ヘリノックス 『チェアゼロ』を紹介!徹底レビューしていきます!
キャンプチェアの定番のヘリノックス 。
お洒落で快適性があると定評です。
今回は、そんなヘリノックスの中でも軽量性と携帯性が優れている「チェアゼロ」を他の種類と比較しながら、徹底レビューしていきたいと思います。
ヘリノックスとは?
ヘリノックスは、室内からキャンプや登山まで幅広い場面で使用できるデザイン性が優れたアウトドアファニチャーブランドです。
どこでも持ち運びができる軽量さと1日中座れる快適さを持ち合わせ、さらに高強度を兼ね揃えた革新的なチェアを作り出しています。
歴史を少し紹介すると、ヘリノックスはもともと「DAC社」が立ち上げたファニチャーブランドです。
このDAC社は、アウトドアブランドにテント用ポールやパーツを提供している軽量アルミテントポールのトップメーカーです。
ですのでヘリノックスには、長年培った高い技術力や製品開発を基礎として、さらには高いデザイン性が取り入られているのです。
チェアゼロのスペックを徹底解説
まずチェアゼロは、ヘリノックスの定番でもある「チェアワン」の特徴を継承しながら、大幅に軽量化に成功した商品です。こちらがチェアゼロのスペックになります。
-重量:490g(510g) ※()内はスタッフバッグ込みの重量
-カラー:ブラック(BK)、グレー(GY)、サンド(SD)
-サイズ:幅52×奥行き48×高さ64cm
-収納サイズ:幅10×奥行き10×高さ35cm
-座面高:28cm
-耐荷重(静荷重):120kg
スペックからチェアゼロの特徴は、3点あげられます。
①軽量性
本体重量はなんと490g。500mlペットボトルと同等の軽さになります。従来のチェアの重量からすると劇的に軽くなっていますね。ポールには、超軽量アルミニウム合金を採用しています。この素材は、ジェラルミンケースにも使用されていて、軽量かつ耐久性のある製品に仕上げることができます。
②携帯性
スタッフバックに入れるとすんなりと収納することができます。これなら、登山やキャンプ時の持ち運びなどストレスなく携帯することができますね。
③耐久性
耐荷重は120kgとなります。たいていの方なら全く問題ないと思います。
シートは、ポリエステル素材を採用。シートの四角のポールに引っ掛ける箇所には破れないような加工が施されています。安心して腰を深くかけることができますよ。
なぜ軽量を図りながらこの耐久性を実現できたのか。最初にお伝えしたDAC社とのノウハウにあるのかと思います。超軽量・高強度を兼ね揃えたオリジナル合金製ポール「TH72M」を採用したことにより、フレームのポールの肉厚を薄くしながらも、耐久性に優れたチェアとなりました。また、シートには薄手ながら丈夫なポリエステル・リップストップを採用したことによる軽量化も理由の一つですね。
ヘリノックスが、考えに考え抜いてチェアゼロを完成させたことが想像できますね。
チェアゼロの使い方をレビュー!
ここでは、チェアゼロの組立と収納方法を紹介していきます。
組立方法
30秒もあれば簡単に組み立てる事ができますよ。
①スタッフバックから取り出しポールの組み立て
②シートの取り付け
シート上部から取り付けを行います。この時、少し力が必要でポールをたわませながら取り付けます。
以上で完成です。本当に一瞬で組み立てることができるんです。
収納方法
収納も組立時と同じくらい簡単です。
①シートを取り外す
ポールを少したわませながらシートを取り外すのがポイントになります。シートはピンと張られている状態ですので、少し力が必要になってきます。
②ポールを解体し、シートを巻く
各ポールを引っ張りながら解体しスタッフバッグに収まるように一つにまとめていき、最後はコンパクトになるようシートで巻いていきます。
③スタッフバッグに入れて完成
チェアゼロと他のモデルを比較レビュー!
ここでは、チェアゼロとヘリノックスの代表的なモデルのチェアワンとグランドチェアを比較していきます。下の表は、各種類のスペックになります。
■チェアゼロ
■チェアワン
■グラウンドチェア
組立サイズ | 収納サイズ | 座面高 | 重量 | 耐荷重 | |
チェアワン | 52×55×60mm | 35×10×12mm | 35cm | 890g(960g) | 145kg |
チェアゼロ | 52×48×64mm | 10×10×35mm | 28cm | 490g(510g) | 120kg |
グラウンドチェア | 52×44×50mm | 11×11×30mm | 35cm | 615g(640g) | 120kg |
※組立サイズ、収納サイズは、幅×奥行き×高さの規格
※重量( )内は、スタッフバッグ込みの重量
※耐荷重は静荷重
ヘリノックスのチェア自体はどれも比較的軽量ですが、その中でもチェアゼロは圧倒的に軽量といえます。収納サイズもグランドチェアとほぼ同じになります。チェアゼロは、チェアワンの快適性とグランドチェアの携帯性のいいとこどりしたハイブリットなチェアだと感じられます。
チェアゼロのメリット・デメリットをレビュー!
ここでは、私個人が感じたチェアゼロのメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
チェアゼロのメリットを紹介していきます。
●軽量性と携帯性
上記でも紹介しましたが、チェアゼロの最大のメリットは軽量性と携帯性です。
私はバックパックスタイルでソロキャンプによく行きますが、ストレスなくパッキングでき重さも気になることがありません。キャンプ場に到着し一番最初にチェアゼロを取り出し、小休憩をします。ストレスなく快適なキャンプにすることを助けてくれるはずです。
●ハードに使用しても壊れない耐久性
チェアゼロを約4年ほど使用しています。春から秋に毎週キャンプや登山にいきます。似たようなチェアの不具合として、ポールが折れた、シートの四角が破けてポールにかけることができないなどがあります。しかし、チェアゼロはこのような不具合は今のところありません。さらに数年使用しても問題ないと感じています。
デメリット
チェアゼロのデメリットですが、実際に使用してみて正直な感想を書きたいと思います。その上で、チェアゼロの購入を検討してくださいね。
●風への弱さ
チェアゼロは本当に軽いため、少し強めの風邪でも倒れたり、飛ばされたりします。風が強いと感じる日は、チェアゼロの上に荷物を置いて常に飛ばされないように注意しています。就寝時は、天気が変わり夜に風が吹くかもしれませんので、必ずチェアゼロを収納しています。
●ポリエステルシートの火への弱さ
ポリエステルの性質上、とても火に弱いです。焚き火台に近づけてしまい火の粉が飛び、シートに穴をあけてしまいました。焚き火台などの火の前で使用する際は、一定の距離を保つことをお勧めします。
●チェアワンに劣る座り心地
座り心地ですが、ポリエステルシートのため少しだけ違和感を感じます。座った瞬間、腰が少し沈みます。またポリエステルは摩擦が少ないのか、座ると後ろにずれる感覚があります。チェアゼロと比べると快適性が劣りますが、本当に少し気になる程度です。
まとめ
以上で、チェアゼロのレビューとなります。チェアゼロは、軽量性と携帯性を兼ね揃えたチェアです。キャンプ道具のかさばりが気になる方、移動時の荷物の重さが気になる方、もちろん登山される方にも、おすすめできます。デメリットもいくつかあげましたが、総合的に高得点のアウトドアチェアになること間違いありません。
アウトドアチェアの購入を迷っている方が、この記事を見て少しでも参考にしてもらえますと幸いです。