今回は、100円均一ショップで知られるDAISO(ダイソー)で話題の商品「メスティン」を購入したので、その機能性をレビューいたします。
通常のメスティンであれば1500円以上の価格の物がほとんどですが、このメスティンは500円という格安で購入することが出来ます。
「安物だから使えないんじゃないの?」
そんな風にお考えの方は是非今回の記事を参考にしてください!
メスティンとは?人気の理由は?
まずはじめにメスティンとは何かを解説いたします。
メスティンとはウィキペディアによると…
英語ではMesstin(メスティン、食事+缶の意味)。本来は兵士が野戦等の際に食料を入れて携行したり、食事の配給を受け取るのに用いる食器というのが主な用途であり、非常時には調理器具やバケツなどとしても用いられた。
wikipedia
日本でいう飯盒(ハンゴウ)の英語呼びなわけで、その総称をメスティンと呼びます。
なぜメスティンはこんなにも人気なのでしょうか?
その理由は燒く、煮る、炊く、燻すなど幅広い調理方法が可能なだけでなく、しっかりと美味しい料理を作ることができるからです。
さらにメスティンは取手を折りたたんでコンパクトにすることができ、中に調理器具などを収納できるという収納性の観点からも人気となっています。
メスティンは鉄と比較して、熱伝導率が3倍優れているアルミで作られており、火にかけている部分だけでなく、全体から熱を加えることができます。
また、蓋が深いため気密性が高いという特徴もあり、美味しい料理ができると言われています。
携帯性良し、収納性良し、使い勝手よしと人気になるのもうなずける性能を持った万能のクッカーなのです。
ダイソーのメスティンは使えるのか?購入レビュー!
それでは、DAISO(ダイソー)の500円メスティンを詳しくレビューいたします。
真上からみた外観がこちらで、Trangiaのメスティンと比較すると、丸みが強い印象を受けます。
真横から見るとこのような形状をしています。
ピカピカの光沢のあるアルミではなく、艶のないマットな質感に仕上がっています。
細かな傷なども無く、しっかりとした品質で作られています。
Tranigaのメスティンとの大きさの違いは?
実際に大きさを測定したところ、上記の画像の通りとなりました。
Trangiaのメスティンと比較した様子が下記の画像の通りです。
画像から、DAISO(ダイソー)のメスティンはTrangiaよりも一回り小さいことがわかります。
高さに関してもDAISOメスティンが1.0cm程度低いことがわかりました。
重量は123gと非常に軽量で、ほとんど重さを感じないほど携帯性能に優れています。
水を満杯に入れて計測した容量は500ml前後でした。
こちらのメスティンはご飯1合用となっており、それより多い量のお米を炊くことは出来ません。
一人ようにはぴったりのサイズです。
ハンドルの安定性
本体に取手を固定する台は3点のリベットによって固定されており、力をかけても、ぐらつき等は全くありませんでした。
また、矢印のように横向きに力を加えても、ハンドルはしっかり固定されており、動くことはありません。
取手のゴムのグリップ力も問題ありませんでした。
バリ取りは必要?
今回この商品を購入して驚いたのが、「バリ取りの必要がない」という点です。
画像をみてわかるように、非常に綺麗に研磨されており、指でなぞってもざらつき等はありませんでした。
この点に関してはTrangiaやMillicampのメスティンよりも優れています。
購入してすぐに安心して使い出すことが出来ます。
シーズニングは必要?シーズニングの方法も解説!
使用前のシーズニングは行うことをおすすめします。
メスティンのシーズニングはアルミ臭や焦げ付きを防ぐために行います。
アルミ臭は特に気にならなかったのですが、無垢のアルミは焦げが付きやすいです。
シーズニングを行わないで燻製や料理に使用すると上記の画像のように焦げてしまうことがあります。
長く、綺麗に使っていきたいという方は、使用前にシーズニングをしっかりとしておくことをおすすめいたします。
メスティンのシーズニングは大きく3つのステップで、30分もかからず簡単にできるので、ぜひ皆さんも実践してみて下さい。
①米のとぎ汁を用意する
まずは、お米のとぎ汁を用意しましょう。
メスティンでの炊飯に挑戦する際に、お米のとぎ汁を捨てずにシーズニングに利用することをおすすめします。
量としては、鍋に入れた際にメスティン全体が浸かる程度を目安にしてください。
②メスティンを10〜15分煮る
お米のとぎ汁を鍋に入れて、メスティンを浸したら、弱火で火にかけます。
とぎ汁が沸騰し始めたら、そこから10〜15分程度そのまま煮込みます。
煮込み終わった後のメスティンがこちら。
お米のデンプン質がうっすらとメスティン表面を覆っています。
③スポンジを使ってヌメリをとる
柔らかいスポンジを使って、メスティン表面のヌメリを優しく落としていきます。
せっかく作った皮膜を壊す恐れがあるため、洗剤は使用しないでください。
また、金たわし等を使用すると、メスティンの表面に細かな傷が付き、焦げ付きの原因となるため柔らかいスポンジを使用してください。
以上で、メスティンのシーズニングは終了です!
シーズニングは米のとぎ汁で30分ほど煮るだけでできるので、是非挑戦してみてください!
シーズニングやバリ取りのやり方について詳しく解説した記事は下記をご覧ください↓↓↓
密封性は?
メスティンの下から覗くと、蓋と本体の間にわずかに隙間があることがわかります。
他のメーカーのメスティンと比べると、やや蓋が緩い印象を受けました。
実際に炊飯を行って見ると、蓋が持ち上がって、若干の吹きこぼれがありました。
容量が小さいため、吹きこぼれは仕方ないのかもしれませんが、気密性という点に関しては、他のメスティンと比較すると低いと言えます。
ダイソーのメスティンで自動炊飯をしてみた!家庭のコンロでも使用できるの?
それでは次に、DAISO(ダイソー)のメスティンでご飯を炊いてみました。
今回は、固形燃料を使用した自動炊飯を行いました。
自動炊飯のやり方としては、お米一合と水200mlをメスティンに入れます。
30〜60分程放置して、お米に水を吸わせます。
後は固形燃料をセットして火を付けて放置するだけです。
約20分程で火が消えるので、その後メスティンをひっくり返し、タオルに包んで15分間蒸します。
15分蒸して蓋を開けたら完成!!
焦げることもなく、ほかほかのご飯がたけました!
炊き上がりは1合で満杯になるので、それ以上の量は炊くことが出来ません。
食べた感想は、芯が残っていることもなく、とても美味しくご飯が炊けました!
また、ご家庭のコンロでも使用できるの?と疑問に思う方もいると思います。
ダイソーメスティンはご家庭のコンロでも使用可能です!
キャンプでの使用はもちろんのこと、ご家庭でもメスティン料理に挑戦してみてください!
メスティンの自動炊飯について詳しく紹介した記事は下記をご覧ください↓↓↓
ダイソーのメスティンはTraigaメスティンにすっぽり収納可能!
DAISO(ダイソーメスティン)を使用することの大きなメリットが「通常サイズのメスティンにすっぽりと収まる」ということです。
これによって、メスティン2個をかさばることなく、1つにまとめて持ち運ぶことができるのです。
中に入れたまま、蓋をしっかりと閉めることも出来ます。
メスティンを2個持つと、キャンプで作れる料理の幅が広がります。
ダイソーメスティンをご飯用にしてしまえば、もう一つのメスティンでおかずやスープを作ることができるのです。
メスティンを2つ購入しようと考えていた方は、同じサイズの物を2つ買うよりも、このダイソーメスティンの方が収納性が高く、携帯しやすいので非常におすすめです。
500円と格安なので、とても気軽に買えるのも嬉しいポイントです。
焦げ付かない!シーズニング不要!ダイソーメスティンと同形状のスリップメスティン スモールサイズ販売中!
メスティンにスリップ加工を施すことで、圧倒的な焦げ付きにくさを実現したスリップメスティンが絶賛販売中です。
ダイソーメスティンとほぼ同形状のスモールサイズのスリップメスティンも新たにラインナップに加わりました!
ダイソーメスティンのように、通常サイズのメスティンにスタッキング可能で、持ち運びしやすさも抜群。
もちろんスリップメスティンの圧倒的な焦げ付きにくさは健在です。
焦げ付きにくいから、料理がしやすい!シーズニングも不要で初心者におすすめのメスティンとなっています。
ダイソーメスティンの購入を検討している方は、スリップメスティンも要チェックです↓↓↓
【まとめ】ダイソーメスティンは500円で最高に使い勝手が良い!
以上、今回はDAISO(ダイソー)の500円メスティンを実際に購入し、その使用した感想を紹介しました。
DAISO(ダイソー)メスティンの評価としては「500円でも非常に品質が高く、サイズが一回り小さいことによって、使い勝手が最高に良い」となりました。
通常サイズのメスティンと合わせて使用すると、とても使い勝手が良く、キャンプ料理の幅も広がります。
メスティンを初めて買う人も、既に1個持っている人も、買って損は無いアイテムですので購入をおすすめします。
人気で売り切れの可能性が高いため、在庫を発見した場合は悩まずにすぐ購入しましょう!
DAISO(ダイソー)メスティンの購入を考えている人は、今回の記事を参考に是非購入を検討してみてください!