今回は100円と超格安で購入できるSeria(セリア)のファイヤスターターを実際に購入したので、その使用した感想を徹底検証いたします!
合わせて、品薄で購入出来ない場合でも手にいれる方法も紹介いたします。
「100均だから品質が悪そう…」
「すぐ折れたり、着火しないんじゃないの…?」
そのような疑問をお持ちの方は是非参考にしてくだい。
Seria(セリア)ファイヤスターターのスペック
まずはSeria(セリア)ファイヤスターターのスペックを紹介いたします。
カラーは上記の写真の通り3種類で、ブラック、オレンジ、グリーンの中から選ぶことが出来ます。
本体の大きさは長さ65×横20×厚さ10mmで、ナイフや他社のファイヤスターターと比較すると小さなサイズとなります。
火花を飛ばすマグネシウムの軸は長さ40×太さ4mmで、通常のファイヤスターターと比較すると細くなっています。
重量は16gと軽量で、持ち運びしやすいサイズなので、キャンプなどに持っていっても荷物になりません。
常にカバンに携帯していればいざという時に役立つかもしれません。
使い方はシンプルで、ファイヤスターターのマグネシウム部分を、ストライカーで勢いよく削って火花を飛ばして使用します。
ほぐした麻紐など、燃えやすい物に火を燃え移らせることで着火させます。
Seria(セリア)ファイヤスターターを実際に使用してみた
それではSeria(セリア)ファイヤスターターを実際に使用して着火を行いました。
様子を紹介すると共に、使い方や着火のコツも紹介いたします。
①麻紐をほぐして、細い薪の近くにセットする
火花を着火させるために麻紐のように燃えやすい素材を用意します。
枯れ葉などでも良いのですが、筆者の一番のおすすめは麻紐です。
写真のように麻紐をほぐし、フワフワにすることで火花を着火させやすくします。
ある程度ほぐれたら薪の下にセッティングします。
②麻紐目掛けて火花を飛ばす
薪の下にセッティングした麻紐目掛けて、火花を飛ばします。
スナップをきかせて勢いよく削るのが火花を多く飛ばすコツです。
また、事前にマグネシウムの芯を削って、マグネシウムの粉を麻紐に振りかけておくと着火する確率が上がります。
③着火!
火が上手に麻紐から薪に燃え移ると着火成功です!
コツを掴むまではファイヤスターターでの着火は難しく感じますが、麻紐への着火さえ上手にできればそんなに難しくありません。
いきなり薪に着火することは無理なので、しっかりと火花が着火しやすい素材を用意しましょう。
以上がSeria(セリア)ファイヤスターターの使用方法です。
Seria(セリア)ファイヤスターターと通常のファイヤスターターの使い勝手を比較
次にSeria(セリア)ファイヤスターターと通常のファイヤスターターの使い勝手を比較しました。
今回の比較に使用したのはBush Craft(ブッシュクラフト) オリジナル ファイヤースチール2.0というモデルです。
Seria(セリア)ファイヤスターターの芯は明らかに細いことがわかります。
これは価格に差があるので当たり前のことですが、太さの違いによって使いやすさにどのような影響が出るかが重要となってきます。
実際に両者の火花の量を比較した画像が下記の通りです。
2つの火花の量を比較すると、わずかにBush Craftの方が火花の量が多いことがわかります。
これは、芯が太いため、ストライカーに接する面積が大きく、一度に多く削ることができるからだと考えられます。
しかし、Seria(セリア)のファイヤスターターも負けず劣らずの火花を飛ばすことが出来ています。
100円の割には着火能力が高いことがわかります。
Seria(セリア)ファイヤスターターを使用した感想
次にSeria(セリア)ファイヤスターターを実際に使用した感想や気づいた点を紹介いたします。
①マグネシウムの芯が外れる
使用していて最も気になった点がマグネシウムの芯が外れるということです。
ストライカーで何度か削っていると芯が外れてしまいました。
普通は外れないように出来ているのですが、何度か使用していると緩みが発生して、外れてしまう品物もあるようです。
芯が外れてしまうと思い切り削ることが出来なくなるため、着火しにくくなってしまいます。
構造が脆いのが少し残念な点でした。
芯に関しては、細いですが強度はしっかりしているため、途中で折れたりすることはほとんどないと思われます。
②芯が細いので火花を飛ばすのが難しい
Seria(セリア)のファイヤスターターは芯が細いため、火花を飛ばすのが通常のファイヤスターターに比べて難しいです。
特に、ファイヤスターターを初めて購入するという方にとってはなかなか難しいと思います。
普段からよくファイヤスターターを使用している筆者も最初は苦戦しました。
ストライカーの引っ掛かりがある場所を上手に使って、削る練習が必要です。
③着火能力は十分にある
火花を飛ばすのは難しいですが、うまく飛ばすことができれば着火能力は十分にあります。
先ほど、通常のファイヤスターターと火花の量を比較したましたが、わずかに少ない程度で、大きな違いがありません。
しっかりと使いこなすことができれば、十分にキャンプでも使用することが出来ます。
④本格的に使用したいなら1000円以上のモデルを使用すべき
今回使用してみて「本格的に使用したいなら1000円以上のモデルを使用すべき」と感じました。
Seria(セリア)ファイヤスターターは100円という格安で購入できて、着火を楽しむことができるという点では非常に優れています。
しかし、キャンプなどで本格的に使用するには、着火のしやすさや耐久性に不安があります。
ファイヤスターター自体がそんなに高いアイテムではないため、1000円以上のモデルを購入することをおすすめします。
上記の2つのファイヤスターターは2千円以下で、芯も太いので着火しやすいおすすめのモデルとなっています。
本格的に使用したいと考えている方は是非購入を検討してみてください。
売り切れの場合に入手する方法
今回紹介したSeria(セリア)ファイヤスターターですが、あまりの人気で店頭に並んでもすぐに売り切れてしまうことがほとんどです。
実際に筆者も何店舗も探しましたが出会うことはできませんでした。
探しても見つからないという方におすすめなのが、取り寄せの注文です。
Seria(セリア)では在庫があれば1つからでも注文して取り寄せることができます。
商品の到着までには数日かかる場合もありますが、確実に入手することができるおすすめの方法です。
これまで探しても見つからなかった方は、店員さんに声をかけてみて、注文できるかどうかを尋ねてみましょう。
【まとめ】慣れていない人には難しいが、着火能力はあり!遊び用での購入にはおすすめ
以上、今回は話題のSeria(セリア)ファイヤスターターを実際に使用し、その感想を紹介いたしました。
結論としては「慣れていない人には難しいが、着火能力はしっかりとある。遊び用での購入はおすすめ」となりました。
使用してみて良かった点は、価格が安い割にしっかりと着火する能力を備えている点です。
一方気になった点としては、火花を飛ばすのが難しかったり、芯が外れるなどの耐久性が弱いという点です。
芯が細いため、初心者の方にとっては通常のファイヤスターターよりも火花を飛ばすのが難しいです。
また、耐久性が弱いため、複数回使用していると芯が外れてしまうことが起こります。
キャンプなどで本格的に使用したい方にとってはやや残念な点でした。
このような方には1000円以上するようなモデルを購入することをおすすめいたします。
Seria(セリア)ファイヤスターターは格安で気軽にキャンプをさらに楽しむことができるアイテムとなっています。
サバイバル気分を味わいたい方は是非一度購入を検討してみてはいかがでしょうか?