この記事ではオイルランタンという広いくくりの中のハリケーンランタンについて説明しています。単語が入り混じりますがご容赦ください。
かれこれハリケーンランタンを20年くらい愛用してきた私は、これまでいろんな収納方法を試みてきました。もちろん何度か失敗もしました。
そうして得られた教訓を元に、専用ケースを使う方法、コンテナBOXに入れる方法などのメリット・デメリットを5段階で採点してみました。
最後は実際に私がフュアーハンドベイビースペシャル276とデイツ78を収納している様子と、その製品をご紹介しています。
また、デザインもおしゃれでインスタ映えも確実な、おすすめ木製ランタンケースも合わせてご紹介しています。
ハリケーンランタン好きの方は参考にしてみてください。
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また、おすすめのランタンケース10選もまとめてみました!
こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
オイルランタンを収納する上での2大重要ポイント
キャンプの面白みでもあり同時に悩ましさでもある”収納”というテーマですが、中でもオイルランタンは扱いにけっこう気を使うギアですよね。
分かり切った事柄かもしれませんが、実際にケースを選ぶ前に注意ポイントを今一度改めて整理してみましょう。
1.天地無用
まずこれですよね。バッテリー式のランタンや、ほとんどのキャンプ用品は倒したり逆さまにしても問題ありませんが、オイルランタンだけは絶対倒しちゃダメ。
灯油やパラフィンオイルが漏れ出して悲惨なことになります。仮に燃料を抜いたつもりでも微量に燃料が残っている可能性があるので、必ず天地無用を守りたいです。
2.ワレモノ注意
オイルランタンのホヤはガラス製ですから、鉄製のペグ・ハンマー・火バサミなど硬いアイテムがぶつかると割れるリスクがあります。
なので専用のケースを用意するか、もともと付いていた箱に入れて運ぶなどの耐衝撃対策が必要です。
アイテム種類別のランタン収納力スコア
ではつぎに、実際にランタンを収納するための具体的な方法を紹介します。
収納アイテムの種類別に、私の独断で5段階評価しました。デメリットについても解消法を記しています。
1.ポリプロピレン製コンテナBOX
耐衝撃性 | ★★★★★ |
自立安定性 | ★★★★★ |
ランタンの固定力 | ★ |
ランタンの取り出しやすさ | ★★ |
見た目の格好良さ | ★★★★ |
汎用性とコスパ | ★★★★★ |
防水性 | ★★★★★ |
合計 | 27点 |
キャンプ用品の収納で一番目にするスタイルがコンテナではないでしょうか。丈夫で軽量ですし。キャンプ用品をまとめて詰め込めるのでコスパも大変優れていますね。
しかし中のスペースが広い分中でランタンが遊ぶリスクが。倒れたり他のアイテムとぶつかって壊れる危険性がある点がマイナスです。
別途専用ケースを用意したり、紙箱を入れる必要がありますが、そうすると余計にコストがかかったり、取り出しやすさが悪くなります。
2.専用ランタンケース
耐衝撃性 | ★★★ |
自立安定性 | ★ |
ランタンの固定力 | ★★★★★ |
ランタンの取り出しやすさ | ★★★ |
見た目の格好良さ | ★★★★★ |
汎用性とコスパ | ★★ |
防水性 | ★★ |
合計 | 21点 |
ハリケーンランタンが入る専用ケースが市販されています。アイテムによりますが、大概はケースの壁にクッションが入っているソフトケースタイプです。外からの衝撃を軽減してくれます。
サイズ感はもちろんパーフェクトなので、ランタンのホールド力はダントツです。普通に考えれば一番の選択肢に思えます。
しかし意外な落とし穴が・・・
ランタンジャストサイズに加え、床面もクッションでソフトなので安定感が悪く、何かで固定しないと車の移動中に簡単に倒れて、燃料が漏れるという恐ろしい自体が発生してしまいます。これは非常に注意が必要ですね。
3.購入時に入っていた紙箱
耐衝撃性 | ★★★ |
自立安定性 | ★★ |
ランタンの固定力 | ★★★★★ |
ランタンの取り出しやすさ | ★★ |
見た目の格好良さ | ★ |
汎用性とコスパ | ★★★★★ |
防水性 | ★ |
合計 | 19点 |
意外と使えるのがコレ。なんてったってサイズがぴったり!そして安い!というかタダ!
そして肝心の耐衝撃性についてもそれなりにあります。だって商品を守るための箱ですらね。対圧力ではソフトケースより優れているかもしれません。
ただこれも専用ケースと同じで安定性が悪く簡単に転倒してしまうので、別途コンテナBOXに入れるなどの対策が必要です。
耐水性はゼロなのと、見た目に関しては言うまでもありません。
4.木箱
耐衝撃性 | ★★★ |
自立安定性 | ★★★★★ |
ランタンの固定力 | ★★ |
ランタンの取り出しやすさ | ★★★★★ |
見た目の格好良さ | ★★★★★ |
汎用性とコスパ | ★★★ |
防水性 | ★★★ |
合計 | 26点 |
お洒落にいきたい人にはこういう選択肢もあるのではないでしょうか。蓋もないし重いけどそれなりにメリットもあります。
まず安定感があるのはコンテナBOXと同じですが、固定力に関してはプラスチックよりも摩擦が効くので箱の中で滑りにくい印象があります。
それから蓋がないおかげで、取り出しやすいという大きなメリットが生まれます。
でもやはり何より格好良さが最大のメリットです。
フュアーハンド276とデイツ78を実際にケースに収納している様子。
ここからは私が実際にランタンを収納しているアイテムとその様子をご紹介します。
TRUSCOトランクカーゴ ODC-50
定番のやつですね。確かに頼れるやつではあります。いろいろアイテムがまとめていられるのは助かります。
しかし、すでに何度も書きましたが、オイルランタンというのは”取り扱い注意”な代物でございまして、倒れないか、燃料が漏れないか、ホヤガラスが割れないかなど色々と気を使い、キャンプに行く前から疲れるのであります。
トランクの中で物が暴れないように出来るだけ角に置いて、柔らかいグローブで保護をしたり、万が一灯油がこぼれても被害が出ないように、食器類は少し離したりと・・・はあ・・・疲れますね。
そんな感じで積み込みに神経は使いますが、防水性が満点なので車に積む際は安心できますね。
TRUSCO 薄型折りたたみコンテナ 20L
同じくトラスコのコンテナですが、こちらは折りたたみコンテナです。じつは私はこっちの方が気に入ってます。
理由は4つ
1つ目は、サイズがコンパクトでハリケーンランタンにちょうどいい。ハリケーンランタン2個、LEDランタン、チャッカマンとか火器小物類、燃料ボトル入れるとわりと丁度いい感じで収まります。
特に高さはフュアハンドベイビースペシャル276にピッタリで蓋が閉まります。
2つ目は、側面がトランクカーゴのような下すぼみの形状ではなく、垂直に立っているところ。スペースの無駄がありませんし、壁にランタンが触れているので転倒のリスクが若干軽減されます。
3つ目は、天井と床面がトランクカーゴより水平で置いた時の安定感があります。ランタンを置く台としても安心して使えます。
4つ目は、トランクカーゴよりずっとしっかりスタッキングできるところ。食器類と荷物を分けても重ねて置いて積み込みできるので便利です。さらに蓋が可動式なので蓋を開いたまま使うこともできるので、デイツ80のような背の高いランタンを入れるのにも使えます。私は一緒に”火ばさみ”などの長ものをまとめて入れてます。
ちなみに一番のウリである折りたたみ機能は私はほとんど使いません。
VISIONPEAKS ランタンキャリーケース
高品質な製品をリーズナブルに供給してくれる、ヒマラヤのオリジナルブランド「ビジョンピークス」のランタンケースです。フュアーハンド276やデイツ78にぴったりのサイズです。
見た目も飾りっ気はないですが、シンプルでダサくはないし、とにかく安いので気に入りました。
性能ですが全方位にクッションが入っていて大事に守ってくれてる感があります。
気に入らない点としてはやはり設置時の不安定さです。これを単体で車に積む勇気はありません。
クーラーボックスとかコンテナボックス横にくっつけて置くこともできますが、あくまでソフトケースなので強い力で圧迫されると中のランタンが壊れるリスクがあります。
結局これごとコンテナボックスに入れる感じになり、ソフトケースの存在意義のなさを感じる今日この頃です。
Bisco マルチユースボックス M
アンティーク家具の”ビスコ”のマンゴー無垢材で作られた木箱です。キャンプ場に直置きしても平気な頑丈さと、ビンテージな風合いがとても気に入ってます。
トランクカーゴと比較すると、やはり床面と壁がしっかり水平・垂直が出ているのでランタンを入れて時の安定感があります。
蓋がないのでスタッキングできませんが、取り出ししやすくラフに使えるのがいいです。
なによりワイルド感が出るしお洒落なのがいい!
欠点としてはトランクカーゴ同様に、荷物をしっかり考えて詰めないと箱の中で遊んでしまう点ですね。
インスタ映え確実!おしゃれなデザインの木製ランタンケース
ランタンケースを選ぶ時、もちろん収納のしやすさや、運びやすさ、取り出しやすさなどケースを選ぶポイントは色々とありますが、収納もしやすく持ち運びも便利でインスタ映えも確実!おしゃれにアウトドアを楽しめるランタンケースも合わせてご紹介いたしますね。
それがこちら、北海道のアウトドアブランド「8A GARAGE(ヤエイガレージ)」より販売されている木製のランタンケースです。
外観からすでにおしゃれ感が半端ないこのランタンケース。
無垢の木材で作られており、上部に持ち運びができるように取手もついています。
実際にランタンを収納した様子がこちら。
箱の中には高さを調節できる中板がついていて、3段階の高さに調節可能。
フュアーハンドはもちろん、さまざまなサイズのランタンにジャストフィットするように設計されています。
無垢の素材が、シンプルな外観の中におしゃれ感を引き立たせてくれ、あえて木の素材を生かすことで、どんなカラーのランタンでも合わせやすく、おしゃれなキャンプを見た目でも楽しむことができちゃいます。
コンテナBOXや木箱に収納ももちろん使い勝手はよく使用することができますが、ランタンにジャストフィットする木製のランタンケースは他にあまり見かけることがありません。
また、外で使用しない時にはインテリアとして楽しむのも一つの使い方ですね。
このランタンケースが室内にあるだけで、おしゃれな空間を演出してくれます。
まとめ
ここまで収納方法を紹介してきました。
コンテナBOXや専用のケース、折りたたみコンテナなどランタンを収納することのできるアイテムはたくさんあります。
その中でも、おしゃれでランタンにジャストフィットする8A GARAGEのランタンケースは一つ持っていてもよいアイテムだと実感しております。
大切なランタンを収納するランタンケースをどれにしようか迷われている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。