PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスの購入レビュー!使い方や使用した感想を紹介

今回はPETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスを購入したので、その使い方や実際に使用した感想を紹介いたします。

合わせて、パーコレーターの仕組みも解説いたします。

ペトロマックスのパーコレーターの使い方や使用した感想を知りたい

ペトロマックスのパーコレーターで淹れたコーヒーは美味しいの?

そんな疑問をお持ちの方は是非参考にしてください。

目次

パーコレーターとは?仕組みや構造を解説

パーコレーターとは「水の蒸気圧を利用して、お湯を循環させることでコーヒーを抽出する器具」のことです。

出典:wikipedia

パーコレーターの抽出の仕組みの概念図は上記の画像の通りとなっています。

お湯が沸騰して蒸発することで、パーコレーターの内圧が高まり、支柱の中を通ってお湯が上部から吹き出します。

吹き出したお湯がコーヒー豆にかかることで抽出する仕組みとなっています。

パーコレーターのメリットとしてはフィルターが必要ない、一度に大量のコーヒーを作れる、再加熱しやすくいつでも熱いコーヒを飲むことができる等が挙げられます。

パーコレーターとして使用しない時は、ケトルとしても使用できるため、キャンプでは重宝されます。

デメリットとしては、沸騰したお湯で抽出することで、ドリップ方式に比べると味に雑味が出るといった欠点が挙げられます。

パーコレーター仕組み上、どうしても高温での抽出になってしまうため、香りが飛んだり、苦味や渋みが味に出やすくなってしまいます。

そのため、ドリップ方式と比べると味が劣ってしまうのは仕方のないことです。

コーヒーの質よりも、一度にたくさん作っていっぱい飲みたいという方におすすめの抽出器具です。

PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスのスペック

今回紹介するのが、上の画像のPETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスです。

材質は名前の通りステンレス素材で、錆びにくい性質を持っており、長く使用してもピカピカとした光沢を保つことができます。

サイズは20.5×21×15cm、最大の容量は2.1Lで、コーヒーであれば1.5L程度を一度に作ることができます。

PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスは比較的大型のパーコレーターに分類されるため、たくさんのコーヒーを飲みたい方にはおすすめです。

重量は930gと軽量なため、キャンプなどの持ち運ぶ機会の多いアウトドアシーンでの使用にも適しています。

パーコレーターは写真のように、ケトル、バスケット、フタの3つの部品に分けることができます。

右のカゴのような部品がバスケットで、ここにコーヒー豆をセッティングし、沸騰したお湯が入ったケトルの中に入れることでコーヒーを抽出します。

パーコレーターの蓋の持ち手部分は透明なガラスでできており、ここから吹き出すお湯の色を見ることで、コーヒーの抽出具合を確かめます。

PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスの使い方

それではPETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスの使い方を詳しく解説していきます。

STEP.1 粗挽きで豆を挽く

まず初めに粗挽きで豆を挽きます。

ここでのポイントは豆を細かく挽きすぎないという点です。

バスケットには無数の穴が空いており、これよりも小さく挽いてしまうと穴から豆が落ちてジャリジャリした口当たりのコーヒーに仕上がってしまいます。

それを防ぐために、粗挽きで穴よりも大きなサイズに挽くことが重要となってきます。

粗挽きで引くと、豆の表面積が少ないため、細かく引いた時よりもコーヒーが抽出されにくくなります。

そのため、コーヒー豆の量は通常のドリップよりも多めをおすすめいたします。

STEP.2 パーコレーターにお湯を入れて沸騰させる

バケットを中に入れる前に、先にお湯を沸騰させます。

先にバケットを入れてしまうと、コーヒーを長時間高温に晒すことになるため、味の劣化の原因となります。

必ずお湯が沸騰してからバケットをパーコレーターの中に入れましょう。

一般的にお湯の量は豆の重量に対して16:1がおすすめと言われています。

パーコレーターの豆は粗めの挽き具合となるため、これよりも豆の量を増やして入れると、深い味わいのコーヒーを入れることができます。

美味しいコーヒーを入れるためにはしっかりと重量を測った上で入れることをおすすめします。

お湯が沸騰したら、火を止めます。

STEP.3 バスケットをお湯の中に入れる

火を止めた後はバスケットをお湯の中に入れます。

しっかりとセッティングしたら、蓋を閉めて、再び火にかけます。

STEP.4 取手から色を確認しながら、コーヒーを抽出する

お湯が沸騰し、パーコレーター内の圧力が上がることで、バスケットの支柱の中をお湯が通って吹き出します。

吹き出したお湯の様子は透明な取手の部分からみることができます。

豆をセッティングして数分が経過すると…

吹き出すお湯の色が変化し、コーヒーの色になっていることがわかります。

ここから色合いを見ながら、お好みの抽出具合で火を止めます。

完成!!!!

以上のステップで完成です!

ゆっくりと自分で淹れたコーヒーを味わいましょう。

パーコレーターは一度にたくさんのコーヒーを淹れることができるので、たくさんのコーヒーを飲みたい方におすすめです!

コーヒーが冷めてしまったら、また火にかけて温め直してすぐに飲めるのがパーコレーターのメリットの一つでもあります。

パーコレーターがあればキャンプにおいていつでもコーヒーを楽しむことができるのです。

パーコレーターで淹れたコーヒーはまずい?まずくなる要因4点

パーコレーターで淹れたコーヒーはまずい」という意見を良く聞きますが、実際はどうなのでしょうか?

コーヒーの好みは個人差があるため一概には言えないのですが、パーコレーターの仕組み上、コーヒーの味が落ちる要因が多いのは事実です。

パーコレーターでコーヒーを淹れた際に、味が落ちる主な要因として下記の4つが挙げられます。

①豆の挽き具合に制約がある
②沸騰したお湯で抽出することで苦味や雑味がでる③フィルターが無いためコーヒーに微粉が混じる④直火による温め直し

これらの要因を理解した上で、なるべく対策を行うことがパーコレーターで美味しいコーヒーを淹れるポイントとなります。

①豆の挽き具合に制約がある

1つ目の要因として「豆の挽き具合に制約がある」という点が挙げられます。

パーコレーターに使用する豆は、バスケットの穴から落ちないように粗めに挽く必要があります。

粗めに挽くことで、薄いアメリカンのような味わいとなり、パーコレーターで淹れたコーヒーはまずいと感じてしまう人がいます。

②沸騰したお湯で抽出することで渋みや雑味が出る

2つ目の要因として「沸騰したお湯で抽出することで渋みや雑味が出る」という点が挙げられます。

コーヒーの渋みや雑味を抑えて抽出するお湯の温度は86〜90℃と言われています。

高温のお湯で抽出すると渋みや雑味成分が溶け出してしまいます。

パーコレーターは仕組み上、沸騰したお湯の蒸気圧を利用するため、90℃以上での抽出になり、渋み雑味が出やすいという欠点があります。

ドリップの場合はそれらの成分が抽出されないように温度や豆の粒度を調整できますが、パーコレーターはその調整の自由度が低いです。

美味しいコーヒーを淹れるためには、雑味の少ない中米のコーヒー豆や、ナチュラルという精製方法で作られた豆を選ぶことをおすすめします。

③フィルターが無いため、コーヒーに微粉が混じる

いくら粗めに挽いたとしても、少なからず豆の微粉が発生し、フィルターの無いパーコレーターではコーヒー中に混入してしまいます。

コーヒー中の微粉は雑味や舌触りの悪化の原因となります。

挽いたコーヒー豆を一度フルイにかけて微粉を取り除くと、より明るいフレーバーで、クリーンな味わいに仕上げることができます。

④直火による温め直し

冷めたコーヒーを直火によって温め直すのもパーコレーターのコーヒーがまずく感じる要因の一つです。

キャンプでは焚き火や炭火を使って、コーヒーを温めることが良くあります。

冷めたコーヒーの温度を急激にあげてしまうと、アロマ成分が飛び、香りの無いコーヒーとなってしまいます。

香りを少しでも残すためには、ゆっくりとした温度変化でコーヒーを温めることをおすすめします。

湯煎などの方法でコーヒーを温めると、香りの残ったコーヒーを楽しむことができます。

PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスを使用した感想

PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスを実際に使用した感想としては「一度に大量のコーヒを作れる点は魅力的だが、美味しく入れるのは難しい」と感じました。

PETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレス容量は2.1Lあり、一度に1L以上のコーヒーを作ることができます。

コーヒーを飲みながらゆっくりとキャンプを楽しみ、冷めたら再加熱してまた飲む。

そんな、常にコーヒーがそばにあるようなキャンプを楽しむことができます。

気になった点としては美味しく入れるのが難しいという点です。

先ほど紹介したようにパーコレーターでコーヒーを美味しく入れるのは難しいです。

中でもPETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスは容量が大きいため、なおさら難しいように感じました。

コーヒーを美味しく入れる比率を通りに、コーヒー豆50gに対し水800mlで抽出で行ったのですが、本体のサイズに対して水の量が少なすぎて抽出を行うことができませんでした。

構造上、抽出を行うには最低でも1L以上の水を入れる必要があるのですが、豆を入れる量は50g程度が限界なので、必然的に豆に対して水の量が多い状態となってしまいます。

これによってコクのない薄いコーヒーが出来上がりました。

また、濃いコーヒーを入れようと抽出時間を伸ばすと雑味や渋みの多いコーヒーとなってしまいました。

このように、パーコレーターの中でもPETROMAXはサイズが大きいため、美味しいコーヒーを入れるには技術が必要です。

味は二の次で、一度にたくさんのコーヒーをワイルドに楽しみたい!そんな方にはおすすめのパーコレーターです。

【まとめ】一度に大量のコーヒーが作れるのが魅力!ワイルドな味わいを楽しもう!

以上、今回はPETROMAX(ペトロマックス)パーコレーターステンレスの構造や使い方、使用した感想を紹介いたしました。

結論としては「一度に大量のコーヒを作れる点は魅力的だが、美味しく入れるのは難しい」ということがわかりました。

容量の大きさが魅力的ですが、それが故に水の量が限定され、美味しく淹れるのが難しいというデメリットがありました。

細かいことは気にせず、キャンプでコーヒーをワイルドに飲みたい!そんな方にはおすすめのパーコレーターです。

パーコレーターはアウトドアで簡単にコーヒーが飲めるだけでなく、雰囲気を演出してくれるという効果もあります。

普段のコーヒーとは一味違ったワイルドな味わいも魅力の一つなのかもしれませんね。

是非、今回の記事を参考に、自身にぴったりのパーコレーター選びにお役立てください。

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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