モーラナイフの【ヘビー デューティー】【ガーバーグ】【コンパニオン】の特徴と性能について

キャンプや登山など、アウトドアを楽しもう!という時に、大活躍するモーラナイフ。
モーラナイフは、使用感やコストパフォーマンスが抜群に優れていることから、初心者からベテランまで幅広く愛されているアイテムです。しかし、数あるラインナップの中からお気に入りの1本を探すのはなかなか難しいですよね。

そこで今回は、モーラナイフの中でも人気な「コンパニオン」「コンパニオンヘビーデューティ」「ガーバーグ」の3つについて、筆者の愛用するナイフのレビューとともに詳しく紹介します。
モーラナイフでできることや選び方のポイントについても徹底的に解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

モーラナイフで何ができる?

バトニング

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

モーラナイフを使ってできることの1つとして、ナイフを使った薪割り「バトニング」があります。薪割りをするには、薪の硬さに負けない厚めの刃と確かなグリップ力のナイフが必要です。モーラナイフは刃厚でしっかりと握れるラバーグリップ、折れにくい仕様のものなどが豊富に揃っているので、バトニングに最高の1本が見つかりますよ。

火起こし

最近では、自然のものを使い、生活の知恵やサバイバル術を学ぶブッシュクラフトが大人気ですよね。切れ味に定評のあるモーラナイフを使えば、焚き付けに必要な細い木がなくても、木の先端を薄く削いで羽のような形にした「フェザースティック」が簡単に作れますよ。

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

モーラナイフにはマグネシウムで作られた棒である「ファイヤースターター」が付いているものもあります。ナイフの峰で削った火花でフェザースティックに火を点ければ、ライターがなくても火起こしを楽しめますね。

調理

調理用の刃物は、何といっても切れ味が重要です。
バトニングで使うようなナイフは、正直に言うと調理にはあまり向いていません。切れ味は良いものの、刃が厚すぎるからです。

しかし、せっかくのアウトドアなら、調理でもかっこいいナイフを使いたいものですよね。
モーラナイフには小ぶりで刃厚が薄めな調理に適したデザインや、調理用に特化したアイテムもあるので、ブッシュクラフト用と分けて2本持つのをおすすめします。

モーラナイフの種類と選び方のポイント

刃の素材(カーボンorステンレス)で選ぶ

カーボンスチール製とステンレススチール製のナイフの違いは、切れ味と錆びやすさです。
カーボンスチールは鉄と炭素の合金でできています。切れ味が抜群な一方で赤錆びが出やすいので、使い終わったらよく水分をよく拭いて油を塗っておくと、錆びを防止できますよ。

ステンレススチールは切れ味が少々劣りますが、使用後に細かなメンテナンスが必要ありませんので、初めてナイフを持つ方は、扱いやすさで選ぶならステンレススチール製が安心ですね。

スペックで選ぶ

付属品の機能をチェック

アウトドアでは、さまざまなシーンでさっとナイフを取り出せたら便利ですよね。
モーラナイフの中にはファイヤースターター付きのもの、ベルトなどに固定できるループがシース(鞘)についているもの、首からぶら下げられるストラップがついたものもあります。
ナイフの使い道・持ち運び方を考えて付属品の機能をチェックしてみるのも良いですね。

強度で選ぶならフルタング仕様

存分にバトニングを楽しみたい方には、フルタング(鞘の部分まで1本の刃が貫通している)仕様のナイフを選ぶと良いでしょう。
少々高価になりますが、頑丈な薪でも刃こぼれしにくい構造なので、長く愛用したい初心者の方から、ブッシュクラフトを存分に楽しみたい人まで幅広いニーズに応えてくれるナイフです。

モーラナイフおすすめ3選

コンパニオン(ステンレススチール)

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

コンパニオンはモーラナイフの中でも愛用者が特に多く、刃こぼれしにくい丈夫さと手頃な価格が魅力のナイフです。手になじむラバーハンドルや84gという軽さも使い勝手の良さのポイントとなっています。ステンレススチール製なのでお手入れも簡単でコスパも良いので、初めてモーラナイフを購入する方はもちろん、アウトドアシーンで長く万能に使えるナイフを探している方にもぴったりの1本ですよ。

刃素材ハンドル素材刃長全長刃厚ナイフ重量
ステンレススチールラバー約104mm約219mm約2.5mm約84g

コンパニオンヘビーデューティー(カーボンスチール)

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

コンパニオンシリーズのヘビーデューティーは切れ味の良いのカーボンスチール製で、硬い薪にも負けない3.2mmの刃厚が特徴です。コンパニオンと比べると全長もやや長く重量もあるので、安定した使用感があります。
これほどのスペックでありながら2,000円台というコスパは驚きですよね。

筆者は購入してからヘビーデューティーを丸2年愛用していますが、何百本という薪割りにも耐え、未だに刃こぼれ1つなく現役で活躍しています。気になるお手入れに関しても、水分をよく拭き取れば錆びも問題なく使えていますよ。
コンパニオン同様、シースにクリップが付いているので、ズボンやベルトに付けて持ち運びができるのも嬉しいところ。頼りがいのある1本を探している人にぜひおすすめしたいナイフです。

刃素材ハンドル素材刃長全長刃厚ナイフ重量
カーボンスチールラバー約104mm約224mm約3.2mm約101g
モーラナイフ(Morakniv)
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ガーバーグ

ガーバーグ スタンダード

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

ガーバーグは何といってもフルタング仕様の強靭なボディと特殊製法で作られた刃、そして高級感のある見た目が魅力のナイフです。
モーラナイフで唯一のフルタングで作られたガーバーグは、最高の強度を誇る一方で、バトニングだけでなく繊細なフェザースティック作りにも、ファイヤースターターとしても活躍する万能なナイフといって良いでしょう。
ハンドル部分もポリアミド製で、ラバー製のものより耐久度が高いのも嬉しいポイントですね。

刃素材ハンドル素材刃長全長刃厚ナイフ重量
ステンレススチールポリアミド約109mm約229mm約3.2mm約170g
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ガーバーグ ブラックカーボン スタンダード

 

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

切れ味も追求したいという方には、ブラックカーボンをコーティングしたカーボンスチール製のガーバーグもおすすめです。抜群の切れ味だけでなく、刃にブラックコーティングを施すことで錆びにくさも実現したナイフで、刃からハンドル、シースに至るまでオールブラックカラーなのが最高にスタイリッシュで魅力的です。

ガーバーグは価格は決して安くはないものの、ブッシュクラフトを最高に楽しむための相棒となること間違いなしの1本になりますよ。

刃素材ハンドル素材刃長全長刃厚ナイフ重量
カーボンスチールポリアミド約109mm約229mm約3.2mm約170g
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【番外編】デザイン性・機能性抜群のモーラナイフもある

木製ハンドルとフォルムが美しい「クラシック」

出典元:MORAKNIV(https://morakniv.jp/)

アウトドアナイフというと、どうしても無骨なイメージがつきものですよね。モーラナイフのクラシックは、そんなイメージを一新するようなデザインが魅力のナイフです。ハンドルに樺素材を使用し、繊細で軽量なボディに鋭い切れ味を持つナイフです。ケースの模様はスウェーデンのダーラナ地方の盾の模様があしらわれ、レザー製のベルトループがエレガントな高級感を醸しています。

筆者は料理用のアウトドアナイフとしてクラシックを愛用していますが、切れ味が最高に良いだけでなく、刃厚が2.0mmと薄く刃長も短いためコントロールがしやすく、細かな作業にも申し分ない使い心地です。
このデザインと性能で3,000円台とは、驚きのコスパを誇っていますね。
何といっても、アウトドアシーンを華やかにするクラシックで切って食べるステーキは、最高の一言に尽きますよ。

刃素材ハンドル素材刃長全長刃厚ナイフ重量
カーボンスチール約77mm約204mm約2.0mm約38g
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モーラナイフで最高のアウトドアライフを!

ーこの記事のまとめー

  • モーラナイフは2,000円台から使えるナイフが揃う
  • ステンレス製は難しい手入れ不要・カーボン製はさびが出やすいが切れ味抜群
  • コンパニオンは最もコスパが良く使い勝手が良い
  • ヘビーデューティーは切れ味とコスパが抜群
  • ガーバーグは無骨なかっこよさに加えてフルタング仕様で最高の強度

アウトドアの充実のさせ方は人によってさまざま。
品質とコスパが最強のモーラナイフが、あなたのアウトドアライフを盛り上げてくれますよ。自分の求める楽しみ方に合わせて、ぜひお気に入りの1本を見つけてくださいね。

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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