メスティンで燻製に挑戦!7種類の食材を薫製&実食

今回は様々な料理に応用できることで人気の調理器具「メスティン」を使って、燻製に挑戦しました!

7種類の食材で燻製を行い、皆で実食&採点、その結果からおすすめの食材をランキング付けいたしました。

燻製して起こった失敗点や、上手に燻製するコツなどもまとめたので、これから燻製に挑戦しようと考えている方はぜひ参考にしてください!

目次

メスティン燻製に必要なアイテム

メスティンの薫製に必要なアイテムは下記の通りです。

・メスティン(ラージメスティンがおすすめ)
・バット網
・燻製チップ
・アルミホイル

今回は多くの方が持っている通常サイズのメスティンを用いて燻製を行いまました!

早速燻製に取り掛かろうと思ったのですが、メスティンに合うサイズのバット網がない…

このままでは、激しく燃え上がった燻製へのモチベーションも煙のように消えていきそうです…

そこで、「無いものは自分で作るしか無い!」というDIY精神を発揮し、そこら辺に転がっていたBBQ用の網を代用することに。

どのご家庭にも1台はあるディスクグラインダーを利用して、BBQ用の網をぶった切ります。

リョービのディスクグラインダーはBBQの網もあっという間に切れるのでおすすめです笑

自作した、網をメスティンにはめてみると…

ぴったり!!!これでメスティン燻製に挑戦できます!

みなさんもちょうど良い網が無い時は、こんな風に網を切って作るのがおすすめ?です!

ふざけんな!めんどくせぇよ!って方はamazonで327円で購入できるのでこちらが圧倒的におすすめです。

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それでは、早速燻製の準備に取り掛かります。

スモークチップをメスティンの底に一握り散らします。

今回は進誠産業 スモーク・チップを使用しました。

一握りの目安としては5〜6gとなります。

チップの上にアルミホイルをかけ、割り箸で高さを出したらその上に網を乗せて準備完了です!

早速、この自作燻製機で燻製に挑戦してみます!

メスティン燻製に使用した食材7種類

今回はしょっちゅう煙で燻されている燻製の人気者から、微妙なものまで7種類の食材を用意しました。

①チーズ
②玉子
③ベーコン
④ホタテ
⑤サーモン
⑥豆腐
⑦ウインナー

メスティン燻製に挑戦!

それでは先ほど紹介した食材7種類を使って燻製に挑戦します!

それぞれの食材の準備から燻製まで過程も紹介するので、燻製に挑戦したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

①チーズ

写真のように切れてるチーズを購入したのですが、購入して気づいたのが6Pチーズのように厚みのあるチーズを選択した方が良いということです。

なぜならば、薄いチーズを使用すると燻製の熱によってチーズが溶けて形が崩れてしまうからです。

まぁ、購入してしまったものはしょうがないですが、これからやる方は形崩れのしにくい厚みのあるチーズを選ぶと成功率が上がります。

網の上にチーズを並べ、中火程度の火にかけます。

火にかけて数十秒もするとメスティンの下から煙がモクモクと上がってくるので、そうなったら蓋をして火を弱火にし、15分程度燻製を行います。

通常は上記のような方法で行うのですが、その方法で行うと、チーズが溶けて跡形もなくなってしまうため、温度が上がりすぎないように2〜3分火後に火を消し、放置するという方法を取りました。

出来上がった、チーズの燻製がこちら!

途中で火を消したため、色は若干薄めになってしまいましたが、悪く無い感じには仕上がったんじゃ無いかと思います。

やはり、しっかりと燻製の色合いや香りを付けたい方は、溶けにくいタイプのチーズを選ぶことをおすすめします。

チーズを上手に燻製するコツ

・6Pチーズのように、厚くて形が崩れづらいチーズを選ぶ
・チーズが溶けてしまうので、高温になりすぎないように注意する

②玉子

次に玉子の燻製に取り掛かります。

燻製する玉子についてですが、今回は事前に下味を付けませんでしたが、味玉を使用した方が美味しいとの評判です。

ここでのポイントは①玉子を常温に戻しておく、表面の水分をしっかりと取り除くです。

食材が冷えていると、燻製時に結露し、食材が濡れてしまいます。

食材が濡れると、煙が水分に溶けてエグミが増したり、酸味が出たりと美味しく無い燻製が出来上がってしまうのです。

常温に戻して水分を除いた玉子をメスティンに入れ、煙が出るまで強火で加熱し、煙が出たあとは弱火にして15分燻製を行いました。

ほんのりと燻製の色が付き燻製玉子が完成しました!

玉子を上手に燻製するコツ

・玉子を常温に戻す
・表面の水分をしっかりと取り除く

③ベーコン

次は燻製で人気の食材ベーコンの燻製を行います。

手順は先ほどと同様で、ベーコンを常温に戻し、水分を取り除いて行います。

メスティンにセットしたら先程と同様の方法で燻製を行います。

15分燻製をして出来上がったベーコンがこちら!

燻製されることでジューシー感が増して美味しそう!

さすが燻製の人気食材。仕上がりの食欲のそそり具合が桁違いです。

ベーコンといえばワイルドに塊を燻製だろ!と思っていたのですが、薄く切ってから燻製にした方が、表面性が増えて燻製の味わいがしっかりと付くようです。

燻製に慣れていない方はそちらの方が失敗せずに美味しい燻製が出来上がると思います!

ベーコンを上手に燻製するコツ

・ベーコンを常温に戻す
・表面の水分をしっかりと取り除く
・切ってから燻製する

④ホタテ

コンビニなどで売っているホタテのおつまみが大好きなので、1度作ってみたかったのです。

ホタテは水分が多く、そのまま燻製をしてしまうとえぐみや酸味が出てしまいます。

そのため、キッチンペーパーで表面の水分をとり、そのまま3時間乾燥させます。

しっかりと水分を除き、水分量を調整することが成功のポイントのようです。

メスティンにセットしたら燻製開始!15分程燻製を行います。

完成したのがこちら!

おつまみでよく見るような姿になりました!

事前に水分は取り除いたのですが、燻製の熱によって中から結構な量の水分が溢れ出ていました。

途中、キッチンペーパーなどで拭き取りながら燻製を行いました。

やはり、水分の多い食材の燻製は難しい…

ホタテを上手に燻製するコツ

・乾燥させて、食材の水分量を調節する

⑤サーモン

次はスモークサーモンをイメージして、サーモンの切り身の燻製に挑戦してみました。

おつまみなどで売っているものはカチカチに乾燥させてから燻製を行いますが、生の切り身でも美味しいとのことで燻製してみました。

下準備としては切り身に塩をかけて、キッチンペーパーで水分を除きながら、2時間程度乾燥させます。

メスティンにセットしたら燻製開始!15分間の燻製を行います。

仕上がりはこちら!

程よく火が通り、油も乗っていて美味しそう…味が楽しみです。

サーモンを上手に燻製するコツ

・乾燥させて、食材の水分量を調節する

⑥豆腐

ネットをみているとやっている方が結構いたので、半信半疑ながら豆腐の燻製に挑戦。

無限に水分が出てくるので、どこまで水分を取ればいいんだ…と不安になりながらも、2時間程度水分を取り除きます。

表面も乾き、水分があまり出てこなくなったので、メスティンにセットして燻製開始!

15分の燻製後の完成品がこちら!

おぉ!見た目はなんかそれっぽい!!!

味の想像はつきませんが、綺麗に燻製できたので美味しいに違いないはず!

半信半疑での挑戦でしたが、これは期待できそうです。

⑦ウインナー

最後は燻製の王道ウインナーに挑戦します。

ウインナーを常温に戻し、表面の水分を取ったら、メスティンにセットして燻製するだけ!

お手軽に燻製できるのもウインナーの魅力です。

15分燻製をした完成品がこちら!

思ったより色がついていないかな…?

やや燻製不足のような気がしますが、一応これで完成としておきます。

実食&採点

完成した7種類の食材達を盛り付けたのがこちら!

見た目はかなりいい感じに仕上がっています!

早速実食に移りますが、ただ食べてもつまらないので4人で試食を行い、合計40点を満点として採点を行いました。

●採点ルール
・1人10点を持ち、4人で採点。合計40点満点で評価
美味しかったもの順でランキング作成

それぞれがあれやこれやいいながら、採点した結果が下記の表の通りです。

A氏B氏C氏D氏合計点(40点満点)順位
チーズ756725
玉子634619
ベーコン867829
ホタテ685625
サーモン858829
豆腐00−20−2
ウインナー564520

結果は「ベーコン」と「サーモン」が合計29点と同率で1位に、「豆腐」が合計−2点と圧倒的なビリという結果になりました!

やはり人気のベーコンは鉄板食材ということがわかりました!

サーモンは水分も多く含んでいて美味しく作るのは難しいかな?と思っていたのですが、思ったよりも美味しく仕上がりました。

サーモンと燻製の風味は相性がかなり良いみたいですね!

まさかのマイナス点でダントツのビリだったのが「豆腐」でした。

見た目の仕上がりはよかったのですが、煙のエグさと酸味の塊が出来上がり、完食するのが地獄な料理が出来上がりました。

その原因は記事の後半で詳しく書きますが「水分」にあるようです。

拭いても、拭いても無限に出てくるあの水分が、今回の悲劇を招いてしまったようです。

それぞれ試食した感想は下記の通りです!

食材感想
チーズやはり安定の美味しさ。燻製との相性はバッチリ!
やや燻製の香りが足りなかったか?
玉子味付けなしではやや味気なかった。
味玉を燻製した方が味がしっかりとあって美味しい。
燻製の風味が足りない。
ベーコン燻製との相性バッチリ!
薄切りにしてから燻製した方がもっと香りがのって美味しかったかも
ホタテホタテの旨味と燻製の香りの相性はバツグン!
味はいいが、水分が抜けて弾力が強すぎる
サーモン食感も柔らかく、油ものっていて、燻製の味も感じられて美味しい
乾燥したスモークサーモンも良いが、柔らかいのも良い
豆腐煙のエグみの塊
驚くほどの酸味で食べれたものではない
そもそも豆腐の風味と燻製が合っていない気が…
ウインナー安定の美味しさ
燻製の香りが足りないかも

メスティン燻製を上手にやるコツ

次にメスティン燻製を上手にやるコツを、失敗した点から考えて紹介いたします。

今回の燻製において失敗したと感じたのは大きく2点あり、

①煙のエグみや酸味が出てしまった
②全体的に燻製の香りが乗らなかった

という点です。

それぞれの原因と対策をそれぞれ調査いたしました。

①煙のエグみや酸味が出てしまった

豆腐の燻製で感じた煙のエグみや酸味の原因は食材に含まれる「水分」です。

調べたところによると、燻製の煙にはホルムアルデヒドフェノール類、酢酸などの有機酸が含まれており、それが食材の水分に溶け込むことでエグみや酸味の原因となるようです。

これらの成分は食材の表面に程よくつくことで抗菌作用を発揮するのですが、水分によって過剰に付着することでエグみと酸味を引き起こします。

これより、美味しい燻製を作るには「乾燥工程」が非常に重要であることがわかります。

今回失敗した豆腐の場合は、上におもしを乗せて12時間~数日間脱水する必要があったようです。

決して豆腐の燻製が悪いのではなく、脱水が足りなかった点が失敗でした。

各食材によって含まれる水分は異なるため、一概にどれくらいとは言えませんがしっかりと脱水・乾燥を行えば大きな失敗はしないと思います。

②全体的に燻製の香りが乗らなかった

今回作った燻製は全体的に燻製の香りの乗りがあまり良くなかったです。

その原因としては大きく2つの理由が挙げられました。

1つ目が「最初の強火での着火時間が短かった」です。

燻製時に最初に強火で着火をし、それから弱火にして燻製を行いましたが、着火の時間が短いとチップが燃えずに残っていることがありました。

強火で火にかけ、しっかりとチップに着火したのを確認してから蓋をしましょう。

2つ目が「チップの量が少なかった」ことです。

単純にチップが少なく、発生する煙の量も少なくなり、香りが乗らなかったことが考えられます。

今回は一握り(5g)程度で燻製を行いましたが、もう少し増量した方がしかっりと燻製の風味がついたかもしれません。

以上の2点が今回燻製の香りが乗らなかった主な要因だと考えられます。

他には火力が弱かった、燻製の時間が短かった、なども要因に含まれるのかもしれません。

皆さんが燻製する際はこの辺りを今一度確認して燻製を行うと失敗する可能性が減るかもしれません。

燻製を上手にやるコツ

・水分をしっかりと除く
・チップの着火をしっかりと行う
・チップの量を確認する

【まとめ】メスティンは気軽に燻製に挑戦できる!コツを抑えて美味しい燻製を作ろう!

以上、今回はメスティンでの燻製に挑戦いたしました!

あわせて燻製の作り方や、美味しい食材はどれか、失敗しないためのコツを紹介いたしました。

今回の検証では美味しい食材はベーコンとサーモンという結果になり、豆腐の燻製は非常に難しいことがわかりました。

また、上手に燻製するコツとしてはしっかりと乾燥を行って水分量を調節することが最も重要なポイントのようです。

メスティンを使用しての燻製は、お手軽で誰でも挑戦できる点が大きなメリットです。

キャンプに燻製機を持っていくのは大変…という方は、ぜひこの機会にメスティンでの燻製に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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