冬の車中泊で凍死や一酸化炭素中毒は大丈夫?車中泊に必須のアイテム5選!

今回は冬の車中泊に潜む危険性とその対処法、あわせて冬の車中泊に必須のアイテムをご紹介いたします。

冬に車中泊をしたいけど凍死しないか心配…

どのような対策をすれば良いかわからない…

そんな不安を抱えている方はぜひ参考にしてください。

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目次

冬の車中泊に潜む危険は!?

冬の車中泊に潜む危険は大きく”一酸化炭素中毒“と”凍死“の2つが挙げられます。

凍死の事故は報告例は多くありませんが、一酸化炭素中毒は死亡例も多く報告されているため特に注意しなければなりません。

車内を暖めるためにアイドリングをしていたら、排気管が雪で塞がれ、車内に一酸化炭素が充満して死亡するという事故が多く起きています。

どちらも死に直結する危険性を持っていますが、安全に車中泊をするためのポイントさえしっかり抑えていれば、そこまで恐れる必要はありません

実際に筆者もよく冬に車中泊をしますが、危険な目にあったことは一度もありません。

安全に車中泊をするためのポイントは次に解説いたします。

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安全に冬の車中泊をするために注意すべきポイント

“一酸化炭素中毒”や”凍死”を防ぐために注意すべきポイントは大きく4つあります。

それでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

①エンジンのかけっぱなし(アイドリング)は絶対にしない

“一酸化炭素中毒”を防ぐために、一番重要なことはエンジンをかけっぱなしにしないことです。

エンジンをかけっぱなしにすると、雪で排気管が覆われると車内に一酸化炭素が充満して一酸化炭素中毒を引き起こします

まれに、車のエアコンを動かすために、エンジンをかけっぱなしにしている人を見かけますが、非常に危険な行為です。

起きている間は大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、一酸化炭素は知らず知らずのうちに意識を失うことがあるため、非常に危険です。

車を停止させているときは基本的にはエンジンは停め、防寒具を着用することで防寒対策を行いましょう。

このポイントさえしっかりと抑えていれば、冬の車中泊で死亡する確率はぐんと減ります。

②石油ストーブや練炭などを車内で使用しない

“一酸化炭素中毒”を防ぐためには、石油ストーブや練炭などの燃焼系の暖房機器は使用しないでください。

燃焼系の暖房機器は車内の酸素濃度が下がると不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を発生させます。

車内という密閉された狭い空間では、あっというまに中毒を起こす危険性があるため、燃焼系の暖房機器の使用は絶対にやめましょう。

仮にどうしても使用したい場合は一酸化炭素チェッカーとの併用が必須です。

おすすめの一酸化炭素チェッカーについては以下の記事をご覧ください↓↓↓

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③外からの冷気の侵入を防ぐ

“凍死”を防ぐためには外からの冷気の侵入を防ぐことが重要となります。

外からの冷気の侵入が最も大きいのが”窓ガラス”からの冷気です。

特に、寝ている際に窓ガラスから入ってきた冷気が顔に当たると、目や鼻先が冷えて熟睡することができません。

窓ガラスからの冷気の侵入を防ぐためには断熱材を窓に貼るという対処法が挙げられます。

家の断熱材にも使用されるスタイロフォームを窓の大きさに切ってはめる方法や、粘着性の断熱シートを窓に貼る方法があります。

どちらもホームセンターで購入できて、簡単に行うことができるのでぜひ挑戦してみてください。

④下からの冷気を遮断する

冷気は窓だけでなく、下回り周辺からも侵入してきます。

下回りからの冷気を遮断することは凍死を防ぐだけでなく、快適な睡眠にもつながります。

下回りの断熱に最もおすすめなのがキャンプマットです。

寝袋や布団の下に1枚キャンプマットを追加するだけで、大きな効果を実感することができます。

窓からの冷気の侵入と共に、下回りも対処することで基本的に”凍死”は防ぐことができます。

冬の車中泊の防寒方法

次に、冬の車中泊における防寒方法を大きく2つに分けてご紹介いたします。

①FFヒーターの使用

安全性と快適性が最も高いのがFFヒーターを使用することです。

FFヒーターとはガソリンを燃料とした燃焼効率の良いヒーターで、一酸化炭素中毒の危険性が低く、暖房能力も高いという特徴を持っています。

また、サブバッテリーが搭載されている車であれば、エンジンを停めたままでも使用できるため非常に便利です。

一晩中使用していても、ガソリンを1L程度しか消費しない燃費の良さも大きな魅力です。

唯一悩ましいのが、設置にかかる費用が大きい点です。

平均的に本体価格が十数万円程度で、それに加えて取り付け費用がかかるため、合計で二十万円前後の費用がかかります。

金銭面で余裕のある方はFFヒーターの設置が最もおすすめです。

②寝袋(布団)での防寒

次におすすめなのが寝袋(布団)での防寒です。

この方法のメリットとしてはFFヒーターと比較すると費用が安く、手間もかからないという点です。

気軽に冬の車中泊に挑戦したい方はこの方法が最もおすすめです。

③布団を使用する

車内が広ければ家庭用の布団も十分に防寒対策として使用できます。

車内のスペースを大きくとり、収納が大変というデメリットはありますが、寝心地や暖かさは非常に優れています。

冬の車中泊に必須のおすすめアイテム5選!

次に、冬の車中泊を快適に過ごすために必須のアイテム5選をご紹介いたします。

寝袋

凍死を防ぎ、快適な睡眠を得るために寝袋は必須のアイテムです。

寝袋は耐寒性の高い冬用のものを使用しましょう。

どの寝袋を購入するかについては、地域差があるため一概には言えませんが、お住まいの地域の冬の温度に合わせた寝袋を購入しましょう。

個人的には家庭用の布団でも十分暖かく寝ることができるためおすすめです。

筆者は冬の北海道で車中泊をしていますが、敷布団、掛け布団と毛布で過ごしたこともあります。

寝袋と比較して寝返りが打ちやすいため、家の感覚と近い快適な睡眠を得ることができます。

車に布団を積むスペースがあるのであれば、寝袋よりも布団をおすすめいたします。

1万円以下でコスパが良い冬用の寝袋は以下の記事をご覧ください↓↓↓

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フェイスマスク

防寒対策をする上で、あると便利なのがフェイスマスクです。

寝袋や布団を使用していれば体の寒さはあまり気になりません。

寝ている時に一番気になるのが、実は頭や顔の冷えなのです。

そこでフェイスマスクを使用することで頭や顔までしっかりと防寒することができます。

フェイスマスクはなるべく呼吸しやすいものを選ぶことがポイントです。

呼吸しやすいものを選べば、寝苦しくなく、朝まで快適に寝ることができます。

電気毛布

電気毛布もあると心強いアイテムです。

現在の電気毛布は消費電力を抑えたものが多く発売されており、ポータブル電源を使用すると一晩中使用可能です。

布団や寝袋だけでは不安という方は、用意しておくと安心なアイテムです。

断熱マット・断熱シート

先程ご紹介したように断熱マットも必須のアイテムの一つです。

下回りの冷気の侵入を防ぐため、寝袋や布団と合わせて用意しておきましょう。

おすすめの銀マットはホームセンターなどで安価で購入することができるため、非常にコスパの良いアイテムです。

また、窓の断熱も断熱シートでしっかりと行いましょう。

カイロ

カイロも安価で簡単に防寒対策をすることのできる便利なアイテムです。

カイロの貼る場所としておすすめなのが”足の裏”です。

足の裏は毛細血管が多く、脂肪も少ないため、効率よく血液を暖めることができます。

足裏に貼っていつものように寝るだけで、汗をかくほど体がポカポカになります。

使い捨てカイロ意外にも、何度も使用できる充電式のカイロやハクキンカイロがあるのでそちらもおすすめです。

しっかり対策をすれば、冬の車中泊も楽しめる!

以上、今回は冬の車中泊に潜む危険性とその対処法、合わせて必須のアイテム5選をご紹介いたしました。

冬の車中泊と聞けば非常に大変というイメージをもたれる方も多いと思いますが、実は夏よりも対策が簡単です。

その理由としては、夏は車内を冷やすのことが大変難しいからです。

車内を冷やすためには窓を開けるだけでなく、扇風機やクーラーといった冷房が必要となってきますが、電力確保が大きな問題となります。

その点、冬は防寒具を適切に使用するだけで対策をすることができるので、簡単に対策ができるのです。

冬の車中泊はハードルが高いと思っていた方も、ぜひこの機会に挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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