室内で焚き火が!煙のでない「炎」をインテリアにする【YURAGI POT】レビュー

キャンプの醍醐味といえば焚き火。焚き火がやりたくてキャンプにいっている、というキャンパーさんも少なくはないでしょうか。
そして、中には「自宅でも焚き火ができたらいいのにな」なんて思っている人もいらっしゃるかもしれません。
だけど自宅の庭や、ましてや室内で焚き火をたのしむのはあまりにもハードルが高すぎるのも事実です。
そこで今回は、室内で焚き火がたのしめるおしゃれなインテリア、8A GARAGEが販売する【YURAGI POT】をご紹介します。
くつろぎの時間をあたたかな炎に癒されたい方は、どうぞご注目ください。

目次

室内で焚き火がたのしめるインテリア【YURAGI POT】

出典:Makuake

室内で焚き火がたのしめる、癒しのインテリア【YURAGI POT】。いったいどんなものなのでしょうか。
まずは、【YURAGI POT】の詳細をご紹介します。

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【YURAGI POT】とは

出典:Makuake

【YURAGI POT(ユラギポット)】とは、ひと言でいえば「煙のでないクリーンな炎がゆらぐポータブル焚き火グッズ」です。
自宅やベランダなどの庭先で、気軽かつ安全に焚き火の雰囲気を味わうことができます。

【YURAGI POT】製品概要

出典:Makuake

  • 本体サイズ:150×150×160mm
  • 重量:3.1kg
  • 材質:耐火コンクリート(本体)、ステンレス(燃料カップ、消化プレート)
  • 燃焼時間:約40分(170mlの燃料カップに約2/3注いだ場合)
  • 同梱物:本体、燃料カップ、消化プレート、本体底クッション

出典:Makuake

本体のデザインは、販売元【8A GARAGE(ヤエイガレージ)】にちなんで「8つのAとギア(歯車)がモチーフになっています。
両手で軽く抱える程度の大きさでありながら、ずっしりとした重量感がありますので、燃焼中に誤って転倒しないように考えられて設計されました。

出典:Makuake

カラーもホワイトとブラックの2色展開ですので、好みやインテリアのトーンにあわせて選べるのもうれしいポイントです。

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【YURAGI POT】を使ってみた|製品レビュー

では、実際に【YURAGI POT】を使ってみましょう。

内包物

宅配便から届いた、厳重に梱包された包みを開けてでてきたのがこちら。最初の印象は「思ったより大きいな」でした。

こちらが内包物。耐火コンクリート製の本体の存在感は、けっこうハンパありません。つや消しブラックで独特のデザインをしており、シンプルながら個性的で良い感じですね。
いたずらに派手なデザインをしているわけではないので、白と黒が選べることを考えると、インテリアの種類を問わず部屋に溶け込んでくれそうです。
ステンレス製の燃料カップと消化プレートのフチも処理がしっかりと施されており、バリなどもありませんので安心して使えます。

燃料

出典:Makuake

【YURAGI POT】の燃料は「バイオエタノール」。バイオエタノールとはサトウキビなどの植物をアルコール発酵させたエタノールで、再生可能な自然エネルギーとして注目されている、地球にやさしいエコフレンドリーなエネルギーです。
卓上暖炉などの燃料のほか、コーヒーサイフォンやアルコールランプの燃料として、あるいは金属やガラスなどの脱脂洗浄用にも利用されています。
無色透明の液体で、アルコール特有の若干の臭いはありますが、ガソリンや灯油のような刺激臭がするわけではありませんので、締め切った室内で利用する場合でもほとんど気になることはなさそうです。

出典:Amazon

Amazonをはじめとした通販サイトのほか、ホームセンターなどでもかんたんに手に入りますので、燃料の入手に困ることはないでしょう。
今回Amazonで購入したバイオエタノールは、1L入りで実売価格1,600円ほどでした。燃料価格としてはオイルランタンなどに使われるパラフィンオイルなどよりも多少高いため、燃料代としてはちょっとコスパは悪いかもしれません。
常時使い続けるインテリアというよりは、「くつろぎの時間にピンポイントで灯す焚き火」といった使い方が現実的でしょうか。

使用方法

使用方法はかんたんです。
まずは、本体を用意して、燃料カップをセットします。

燃料のバイオエタノールもしっかりと用意。それ以外には、アウトドアでは必携の点火部分が長いライターを用意しておきます。
普通のライターや普通サイズのマッチだと、ちょっと着火時が危険な感じがしますので注意してください。

燃料カップにバイオエタノールを適量注ぎます。
このとき、最初はカップを本体にセットした状態で注いだのですが、ちょっとこぼしてしまい本体にかかってしまいました。

このまま点火すると余計なところまで燃えてしまいそうなので、注意したほうがよさそうです。

燃料を注ぐ際は、本体からカップを外した状態でおこなったほうがよさそうです。

ただし、カップをセットするときに乱暴にすると、その段階で燃料が「ビチャ」っとこぼれてしまいそうですね。十分にご注意ください。

あとは、燃料カップの上部にライターの炎を近づけるだけで、揮発したアルコールに火がつきます。
なお、バイオエタノールの引火点は19℃となっていますので、冬場などで温度が低すぎるとうまく火がつきません。その場合は、エアコンの室温などである程度の温度にあがってから使うようにしてください。

約20cmくらい炎があがり、上部50cm程度までは手をかざしてみると炎の熱さを感じます。そのため、上部には引火する可能性のあるモノがない状態で使用しましょう。
逆に周囲は15cmも離れればほとんど熱さは感じませんので、食事をしているテーブルの中央などにも置けそうです。

点火から消化までを動画でまとめてみました。
ちなみに、消化時は消化プレートを燃料カップの上にかぶせるだけです。かぶせて2~3秒も待てばすぐに火が消えます。
ただし、消化した直後は燃料カップだけでなく本体上部も非常に熱くなっていますので、移動時などにうっかりさわってヤケドなどしないように、十分に注意してください。

燃焼時間

【YURAGI POT】の連続燃焼時間は、公式サイトによれば約40分となっています。
これは、170mlの燃料カップに約2/3、130ccの燃料を注いだ場合のデータです。実際に試してみましょう。
燃料を注いでみましたが、ちょっと2/3というには少ないですかね?

とりあえず【YURAGI POT】に着火して、タイマーをスタートさせました。

約33分後、火が消えました。
最初に用意した燃料が少なめだったことを考えると、ほぼカタログデータどおりの結果でしょうか。
たとえば、自宅でのんびりとお酒を楽しんでいる間中焚き火をすると考えると、少々物足りない時間かもしれませんが、ポイントとしてアクセントにするにはちょうどよさそうです。燃料を継ぎ足して、再び燃焼させるのもかんたんですしね。
ただし、燃焼中や火が消えた直後のまだ燃料カップが熱いうちの継ぎ足しは、燃料が延焼する危険もありますので厳禁です。

使用例

使用例として、知り合いのお店(居酒屋さん)に持っていって設置させてもらいました。

カウンターに置いてたのしむのもよさそうです。

いつものレモンサワーも、一段とおいしく感じられそうですね。

出典:Makuake

また、今回は用意するのを忘れてしまいましたが、公式サイトではキャンプの焚き火スイーツとしては有名な「焼きマシュマロ」もたのしめるとのこと。【YURAGI POT】があれば、サモアも自宅でたのしめそうです。

【YURAGI POT】のメリット・デメリット

【YURAGI POT】を実際に使ってみて思ったのは、そのサイズ感とデザインがどんな室内にもマッチしそうだなということでした。
燃焼中の臭いもほとんどありませんので、夜締め切った室内でお酒などをたのしんでいるときなどでも邪魔になることはなさそうです。
炎の立ち上がりは想像以上にしっかりしていますので、思ったより本格的な焚き火インテリアとして使えそうですね。
なによりも手軽。そして安全に使えるのがうれしいところです。
逆にデメリットとしては、連続燃焼時間がもう少し欲しいと感じる点と、バイオエタノールがもう少し安ければうれしいといったところでしょうか。
いずれにしても、自宅でくつろぐ時間のワンポイントに、癒しのインテリアとして利用するにはちょうどいいアイテムだなと感じました。

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【YURAGI POT】の販売元【8A GARAGE】

出典:8A GARAGE公式サイト

【YURAGI POT】を販売しているのは、北海道に本社を構える【8A GARAGE(ヤエイガレージ)】です。
本章では、【8A GARAGE】とともに、【YURAGI POT】の誕生ストーリーをご紹介します。

北海道のアウトドアガレージブランド

出典:8A GARAGE公式サイト

【8A GARAGE】は、北海道の小樽に本拠を構え、北海道発のアウトドアブランドとして誕生した企業です。
そのポリシーは「Aランクのギアだけを創造する」というもので、それがそのまま社名の由来ともなっています。
海と山に囲まれた自然豊かな地・北海道の自然からの恩恵を受けた同社では、ネイチャーマインドにあふれたさまざまなアウトドア用品の企画・製作・販売を手掛けています。

8A GARAGE公式サイト

焚き火カフェの雰囲気を自宅でも

出典:8A GARAGE公式サイト

【8A GARAGE】は、アウトドア用品の企画・製作・販売のほか、もう一つの事業としてカフェの経営をおこなっています。
それが、アウトドアとインドアをつなぐ拠点として、店内で本物の焚き火をたのしむことができる【焚き火カフェ・8A GARAGE CAFFEE】です。
8A GARAGE COFFEEでは、店内に常設された焚き火を囲んで、珈琲と飲食、そしてアウトドアのプロであるスタッフたちが考え抜いた個性あふれるメニューをたのしむことができます。
それ以外にも、焚き火を囲んで焼きマシュマロがたのしめるなど、自家焙煎珈琲とともに来店客が自由な時間を過ごしています。
そんな【焚き火カフェ・8A GARAGE CAFFEE】の雰囲気を、どこでも手軽にたのしんでほしい。焚き火のゆらぎと居心地のよさをたのしんでほしい。そんな思いを具現化して企画・製作された商品が【YURAGI POT】なのです。

庭やベランダで焚き火はできる?

一度でもキャンプで焚き火をしたことがある人であれば、そのたのしさはご存知かと思います。
だからこそ、自宅の庭でも焚き火ができればいいのにな、なんて思ったことがある人も少なくないでしょう。
けれども、自宅の庭やベランダなどで焚き火をすることは現実的なのでしょうか?
ここでは、自宅の庭やベランダで焚き火ができるのかどうかについて考えてみます。

庭で焚き火をしたら通報された事例もある

こちらのSNSでも投稿されているように、庭で焚き火をしていて消防署に通報されたという事例は、実際にこれまでいくつもあるようです。
消防署によれば、私有地である自宅の庭で焚き火をすること自体は、法律的に禁止されているわけではないとのこと。しかし、周囲の人が火事と勘違いして通報してしまえば、消防署としては出動せざるを得ないのです。

庭で焚き火をするのであれば、相当の事前根回しが必要なのかもしれません。

庭で焚き火をするには煙対策がポイント

庭で焚き火をする場合、やはり問題となるのは煙への対策のようです。
仮に通報まではされないまでも、周囲の家との境目が密集した住宅街の庭などでは、焚き火やBBQの煙が近隣の家に迷惑をかけてしまうことは十分に考えられます。
焚き火や炭火の煙の臭い、あるいは肉などが焼ける脂の臭いなどがベランダに干した洗濯物についてしまえば、迷惑なことこの上ないのは想像できるでしょう。
そのため、庭で焚き火をするのであれば、煙がでない工夫をする必要がありそうです。
とはいえ、普通に焚き火をするのであれば、煙を出さないというのは現実的ではないですね。
やはり、いくら自分の家の庭だとはいっても、よほど隣家との間が離れている立地でもない限りは、庭やベランダで焚き火をするのは避けておいたほうが無難そうです。
加えて、仮にやる場合でもあまり盛大な煙があがらない、小さな焚き火にとどめておいたほうがよさそうですね。

室内で焚き火をインテリアにする方法

出典:Amazon

庭やベランダでは、十分な準備をしたうえで、小さな焚き火程度であればギリギリたのしむことができそうです。
しかし、室内ではどうでしょう?室内では、煙の面でも、安全面を考えても、どんなに小さな焚き火であってもあまり現実的ではありません。
そこで、この記事の最後には、室内で焚き火をインテリアにして、アウトドア気分を味わう方法をご紹介します。

暖炉や薪ストーブを設置する

室内で焚き火をするということで真っ先に思いつくのは、暖炉や薪ストーブを設置することではないでしょうか。
しかし、一般家庭で暖炉や薪ストーブを設置するにはかなりの大改修が必要かもしれません。
さらに、庭で焚き火をした場合の煙が周囲の家に迷惑になりそうなのと同様に、部屋の外に排煙する煙突を設置するのも、よほど慎重にならなければ近所の理解を得るのは難しそうです。

焚き火ガジェットを使う

出典:Amazon

一般家庭で、暖炉や薪ストーブを設置できない場合の代替案として、暖炉の炎を模した電気ストーブが考えられます。
これは筆者も一度利用したことがありますが、案外それっぽいムードがたのしめるすぐれたストーブでした。
ただし、電気ストーブであるためあまり暖かくはならず、加えて想像以上に電気代がかかってしまうのは難点でしたね。

出典:FireWood Home特設サイト
では、こういったちょっとした焚き火ガジェットはどうでしょう?
玩具メーカーのタカラトミーアーツが販売するこの製品は、火を使わずに焚き火の炎と音をたのしむことができます。

出典:MONOCO

あるいは、霧と光でつくられたファイヤーミストが、ダイナミックにゆらめく炎を模したこちらの加湿器はいかがでしょう。
約67cmもある幅広の吹出口から、メラメラとたちのぼるファイヤーミストが、まるで暖炉気分を味あわせてくれますよ。

WoodWick(ウッドウィック)を使う

出典:Amazon

さらに手軽に焚き火の雰囲気を楽しみたいのであれば、「WoodWick」というキャンドルを使ってみてはいかがでしょう?
WoodWickとは、木芯を利用したアロマキャンドルの一種で、芯が燃えるときに炎と共に「パチパチ」というまさに焚き火のような音を発します。
また、WoodWickは好みにあわせてさまざまな香りを選べますので、お気に入りの香りとともに癒し時間を過ごすこともできますよ。

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動画を利用する

出典:Forest of wing/YouTube

さらに自宅で気軽に焚き火気分を味わうのであれば、YouTubeなどの動画サービスに投稿された焚き火の動画を利用するのはどうでしょう。
最近は自宅のTVにYouTubeを流すこともできますので、大画面のTVモニターに燃え続ける焚き火を移し、パチパチと燃える薪の音をたのしむのもオツなものです。
上記の動画は3時間ずっと燃える焚き火だけを映したものですので、じっくりと癒し時間をたのしめますよ。

バイオエタノール焚き火を使う

出典:Amazon

そして、自宅で焚き火をインテリアにしてアウトドア気分をたのしむ最後の方法が、今回紹介した【YURAGI POT】をはじめとする、バイオエタノールを利用した焚き火グッズを利用する方法です。
バイオエタノールを利用した疑似焚き火は各社からさまざまな製品が販売されていますが、けっこう高価なものがほとんどですが、その点【YURAGI POT】は価格も手頃なため、自由にたのしむことができるのもよい点ですね。

室内のインテリアに【YURAGI POT】の焚き火でキャンプ気分を味わおう

キャンプの醍醐味を味わい尽くせる焚き火。この癒しの炎を室内のインテリアにして、自宅にいながらにしてキャンプ気分が味わえる【YURAGI POT】をご紹介しました。
手軽かつ安全に、ちょっとした焚き火をたのしめる【YURAGI POT】があれば、キャンプに出かけられないときでも問題ありません。
煙や臭いを気にすることなく、エコ&クリーンに焚き火がたのしめる【YURAGI POT】で、ウィークデイでも気軽にキャンプ気分を味わってください。

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この記事を書いた人

多数のジャンル案件を手掛けるWebライター。

趣味のソロキャンプを活かしたアウトドア案件は特に得意とし、取材を兼ねた愛車のジムニーJA-11改でキャンプ場ワーケーションに出かけることも多い。

元飲食店主の経歴もあるためキャンプ飯にはこだわりたいタイプ。

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