今回は焚き火に適した、難燃性で穴が空きにくいモデルのタープを紹介いたします。
「キャンプで焚き火をしたいけどタープに穴が空いてしまうのが心配…」
「火の粉が舞っても穴が空きにくい材質のタープが欲しい!」
そんな方は是非今回の記事を参考にしてください。
焚き火に普通のタープは使えるの?
タープの下で普通に焚火をやればいいのでは?と思う方もいると思います。
たしかに焚き火とタープとの距離が十分であれば焚き火ができそうです。
しかし、火は直接当たらなくても、火の粉はかなり上まで舞っているのです。
普通のタープは素材がポリエステルやナイロン製のものが多く、軽くて速乾性があります。
しかし、火には弱いので舞い上がった火の粉で大事にしているタープに穴が開くこともしばしば。
穴が開くだけならまだしも、燃え広がってしまう可能性もあります。
そのため、一般的なタープの下では焚き火をやるのはやめておきましょう。
そんな一般的なタープに対して、タープの下で焚き火をするなら難燃性の素材で作られたタープなら雨の日でも焚き火を楽しむことができます。
キャンプに行って焚き火を楽しみたい方は難燃性のタープを使うことによって、天候に左右されずに焚き火を楽しめます。
難燃性のタープにはどのような素材があるのか、形状や重さによってどんな差が出てくるのか確認していきましょう。
焚き火に適したタープの選び方とは?

ここでは焚き火に適したタープを『素材』『大きさ・形状』『重量』の3つの項目に分けて解説していきます。
自分がどういうキャンプスタイルなのかを確認しましょう。
ソロなのか、ファミリーキャンプなのか1人で設営かといったスタイルが明確なほど選ぶべきタープも絞れてきます。
素材

焚き火に適したタープの素材で代表的なものはコットン生地です。
コットン生地は難燃性の素材であるため多少の火の粉であれば気にせずタープの下で焚き火を楽しむことができます。
デメリットとしては、生地に厚みがあり、重いという点とコットン生地には吸水性があるため乾きにくいという点があげられます。
しかし、コットンならではの質感は使っていくたびに愛着を増していきますので、タープの下で焚き火を楽しみたい方には替えの効かないアイテムになります。
次にポリコットンという素材があります。
ポリコットンはT/Cとも表記され、ポリエステルとコットンが合わさった素材になります。通常のコットン生地に比べてポリコットンは軽いため、設営の時も扱いやすいです。
また、ポリエステルが混ざっているので速乾性があります。
コットン生地は乾きにくいデメリットがありましたが、ポリコットンなら乾きやすいというメリットがあります。
コットン及びポリコットンは難燃性のためタープの下で焚き火ができるのですが、気を付けてほしいことは燃えない生地ではないということです。
直接火にかければ燃えてしまいますので、タープの下で焚き火を行うときはくれぐれも注意して行うようにしましょう。
大きさ・形状

焚き火用のタープの形状は大きく分けて2つあります。
分類としてヘキサタープとレクタタープに分けることができます。
まず、ヘキサタープですが、名前の由来はヘキサゴン(六角形)でタープの形状が六角形の形をしていることが由来です。
ヘキサタープは両サイドを低めに設営することが一般的なため周りからの視線を遮りタープという開放的な空間を持ちながらプライベートなキャンプを楽しめる形状となっています。
その反面タープ内は狭いため、大人数でのキャンプには不向きなため、自分のキャンプスタイルに合わせて選択していきましょう。
次に紹介するのはレクタタープです。
レクタは正方形という意味なので、設営もしやすく初心者におすすめのタープです。
タープならではの開放的な空間を演出でき、大人数のキャンプでも対応できるのでファミリーキャンプ、グループキャンプにおすすめです。
また、慣れてくるとタープの張り方のバリエーションが増え、いろいろな設営方法も楽しめるので初心者の方がレクタタープを使い倒すときにはかなりのベテランになっているでしょう。
ヘキサタープ、レクタタープのほかにスクリーンタープという壁があるタイプのタープもあるのですが、壁があることで閉鎖的になると焚き火による一酸化炭素中毒の恐れも出てきます。
そのため、現状では焚き火に適したタープはヘキサタープかレクタタープのどちらかを選択することをおすすめします。
重量

最後に重量についてです。
焚き火用のタープは素材がコットン、またはポリコットンのタープをおすすめさせて頂きました。
通常のタープはポリエステルやナイロン素材のタープが多いため、両方を比べると感じるのは重量だと思います。
コットン生地は生地の厚みがある分、重量もあります。
さらに吸水性が高いため、雨に降られるとその重さはさらに重くなります。
重さがあると設営の速さにも差が出るため、理想であれば、通常のタープと焚き火用のタープを2つ所有しているとどんな状況でも焚き火を楽しめます。
また、オートキャンプのように設営場所の近くまで車で移動できる環境であればタープの重さに関してはそれ程気にならないと思います。
焚き火に適したタープ8選!

それでは焚き火に適したタープ8種類を紹介いたします。
それぞれの製品を比較して、ご自身にぴったりのタープを選び抜いてください!
1.Soomloom レクタタープ Adranus
・素材 ポリコットン
・サイズ 300×385 / 400×490
・重量 3.9kg / 5.5kg
コットン35%、ポリエステル65%のポリコットン生地で構成されているSoomloomレクタタープ。
耐水性、遮熱性はもちろん肝心の耐火性能も高い焚き火用タープです。
レクタタープでサイズも2種類あるので、様々なシチュエーションで使用することができます。


2.TIANBOLANG TC タープ
・素材 ポリコットン・
・サイズ 320×295
・重量 1.5kg
2~4人用に最適のヘキサタープです。
手頃なサイズで重量も1.5kgとコンパクトに持ち運びができます。
価格帯も1万円を切るので手頃に使ってみたいと考えている方におすすめの焚き火用タープです。


3.スノーピーク(snow peak)TAKIBIタープ オクタ TP-430
・素材 ポリコットン
・サイズ 510×450
・重量 8.9kg
有名アウトドアブランドsnow peakから出した焚き火用タープは難燃性のインナールーフを装着した焚き火用タープです。
幕を2重にすることで焚き火への耐性を高め、さらに変形八角形のタープは有効面積が広く大人数で楽しめます。タープで焚き火、大人数で焚き火の両方の希望を叶えたおすすめのタープです。


4.FIELDOOR レクタタープ
・素材 ポリコットン
・サイズ 435×500
・重量 5.3kg
大人数で使用可能なレクタタープが安価な値段で手に入るFIELDOORの焚き火用タープです。
435×500の広々としてタープは撥水、防カビのW加工が施され、日々の管理も安心です。
定番のレクタタープですが、ポールを買い足すことで張り方のバリエーションも増えるので、キャンプを楽しみたい方におすすめです。


5.TATONKA(タトンカ)タープ2
・素材 ポリコットン
・サイズ 285×300
・重量 1.35kg
ソロキャンプや少人数におすすめのタトンカの焚き火用タープです。
少人数ようなのでサイズはやや小さめですが、遮光性、防水性も良く、ポリコットンならではの耐火性も備えているのでソロキャンプで焚き火をしながらまったりとした時間を楽しむのにおすすめのタープです。
6.DOD(ディーオーディー)ヘキサタープ
・素材 ポリコットン
・サイズ 420×420
・重量 3kg
DOD(ディーオーディー)から出ている焚き火用ヘキサタープです。
DODの特徴的なかわいいロゴと自然にマッチするカラーが人気です。
設営に慣れれば1人でも張ることができるので少人数からファミリーキャンプまで幅広く使用することができるタープになっています。


7.テンマクデザイン 焚き火 タープ コットンヘキサM
・素材 コットン
・サイズ 460×435
・重量 4.46kg
焚き火用のタープといえばテンマクのタープというぐらい人気の高いタープです。
素材はコットン生地を使用しています。
防水性、遮光性が高いこと、そしてウレタンコーティングをしていないので経年劣化や加水分解がなく長い期間で使用することのできるタープです。


8.テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC 焚き火version
・素材 ポリコットン
・サイズ 390×380
・重量 1.9kg
焚き火用のタープで圧倒的な人気を誇るテンマクデザイン・ムササビウイングです。
焚き火のできるポリコットン素材で作られたムササビウイングの特徴は美しい曲線が特徴のデザインです。
張り方のバリエーションも多く、焚き火以外でも色々な楽しみかたができるので、買って損のない魅力的なタープです。


まとめ

焚き火用のタープは如何だったでしょうか。
焚き火用のタープといっても様々な種類があります。
私自身、一番重視することは自分のキャンプスタイルに合ったアイテムを選ぶことが重要と考えています。
アイテムに合わせてキャンプスタイルを変えていると自分の型が確立されてきません。
自分が一番楽しめるキャンプスタイルを確立することによって、そのスタイルにあったタープを選べば、ますます、キャンプにのめり込めるでしょう。
これからキャンプを始めたいと考えている方、もっと焚き火を楽しみたいと思っている方、今回の焚き火用のタープがキャンプを楽しむ選択肢の1つになれれば幸いです。