二日酔いにはコーヒーのカフェインが効く!?効果的な飲み方とその理由とは

皆さんの中には、お酒の飲み過ぎによる二日酔いに悩まされている方がいると思います。また、二日酔いによる激しい吐き気や頭痛に苦しみ、お酒の飲み過ぎを後悔した経験がある方も多いでしょう。

しかし、コーヒーを飲むことによって二日酔いの症状を和らげることが可能です。この記事では、二日酔いで苦しんでいる時に試したい効果的なコーヒーの飲み方を解説していきます。なお、二日酔いに効く、コーヒー以外の飲み物も紹介していますのでコーヒーが嫌いな方も是非読んでみて下さい。

最後までこの記事を読み終えると、二日酔いの症状を解消する方法を知ることができます。そして万が一、二日酔いになったとしても慌てずに対処できるようになるでしょう。

目次

二日酔いの原因とは? コーヒーとの関係に触れる前に

二日酔いの原因は、お酒の飲み過ぎにより肝臓がアセトアルデヒドを十分に分解できないことです。なぜなら、アルコールが分解されることによって発生するアセトアルデヒドは、頭痛や吐き気を起こす有害物質であるためです。

本来、アセトアルデヒドは肝臓機能によって分解され、アセテートと呼ばれる酢酸になります。さらに、アセテートが二酸化炭素と水に分解され、尿や汗、息として体外に排出されます。これがアルコールが分解される流れです。

しかし、お酒を飲み過ぎると肝臓がアセトアルデヒドを十分に分解できず、頭痛や吐き気等の症状が生じます。

参考:第一三共ヘルスケア株式会社 二日酔いの症状・原因|くすりと健康の情報局 (daiichisankyo-hc.co.jp)

二日酔いにコーヒーが効く理由

前述した通り、コーヒーには二日酔いの症状を和らげる作用があります。なぜ、コーヒーは二日酔いに効くのでしょうか。ここでは、二日酔いにコーヒーが効く3つの理由を紹介します。

血管収縮作用

1つ目の理由は、コーヒーに含まれるカフェインの血管収縮作用により、二日酔いによる頭痛を和らげることができることです。そもそも、二日酔いによる頭痛はアセトアルデヒドが血管を拡張させることによって引き起こされます。しかし、コーヒーを飲むことでカフェインが血管を収縮してくれます。結果として、二日酔いによる頭痛は軽減されるでしょう。

肝臓機能の向上

2つ目の理由は、コーヒーに含まれているクロロゲン酸に肝臓機能を向上させる働きがあることです。なぜなら、クロロゲン酸の抗酸化作用は、肝臓機能の向上に繋がるからです。肝臓機能が向上すると、分解できるアセトアルデヒドの量が多くなります。結果として、体内のアセトアルデヒドの量が減少し、二日酔いの症状を和らげることができるでしょう。

利尿作用

3つ目の理由は、カフェインが持つ利尿作用により、アセトアルデヒドの体外への排出を促進できることです。なぜなら、カフェインを摂取することにより、「体内の水分を再吸収する」腎臓の機能が抑えられるからです。そのため、体内へ再吸収されるはずだった水分も尿として排出されます。したがって、アセトアルデヒドも尿として体外へ排出され、二日酔いの症状けいげんに繋がります。

参考:Medical DOC コーヒーを飲むとトイレが近くなる理由を医師が解説 近くならない方法は? | Medical DOC

二日酔いに効く!コーヒーの効果的な飲み方

コーヒーが二日酔いの辛い症状に効くことを、理解いただけたと思います。ここでは、二日酔いの症状を和らげるための効果的な3つの飲み方を紹介します。

朝に飲む

効果的な1つ目の飲み方は、朝に飲むことです。なぜなら、朝にコーヒーを飲むことによって、二日酔いの症状をより早く和らげることができるためです。二日酔いで苦しい朝は、食欲がない場合も多いでしょう。しかし、コーヒーだけでも飲むことをおすすめします。

ホットで飲む

効果的な2つ目の飲み方は、ホットで飲むことです。その理由は、アイスコーヒーは二日酔いで弱った胃に強い刺激を与えてしまうからです。特に、二日酔いによって胃のムカつきの症状が出ている時は、アイスコーヒーを飲むことは避けるべきでしょう。

牛乳を入れる

効果的な3つ目の飲み方は、コーヒーに牛乳を入れて飲むことです。なぜなら、牛乳に含まれているたんぱく質には、肝臓機能を向上させる働きがあるからです。普段はブラックでコーヒーを飲んで居る方も、二日酔いの時はカフェオレやカフェラテを飲みましょう。

二日酔いに効く!コーヒー以外のおすすめ飲み物

二日酔いの症状を和らげたいと思っていても、コーヒーが苦手な方もいるでしょう。また、コーヒーに含まれているカフェインは胃腸を刺激するため、二日酔いによって胃腸の調子が悪くなった方にはおすすめできません。ここでは、二日酔いに効くコーヒー以外の3つの飲み物を紹介します。

デカフェ・カフェインレス

1つ目のおすすめの飲み物は、デカフェ・カフェインレスのコーヒーです。なぜなら、カフェインが含まれていない、もしくはカフェインの量が極めて少ないコーヒーは、胃腸への刺激が少ないからです。確かに、カフェインが含まれていない(極めて少ない)ため、血管収縮作用や利尿作用は期待できないでしょう。しかし、デカフェ・カフェインレスコーヒーにもクロロゲン酸は含まれているため、肝臓機能の向上は期待できます。

緑茶

2つ目のおすすめ飲み物は緑茶です。その理由は、緑茶にはカフェインが含まれており、コーヒーと同じく血管収縮作用や利尿作用があるからです。また、緑茶に含まれているカテキンには消臭効果があるため、飲酒翌日のお酒臭さを抑えることも期待できます。そのため、二日酔いでも仕事に行かなければならない方におすすめです。

トマトジュース

3つ目のおすすめ飲み物はトマトジュースです。なぜなら、トマトに含まれるクエン酸やグルタチオンには、アセトアルデヒドの分解を促進させる作用があるためです。したがって、コーヒーが苦手な方、カフェインを摂取したくない方にはトマトジュースがおすすめです。

参考:カゴメ株式会社 アサヒグループ、カゴメ共同研究トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることをヒトで確認~酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚め※も早まる可能性が示唆~|カゴメ株式会社 (kagome.co.jp)

まとめ

この記事では、二日酔いに効くコーヒーの飲み方や、コーヒー以外のおすすめ飲み物を紹介してきました。最後に要点をおさらいしましょう。

・二日酔いの原因は、お酒の飲み過ぎによってアセトアルデヒドが十分に分解されないこと。
・二日酔いの朝はホットのカフェオレ(カフェラテ)を飲むことが効果的。
・デカフェ・カフェインレスコーヒも二日酔いに効く。
・コーヒーが苦手な方は、緑茶やトマトジュースを飲む。

お酒の飲み過ぎで二日酔いになってしまっても、焦ることはありません。なぜなら、この記事の内容を知ってさえいれば、二日酔いの症状を和らげることができるからです。この記事で紹介した方法を実践し、二日酔いの苦しみから一刻も早く立ち直りましょう。

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