コーヒーが好きな方であれば、毎日同じタイミングでコーヒーを飲むかもしれませんね。
仕事を始める前に頭をすっきりさせたい、食事のあとにリラックスしたいなど、飲む時間や目的は人によってさまざまでしょう。
実は、コーヒーを飲む時間によって体に与える影響が異なることがわかっているのです。
今回は、コーヒーを楽しむおすすめの時間帯についてご紹介します。
コーヒーを飲む理想的なタイミングを知り、コーヒーの効果を最大限に活かしてみませんか。
また、コーヒーを飲む時間帯関係なく、カフェインの影響を受けづらい「カフェインレスコーヒー(デカフェ)」もおすすめです♪
こだわりのデカフェ&フレーバーコーヒー 「極・馨-Gokkoh-」
コーヒーを飲むと体にどんな影響がある?飲む時間・タイミングごとに解説
コーヒーが体に与える影響は、飲む時間やタイミングにより異なります。
コーヒーを飲むタイミングは人によってさまざまなので、ここでは「朝」「食事前後」「運動前」「寝る前」の4つに分けました。
それぞれ体にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。
朝のコーヒー
朝のコーヒーにはメリットとデメリットの両方があります。
朝のコーヒーのメリット
主なメリットは、頭がスッキリする、便秘解消効果が期待できる、ダイエットのサポートになる、リラックスできるなどです。
カフェインの覚醒作用はコーヒーを飲んですぐではなく、飲んでから30分程度で出始めます。
個人差はありますが、頭をスッキリさせたいタイミングに合わせてコーヒーを飲むと効果的です。
またコーヒーには、腸のぜん動運動や代謝を促進する働きがあります。
朝コーヒーを飲むことで、便秘解消効果や代謝アップによるダイエットのサポート効果が期待できるでしょう。
このほか、コーヒーの香りにはリラックス効果もあるため、気持ちを落ち着かせてゆったり過ごしたい朝におすすめです。
朝のコーヒーのデメリット
朝のコーヒーには、飲むタイミングによってデメリットもあります。
たとえば寝起き直後に飲むコーヒー。
空っぽの胃に刺激を与える、目覚めの準備をするホルモンの働きを抑制してしまうなどのデメリットがあるといわれています。
体の目覚めの準備をするのは、起床2時間前頃から分泌量が増え始める「コルチゾール」というホルモンです。
コルチゾールの分泌量がピークを迎える時間帯にコーヒーを飲むと、お互いの覚醒作用がバッティングしてしまい、逆にだるくなってしまうことがあります。
また、寝起き直後のコーヒーが習慣化してしまうとカフェイン耐性が強くなり、カフェインの効果を感じられなくなる可能性があるそうです。
コルチゾールの分泌量は起床後およそ30分~1時間程度に最も多くなるといわれているので、この時間帯を避けるとよいでしょう。
食事前後のコーヒー
食事の前や後に飲むコーヒーには、それぞれ異なる効果が期待できます。
食事の前に飲むコーヒー
食事前に飲むコーヒーには、食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐというメリットと、胃に刺激を与えやすいというデメリットがあります。
ダイエット目的でコーヒーを飲む場合は食事の前がおすすめですが、胃の弱い方は注意しましょう。
食事の後に飲むコーヒー
食後に飲むコーヒーには、胃酸の分泌を促して消化を助ける、リラックス効果があるなどのメリットがあります。
また血糖値の上昇を抑え、糖尿病発症のリスクを下げる効果も期待できるそうです。
運動前のコーヒー
運動前にコーヒーを飲むと、疲労を感じにくくなる効果や脂肪燃焼率を高める効果があることがわかっています。
ダイエット中の方や運動パフォーマンスを上げたい方は、運動の30分~1時間ほど前にコーヒーを飲んでみてください。
寝る前のコーヒー
寝る前に飲むコーヒーには、リラックス効果や疲労回復効果が期待できます。
しかし、カフェインの覚醒作用により眠りの質が低下したり、利尿作用によりトイレが近くなったりする可能性があるのです。
コーヒーによる影響には個人差がありますが、寝る前に飲む場合はカフェインレスやミルク多めのホットコーヒーを選んでみてはいかがでしょうか。
コーヒーを飲まないほうがいい時間帯は?避けるべき3つのタイミング
コーヒーをできるだけ飲まないほうがいいのは次の時間帯です。
- コルチゾール分泌のピーク時
- 就寝前
- 深夜
これらのタイミングでコーヒーを飲むと体にどのような影響があるのでしょうか。
それぞれ説明していきます。
コルチゾール分泌のピーク時
コルチゾール分泌のピーク時にコーヒーを飲むのが習慣化すると、カフェインへの耐性が強くなるといわれています。
コルチゾールは覚醒作用があるホルモンなので、本来は体を目覚めさせるのにコーヒーを飲む必要はないのです。
体が覚醒した状態、つまりコーヒーを飲む必要のないタイミングでコーヒーを飲んでも、カフェインによる覚醒作用を感じることはできません。
「コーヒーの効果を感じない」→「コーヒーが足りないのかも?」→「もっとコーヒーを飲んでみよう」
これを繰り返すうちに、カフェインに対する耐性が強くなってしまうのです。
就寝前
個人差はありますが、寝る前にコーヒーを飲むと良質な睡眠を得ることが難しくなります。
コーヒーを飲んでも眠れるという方も少なくないでしょう。
しかしコーヒーのカフェインは、脳内の眠気を引き起こす部位に作用して覚醒させてしまいます。
体は寝ていても頭は寝ていないという「浅い眠り」の時間が長くなり、睡眠の質が低下するのです。
またカフェインの利尿作用によってトイレが近くなることもあります。
寝る前のコーヒーにはリラックス効果があるのですが、ぐっすり眠れなくなる可能性があることを覚えておきましょう。
カフェインの影響を受けづらいコーヒー「カフェインレスコーヒー(デカフェ)」もおすすめです♪
こだわりのデカフェ&フレーバーコーヒー 「極・馨-Gokkoh-」
深夜
深夜の時間帯にコーヒーを飲むと、一時的に眠気を払うことができます。
これはカフェインで眠気をごまかしているだけであって、本来休むべき時間に脳を無理やり働かせている状態です。
このような生活リズムが続くと体はストレスを感じるようになり、慢性的なストレスホルモン分泌の増加=副腎のオーバーワークになることがあります。
朝起きられない、疲れがとれないといった症状が出やすくなるため、深夜帯のコーヒーが習慣化しないように工夫してみるとよいでしょう。
コーヒーはこの時間帯に楽しもう!おすすめのタイミングを解説
最後に、コーヒーを楽しむおすすめの時間帯について説明します。
コーヒーによる体への影響には個人差がありますが、次のようなタイミングで飲んでみるとよいでしょう。
- コーヒーの効果を高めるには「コルチゾール分泌量が少ない時間帯」
- 食べ過ぎ予防には「食前」
- 消化を促すには「食後」
- 脂肪燃焼効果を狙うなら「運動前」
それぞれ詳しく解説していきます。
コーヒーの効果を高めるにはコルチゾール分泌量が少ない時間帯
コーヒーを飲むおすすめのタイミングは、コルチゾール分泌量が少ない時間帯です。
コルチゾールは体内時計のコントロールを受けており、1日のうちに3回分泌のピークを迎えるといわれています。
最も多く分泌されるのは朝の時間帯ですが、お昼と夕方の時間帯にも増加するそうです。
コルチゾールの分泌量に合わせてコーヒーを飲むのであれば、次の時間帯を選んでみてください。
- 9:30~11:30
- 13:30~17:00
コルチゾール分泌量が少ないタイミングにコーヒーを飲むことで、コーヒーの効果を最大限に引き出せるでしょう。
ただし体内時計は、地球の自転による明暗周期に合わせたリズムになっています。
夜型生活をしているなど、生活リズムによっては当てはまらないことがあるのでご注意ください。
食べ過ぎ予防には食前
ダイエット中の方や食べ過ぎを防ぎたい方は、食べる前のコーヒーがおすすめです。
食事前のコーヒーには、空腹感を抑える効果や血糖値が急激に上昇するのを防ぐ効果が期待できます。
血糖値の急上昇は中性脂肪の蓄積につながるため、ダイエットしてもなかなか痩せないという方は食前のコーヒーを習慣にするとよいでしょう。
消化を促すには食後
食事の後に飲むコーヒーには、胃酸の分泌を促して消化を助ける働きがあります。
胃の消化能力は腸内環境に影響するため、便秘解消効果や美肌効果も期待できるでしょう。
また食後の眠気を覚ます効果もあるので、ランチの後に眠くならないようにコーヒーを飲むのもおすすめです。
脂肪燃焼効果を狙うなら運動前
運動前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼の効率がアップすることや、疲れやだるさを感じにくくなることがわかっています。
ダイエット目的で筋トレやエクササイズなどをする場合は、開始30分前にコーヒーを飲むと最も効果的です。
ただし砂糖やミルク入りのコーヒーでは効果がないそうなので、ブラックで飲むことをおすすめします。
コーヒーを飲むなら体にうれしい効果が期待できる時間を狙おう
食後のコーヒーは消化を助ける、運動前のコーヒーは脂肪燃焼効率を高めるなど、飲む時間やタイミングによって体に与える影響は異なります。
コーヒーによる美容・健康効果を得るためにも、飲む時間やタイミングをちょっとだけ意識してみてはいかがでしょうか。
あなたの生活リズムに合わせ、ベストなタイミングで美味しいコーヒーをお楽しみください。
〜カフェインの影響を受けづらい「カフェインレスコーヒー(デカフェ)」〜