今回は冬用のテントについて、その選び方やおすすめのモデルを紹介いたします!
「冬キャンプに適したテントはどんなもの?」
「どのような点に注意をしてテント選べば良い?」
そんな疑問を解消できるよう、北海道の冬でキャンプをした経験のある筆者が徹底解説いたします。
あわせて冬キャンプにおすすめのテントも紹介いたします。
冬用のテント選びで重要なポイント4点
まずは冬用のテント選びで重要なポイント4点を紹介いたします。
以下の4点のポイントを重要視してテントを選ぶことをおすすめいたします。
①スカートがついているかどうか
②テントの素材はコットンorポリコットン
③ベンチレーション機能がついているかどうか
①スカートがついているかどうか
冬用のテント選びにおいてまず挙げらるポイントは「テントの裾にスカートがついているかどうか」です。
テントのスカートとはテントのフライシートの裾部分についているカーテン状の生地のことです。
スカートはテントと外気を隔てる役割があり、テント内に冷気が侵入するのを防ぐ働きがあります。
②テントの素材はコットンorポリコットン
テントの素材はコットンorポリコットンをおすすめいたします。
その理由は「テント内で火が使える」、「結露しない」の2点挙げられます。
冬キャンプでは焚き火やストーブで暖をとることが多いと思います。
コットンやポリコットンはポリエステル生地と比較すると、燃えにくく、火に強いという特徴があります。
火の粉が飛んだり、ストーブがテントに接触してしまうと穴が開く原因になるため、なるべく火に強いコットンorポリコットンをおすすめいたします。
また、コットンやポリコットンは通気性が良いため、テント内が結露しにくいという特徴があります。
結露によってテント内の荷物や寝袋が濡れるのを防ぐことができます。
③ベンチレーション(換気)機能がついているかどうか
テント内で焚き火台やストーブを使用する際は一酸化炭素中毒の対策を行う必要があります。
そのため、テントの上下部分にベンチレーション機能がついているモデルを選ぶ必要があります。
また、換気によって結露しにくくなるというメリットもあります。
④薪ストーブ用の煙突専用口があるかどうか
冬のテント内の暖房として薪ストーブを使用するは、煙突専用口があるかどうかもポイントとなります。
専用口がない場合は自身でテントに穴を開けたり、出入り口から煙突を出すという手がありますが、熱でテントが燃えないような対策を講じる必要があります。
そのような手間が嫌な方は煙突専用口のあるモデルを選ぶことをおすすめいたします。
冬用テントおすすめ5選!
それでは先ほど紹介した冬用テント選びのポイントを押さえたギアを紹介していきます。
tent-Mark DESIGN(テンマクデザイン):サーカスTC
ワンポール型で人気のテンマクデザインの「サーカスTC」です。
テント素材はポリコットンで火に強く、通気性にも優れた素材となっています。
上部にはベンチレーションも機能もついており、換気を行いながらストーブを使用することができます。
また、チャックで開閉できる部分が2ヵ所あるため、一つは入り口として、もう一つは薪ストーブの煙突口として使用することが可能です。
薪ストーブの煙突口として使用する場合は煙突の熱でチャック部分が解けないようにガードをつける必要があります。
3万円台で比較的安価で購入することができるのも大きな魅力です。
価格 | 34,980円 |
スカート | 有り |
テント素材 | ポリコットン |
ベンチレーション機能 | 上部のみ有り |
薪ストーブ煙突口 | 煙突ガードを使用すれば、チャック開閉部を煙突口として使用可能 |
テンティピ:オニキス CP
オニキスはテンティピのラインナップの中では最も購入しやすいモデルです。
生地には強いコットンとポリエステルの混紡素材(ポリコットン)を使用しており、室内の湿度を適度に保ちます。
ベンチレーションは上部に2ヵ所搭載されています。
薪ストーブの専用口は搭載されていないため、薪ストーブの使用には工夫が必要です。
価格 | 109,000円〜 |
スカート | 有り |
テント素材 | ポリコットン |
ベンチレーション機能 | 上部2ヵ所 |
薪ストーブ煙突口 | 無し |
Tentipi(テンティピ):ジルコン CP
テンティピの「ジルコン CP」は上部に2ヵ所、下部にメッシュ付きのベンチレーションが搭載されています。
効果的なベンチレーションを行うことができるので、温度や湿度の調整はもちろんのこと、内部で焚き火を楽しむこともできます。
薪ストーブの煙突を通す専用のチムニーオープング付き。
また、水や泥に強い素材を用いたボトムスカートも搭載されています。
ポリコットン素材で、室内の温度と湿度を適温に保ち、快適な環境を作り出します。
ジルコンは先ほど紹介したオニキスの上位モデルであり、複数の機能性が追加されています。
価格 | 158,000円〜 |
スカート | 有り |
テント素材 | ポリコットン |
ベンチレーション機能 | 上部2ヵ所 下部1ヵ所 |
薪ストーブ煙突口 | 薪ストーブ専用のチムニーオプニング |
NORDISK(ノルディスク):アスガルド12.6
ベル型が可愛らしく、オシャレなデザインで人気のモデルがNORDISK(ノルディスク)の「アスガルド」です。
軽量なテクニカルコットン(ポリコットン)素材で、火にも強く、通気性に優れた素材。
テント上部に開放型、テント下部に窓型のベンチレーションが搭載されています。
スカートは短いタイプで、薪ストーブの煙突口は搭載されていないため、自身で取り付ける必要があります。
価格 | 134,200円 |
スカート | 短いが有り |
テント素材 | テクニカルコットン(ポリコットン) |
ベンチレーション機能 | 上下有り |
薪ストーブ煙突口 | 無し |
BUNDOK:ソロベース
冬のソロキャンプにおすすめのテントがBUNDOKの「ソロベース」です。
ミリタリーなパップテントを彷彿とさせる形状で、ポリコットン素材を用いているので湿気や火の粉にも強い性質を持っています。
スカートやベンチレーション機能、煙突口はありませんが、前面が大きく開いているため、焚き火やストーブで暖を取りやすい形状となっています。
価格も安価で、コンパクトに収納することができるので持ち運び性能も非常に高いです。
冬のソロキャンプといえばソロベースが人気です。
価格 | 23,361円 |
スカート | 無し |
テント素材 | テクニカルコットン(ポリコットン) |
ベンチレーション機能 | 無し |
薪ストーブ煙突口 | 無し |
冬でも使えるテントを使用して、冬キャンプをさらに快適に楽しみましょう!
以上、今回は冬用のテントについて、その選び方やおすすめのモデルを紹介致しました。
冬用のテント選びは今回紹介した4点のポイントと、ご自身が主に使用するシーンを考慮した上で選ぶことをおすすめいたします。
冬キャンプも上手に対策を行うことで、夏よりも快適に過ごすことができます。
是非、今回の記事を参考に、冬用のテント選びにお役立てください。