「コスパのいいアイテムでキャンプを楽しみたい!」と思っている方におすすめなのが100均のアウトドア商品です。
シェラカップやカトラリーなど自宅でも使えるものから、ミニ焚き火台や鉄板などさまざまな製品が揃っています。
今回はその中でもテントやタープを設営する際に必要な「ペグハンマー」に着目してご紹介していきたいと思います。
専門店で普通に買えば2000円以上はするペグハンマーの代用として100均(ダイソー)のハンマーは使えるのか?!実際に検証してみたので、これからキャンプを始めようと思っている方やサブのペグハンマーを探している方はぜひチェックしてみてください!
ペグハンマーはキャンプにいる?いらない?
ペグハンマーはその名の通りペグを打ち込むためのハンマーです。
大きめの石や薪などを使用してペグ打ちをする人もいますが、ペグハンマーを使えば設営による疲労や怪我のリスクが少なくなるので、初心者にはぜひとも持っていて欲しいアイテムです。
【100均】ダイソーのハンマーは代用できる?!実際に検証してみた
100均のハンマーはペグハンマーとして代用できるのか、ダイソーで見つけた4種類を使用して感じたレビューをご紹介していきます。
ダイソーの黒ゴムハンマー【100円】
こちらはダイソーで購入できる「黒ゴムハンマー」です。
ハンマーのヘッド部分は一般的なゴムハンマーと類似し、通常のペグハンマーに比べると持ち手が若干短く、重量は299gととても軽いのが特徴です。
黒ゴムハンマーを使って実際にペグを打ち込んでみましたが、打ちつけたときの力が分散してしまうため、強度の高い鍛造ペグや鋳造ペグはなかなか地面に刺さらず、スチールペグはなんとか地面に打ちこむことができました。
しかしゴム製ハンマーで金属製ペグを打ちつけるとゴムの部分がすぐに傷ついてしまい、撤収時にペグを抜くための釘抜きのようなものもないので、黒ゴムハンマーを使用する際はプラペグや地面がかなり柔らかい場所がおすすめです。
ダイソーのパイプハンマー(プラ&ゴムハンマー)【100円】
プラ&ゴムハンマーは、その名の通りハンマーヘッドの片方がプラスチック製でもう一方がゴム製でできています。
全長は24.5cmでヘッドの幅は約6cm。
重さは約113gとかなり軽量で持ちやすくなっています。
実際にペグ打ちをしてみると、かなりの力が必要で、なかなか地面にさすことができませんでした。
もしキャンプシーンで実際に使うのであれば、プラペグを使用したり、砂浜などの柔らかい地面の使用がおすすめです。
ダイソーのミニパイプハンマー【100円】
スチール製のミニパイプハンマーは全長19.6cmと通常のハンマーより短く軽量で、釘抜きもできるようになっています。
実際にペグ打ちを行ってみましたが、打撃面への力が入りづらく、残念ながら今回ご紹介するハンマーの中でも最も打ち込みがしにくくなっていました。
ペグ抜きも細めのペグでしか使用できそうにないため、ペグハンマーの代用としては不向きな印象でした。
ダイソーのミニハンマー(8オンス)【300円】
ダイソーの300円で購入できるミニハンマー(8オンス)は一般的なペグハンマーと並べるととてもコンパクトなサイズ感。
重さは362gと、見た目の割にはずっしりとした重さが印象的です。
ヘッドの部分は鉄製の打撃面と二又の釘抜きがついていますが、釘抜き部分の幅は狭いので鍛造ペグや鋳造ペグなどの太いペグを抜くのは無理そうです。
持ち手のグリップ部分には握った時に手がフィットしやすいようなつくりとなっており、した側には紐を通せる穴があります。
実際にダイソーのミニハンマーを使ってみると、スチールヘッドの重さとグリップの握りやすさがペグ打ちに丁度よく、今回ご紹介したハンマーの中で最もペグ打ちがしやすかったです。
ペグ抜きについては、釘抜き部分にひっかかる細さのペグであれば活用できそうですが、抜く際にペグ本体が傷つく恐れがあるので注意が必要でした。
100均のハンマーはこんな人におすすめ!
ダイソーのハンマーでペグ打ちを行った結果、ペグハンマーの代用として使用するなら「ミニハンマー(8オンス)」がダントツでおすすめでした。
値段は100円ではなく300円ではありますが、それでも重心がしっかりしているのでキャンプ場にある石や薪で行うよりは確実に使いやすくなっており、コスパを抑えたい方にはおすすめです。
また、小さな子供連れでキャンプを楽しむ場合は、子供がペグ打ちを真似したがることが多いので、最初のうちは軽量で安全性の高いゴム製のハンマーがおすすめ。
万が一ハンマーが破損したり紛失したとしても「100円ならいいか…」と諦めがつきやすく、年齢が上がって本格的なペグ打ちをやりたくなればミニハンマーに昇格するのも良さそうです。
まとめ
今回はダイソーのハンマーがペグハンマーの代用となるかどうかを検証してみました。
基本的にダイソーのハンマーはちょっとしたDIYで使用する釘打ちや釘抜きで使用することを想定しているので、ペグ打ちに適しているわけではありませんでした。
しかし、用途によってはダイソーのハンマーも十分キャンプで活用できそうなので、自身にあったコスパの良いペグハンマーを見つけて楽しいキャンプを満喫してくださいね!