今回は薪割り台として話題の「キンドリングクラッカー」について、実際に使用した様子や感想を紹介いたします。
「薪を簡単に割ることができるアイテムを探している」
「キンドリングクラッカーを使用して感じた良かった点や、気になった点は?」
そんな疑問や悩みを解決できるよう、キンドリングクラッカーを徹底解説いたします。
キンドリングクラッカーは従来の薪割りの悩みを解決!
従来の薪割りを行う際の悩みとしては下記の3点が多いのではないでしょうか?
①斧の刃で切ったり、割れた薪が飛び散り危険
②重たい斧を振りかざすため、力がいる
③力仕事で、腕や腰に大きな負担がかかり大変
今回紹介するキンドリングクラッカーは簡単に早く綺麗に薪を割ることができるため、このような従来の薪割りの悩みを解決する最高のアイテムです!
キンドリングクラッカーの使い方
まず初めにキンドリングクラッカーの使い方を紹介いたします。
使い方は非常に簡単な2ステップとなっています。
1.薪をキンドリングクラッカーの上にセットする
薪をキンドリングクラッカーの刃の上にセットして、軽くハンマーで叩いて固定させます。
2.上からハンマーで叩く
次に、少し力を入れてコンコンとハンマーで何度か叩くと…
パキンッ!という気持ちの良い音と共に薪が割れます!
以上のたった2ステップで力を必要とせず、簡単に薪を割ることができるのです。
実際にキンドリングクラッカーを使用して感じたメリット
次に実際にキンドリングクラッカーを使用して感じたメリット4点を紹介いたします。
実際に使用しなければ気づかない点もあるため、購入を考えている方は参考にしてください。
①安全に薪を割ることができる
メリットとして1番初めに挙げられるのが「安全に薪を割ることができる」という点です。
斧を使用した薪割りは、斧を振りかぶる必要があったり、割れた薪が飛んで怪我をするという危険性があります。
先ほどの使用方法で紹介したように、キンドリングクラッカーを使用すれば薪を割るのに斧を振りかぶる必要はありません。
また、上部のリングが支えになって割れた薪が飛ぶのを防ぎます。
仮に力が余っても、刃の部分に手が入らないような構造になっているため、手を怪我する心配もありません。
このように、怪我のリスクが少なく安全に薪を割ることができるという点がキンドリングクラッカーの大きなメリットです。
②通常の薪割りよりも早く割ることができる
2点目は「通常の薪割りよりも早く割ることができる」という点です。
特に、薪ストーブのために多くの薪を割る方にとっては、早く、そして楽に割れるというのは非常に重要な要素となってきます。
実際に、斧を使用した薪割りとキンドリングクラッカーを使用した際に、どの程度速さに違いが出るのかについて検証を行いました。
検証結果は記事後半をご覧ください。
③薪を綺麗に割ることができる
3点目は「薪を綺麗に割ることができる」という点です。
上の写真の手前が斧で割った薪、奥がキンドリングクラッカーで割った薪です。
奥の薪の方が断面も綺麗で、サイズも均一であることがわかります。
斧で割る場合、力がかかる方向によっては不均一な割れ方になり、薪の大きさがバラバラになることがあります。
キンドリングクラッカーは叩きながら調節することができるため薪を綺麗に割ることができるのです。
④子供や女性、高齢者でも簡単に割ることができる
4点目は「老若男女どの方でも簡単に割ることができる」という点です。
上から叩くだけで良いので、子供や女性、高齢者など力のない方でも楽しんで薪を割ることができます。
薪が割れた時の快感は非常にクセになり、次から次へと薪を割りたくなる面白さがあります。
「薪割りは大変…」といったイメージを覆し、家族で楽しみながら薪を割ることができます。
小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。
キンドリングクラッカーを使用するとどれくらい早いのか検証!
次に、キンドリングクラッカーと斧で薪割りをした際に、どちらの方が早く割れるのかを検証いたしました。
検証方法は単純で、1分間にどれだけ多くの薪を割ることができるかを、忖度なしのガチンコ対決いたしました。
斧で割った場合
まずは斧で割った場合の様子です。
検証開始の1本目は一撃で綺麗割れましたが…
2本目は、力がずれて刃が斜めに入り苦戦…
その後も薪が飛んでいったり、刃が食い込まなかったりといくつかのタイムロスがありました。
キンドリングクラッカーで割った場合
次に、キンドリングクラッカーで割った場合です。
開始から調子良く、テンポよく薪を割ることができています。
1分間の間、特に問題もなく割り続けることができました。
検証結果がこちら!
検証結果は上記の画像の通りとなります。
左がキンドリングクラッカー、右が斧を使用した場合です。
圧倒的にキンドリングクラッカーを使用した方が早いことがわかります。
また、薪の大きさも整っていて、断面も綺麗なことがわかります。
1分間でこれほどの違いがみられるため、長時間薪割りをする際はさらに大きな違いとなることがわかります。
この検証より、キンドリングクラッカーの方が早く、綺麗に薪を割れることがわかりました。
通常サイズとキングサイズはどちらがおすすめ?
キンドリングクラッカーには通常サイズとキングサイズの2種類があり、どちらを購入すれば良いか迷っている方も多いと思います。
そんな方のために、それぞれのメリット・デメリットを紹介いたします。
使用するシーンによってそれぞれメリット・デメリットが存在するため、両者を比較し、自身に適切なサイズを選びましょう。
通常サイズを使用するメリット・デメリット
キングサイズと比較して、通常サイズを使用するメリットは「小型で持ち運びやすい」という点です。
キングサイズの重量は9.6kgで、通常サイズは4.8kgと約半分の重量となっています。
また、通常サイズの高さは31cmとキングサイズに比べて11cm小さく、安全リングの外径も19cmと小さいです。
キングサイズと比較して、重量も軽く、サイズも小さいことから持ち運び性能が優れていることがわかります。
通常サイズのデメリットとしては「大きな薪を割るには不便」という点です。
大きな薪を割る際に、上記の写真のように安全リングと刃の間に割れた薪が挟まり、なかなか取り出せないということが稀に起こります。
また、安全リングの外径が19cmのため、それよりも太い薪を割ることができません。
キャンプで薪を割る場合は、ある程度小さくなった薪を焚きつけ用にさらに細かく割るということが多いため、問題はありません。
以上のメリット・デメリットからも通常サイズはキャンプ場に持ち運んで使用することに向いていると言えます。
キングサイズを使用するメリット・デメリット
キングサイズを使用するメリットとしては「大きな薪を割ることができる」という点です。
キングサイズの安全リングの外径は26cmと大きく、太い薪から細い薪まで広く割ることができます。
キングサイズのデメリットは「重くて持ち運びが難しい」点です。
先ほども書いたように、重量が9.6kgあるため持ち運ぶには体力を使います。
そのためキャンプなどで持ち運んで使用するというよりは、据え置きで使用することに向いています。
これらのことから、家に薪ストーブがあって、日常的にたくさんの薪を使用するという方にはキングサイズがおすすめです。
薪割りハンマーには【ファイヤーサイドストライカー】がおすすめ
合わせてキンドリングクラッカーにおすすめのハンマー「ファイヤーサイドストライカー」も紹介いたします。
ファイヤーサイドストライカーには女性や子供でも体力に合わせて選択できるように3種類の重量が用意されています。
ファイヤーサイドストライカーのような片口タイプの先切り金槌は、両口タイプに比べて操作性が高い特徴を持っています。
キンドリングクラッカーでの薪割り作業にはこちらのハンマーがおすすめです。
【まとめ】薪割りにはキンドリングクラッカーが最高!使用用途に応じてサイズを選ぼう!
以上、今回はキンドリングクラッカーについて、実際に使用した感想やメリット・デメリットを紹介いたしました。
キンドリングクラッカーは安全で、早く、簡単に薪を割ることができるというというメリットがあることを理解していただけたと思います。
また、サイズが通常とキングサイズの2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
主にキャンプで使用する方は通常サイズ、日常的に薪を使用する方はキングサイズと、使用用途に合わせて適切なサイズを選びましょう。
キンドリングクラッカーがあれば大変で億劫だった薪割り作業も、楽しい遊びへと変貌するので大変おすすめです。
子供や女性でも楽しめるので、ぜひ購入して楽しい時間を過ごしましょう!