンテントとカーリ、オップランなどのポリエステルテントとvossの組み合わせです。

コットンテントの入口の上には、タープと連結するためのグロメット差し込み金具がついているので、金具にタープのグロメットを差し込んで固定することで連結ができます。

出典:キャンパルジャパン

vossシリーズとソロ用テントやドームテントの連結であれば、上の写真のようにセッティングテープを使用してテント入口付近からタープを張る、通称「小川張り」で連結可能です。

ノルディスクタープの張り方は難しい?

出典:Nordisk

ノルディスクのタープの形は一般的な「レクタ」「ヘキサ」の2種類のため、他メーカーのタープと比べて難しいことはありません。
ポールの本数や長さを変えることによって様々な張り方のアレンジを楽しむこともできます。

カーリについては、材質がテクニカルコットンで重さがあるので、タープを引っ掛けたポールを立てる時に、ポリエステル素材よりも力が必要です。

vossは他のポリエステルタープに比べても軽量のため、立てやすく感じるでしょう。

ノルディスクタープでキャンプを快適に楽しもう

ここまで、ノルディスクのタープを素材別にご紹介してきました。
北欧の気候に耐えられるノルディスクのタープは、日本でも快適に過ごせる機能が備わっています。

コットンテントに合わせておしゃれキャンプを楽しみたい、雨の日でも焚き火を楽しみたいならカーリ。軽く少ない荷物でキャンプを楽しんだり、ブッシュクラフトに挑戦したり、野営やアウトドア特有の不便を思いきり楽しみたいならvossを選ぶとよいでしょう。

キャンプスタイルによってノルディスクのタープを使い分け、キャンプを楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

愛犬と年間40泊、まったりとキャンプを楽しむWEBライター。
 
キャンプ歴10年、メインシーズンは冬。
ギアはメーカーにはこだわらず、良いと思ったものを長く使うスタイルです。
毎年各メーカーから発行される新作カタログを隅々まで読み尽くすのが至福の時間。

おすすめキャンプ情報を詳しく丁寧にわかりやすく紹介します!

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