今回はamazonにて「ファイヤーピストン」という着火アイテムを購入したのでレビューいたします。
火の付け方のポイントや使い方も紹介いたしますので、火がつかないでお困りの方は参考にしてください。
ファイヤーピストンとは?
ファイヤーピストンとは「空気の圧縮熱を利用して火を起こす着火器具」です。
空気を圧縮することで分子が高速運動し、それによって発生した熱を先端の着火剤に点火して火を起こす仕組みです。
ガスや電気に頼らず火種を作ることができ、サバイバル気分を味わえることからブッシュクラフト好きに人気のアイテムです。
amazonの格安ファイヤーピストン購入してみた!
amazonでファイヤーピストンと検索すると、1700円程度で最も安く購入できるのが上の写真のモデルです。
今回はこちらのモデルを購入し、本当に火がつけられるのか?使い勝手などを検証してみました!
ポチってから待つこと数日、何やら英語で書かれた箱が到着。
セット内容は上の写真の通りとなっています。
着火に必要なピストンや綿布、麻の火口に加え、パラコードや交換用のゴムリングが同梱されています。
シリンダーの先端は写真の通りで、こちらにチャークロスなどの着火剤を入れて圧縮することで火をつけます。
付属の綿布はそのままでは火種に使用することができないので、使用前に炭化させて「チャークロス」にする必要があります。
チャークロスの詳しい作り方に関する記事は以下をご覧ください↓↓↓
チャークロスの作り方は割愛しますが、ファイヤーピストンを使用する前にチャークロス作りをする必要がある点に注意してください。
説明書は英語で書かれているので、ファイヤーピストンを初めて使用する方にとっては理解しにくいかと思います。
記事内でファイヤーピストンの使い方や、着火のポイントを紹介していますので、是非参考にしてください。
ファイヤーピストンの着火方法を解説!
次に、実際にファイヤーピストンで着火を行う方法を紹介いたします。
STEP.1 ピストンの先端にチャークロスを詰める
まずはピストンの先端に指の腹を使ってギュッとチャークロスを詰めます。
ここで綺麗に詰めないと圧縮がうまくいかず、着火ができないことがあります。
STEP.2 ピストンを勢いよく押し込む
シリンダーにピストンをセットしたら、素早くシリンダーを垂直に押し込みます。
この際、シリンダーを底までしっかりと押し込むことが上手に着火するポイントとなります。
着火に成功すると写真のようにチャークロスに着火します。
消えないように息を吹きかけ火種を大きくします。
STEP.3 火種で麻の火口に着火する
付属の麻の火口に、先ほどできた火種を落として息を吹きかけて火を大きくします。
火口にしっかりと火が燃え移ったら着火成功です。
以上がファイヤーピストンの使い方の流れとなります。
ファイヤーピストンで着火している以下の動画も参考になりますので、事前に確認しておくことをおすすめいたします。
ファイヤーピストンで上手に着火するポイント!火がつかない時は?
ファイヤーピストンで着火するには練習やコツが必要となります。
実際に筆者も着火できるようになるまでには1時間以上かかりました。
何度か試行錯誤を行なっていく上で、上手に着火するためのポイントがわかってきたので紹介いたします。
②シリンダーを入れるのはゴム部分までが目安
③シリンダーを垂直に最後までしっかりと押し込む
④シリンダーをゆっくりと抜く
チャークロスを詰める時はぐっと押し込むようにすりきりいっぱい入れる方が着火率は高かったです。
チャークロスを入れすぎてしまうと、圧縮がうまくいかず着火できない原因となるので注意してください。
また、シリンダーをセットする時はゴム部分までと浅目にセットすることをおすすめいたします。
少しでも空気を多く入れ、ピストンのストロークが長くなるようにしましょう。
シリンダーは最後までしっかりと押し込みましょう。
この押し込みが甘いと空気を十分に圧縮できず、なかなか着火することができません。
また、しっかりと垂直に押し込まないと空気がピストンの隙間から逃げてしまう原因となりますので注意してください。
圧縮後にピストンを抜き出す際はゆっくりと抜く方が着火率が高かったです。
理由は不明ですが、焦ってピストンを抜き出す必要はありません。
うまく着火できない方は一度試してみると良いかと思います。
火がつかない時のチェックポイント
何度挑戦しても上手く火が付けられない方は、以下の項目をチェックすることをおすすめいたします。
☑︎ポイントシリンダーは綺麗か?
☑︎ゴムリングは破損していないか?
☑︎真鍮の蓋はしっかりとしまっているか?
☑︎チャークロスは交換したか?
☑︎先端が濡れていないか?
火をつけるのに重要な要素は「空気の圧縮」と「火口がしっかりと乾いているか」です。
上のチェックポイントをしっかりと確認して、空気が漏れないように着火を行いましょう。
ファイヤーピストンを使用した感想!メリット・デメリットは?
ファイヤーピストンを使用した感想としては「実用性は低いが、着火アイテムとしては面白い」と感じました。
ファイヤーピストンは着火の難易度は高く、雨の時は火が付けられない、チャークロスで手が汚れるといったデメリットがあり、実用性の良さは全く感じませんでした。
利便性を追求する方にとっては一般的なライターやメタルマッチの方がおすすめです。
唯一のメリットとしては「火をつけた時の喜びがすごい」という点です。
火種から上手に火口に着火できた時の喜びは他の着火アイテムでは感じられないほどでした。
原始的な火起こしを擬似体験できるので、遊びとして使用したい方にはおすすめです。
人気のファイヤーピストンを紹介!
①PSKOOK
こちらのファイヤーピストンは今回の記事で紹介したモデルです。
価格が1699円と格安で、ファイヤーピストンをお試しでやってみたい方におすすめです。
②Campfirepiston
ヒッコリー製の取っ手がおしゃれなファイヤーピストンです。
全米で累計売上1万4000個を突破した人気のモデルです。
ファイヤーピストンでの着火に挑戦してみましょう!
以上、今回はamazonで購入した格安のファイヤーピストンでの着火に挑戦してみました。
合わせて、ファイヤーピストンの使い方や、火の付け方のポイントもまとめて紹介しました。
ファイヤーピストンで上手に着火するには慣れが必要ですが、火がついた時の喜びは他の着火アイテムでは味わうことができません。
ファイヤーピストンでの着火に挑戦して、キャンプの火起こし時間をより楽しみましょう!