サウナハットにはどんな効果があるの?使い方やおすすめ商品も合わせてご紹介

近頃、世の中で流行(はや)っているものといえば、「サウナ」ではないでしょうか。

日々のストレス解消や、リラクゼーションのために街中のサウナに足しげく通う人も多いようです。
また、昨今ではサウナを常設しているキャンプ場や、テントサウナが楽しめるところもあるように、そのブームはキャンプにも派生しています。

サウナには外気浴がつきものですが、キャンプ場の自然の中で「整う」のは、なににも代えがたい贅沢です。
ところで、テレビやYouTubeなどでサウナ番組を見かけると、必ずといっていいほど演者が頭にかぶっている「帽子」にはお気づきでしょうか。

あれはズバリ「サウナハット」という、サウナに入るとき専用の帽子なのですが、実はファッション以外にもいろいろな効果があるんです。
そこでこの記事では、サウナハットの効果と使い方・選び方、そして、おすすめのサウナハット5選をご紹介いたします。

サウナ未体験の人も、この機会にサウナハットとサウナの魅力を知っていただき、ぜひとも話題の「ととのう」体験をしてみてください。

目次

サウナハットの効果

サウナハットは、サウナ室内の高温から頭や髪を守るために、室内でかぶる専用の帽子といっていいでしょう。
しかし、「高温から頭や髪を守る」とはいっても、もう少し具体的な効果があります。

のぼせを防止する

ほとんどのサウナは、頭のてっぺんから足の爪先まで全身が熱にさらされます。
そのため、お風呂のように熱くなってきたからといって半身浴などはできません。
かといって、サウナは10分前後というある程度の時間、数十度の熱波の中に入っていなければ意味がないのです。

人間の脳は半分以上が脂肪でできているため熱には弱く、熱波の中に入り続けていると、慣れている人でものぼせる可能性があります。

これではじっくりと汗をかくまでサウナを楽しむことはこてもできませんので、サウナハットで頭から耳のあたりまでをしっかりと覆って、のぼせにくくするのです。

高熱から頭部と耳を守る

脳が熱せられてのぼせる以外にも、頭皮自体も過度な熱には弱いものです。
頭皮に強い熱が加わり続けると、毛穴が乾燥してしまい、抜け毛やフケが発生する可能性がでてきます。
これを防止するためにもサウナハットは有効です。

また、単に頭部と耳を高熱から守るだけなら、タオルを巻けば良いようなものですが、多くのサウナハットは断熱性のある素材でつくられているため、より効果的に頭部と耳を高熱から守ってくれます。

髪の乾燥を防止する

高熱にさらし続けるのは、頭だけでなく髪にもよくありません。
髪の成分のほとんどは、熱によって硬くなる性質をもったタンパク質です。
通常の乾いた状態であれば、だいたい180℃ぐらいまでの熱には耐えるといわれていますが、ぬれた髪はその限りではなく、よりダメージを受けやすい状態となってしまいます。

100℃以上の高温にさらされ続けると、場合によってタンパク質が溶けだして、髪の中に空洞ができてしまうため、パサつきの原因となってしまうのです。
サウナに入る時は髪がぬれた状態のときがほとんどでしょうから、髪のダメージを防ぐためにもサウナハットはサウナーにとっては必須のアイテムといえるでしょう。

サウナハットの使い方・選び方

それでは、実際にサウナハットをどのように使えばいいのか。そして、なにを基準に選べばよいのかをご紹介します。

サウナハットの使い方

サウナハットの使い方は、ズバリかぶるだけでOKです。
そこに、むずかしい使用法などはありません。

ただし、たっぷりと汗をかいた頭にかぶっていたサウナハットも存分に汗を吸収していますので、かぶったまま水風呂に入るのなどはマナー違反です。
水風呂や湯船には、必ず脱いでから入るようにしましょう。

なお、サウナ施設によっては、サウナハットの使用そのものを禁止している施設もありますので、利用時には念のため確認するようにしてください。

サウナハットの選び方

サウナハットを選ぶ際の基準は、主に次のとおりです。

素材

サウナハットの素材は、大きく分けて「ウール」「綿」「化繊」です。
それぞれの特徴は次の通りとなっています。

  • ウール(ウールフェルト):天然素材のウールフェルトは、耐熱性があり機能性も高いサウナハットの代表的な素材。撥水性が高く汚れにくいが、洗濯機の使用ができず手洗いのみとなります。
  • 綿(コットン):吸水性にすぐれ、たっぷりかいた汗も吸収してくれるタオル地の素材です。肌触りもよく手入れもかんたんですが、断熱性はウールに一歩劣ります。
  • 化繊:気楽に洗濯機が使用でき、型くずれもしにくい化学繊維素材のサウナハットは、価格も比較的リーズナブルですが、性能面では他の2つにはかないません。

サウナハットの代表的素材はこの3つですが、はじめてサウナハットを買う人は、多少高価でお手入れの手間がかかるものの、もっとも効果的に頭部を守ってくれるウールフェルトの製品をおすすめします。

価格

サウナハットの平均的な価格は、だいたい1,000円~5,000円ぐらいです。
おすすめのウールフェルト製のモノであれば、5,000円前後ぐらいが相場となります。

デザイン

デザインはお好み次第です。
かぶったときに、耳まですっぽりと隠れるサイズのモノを選べば問題ありません。

製品によっては口や鼻までおおえるようなタイプや、肩掛けタオルが一緒になったようなタイプもありますが、好みに合わせて選べばよいでしょう。

色も、特にこの色が性能がいいということもありませんので、好みで問題ありません。
キャンプ場のテントサウナで利用する場合などは、そのままキャンプ中にかぶっていられるような、おしゃれなデザインのモノを選ぶのもよいですね。

サウナハットはどこで買える?

サウナハットは、全国のサウナ施設で販売されていることがほとんどです。
そうした施設では、オリジナルサウナハットなどを販売しているところもありますので、有名サウナをめぐって、サウナハットをおみやげにするのもよいですね。

それ以外には、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトや、最近のブームのおかげでサウナ用品専門のオンラインショップなどもありますので、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょう。

おすすめサウナハット5選

それでは、筆者おすすめのサウナハット5選をご紹介します。
どれもおしゃれで、使い勝手のよいサウナハットとなっていますので、ぜひお試しください。

今治サウナ/今治タオルブランド公認サウナハット

出典:Amazon

高級タオルメーカーとして有名な「今治タオル」のブランド認定サウナハットです。
素材は当然、綿100%の今治タオルを使用しており、洗濯機の利用も可能(洗濯ネットの使用を推奨)な手軽に使えるサウナハットとなっています。
素材:綿100%
カラー:ホワイト×グレー、ピンク、ネイビー

東京サウナ/サウナハット

出典:Amazon

アウトドアブランド「Tokyo Camp」が手がけた、ウール100%の本格的サウナハットです。
シンプルなロゴとイラストがアクセントになったスタイリッシュなデザイン(ロゴのみのシンプルタイプもあり)は、インドアでもアウトドアでも、ひときわ目を引くこと間違いなしです。
一般的サウナハットよりも厚みのある、上質な羊毛100%でありながら、ネットに入れれば洗濯機で丸洗いもOKというのは嬉しいポイント。

素材:ウール100%(ひもは化学繊維)
カラー:ネイビー、ホワイト(イラスト入り、ロゴのみ共に)

ナコタ/アウトドアサウナハット

出典:Amazon

アウトドア小物の数多く手がけるファッションブランド「nakota」がはじめて手がけたサウナハットは、その名もズバリ「アウトドアサウナハット」。
テントサウナなどアウトドアで使用することを前提に開発された本製品は、サウナ以外の場所でかぶっていてもなんの違和感がないぐらい、ネイチャーセンスにあふれたデザインとなっています。
洗濯機洗いがOKで、型くずれしないつくりのため、コンパクトに折りたたんで持ち運べるのは、バックパックキャンパーなどにもうれしいポイントです。

素材:綿×ナイロン
カラー:カーキ

アディダス/BOS SAUNA HAT

出典:Amazon

スポーツ用品ブランドとして有名な「アディダス」が手がけるサウナハット。
表地は速乾性の高い撥水性ポリエステル素材、内側は抗菌防臭性のあるポリエステルメッシュ素材を使用し、その間に断熱性の強いポリエステル中綿をサンドするという、念のいったつくりをしています。
高機能でありながら、使用後はサッと洗って軽く絞ればすぐに乾くなど、気軽に使用できるのがうれしいポイントです。

素材:ポリエステル100%
カラー:ブラック

レント/フィンランド製サウナハット

出典:Amazon

サウナの本場フィンランドのヘルシンキ市街の高級デパートでも見かける、サウナブランド「rento」のサウナハットです。
天然素材の100%リネン(麻ので作られた本製品は、デザイン、カラーともに落ち着いた風合いが特徴的で、少し小さめのサイズがおしゃれな雰囲気をかもし出しています。
ウールや綿と違って、丸洗いができて衛生的なのも魅力です。

素材:リネンテリークロス100%
カラー:グレー

まとめ

サウナで使用するサウナハットの効果について解説いたしました。
合わせて、サウナハットの使い方や選び方。そして、おすすめのサウナハット5選をご紹介しましたが、お気に入りのサウナハットはありましたでしょうか。

サウナは、日頃の身体の疲れを癒やしてくれる魅力的なリラクゼーションで、最近ではテントサウナなどを使ってアウトドアでサウナを楽しむ人も増えてきたほどで、すでにブームというよりも日常生活に溶け込んだ印象です。

高温の熱波の中に長時間いなければならないサウナでは、頭部を熱から守ることが重要で、そのためにもサウナハットは欠かせません。
ぜひともお気に入りのサウナハットをたずさえて、大自然の中に癒やされに行ってみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

多数のジャンル案件を手掛けるWebライター。

趣味のソロキャンプを活かしたアウトドア案件は特に得意とし、取材を兼ねた愛車のジムニーJA-11改でキャンプ場ワーケーションに出かけることも多い。

元飲食店主の経歴もあるためキャンプ飯にはこだわりたいタイプ。

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