焚き火用耐熱グローブ4種の耐熱性能を比較実験!おすすめの耐熱グローブはこれだ!

今回はキャンプでの焚き火や熱いものを触る際に着用する”耐熱グローブ”4種類の耐熱性比較実験を行いました。
簡単な実験ですが、耐熱グローブごとに特徴的な結果が得られたので、これから耐熱用グローブの購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

耐熱性能実験を行う耐熱性グローブ4種

(※左から順に、ペトロマックス、オレゴニアキャンパー、グリップスワニー 、キンコグローブ)

それでは、今回耐熱性実験を行い、性能を比較する4種類の耐熱性グローブをそれぞれご紹介いたします。

Kinco Gloves (キンコグローブ)

Kinco Glovesはオレゴン州ポートランドに拠点を持つ作業用グローブメーカーです。

1975年に創業され、あらゆるシーンに合った機能性とフィット感に優れた使い心地が特徴的です。

今回はそのキンコグローブラインナップであるカウハイドドライバーグローブを実験に使用しました。

※キンコグローブは耐熱グローブではなく、作業用のグローブなのですが、他の耐熱用グローブと比較するため今回の検証に採用いたしました。

オレゴニアンキャンパー

オレゴニアキャンパーはアウトドアスポーツのメッカであるアメリカ西海岸を代表するアウトドアブランドです。

古き良きアメリカのアウトドアスタイルを貫き、ブームに左右されないデザインと機能性が特徴的なメーカーです。

今回はその中でも、GLOVE BEAVER OCG901を実験に使用しました。

グリップスワニー

1948年、アメリカのゴールドラッシュ採掘者のためにグローブを作り始めたのがグリップスワニーです。

スワニー・イエローと呼ばれる独特な黄色が特徴的で、日本人の手に馴染むような改良が加えられています。

その頑丈さや、裁縫の完成度から長年愛されているブランドです。

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ペトロマックス

ペトロマックスは1910年にドイツで創業した灯油ランタンのブランドです。

その知見から、高い耐火性を持ったグローブを販売しています。

今回は耐火性に優れたアラミド繊維で作られたグローブを実験に使用しました。

耐熱性実験の方法

実験の方法は上の写真のように、手袋を嵌めた状態でストーブに指を乗せ、熱いと感じるまでの秒数を耐熱性の指標としました。(あくまでも目安の値として参考にしてください)

この耐熱性実験は先ほど紹介した4種類の耐熱性グローブで実験を行いました。

耐熱性実験の測定結果

耐熱性実験の結果は以下の通りとなりました。

ブランド熱いと感じるまでの秒数
キンコグローブ4秒
オレゴニアンキャンパー6秒
グリップスワニー7秒
ペトロマックス11秒

以上の結果から、”ペトロマックス“が4種の中では最も熱さを感じづらく、”キンコグローブ“が最も熱さを感じやすいという結果となりました。

ペトロマックスは耐火性のアラミド繊維で作られており、実際に使用すると耐火・耐熱性を重要視して作り込まれているという印象を受けました。

その点、キンコグローブは耐熱性グローブというよりは、作業用グローブとしてメーカーが販売しているので、耐火・耐熱性よりも、履き心地や使い勝手の良さを重要視している印象を受けました。

3つの基準でさらに比較!

耐熱性では”ペドロマックス”の圧勝でしたが、グローブを選ぶ基準は耐火性意外にもあります。

そこで次はグローブ選びの重要な指標となる”縫製のレベル“や”履き心地“、”価格“を、筆者を含めた計3人で10点満点で評価いたしました。

縫製のレベル

縫製のレベルは、グローブを長く使用する上で非常に重要な指標となってきます。

縫製のレベルが低いと、使用時にかかる負荷や擦れによって、ほつれが発生しやすくなってきます。

一つのグローブを長く大切に使いたいという方には特に重要な指標となってきます。

筆者が実際に使用して、採点した結果が下記の通りとなります。

ブランド縫製レベル(10点満点)
キンコグローブ8点
オレゴニアンキャンパー4点
グリップスワニー8点
ペトロマックス10点

縫製のレベルにおいても10点満点で”ペトロマックス“が1位という結果に無しました。また、”オレゴニアキャンパー”が4点で最も低い点数となりました。

こちらがペトロマックスの縫製の写真です。

手首から、指先まで縫製がしっかりとしていて、高品質の製品であることがわかります。

次に最も点数が低かったオレゴニアキャンパーの写真です。

手首の端の部分の縫製がやや甘いように見えます。

また、指先もペトロマックスと比較すると品質に差があることがわかります。

フィット感

次に、グローブをはめた際のフィット感について比較を行いました。

筆者が採点した結果が以下の通りとなります。

ブランドフィット感(10点満点)
キンコグローブ9点
オレゴニアンキャンパー4点
グリップスワニー7点
ペトロマックス5点

フィット感においては”キンコグローブ“が9点と最も点数が高く、”オレゴニキャンパー“が4点と最も低い点数となりました。

キンコは作業用グローブということもあり、グローブをはめた際のフィット感が抜群で、細かな作業にも向いている印象を強く受けました。

オレゴニアは縫製でも点数が低かったように、作りがやや雑なため、フィット感においても最も低い点数となりました。

手のひらや、手首周りがゆるいため、細かな作業はしづらい印象を受けました。

耐熱性、縫製で評価の高かったペトロマックスはグローブが長く、はめるのに手間がかかるためフィット感という点では低い評価となりました。

ただ、グローブが長いと、フィット感は下がるものの、火傷をしにくくなるというメリットもあります。

グリップスワニーについては指先も動かしやすく、品質とフィット感のバランスが取れている印象を受けました。

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価格

ブランド価格
キンコグローブ1980円
オレゴニアンキャンパー2500円
グリップスワニー4400円
ペトロマックス5390円(amazon prime 3927円)

価格においては”キンコグローブ“が1980円と最も安く、通常料金だと”ペトロマックス“が5390円と最も硬貨であることがわかりました。

今までの結果と価格から、キンコグローブやオレゴニアキャンパーはお手頃で、そこそこの品質を求める人向けであることがわかります。

また、グリップスワニーやペトロマックスは品質や機能性を重要視する方向けの製品であることがわかります。

4種の焚き火用耐熱グローブはこんな人におすすめ・おすすめできない

以上の結果から、4種類の焚き火用耐熱グローブがどのような人におすすめ・おすすめできないかをそれぞれまとめました。

キンコグローブ

こんな人におすすめ:なるべくコンパクトなギアを求める人、料理や作業をオールラウンドで行うソロキャンパー

こんな人におすすめできない:ダッチオーブン料理を良くする人

オレゴニアキャンパー

こんな人におすすめ:とりあえず安く耐熱グローブを欲しい人

こんな人におすすめできない:品質重視で長くギアを使いたい

グリップスワニー

こんな人におすすめ: ダッチオーブン料理などする人、なるべくフィット感、着脱しやすさを求める人、焚き火とダッチオーブン料理のどちらもオールラウンドで使いたい人

こんな人におすすめできない:なし

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ペトロマックス

こんな人におすすめ:がっつりダッチオーブン料理したい人 高品質を求める人

こんな人におすすめできない:軽装を求める人 ダッチオーブン料理をしない人

 

あなたにぴったりの焚き火用耐熱グローブを選びましょう!

以上、今回は4種類の焚き火用耐熱性グローブを徹底比較いたしました。

実験も含めて比較してみると、それぞれのグローブ毎に特徴があることがわかりました。

この結果をもとに、自身にぴったりのグローブ選びにお役立てください。

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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