キャンプ場で焚き火をする上で欠かせない存在の焚き火台。
その用途は火を燃やして炎を鑑賞したり、調理器具にしたりとさまざまですが、特に寒くなる時期は暖をとるためには欠かせない必須アイテムとなっています。
そんな焚き火台は今や有名アウトドアブランドのみならず、ガレージブランドからも数多く販売されており、機能だけでなく見た目もこだわって造られた商品が多数存在します。
そこで今回は、焚き火台を選ぶポイントとともに、オシャレかつ個性的な見た目にもこだわったオススメの焚き火台やソロ向けの焚き火台を12選ご紹介していきたいと思います。
焚き火台を選ぶポイント
初心者キャンパーさんの中にはどんな焚き火台を選んだら良いか分からない方もいるかと思います。
そこでまずは、焚き火台を選ぶポイントをご紹介します。
用途で選ぶ

焚き火台の用途としては「鑑賞」「調理」「暖をとる」の主に3つとなります。
そのため、調理器具として使用するのであれば、購入する焚き火台のみで調理が出来るのかや、調理器具が乗せれるサイズで耐荷重は問題ないかなどを購入する前に確認しておく必要があります。
使用する人数に合わせたサイズを選ぶ

焚き火台のサイズを決めるときに次に大切になるポイントが「使用する人数」です。
人数が多いファミリーやグループで焚き火を囲む際、肝心の焚き火台が小さすぎては全員が焚き火を楽しめるとは言い難く、暖をとることもままならなくなり注意が必要です。
携行性で選ぶ

キャンプにおいて、持ち運びが可能かどうかも重要となります。
特にキャンプ場へ向かう交通手段が、車であればある程度の重さや大きさがあっても車載することが可能な場合もありますが、バイクや徒歩であれば軽量かつコンパクトにまとめられるが大切な要素です。
お洒落を追求するキャンパーは携帯性なんて気にしない!そんな考え方もアリなのかもしれません。
薪の入れやすさ

焚き火を楽しむためには薪の入れやすさも焚き火台を選ぶポイントの一つ。
一般的に販売されている薪の大きさは30〜40cm程度のため、キャンプ場で薪をカットするのが面倒だと思う方は30cm以上のものを選ぶのがオススメです。
また焚き火に慣れていない方は、複雑な構造だとヤケドをするリスクもあるので、薪を途中で追加する際の入れやすさなどもチェックしておきましょう。
またソロ用など、コンパクトなサイズの焚き火台の場合、小枝や松ぼっくり程度しか入らないものもあるので、使用したい燃料や薪などに合わせで大きさも選びましょう。
素材で選ぶ

基本的に素材はステンレス、スチール(鉄製)、チタン、アルミ製の4つに分けられます。
一般的には錆びにくく、使用後のお手入れも簡単なステンレス製が主流です。
もし軽量を重視している方はチタン製のものやアルミ製がオススメ。
特にチタン製の場合は強度も高く、温度の変化で綺麗な青や紫色から黒へと色が変わってゆく姿も魅力の1つです。
スチール(鉄製)は強度が高い反面、重くて錆びやすいというデメリットがあります。
しかし、お洒落上級者キャンパーともなれば、錆すらも味わいや変化と捉えて楽しむ方もいます。
ご自身がどのようなスタイルのキャンプサイトを目指すかによって選ぶことをおすすめいたします。
予算に見合っているか
焚き火台の価格もさまざまありますが、安いから使えないというわけではありませんし、高いから必ずしも使い勝手がいい、という訳でもありません。
特にキャンプでは焚き火台以外の用品も揃えなければならないため、予算内の中で自分に合った焚き火台を選んでいくことも大切です。
デザインで選ぶ

せっかく焚き火台を購入するのであれば、機能だけでなく見た目も好みのものを選ぶことが長く使用し続けるポイントにもなります。
現在はガレージブランドなどでも個性的でオシャレな焚き火台が数多く販売されているため、定番のアウトドアブランド以外の商品も要チェックしてみて下さい。
【2021最新】おしゃれな焚き火台10選!人気ガレージブランドの製品やソロキャンプにおすすめのモデルを紹介!
それでは最新のお洒落な焚き火台10選を紹介いたします!
見ているだけで美しい芸術的な焚き火台が揃っていますので、お洒落なキャンプを目指している方は是非参考にしてください!
TRIPATH PRODUCTS:グルグルファイヤー

他の焚き火台とは異なった斬新なデザインが人気を集めているトリパスプロダクツの「グルグルファイヤー」。
鹿のツノのようなデザインをモチーフにしたパーツは直接ケトルやダッジオーブンなど重さ10kgまで吊り下げることができる耐久・耐荷重性があり、そのまま調理が出来るのも魅力の一つです。

素材に使用している鉄製の無骨さと斬新なアートな見た目でありながら、分解すればコンパクトに収納することもでき、荷物を減らしたい方には重宝する商品です。
サイズ展開は全部で3つあり、特にソロキャンパーは220×220×340mmのコンパクトなXSサイズがオススメです。
TORIPATH PRODUCTSのグルグルファイヤーに関するレビュー記事は以下をご覧ください↓↓↓
【スペック XSサイズ】
展開サイズ | 220×220×340mm |
収納サイズ | 175×175×20mm |
重量 | 1.2kg |
素材 | 鉄 |
/moose/room works :灯籠
札幌のガレージブランド/moose/room worksが発売している灯籠は、北海道開拓のシンボルでもある「五綾星」と、スタッフが思い入れのある長崎で有名な「精霊流し」をモチーフにしたデザインが印象的です。

また付属の五徳は360度回転し、グリル兼ミニテーブルのような使い方もでき、秀逸な造りになっています。

灯篭シリーズのサイズ展開は3つ。
大きいサイズは一般的な薪がそのまま入る約45㎝で普通サイズが26cm。
最もコンパクトなサイズの灯籠はサイズが135×145×98mmとソロ使いに適しており、アルコールストーブや木炭、固形燃料など様々な使い方で楽しめます。
【スペック 灯籠〜large〜】
使用サイズ | 約45×42×10cm |
収納サイズ | 約43×42×4.5cm |
耐荷重 | 本体20㎏、五徳3kg |
重量 | 5.3kg |
素材 | 鉄(結合部分などで一部ステンレス使用) |
STNE FLAME Bonfire Grill:焚き火台

熊本県のガレージブランドSTNE FLAMEが生み出したBonfire Grill 焚き火台。
使用する際は簡単に準備することができ、本体サイズは約18.5×16.4×13.5cmで、重量も約1.4kgと軽量のため、女性でも楽に持ち運ぶことができます。

本体のデザインは熊本県花であるリンドウをモチーフにした柄や、熊本県の伝統的工芸品のテマリとタケカゴをイメージしたものの3種類。
どの柄も細やかなデザインのため、火を入れると幻想的なシルエットが映し出され、男女問わず好まれています。
手軽なサイズ感ながらも、付属のパーツによって持ち運びもより簡単になり、焚き火だけでなく料理も楽しめる製品となっています。

また、同ブランドには市販の薪がすっぽりと入る大型焚き火台STEN FLAME GLAMPも発売されており、家族で使用したい方にはこちらもオススメ。
天面と、本体底部で簡易オーブン機能が特徴で、デザインはBonfire Grillと同じく3種類展開されています。
【スペック Bonfire Grill 】
使用サイズ | 取手なし18.5×16.4× 21.4cm |
重量 | 約1.4kg |
素材 | ステンレス |
【スペック GLAMP】
使用サイズ | Φ35.6× H45cm |
重量 | 約5.8kg |
素材 | ステンレス |
サンゾクマウンテン:mouncol ORTEGA

無骨な黒皮鉄素材を使った円形でかっこいいデザインが人気のサンゾクマウンテンの焚き火台mouncol。
火を灯すだけで細かなオルテガ柄が煌めき、一気にキャンプサイトに華を添えてくれ、SNSでの人気も高い製品です。

約Φ45 × H26cmのサイズのため、3人以上で使う方に人気。
大きめではありますが、収納や持ち運びを考慮した厚手の生地で作られた収納袋が付属されているのも嬉しいポイントですよ。

ちなみにソロ〜2人用として使用できる小さなサイズも販売されています。
こちらには吊り下げられるようにチェーンがついているため、中にLEDライトを入れてランタンとして使用するのもおすすめですよ。
山賊マウンテンのギアをレビューした記事は以下をご覧ください↓↓↓
【スペック mouncol】
使用サイズ | 約Φ45 × H26cm |
重量 | 約7kg |
素材 | 黒皮鉄 |
【スペック mouncos】
使用サイズ | 約Φ20 × H31cm |
重量 | 約5kg |
素材 | 黒皮鉄 |
Robsnow:Dian

浮かび上がるモロッカン柄が印象的な愛知発のガレージブランドRob Snow(ロブスノウ)のDian焚き火台。
その柄のモチーフはキャンプサイトでよく見かけるネイティブ柄との相性は抜群で、素材には無骨な黒皮鉄を使用しています。
また、シリアルナンバーの刻印があるという使用者には嬉しいポイントも含まれています。

サンゾクマウンテンでは、ディアンの他にも男女問わず人気のある柄のラバトも販売されており、組み立て式になっているので、収納もコンパクトに持ち運びできそうです。
【スペック】
使用サイズ | 約W32×D32×H32cm |
重量 | 4.3kg |
素材 | 黒皮鉄 |
1/f SPACE:KAGARI

ブランド名である1/f SPACEは自然がもたらす癒しの「1/f」と、ゆとりや余暇の意味を込めた「SPACE」から生まれたガレージブランド。
そんなSPACEが販売する焚き火台が「KAGARI」です。
別売りパーツのMIYABIを装着することで、より一層篝火を連想させ、炎の美しさを引き立てせてくれます。
脚部は金具を使用していない構造で、まさに計算され尽くした美しい幾何学的な形状。

また、調理をする際は、別売りのオプションと一緒に使用することで、調理の幅が広がり、使いやすさも抜群です。
素材は無骨を演出する黒皮鉄と、手入れのしやすいステンレスの2種類から選べます。
【スペック】
本体サイズ | W48×D52×H42cm |
収納時サイズ | W64×D25×H2cm |
重量 | 4.7kg |
素材: | 黒皮鉄orステンレス |
ネイチャートーンズ:タワーオブボンファイヤー

NATURETONES初の焚き火台「タワー オブ ボンファイヤー」は、男前キャンプにはピッタリな黒塗装が魅力。
作りは3段構造となっており、収納もコンパクト。専用ロストルも付属しており、火をつけるとネイチャートーンズのロゴやストライプの柄ロゴが浮かび上がり、夜のサイトを彩ります。

また別売のオプションパーツ組み合わせることで焚き火台やテーブルを連結することができ、コロナ禍でも友人達と距離を取りながら焚き火を囲みたい方にもオススメです。
【スペック】
使用サイズ | 43x40x34cm |
収納時サイズ | 43x40x15.5cm |
重量 | 本体7.3kg |
素材 | 黒皮鉄 |
笑’s:コンパクト焚き火グリル B-6君

アニメゆるキャン△にも登場した笑’sのB-6君。
収納サイズは18.1×12.2×1.8cmと、名前の由来であるB6サイズのケースに収納でき、重量は500gとコンパクトかつ軽量できることが最大の魅力です。
また気になる耐荷重量は、なんと10kg。
コンパクトで持ち運びも簡単な上、機能的にも優れている焚き火台になるので、ソロで使うにはオススメな製品です。
【スペック】
組立サイズ | 約21.5×12.2×16.5cm |
収納サイズ | 約18.1×12.2×18cm |
重量 | 約500g |
静止耐荷重 | 10kg |
素材 | ステンレス |
snow peak:ピコグリル 398

今やキャンプ芸人とも言われているヒロシさん愛用で有名なスイス発の焚き火台「ピコグリル」(picogrill)。
非常に薄い火床を使用しており、組み立ても簡単でシンプルな見た目に拘りたい方にオススメな商品となっています。
重量は1番小さなサイズで約365gと軽量でありながら、耐久性も高く、長めの薪を横にくべれば燃焼効率も高くなっており機能も優れています。
サイズ展開は全部で3種類ありますが、1番大きなものでも重量は760gと軽量となっています。
【スペック ピコグリル 398】
使用サイズ | 約38×25×24.5cm |
収納サイズ | 約33.5×23.5×1cm |
重量 | 約365g |
素材 | ステンレス |
アイアンクラフト:きらめき

SNSでも人気を集めているアイアンクラフトの煌 (きらめき) 。
デザインは和柄を採用しており、素材はステンレス製品もありますが、耐熱塗装を施したブラックバージョンは特に男性に好まれています。
サイズは幅47cm×奥行23cm×高さ28cmとやや大きめではありますが、パーツを分解すれば収納性も高く持ち運びにも非常に簡単です。

調理の際は、火床の高さを3段階調節できるので、薪だけでなく炭火での調理も可能です。
また片方がスライド式のフタになっている構造のため、網を乗せたまま、途中で薪を追加する際にも大変便利な造りとなっていますよ。
【スペック】
使用サイズ | 約47×23×28cm |
重量 | 約7.3kg |
素材 | ステンレスor耐熱ブラック塗装 |
藤原組 freedom company:焚き火台〜はじまり〜

2021年の6月に販売されてからSNSでも話題を集めたガレージブランドの藤原組フリーダムカンパニー の焚き火台はじまり。
6枚の側面を組み合わせて展開した際の大きさは約56×50cmとやや大きめであるため、ファミリーや友人と使用するのに最適で、幻想的な柄も相まって、キャンプ上でも一際目を引くこと間違いありません。
またソロで使う場合は側面を4枚にして小さく組み立てることも可能。

別売りの天板を購入しカスタムすることで、五徳にもサイドテーブルにもなるオシャレな見た目を演出してくれ、キャンプサイトに華やかさを演出してくれること間違いありません。

また、同ブランドには雷神と風神を模ったデザインの焚き火台も販売されており、個性的な焚き火台を探している方にはオススメとなっています。
【スペック】
使用サイズ | 約W56×D50×H38cm |
重量 | 約8.2㎏ |
素材 | 黒皮鉄 |
NORDIC:FRONTISTAR 焚き火台 フラット

北欧のノルディック柄をデザインした女性に人気を集めているNORDIC FRONTISTAR 焚き火台。
可愛らしい柄は特に秋〜冬にかけてのキャンプサイトでの相性抜群です。
使用する際は女性でも簡単に組み立てることが出来るので、キャンプサイトをおしゃれに彩りたい方にはオススメな商品となっています。
【スペック】
使用サイズ | 39.2×45×33.1cm |
収納サイズ | 39.2×1.3×37cm |
素材 | ステンレス |
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は特に秋冬に大活躍する焚き火台の中でも、キャンプ場で一際目を引くオシャレな焚き火台をご紹介致しました。
焚き火台を選ぶポイントを押さえながら、自分のアウトドアスタイルや、テントサイトに合わせたお気に入りの焚き火台を手に入れて、ワンランク上の素敵なキャンプの夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?