冬キャンプの寒さ対策!寝る時に必要なグッズ10選

コロナ禍になってからのキャンプブームで、冬キャンプを楽しむ人が増えてきました。
その一方で、冬の寒さを甘く見て軽装備でキャンプに臨む人もいます。

真冬のキャンプ場は気温が氷点下になることも珍しくなく、特に寝るときはしっかりと寒さ対策をしないと、命に関わる可能性もあるため要注意です。

この記事では、1月〜3月をキャンプのメインシーズンにしている筆者が、冬キャンプの寒さ対策について徹底解説します。

合わせて、就寝時の寒さ対策グッズ10選もご紹介しますので、冬キャンプに挑戦したいキャンパーさんは参考にしてください。

また、冬キャンプにおすすめの服装や、テント内のレイアウトをまとめた記事もありますので、ぜひこちらも参考にしてみてください♪

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目次

寒すぎる冬キャンプは防寒対策を完ぺきに!

冬キャンプは気温や天候が過酷なことも多く、防寒対策を徹底する必要があります。
車の運転と同じように、「大丈夫だろう」ではなく「予報より気温が低いかもしれない」「予報は晴れだけど雪が降るかもしれない」と考えて準備しましょう。

ここでは、寝る前や寝るときのテント内を暖めるアイテムと注意点をご紹介します。

冬キャンプのテント内寒さ対策

テント内の寒さ対策として、もっとも有名で効果的なアイテムがストーブです。
火力が強く、テント内を早く長く暖めてくれる頼もしい存在として大活躍します。

ただし、少し扱いが難しい面もありますので、ここではストーブに加えて初心者でも手軽に暖かさを手に入れられる寒さ対策の方法を紹介します。

薪ストーブ

ストーブの中に薪をくべて暖まる薪ストーブは、キャンパーがあこがれる冬キャンプのアイテムです。
くべる薪の本数や空気が流れる量を調整することで、火力を調整することができます。

外気温が氷点下でも太めの薪を2、3本くべるだけで、ツールームテントやシェルターなどの大型テントでも、簡単にテント内の気温を20℃以上に保つことができる火力が魅力です。

ストーブ類の中では1番の火力を誇りますが、テントから煙突を出すための工夫や一酸化炭素をテント内に充満させない点火・燃焼技術が必要になるので、ある程度キャンプ経験のある人向けの暖房器具です。

石油ストーブ

薪ストーブより扱いやすく、燃費も良いことから初心者キャンパーでもチャレンジしやすいのが石油ストーブです。
暖かいだけでなく天板に鍋を置いて調理もできますし、水を入れたケトルを置けば湯気でテント内の乾燥対策にもなるなど、暖房器具以外として機能も期待できます。

注意したいのは、薪ストーブと同様の一酸化炭素中毒です。無色・無臭の一酸化炭素により気づかないうちに中毒症状が出てしまうため、十分な換気を行いましょう。

電気ストーブ

薪ストーブや石油ストーブより、さらに手軽に暖を取るなら電気ストーブがおすすめです。ただし、テント内をまんべんなく暖めるほどのパワーはありませんので、人の近くに置いて直接暖まる使い方が一般的でしょう。

ただし、当然ながら電気ストーブは電源がないと利用できません。さらに、電気ストーブは消費電力が大きいため、1200Wの大容量ポータブル電源であっても、ストーブの設定が「弱」で2〜3時間、「強」設定にすれば1時間ほどしか使うことができません。

そのため、電気ストーブを使用したい場合には、キャンプ場の電源サイトを利用すると良いでしょう。
キャンプ場によって電力量が異なりますが、10Aや15AのAC電源がついたサイトが一般的です。
冬キャンプで暖房を電気でまかないたい場合には、電気ストーブ以外にも次にご紹介する電気カーペットなど電気製品を組み合わせて使うことが多いでしょうから、可能であれば15Aの電源サイトを利用することをおすすめします。

電気カーペット

冬の寒さは、気温よりも地面からの底冷え対策が重要になります。
そんな地熱の冷たさをシャットアウトして体を暖めてくれる電気カーペットは、冬キャンプの強い味方です。
テント内で寝るときに使う事はもちろん、お座敷スタイルのキャンプでも大活躍します。

筆者は、氷点下10℃以下になる標高の高いキャンプ場で冬キャンプをすることが多いため、テント内をお座敷スタイルにして電気カーペットを使用しています。
就寝中も電気カーペットの電源をつけておけば、シュラフは+5℃のものでも快適に眠ることができるほど暖かく、冬キャンプ初心者さんにもおすすめの暖房アイテムです。

ただし、注意点もあります。
朝まで6時間〜8時間ほど電気カーペットの上で寝ていると、低温やけどを起こす可能性があるため、高すぎる温度に設定しておくのは避け、弱設定や5段階設定であれば1〜2に抑えておくようにしましょう。

その他

冬キャンプは底冷えとの戦いになるため、ホットカーペットを使用したお座敷スタイルがおすすめです。
さらに「こたつ」スタイルにすると、より一層暖かく過ごすことができますよ。

低めのテーブルに大きめのブランケットや毛布などをかぶせ、天板を置くだけでこたつの完成です。
ホットカーペットの熱がこたつの中にこもるので、改めて熱源を入れる必要はありません。

冬用のテントは外気がテント内に入らないように、天幕と床がジッパーで繋がっているものが多いですが、ドームテントやツールームなどは「すきま風」が入らないように工夫するだけでも室温や体感温度が変わります。
テントを選ぶ際にスカート付きにする、手持ちのテントに自作スカートを付けるなども有効ですよ。

寝るときのストーブ使用は危険がいっぱい

暖房器具は便利で頼もしい冬キャンプギアですが、一方で事故につながってしまうケースもあります。
特に、就寝中に暖房器具を使っているケースで、危険な事故を引き起こしています。
寝るときに燃焼型のストーブを点けたままにしておくと、一酸化炭素中毒や火災の兆候に気づくのが遅れてしまうのが原因です。

ストーブを消せば一気にテント内が冷える冬は、ついストーブを点けたまま就寝したくなりますが、それが一番危険なのです。
薪ストーブや石油ストーブ、ガスストーブは必ず消火してから寝るようにしましょう。

「電気ストーブは一酸化炭素が発生しないから安全」という認識も今一度、見直さなければなりません。
キャンプでの一酸化炭素中毒は、締めきったテント内でストーブが不完全燃焼することにより引き起こされることが多く、仮に一酸化炭素チェッカーを設置していたとしても、就寝時は音や身体の不調に気づきにくく、最悪の状態につながってしまう可能性が高まってしまうのです。

また、ストーブの設置場所によってはテントの布地などに炎が引火して、火災を引き起こしてしまう危険もあります。
キャンプの事例ではありませんが、東京消防庁の平成28年の統計によるとストーブが原因の火災112件のうち85件が電気ストーブによる火災です。

テント内で火事になる可能性として、下記のようなものがあります。

  • 天井に吊るし干しをしていた洗濯物が電気ストーブの上に落ちる
  • 寝返りを打った時にシュラフが電気ストーブに当たる
  • 何かがぶつかり電気ストーブが転倒した際、転倒オフスイッチが装備されていても消火されず、テントの布地やシュラフなどに当たる

薪や石油などの燃焼系ストーブも電気ストーブも、それぞれ就寝中の使用は危険が伴います。
必ず、炎が完全に消火していることを確認してから就寝するようにしましょう。

冬キャンプの底冷え対策

ストーブ類で上半身は暖まっても、地面からやってくる冷気による底冷えは厳しいものです。地面からの冷気を遮断するために、筆者が冬キャンプで使用しているアイテムを紹介します。

  • 銀マット(厚めのもの)
  • インフレータブルマット(厚めのもの、筆者は8cm厚を使用)
  • じゅうたんやラグ

厚手の銀マットを敷くだけで、地面からの冷気はかなり遮断されます。
さらにインフレータブルマットを使用することで、底冷え防止と寝心地改善にも効果的です。

筆者は氷点下10℃以下の極寒地でキャンプをするため、銀マットとインフレータブルマットの上にホットカーペットとカバーを重ねています。
荷物は多くなりますが、寒さが苦手な方におすすめです。

冬キャンプで寝るときの寒さ対策アイデア

ストーブ類を消火すると、テント内の温度は一気に下がります。火の気がない中で快適に朝まで就寝するためには、相応の寒さ対策が必要です。

ここでは、就寝中の寒さ対策についてご紹介します。

冬キャンプで寝るときに顔が寒かったらどうする?

体はシュラフに包まれていて暖かくても、外気にさらされている顔が寒くて寝られない!というケースはよくあることです。

筆者も群馬県北軽井沢での冬キャンプで夜中に氷点下15℃近くまで冷え込んだ際には、顔が寒いという感覚を通り越して、針で刺されるような痛みを体験しました。

寝袋の中に潜り込んで事なきを得ましたが、顔の寒さを軽減するために「バラクラバ」を使うのもおすすめです。バラクラバは「目出し帽」のことで、モンベルなどの登山・アウトドアメーカーでも販売しています。

モンベル トレッキングアクセサリー スーパーメリノウール バラクラバ

出典:Amazon

こうした準備がないときは、マスクをして寝るだけでもずいぶん寒さは軽減されますよ。

冬キャンプで寝るときの服装ベストアンサーは?

「シュラフに入ったものの寒くて眠れない!」という事態を避けるために、何枚も重ね着をして寝た方がいいのでは、と考えるかもしれません。

しかし、重ね着をすればするほど暖かいというわけではなく、シュラフの素材によって快適な服装は異なります。

ダウンシュラフは化学繊維に比べて保温性の高いダウン(羽毛)を使用しているため、体温を外へ逃がさず、シュラフの中で保温してくれる魔法瓶のような性能を持っています。
この性能を活かし、薄着でシュラフに入るのが正解です。

何枚も重ね着をしたり、ダウンジャケットを着たまま寝たりすると、ダウンジャケットの中で暖められた体温がシュラフまで届かず、シュラフの保温効果が薄れてしまいます。
ダウンジャケットを着ている上半身は暖かくても、下半身が寒く寝付けないということもあるので、ダウンシュラフの場合はインナーだけで寝るのがおすすめです。
ただし、シュラフから出た途端に体が冷えてしまうため、すぐ近くに服と上着を用意しておきましょう。

対して化学繊維のシュラフはダウンほど保温効果がなく、シュラフの快適温度が-10℃以上の製品では、インナーだけでは少し心もとない印象です。
その場合は重ね着をすることになりますが、やみくもに着込むのはナンセンス。ユニクロのヒートテックのように保温性のある高機能インナーと、フリースやダウンジャケットと組み合わせることで、快適に寝られることも多いでしょう。
シュラフの快適温度と外気温を確認して、寝るときの服装を決めましょう。

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子供連れの冬キャンプの寒さ対策はどうする?

子供連れのキャンプでは、寒さ対策にさらなる工夫が必要になります。

極寒でのキャンプに慣れていない子供の場合、夜中の寒さに耐えられないこともあります。
筆者が目の当たりにした事例ですが、夜中に近くのサイトから子供の激しい泣き声が聞こえてきました。
しきりに「寒い!」「いやだ!」「帰りたい!」と泣きながら訴えており、両親がなだめていましたが泣き止みません。
最終的に管理人さんに電話をして、空いているバンガローで一夜を明かしていました。
このように、多少の寒さであれば大人は耐えられても、子供は耐えられないこともあるので、寒さ対策は万全にしましょう。

ただし、薪ストーブや石油ストーブの使用は、十分に注意しなければいけません。
テント内でふざけたりふらついたりして、ストーブにぶつかれば大やけどをしてしまいます。
危険から子供を守るためには、燃焼系ストーブではなく電気ストーブを使うほうが安全ですが、テント内を効率よく暖めることができないというデメリットもあります。

テント内をまんべんなく暖めるために燃焼系ストーブを使う場合には、ストーブの周りにガード(柵)をするなどして、子供がストーブに触れない工夫をしましょう。

また、子供が寒いのではないかと、シュラフの中にカイロや湯たんぽを入れることを検討する場面もあるかもしれませんが、低温やけどの危険性があります。
子供の防寒は、重ね着やインナーシュラフなどで対応するようにしてください。

子供が小さいなら、2人用の封筒型シュラフで親と一緒に寝るのもおすすめです。
過剰な防寒をしなくても、お互いの体温で温まります。また、夜中に熱さで子供がシュラフから出てしまった、子供に異変が起きたという場合にもすぐ気付けるため安心です。

冬キャンプでどうしても寒くて寝れないときはどうする?

寒さ対策をしたものの、思った以上に寒く寝付けないこともあります。
その場合、足元から冷えていることも多いため、足先から膝までを重点的に温めるのが効果的です。

ダウンジャケットを脱いで寝ていたなら、足先から包みます。手先足先を温めると体温が上昇するので、しばらくすると少しずつ体が温まってくるのを実感できるはず。
ダウンジャケットをすでに着ている場合は、フリースやトレーナーなどで代用してください。

体が冷えないように、寝る間際にジンジャーティーやミルクティー、ホットミルクなどを飲んで体を温めるのもおすすめです。
ただし、飲みすぎると夜中にトイレに行きたくなってしまうので、ほどほどに。

冬キャンプで寝る時の寒さ対策グッズ10選

ここまで冬キャンプの寒さ対策について解説してきましたが、ここでは寒さ対策グッズを紹介していきます。

1.シュラフ

冬キャンプで使用するシュラフは「快適温度」が-5℃、できれば-10℃以下のものを選びましょう。「下限温度」は最低でも-10℃以下が鉄則です。

形状は、外気がシュラフ内に入りにくいマミー型がベターです。予算が許すなら、化繊よりもダウン素材を選ぶ方が保温性に優れ、薄着でも暖かく就寝できます。
寒さを感じる場合は、インナーシュラフやシュラフカバーを合わせて使用することで、体感温度が上がります。

おすすめのシュラフは「NANGA(ナンガ) レベル8 -23 オーロラライト
日本でもっとも有名な寝袋メーカーによる、国産最高峰のシュラフです。
防水・透湿性を持った独自素材「オーロラライト」をしているため、保温しつつ湿気は外に逃がすつくりになっており、暖かく、じめっとしない快適な環境で眠りにつけます。

  • ダウン量:1,000g
  • 内部構造:ディファレンシャルボックスキルト
  • 快適使用温度:-13℃
  • 下限温度:-23℃
  • 表地素材:15D オーロラライト
  • 裏地素材:10D リサイクルナイロンシレ撥水加工

出典:Amazon

2.マット

地面からの冷気が体に伝わるのを防ぐためのマットの中でも、冷気を完全に遮断するために使いたいのがインフレータブルマットです。
厚さも様々ありますが、寒さ対策なら厚さ8cm以上がおすすめ。
雪上キャンプでも地面からの寒さを感じずに就寝できます。

インフレ―タブルマットのおすすめは「WAQ リラクシングキャンプマット 10cm」です。
ボックス型の10cmの極厚マットで、マットレスに寝ているかのような快適な寝心地が味わえます。

  • サイズ:シングル(200cm×70cm)
  • 重量:2.5kg
  • カラー:タン、オリーブ


出典:Amazon

3.グランドシート/インナーマット

 

テントの下に敷くグランドシートとテントの中に敷くインナーマット、冬キャンプでは両方敷くことで地面の冷気を遮断できます。
グランドシートは薄手のものだと断熱効果が期待できないので、なるべく厚めのものを選んでください。

インナーマットは、いわゆる「銀マット」と呼ばれるアルミ蒸着タイプがおすすめです。アルミが地面からの冷気を反射するので、寒さや冷たさを感じにくくなります。

銀マットはコンパクトに収納できるタイプも多いですが、その分サイズが小さいので複数枚準備する必要があるので、車に積む際に嵩張ってしまうのが難点です。

「HWSHOW 銀マット キャンプ用 200×250cm」は1枚でテントの床全てを覆うことができる大きさと取り扱いやすい軽さが便利なマットです。

  • サイズ:200×250cm
  • 重量:約330g
  • 素材:アルミ蒸着発泡ポリエチレン

出典:Amazon

4.コット

シートやマット類があると、どうしても荷物は多くなります。少しでも荷物を減らしたい人はコットを使うのも手です。
床や地面と体が触れないので、底冷え対策になります。

「DOD(ディーオーディー) ワイドキャンピングベッド」は一般的なコットの幅が60〜65cm前後であることに対して77cmと10cm以上広いため、男性でもゆったりと寝られるのが特徴です。

  • サイズ:(約)L1900×W770×H190mm
  • 重量(付属品含む):(約)4.6kg
  • 静止耐荷重:100kg
  • 材質:フレーム/スチール、ベッド本体/ポリエステル(PVC コーティング)

 

出典:Amazon

5.テント

冬のキャンプ場は北風が強く吹くことも多く、時には突風も吹き荒れます。
できれば冬の天候に対応できるテントを持っておきたいですね。

すきま風が入らず暖かく過ごせて、突風でテントの下から煽られることも防げる、スカート付きテントをおすすめします。

「GEERTOP テント 2人用」はコンパクトサイズながらスカート付きで、寒さ対策だけでなく防風もできる一石二鳥のテントです。

  • サイズ:‎210×140×115cm
  • 重量:3kg
  • 外幕素材:ポリウレタン
  • フロア素材:210Dオックスフォード
  • 外幕耐水圧:PU3,000mm
  • フロア耐水圧:PU5,000mm

出典:Amazon

6.湯たんぽ

湯たんぽは、電源がないサイトで暖かく寝るための強い味方です。
一般的なサイズからコンパクトなものまで幅広いラインナップで販売されています。

小さなサイズの方が持ち運びに便利ですが、温かさの持続時間が短くなってしまうデメリットも。寒い冬のキャンプでは、一般的な大きめサイズがおすすめです。

就寝30分ほど前からシュラフの中に入れておくと、程よい暖かさで眠りにつくことができます。
専用のカバー、バスタオルやブランケットで包むことで、温度が下がるスピードを緩やかにすることが期待できるので参考にしてみてください。

「尾上製作所(ONOE) 湯たんぽ」は昔ながらのトタン製ですが、「朝までしっかり暖かい」というレビューが多い良品です。

  • サイズ:(約)290×220×80mm
  • 重量:(約)630g
  • 正味容量:(約)2.4L
  • カバー:小(290×350mm)が適応

出典:Amazon

7.使い捨てカイロ

手っ取り早く体を温められる使い捨てカイロは、手間なくすぐに使える便利なアイテムです。

足の先から冷えてくるので、つま先と足首を温めるのがおすすめです。
首を前に倒すと、首の後ろの付け根に少し出っ張った場所があります。ここに全身を温めるツボがあり、カイロを貼ると効率よく体を温められますよ。

貼るタイプも貼らないタイプも低温やけどを防ぐため、肌に直接触れないよう衣類の上から体を温めてください。
特に屋外用のカイロは高温になるため注意が必要です。

「ホッカイロ高温 貼らない レギュラー 10個入」は最高温度76℃の屋外専用カイロで、温かさが長時間持続するのも特徴。
雪が降るほどの寒さでも、高温でしっかり手先を温めます。

  • サイズ:‎6×25×16cm
  • 重量:570g
  • 最高温度:76℃
  • 持続時間:12時間

出典:Amazon

8.充電式カイロ

充電式カイロは繰り返し使えるエコなアイテムとして、アウトドアで使用する人が増えています。
オイル式カイロや豆炭アンカに比べると暖かさは劣りますが、安全面からも充電式カイロはおすすめです。

温度設定ができて持続時間が長い大容量タイプなら、寝る時にシュラフや服のポケットに入れることで、寒さ対策アイテムとして十分戦力になります。

「POLENTAT 充電式カイロ」は1℃単位で細かく温度設定ができ、持続時間が長いのが特徴。低めの温度設定にすることで、寝る時に使用しても朝まで温かさが持続します。

  • サイズ:10×5×2cm
  • 重量:190g
  • 容量:10,000mAh
  • 温度調節:45-60℃の間で1℃単位の設定が可能
  • 持続時間:6-12時間

出典:Amazon

9.ポータブル電源

電源のないサイトで電気製品を使いたい場合に活躍してくれるポータブル電源は、大容量を選ぶのが正解です。

特に冬キャンプで使用する場合は寒さ対策がメインになることが多いですが、暖房器具の消費電力は大きいため、1000Wh以上のポータブル電源を選びましょう。

ホットカーペットを使う場合、ソロやデュオで1〜2畳であれば弱設定で一晩何とか持ちそうですが、ファミリーで3畳になると弱設定でも4時間前後しか持ちません。

ポータブル電源と相性の良い、おすすめ暖房器具は電気毛布です。ホットカーペットの10分の1程度の消費電力で、枚数にもよりますが6~8時間使用可能です。

「Jackery ポータブル電源 1000」は1002Whの大容量で、電源がないサイトでも電気製品を使用するのに大活躍。電気毛布なら朝まで暖かく過ごせます。

  • 電池:リチウムイオン電池(付属)
  • サイズ:33.2×23.3×24.3cm
  • 重量:10.6kg
  • 容量:278400mAh/1002Wh
  • 充電方法:ACアダプター、シガーソケット、ジェネレーター、ソーラーパネル

出典:Amazon

10.高機能インナーウェア

冬キャンプでは、保温力のある高機能インナーウェアを着ることで重ね着の枚数を減らすことができるため、着ぶくれや肩こりなども起こりにくくなります。

就寝中もできるだけ薄着の方が、起床時の体の痛みや疲れを軽減できるのでおすすめです。
ダウンシュラフの場合、重ね着をするよりもインナーのみ着用して寝た方が、体温をシュラフの中に閉じ込めるダウンの保温力で暖かく眠れます。

「エクシオ 起毛 上下 セット ラウンドネック&前閉じタイツ」は暖かい起毛が嬉しい高機能インナーです。
厚手なので1枚着用するだけで暖かく、アウトドアで重宝します。

  • サイズ:M、L、XL、XXL
  • カラー:ブラック、ネイビー
  • 素材:100% ポリエステル

出典:Amazon

まとめ~冬キャンプで寝る時は寒さ対策を万全に!

冬でも快適にキャンプを楽しむための寒さ対策とアイテムをご紹介しました。

キンと張った冷たい空気の中でのキャンプは、暖かい時期のキャンプとは違う楽しみや発見があります。
寒さ対策を怠ったばかりにキャンプを楽しめず、寒かった思い出しか残らなかったということがないように準備しましょう。

冬キャンプは楽しいですが、過酷でもあります。
起きている間の寒さは我慢できても、寝ている間の寒さは我慢できないものです。
しかし、装備をしっかり整えることで快適に過ごすことができますので、寒さ対策を万全にして冬キャンプを楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

愛犬と年間40泊、まったりとキャンプを楽しむWEBライター。
 
キャンプ歴10年、メインシーズンは冬。
ギアはメーカーにはこだわらず、良いと思ったものを長く使うスタイルです。
毎年各メーカーから発行される新作カタログを隅々まで読み尽くすのが至福の時間。

おすすめキャンプ情報を詳しく丁寧にわかりやすく紹介します!

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