今回は「Kalita(カリタ)細口ポット0.7L」をレビューしていきます。
「カリタのドリップポットは注ぎやすい?」
「初心者でも使いやすいドリップポットがほしい」
そんなあなたに、私が長年愛用しているカリタ細口ポットの魅力を詳しくご紹介します。
ドリップポットを購入予定の方や購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
カリタ細口ポットとは?
カリタ細口ポット(カリタSSケトル700)は、日本の老舗コーヒー機器統合メーカーであるカリタが販売するドリップポットです。
機能性やデザイン性が高く評価されているロングセラー商品で、ドリップポットの定番ともいえるでしょう。
オールステンレス製のためサビにくく、ドリップに適した湯温をキープしやすいなどの特徴があります。
ハンドル部分は二重で握りやすく、また本体そのものが軽量であるため、女性でも楽にドリップすることができますよ。
カリタ細口ポットのスペック
カリタ細口ポットのスペックは以下の通りです。
商品名 | Kalita(カリタ)ステンレス細口ポット0.7L(SSケトル700) |
満水容量 | 700ml |
サイズ | 全長:約20cm(ハンドル・ノズル含む) 高さ:約17.5cm(フタ含む) 底径:約9.5cm 開口部:約8cm |
注ぎ口タイプ | 細口 |
材質 | ステンレス18-8製 |
重量 | 470g |
対応熱源 | 直火 |
生産国 | 日本 |
カリタ細口ポットのいいところ
私が実際にカリタ細口ポットを使って「ここがいい!」と感じているのは次の3つです。
- 軽くて安定したドリップができる
- ステンレス製でお手入れしやすい
- コンパクトで扱いやすい
ここでは、カリタ細口ポットのいいところをご紹介していきます。
軽くて安定したドリップができる
カリタ細口ポットは軽くて持ちやすいデザインになっています。
軽くて持ちやすい
実際に測ってみました。
公式サイトでの重量は470gでしたが、実際は342gとさらに軽量でした。
手首や腕に負担がかかりにくく、安定したドリップが可能です。
ハンドル部分は二重になっており、手にフィットして握りやすいです。
手が多少濡れていても滑りません。
注ぎやすいノズル
カリタ細口ポットのノズル部分は細口タイプで、根元からすっと上方向に伸びた形状です。
ノズルの根本と先端近くにカーブがあるため、湯量の調節がしやすくなっています。
ノズル先端部は細くてとがった形状になっています。
このため水切れバツグンで、お湯を止めるときは気持ちよくピタッと止めることができますよ。
カリタ細口ポットのノズルは根元から先端まで同じ太さになっているので、お湯をゆっくりと一定量で注ぐことができます。
本体の傾けかた次第で、お湯を細く注ぐことも可能です。
お湯を1滴ずつ垂らす点滴ドリップもできないことはありません。
ただ、コントロールするにはコツがいると感じました。
お湯を太く出してドリップするときも、一定量をキープできます。
コーヒー豆やドリッパーの種類などにより異なりますが、抽出時間を短くすると酸味を感じやすくなりますよ。
このように湯量を少なくしてゆっくりドリップすることも可能です。
コクや苦みを強調させたいときは時間をかけて抽出します。
傾けてもフタが落ちない
ドリップのときに大きく本体を傾けるとフタが若干浮きます。
しかし、カリタ細口ポットは本体の開口部とフタのかみ合わせ精度が高いため、ドリップ中にフタが外れる心配はありません。
かといってフタを外しにくいこともなく、お手入れのときはフタのつまみを持ってぐっと引き上げることで簡単に外せます。
フタをするときは少し強めに押すとかっちりハマりますよ。
適量は1杯~4杯分
カリタ細口ポットの満水容量は700mlで、容量的にコーヒー4杯程度までドリップすることができます。
コンパクトなサイズですが、1杯~4杯分まで調節できる使い勝手が良いドリップポットです。
ただ、満水にしてしまうとやはり重くなります。
私は一度に1杯~2杯分を淹れているのでちょうどいいサイズ感なのですが、満水にして使うと細かい注水コントロールがしにくいかもしれません。
コンパクトで扱いやすい
カリタ細口ポットの長さ(本体+ノズル+ハンドル)は約20cmとコンパクトです。
ノズル部分が上方向に伸びているため、テーブルに置いても場所を取らず、また洗った後の置き場所や収納場所にも困りません。
ステンレス製でお手入れしやすい
カリタ細口ポットは本体もフタもステンレス製で、お手入れがしやすいドリップポットです。
割れたりサビたりしない
ステンレス製なのでちょっとぶつけたくらいではキズもつきませんし、もちろん割れる心配もありません。
ホーローやガラス製のドリップポットは、洗うときに「ぶつけないようにしないと!」と神経を使いますが、カリタ細口ポットなら気楽にささっと洗えます。
またステンレスはサビに強いため、洗った後に水気を拭きとらなくてもサビにくいです。
私はいつも洗ったあとは自然乾燥させていますが、どこにもサビは出ておりません。
中まで洗いやすい
カリタ細口ポットの本体開口部は約8cmあるので、スポンジで中まで洗いやすいです。
お手入れしにくい食器や家電は、使う頻度が低くなりませんか?
カリタ細口ポットなら毎日使い続けたくなりますよ。
ドリップ中にハンドルが熱くならない
カリタ細口ポットは、ドリップ中にハンドル部分が熱くなりません。
ステンレス製品の特徴のひとつは熱伝導率が低いことです。
熱湯を入れてもハンドル部分が熱くならないため、布巾などを使わずにそのまま持つことができます。
私は長年カリタ細口ポットを愛用していますが、一度もハンドル部分が熱くなったことはありません。
また、ハンドルを持った状態で手と本体との間に余裕があるため、ドリップ中に火傷する恐れはないといえるでしょう。
ただし、熱湯を入れた後はフタが熱くなります。
すぐにフタを外したい場合は布巾などを使いましょう。
カリタ細口ポットはここに注意
カリタ細口ポットは、場合によっては注意が必要なことがあります。
私は長年使い続けてきて不満に感じた点はないのですが、ドリップポットでお湯を沸かすという方は次の点に注意しましょう。
- 直火にかけるとハンドル部分が熱くなる
- IH対応ではない
それぞれ説明していきます。
直火にかけるとハンドル部分が熱くなる
カリタ細口ポットは直火対応のドリップポットですが、オールステンレス製のため直火にかけるとすべてが高温になります。
お湯を入れてドリップしていてハンドルが熱いと感じたことはありません。
しかし直火にかけると本体はもちろん、フタもハンドルも熱くなると思われます。
直火にかけた場合は布巾などを使ってハンドルをつかみ、ポットを置くときは鍋敷きを使うとよいでしょう。
なお、直火OKのステンレス製品でも、火の強さや水量などにより底の部分が変色してしまうことがあります。
私の場合、ケトルでお湯を沸かしてからカリタ細口ポットに移して使用しているため、直火にかけたことはありません。
水垢は目立ちますが底はキレイなままです。
変色やコゲ、劣化を防いで新品時の美しさを保ちたい方は、お湯を沸かすときは別のケトルを使うことをおすすめします。
熱湯を移し入れるとドリップに適した温度になるので一石二鳥ですよ。
ただし、気温の低い時期はドリップポットも冷たくなってしまいます。
ドリップポットに少量の熱湯を入れて温めておくか、コーヒーポット用の温度計を使うなどで工夫してみてください。
IH対応ではない
カリタ細口ポットは直火のみ対応可能で、IHには対応していません。
IH対応のケトルなどでお湯を沸かし、ドリップポットに移して使いましょう。
カリタ細口ポットはこんな人におすすめ
カリタ細口ポットは次のような方におすすめです。
- ハンドドリップ初心者である
- シンプルで飽きの来ないデザインのドリップポットがほしい
- 湯量を少なくしてゆっくりとドリップしたい
- 長く愛用できるドリップポットを探している
「自宅でハンドドリップに挑戦したいけど、どれを選んだらいいかわからない…」
そんなあなたは、カリタ細口ポットでドリップしてみませんか。
カリタ細口ポットはドリップ初心者にもおすすめ!
カリタ細口ポットは、一定の湯量でゆっくりとドリップするのに最適です。
シンプルでコンパクトなデザイン、そして扱いやすく丈夫で長持ちすることも大きな魅力といえるでしょう。
お気に入りのドリップポットを使って淹れるコーヒーの味は格別です。
カリタ細口ポットで美味しいコーヒーをお楽しみください。